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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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湯治場の情事。其の一

02yokomuki06.jpg
私は一年程前から変形性膝関節痛で電気治療などを受けて居りました。
家の中で立ち上がる時や階段の上り下りに痛みがあり、専門医への通院を始め
マッサージや近くの健康ランドでの入浴など、色々と試みましたが、
どれも捗々しく有りません。年に何回かニ、三泊の温泉旅行等にも行って見るのですが、
その当座は少しは楽に成りますが、一週間もすると又元の痛みに戻るのでした。

ある時、テレビで群馬県の湯治場が関節痛や神経痛に良く効き、一週間も
滞在すると嘘の様に痛みが取れると言う放送を見たのです。その温泉場は夫の実家の
近くで料金も湯治場らしく長く滞在する程安くなり、食事込みで一日五千円ぐらい、
と有りました。

夫に相談すると、
「その湯治場の名前、俺も聞いた事有るよ、効果有るらしいから少し長く湯治したら
良くなるかも知れないね、ただ二人でそんなに家を空ける訳には行かないから、
行く時は二人で行って俺も一晩泊まり、帰りに墓参りでもしてこよう。
一週間したら又迎えに行って、俺も二三日泊って帰るよ、
一度体験して効果が有るようだったら又行けば良い」と言って呉れたのです。

最初の一泊目は二人、最後の二泊も二人、その間一週間は一人、
九泊十日の予約を申し込み初秋の頃、夫のクルマで送ってもらいました。

目的の宿に着いたのは午後三時ごろでした。
湯治客専門の部屋は、本館から少し離れた棟にあり、片側五部屋位並んでいて、
私達の部屋は真ん中の三号室でした。
「安い割には小奇麗な部屋だね、和室のビジネスホテルという感じかな。
湯治場と言うからも少しうらびれた温泉かと思ってたよ、結構な部屋じゃないか」

お風呂は何種類もあり、関節痛、筋肉痛、胃腸病など夫々に効く効能が
書かれており、それぞれの効能別に成っているようです。
私達は早速関節痛神経痛に良いと書かれているお風呂に入りました。

もう湯治の人達は午後の入浴も済んで部屋で休んで居る様で、
その時間帯には誰も居ません。隣り合わせた男女別の湯船には私一人、
隣の男湯も静かです。
「お父さん、一人なの」
「一人だよ、まるで貸切風呂だね、良いお湯だ。こんなお湯に一日ニ、三回も
 入っていたら、膝の痛みなんか直ぐ取れるよ」
私達は出たり入ったりで一時間近くもお風呂でゆっくりしていました。
窓からは硫黄が噴出している土色の山々が見えます。

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湯治場の情事。其のニ

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「お話に夢中に成ってまだ名前も言って居りませんでしたね、
 私は小森と言います、是からも宜しくね」
「あら、私は佐山と言います、主人は六十歳、私は五十八歳」ですと教えて呉れました。

奥さんの話しによれば、私の隣の部屋の男性一人客は山口さんと言う方だそうです。
数年前に奥様を亡くされ、一人暮らし、会社の仕事中に足を怪我され、
此処の温泉には年に何回か来ては長逗留しているとの事で歳は五十六歳。
佐山さんのご主人とは仲良しで、一緒にお酒を飲んだり、
一日中将棋を指して居るとの事でした。

佐山さんのご主人は背の高いがっしりした方で、優しそうな目をしています。
山口さんは、お父さんと同じぐらいの背丈で、だいぶお腹が出ています。

お風呂から出る時に
「小森さん、私達何時も夕食前に近くを散策して居るの、
 山口さんにも声えかけますから、膝が大丈夫なら四人で歩いて見ませんか」
と誘ってくれました。
「有り難う御座います、私も退屈していた所なので、是非ご一緒させて下さい」
と応えて夫々の部屋に戻りました。

三時ごろ佐山さんの奥さんが迎えに来てくれました。
「今日からご一緒させていただきます」
と挨拶すると、佐山さんのご主人、山口さんが揃って、
「こちらこそよろしく」と挨拶され、四人でブラブラと小一時間位散歩したのですが
心配していた足も痛まず楽しい時間を過ごしました。

散歩から帰って来てから夕飯前に一風呂浴び、食事を済ませ、テレビを見、
九時頃佐山さんの奥さんと又お風呂に行った後、床に付きました。

初めて散歩に加わって歩いた為か少し疲れました。今日は静かに眠れそうです。
そんな事を考えながら眠りに着こうとしていると、また、
「アーッ、アッ、ァツ」と喘ぎ声が聞こえて来ました。
エッ、又ぁ、佐山さん昨夜も奥さんとしていた様なのに、今晩も・・・
私達夫婦の事を考えると信じられません。
耳を澄ませると佐山さんの部屋は静かなようです。
喘ぎ声は山口さんの部屋からだったのです。
山口さん、きっと仲良くなった女性を連れ込んでして居るらしいのです。
又私の身体が昨夜の様に成ってきました。
ダメダメ、耳を塞ぎ布団を頭からかぶって寝ました。

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湯治場の情事。其の三

画像 304
アッ浴衣が捲れてる。無意識に両足を閉じて開いた浴衣の前を
合わせようと手を前にやりました。
佐山さんは、その侭私の脇に横になり、左手を私の首の下に入れ、
右手は私の腰を抱くようにします。佐山さん、私を抱く積りなのかしら。

「アッ、ダメ、ダメ、奥さんがっ・・」
私は両手で突き放そうとしましたが、なんだか力が入りません。
「大丈夫ですよ、家の奴は山口さんと一緒だから・・・
 だから静かにして・・・安心して私に任せて下さい」
なんの事か判りませんでした。
「家内、今晩も山口さんに抱かれて居るんですよ・・・
 私は奥さんが好きです、奥さんを抱きたい」

そうだったのか、佐山さんの奥さん、山口さんとデキテ居るんだ・・・
そう思えば今朝の、お風呂での佐山さんの奥さんの態度が理解出来ました。

全身から力が抜けていきました。佐山さんは身体全体で私に圧し掛かる様にして
浴衣の紐を解いて前を押し広げると、シミーズを乳房の上までたくし上げ、
乳房に口を付け、両足を代わる代わる舐めたり吸ったりし始めました。
私はオッパイ舐められるの、とても弱いんです。
気持ちよさに全身が熱く成り出し、下腹部がじーんと痺れるように成って来ました。

乳房や腋の下を舐めていた佐山さんの舌は
段々脇腹やお臍の辺りまで下がって来ました。

私は主人の時もそうなのですが、身体を舐められるとくすぐったくて、
我慢出来なくなるのです。
「アッ、フッフフフ・・・・」と身体を捩って笑い出すと、佐山さんはビックリして、
顔を上げました。でも私が感じて居るとでも思ったのでしょう、また夢中で、
舐め始めました。そして手を下にやるとパンティをお尻からくるっと脱がせて、
足首から抜き取ってしまいました。そして閉じようとする私の足を自分の足で
こじ開けるように開かせると、右手でピタッと私のオマンコ抑えています。

あぁーダメ、お父さんごめんなさいね。佐山さんオマンコを優しく擦りながら、
身体を下の方へ下げて来ました。そして両手で私の両足を持って、
大きく左右に広げ身体を入れてきました。

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湯治場の情事。其の四

 人妻の不倫17
「アーッ、アーッ」
私は堪らなくなり、身体が震え、涙が出て来ました。
「ダメッ、ダメッ、もう駄目・・・」
私はもう夢中で、佐山さんのお腹に擦り付けました。
佐山さんの固いものが奥まで突き刺さります。

「オーッ、奥さぁーん、イクよ、イクよ・・・」
佐山さんの押し殺した荒々しい息遣いが聞こえます。
あーっ、悲鳴を上げ、私は枕を噛んでイッてしまいました。両脇腹を掴んでいた
佐山さんの手に物凄い力が入り、お腹をお尻にぶつける様にして放出したようです。

二人ともドタリと前に倒れ、声も出ませんでした。どの位の時間が立ったでしょうか。
やっと佐山さんは私の背中の上から降りました。
昨夜の様に綺麗に後始末をして呉れました。
でも下に敷いていた湯上りタオルは、もうビチャビチャです。
早く洗って置かなければと、私はとっさに現実的な事を考えていました。

「あーよかった、奥さんにお尻打ち付けられた時には死ぬかと思ったよ」
『フフフ・・、バカみたい。でも私も死ぬんじゃないかと思ったわ』
「良かった。奥さんに嫌われたらどうしょうかと思っていたんだけど、安心したよ」
『フフフ、バカね』
暫く二人ともぐったりしていましたが、其のうち佐山さんは、
「じゃ、僕風呂に入ってから部屋に帰ります、また後でね」
佐山さんが出て行ってから、私は未だ燃えている身体を、
布団に押し付けるようにして眠りました。
画像 1880
どの位の時間が経ったのでしょう。
誰かが私の部屋へ入って来て寝ている私に抱きついて来ました。
目を覚まして横を見ると、抱きついてきたのは佐山さんの奥さんでした。

奥さんは黙って、私の胸に腕を入れて乳房に掌をあてがいました。
『御免ね、御免ね、奥さん御免ね、家の人、奥さんが此処に来た時から、
 素敵な人だと言って居たんだけど、夕べ奥さんを送って来て、
 寝かせようとし時、浴衣が肌蹴て、奥さんの裸を見てしまい、
 どうにも我慢が出来なくて抱いてしまったと言ってるの、許して、
 ねっ許して、ねっ、是まで通り仲良くしてね』
**
私はお返しの積りで佐山さんの奥さんの浴衣の裾を開いて、
パンティ越しにアソコの割れ目を指先でなぞる様に擦りました。
「奥さん、気にしないで、こんな御婆ちゃんを、其れ程ご主人が
 思って下さるのなら、嬉しいわ。奥さんには申し訳なく思います。
 此方こそ今まで通りにお願いね」

『あぁ良かった、奥さんが怒っていたら如何しようと思ってたの、
 その代わり、帰られる前に、ご主人お迎えに来られるのでしょう?
 その時、私、精一杯サービスするから許してね』

「私が怒って居るそぶりなんか見せたかしら、
 私も満足させてもらったのだから、感謝しなければね、
 所で私の名前は治代と言うのよ、これからは“ハルちゃん”
 とでも呼んでね因みに歳は貴女よりお姉さんの62歳よ」

『えぇ、嘘でしょう、私より四つもお姉さんなの、信じられないわ、
 主人は治代さんの事、私と同じ歳くらいか、少し若いんじゃないか、
 て、言ってましたよ、お汁の出方も多いし、締まり具合も、
 私より良く締まるオマンコだって言ってましたよ
 あっ、私は絹代と言います、“きぬちゃん”と呼んでね』

「あらまぁ、“本質淫乱”の私の事見抜かれた見たいね」

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湯治場の情事。其の五

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昨夜から色々な事が有りすぎて、身体も気持ちも疲れ果て、
日課に成っている午後の散歩の時間に、絹代さんが起こしに来てくれるだろうから
其れまでお昼も食べずに寝ていようと思って横に成りました。

暫く寝て居たようですが、モゾモゾと私の身体を触っている感じで、目が覚めました。
エッ、佐山さん、又?、昨晩二回も出して、疲れ果てた顔をしていたのに、
またなの、信じられません。手前に有った私の手が後に引かされ、
男性のモノを握らせられました。まぁ固い事、こんなに成って・・・
とても信じられません。それでも握らせられた逸物を上下に擦って居ると、
何か少し感じが違います。佐山さんのペニスは随分長かったのですが、
今触って居るペニスは、そんなに長く有りません。でも握っている感じはとても太く、
亀頭の部分も随分大きいみたい、何だかお父さんのを握っている感じです。
ハッとして身体の向きを変え、背中にひっついている顔を見ると山口さんでした。

「奥さん、すいません。如何しても我慢出来なくて、佐山さんに頼み込んだんです。
奥さん、頼みます、一回だけ、一回だけでいいんです、お願いします」

山口さんは泣き出すような顔をして哀願するのです。
私は誰にでも身体を開く節操のない女では有りません、お父さんと結婚してからは
お父さん一筋で他の男性に抱かれたのは佐山さんが初めてです。

「山口さん、だめ、だめよ」
山口さんは私が逃げない様に、身体全体で私にしがみ付いてます。
両手を突っ張って身体を押しのけようとしましたが、男の人の力にはとても叶いません。

私は諦めて、
「山口さん、乱暴な事は嫌いよ、優しくして」と言って体の力を抜きました。

此処で余り抵抗しては佐山さんや絹代さんとの関係も
悪くなるのでは、と言う判断も働いたのです。私は小森の妻であり、
佐山さんの愛人に成った訳では有りません、山口さんも良い人です、
憎からずと思っていたので、佐山さんと公平に接するのが礼儀でしょう。
山口さんは若いです佐山さんの様な老獪さは有りませんが一途さは伝わります。

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湯治場の情事。其の六

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山口さんは下着を着けていない私の足を開くと、中に侵入してきました。
「ウーッ」太いっ。
私のアソコは押し広げられ、中で一杯に成っています。
佐山さんのペニスは長さこそお父さんや山口さんよりも勝っていますが、
太さとカリ首の段差がハッキリしている点では山口さんやお父さんの方が勝ります。

若い頃のお父さんは其の辺りが自慢げで
「俺のチンポは女泣かせのチンポ」だと言っては浮気をしてたのです。

絹代さんが山口さんを好むのも判る様な気がします。
理想を言えば佐山さんの優しさとタフネスさプラス
山口さんの太さとカリ首の素晴らしさが有ったら女は言う事有りません。

私の膣の中で山口さんの太いものが暴れて居ます。
「アーツ、アーッ」
声も自然に出て来ました。山口さんは私が感じ始めたのが判ったらしく、
喜んだように、抜き差しを早め、
「あぁ・・いい、奥さんのオマンコ最高だー
 奥さん・・・イクよ、イクよ・・・」
私も、もう駄目です。
「あぁぁぁ、いいわよ・・・キテ・・・キテ・・・」
悲鳴を上げてイキました。お若いだけ有って放出の量も随分多いみたいです。
ドクンドクンと脈打つ回数が凄く多かったです。

「奥さん、有り難う、有り難う、とても素晴らしかった、本当に有り難う」
山口さんは何回も何回も感謝の言葉を言って居ました。
そして身支度を整えるとそっと部屋を出て行きました。
山口さんも素敵な男性でした。

「治代さん、起きてる?」
『起きてるわよ』
「何だか、疲れてるみたいね」
『もう歳だからね、貴女みたいにタフじゃないわ』
「山口さん、来たのね」
私は、頷きました。
「そう、やっぱりね、治代さんが来た時から素敵な人だ、
 あんな人と一度寝てみたいな、て何度も言ってたのよ、
 家の人とどちらが先に相手して貰うか、話し合ってたんじゃない
 二人とも治代さんが好きでたまらなかったんだわ、
 男達を許してあげてね」

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湯治場の情事。其の七

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毎日毎晩「一夜夫」は申し合わせたように九時に成ると私の部屋に遣って来ました。
最初の時の様に、いきなり私を抱くような事は無く、ごく普通の夫婦の様に、
会話をし、お茶を飲んだりして、ひと時を過ごします。小一時間ほどすると、
布団をひいて、寝ましょうか、と成るのです。
そして布団に入ると先ず一回放出して、朝起きがけに一回、
と二人とも本当にタフです。
私は一晩に四、五回はイクと言う感覚を味わって居りました。

二人の男性にも夫々個性が有って、セックスの仕方も違います。
ペニスは前にも言った様に佐山さんは長さで勝り、山口さんは太さが勝負と
言った所ですが、佐山さんは外見や物腰の柔らかさで女に持てるタイプで、
山口さんは寝たら外見以上に其の良さが判るタイプです。家のお父さんに似ています。

佐山さんは行為の時、色々と体位を変えて責めてきます、精力も強く、
どちらかと言うと「好色家」で女泣かせかもしれません。
山口さんは、早くに奥さんを亡くされたせいか、身体の密着を好み、
乳房に顔を埋めるのが好きで、体位は正常位一本やりです。

私は上付きで正常位が好きな方ですから、夫にするなら山口さん、
遊びとして付き合うなら変化の多い佐山さんと言うところでしょうか。
八日目、今日は主人が迎えに来て呉れる日です。七十近い夫の一人運転は
心配だから、と長男が「長野へ仕事で行くので親父を乗せて行く、帰りは
新幹線で帰って来い」と昨日電話が有ったのです。

今回の事、どうやって夫に話をしょうかしら、絹代さんは巧く話すから、
任せておきなさい、なんて言ってたけれど、若し駄目だったらどうしょう、
暫く言わない方が良いかしら、最悪離婚だなんて事に成ったらとか、
色々考えながら、午後の散歩にも行かず夫を待っ事にしました。

すると絹代さんも、
「私も散歩お休みして、一緒に待ってるわ」
『あらっ大丈夫だから行って来て』
「うん、いいのいいの」
と絹代さんも、私の側に居てくれました。

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湯治場の情事。其の八

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食堂で佐山さんご夫妻や山口さんと挨拶した時の主人は何と無くギゴチ無く
終始無口でした。何時ものお父さんの様では有りません。
絹代さんとの事が余程ショックだったのでしょう。佐山さんや山口さんとの
関係を知らない、お父さんは、一人罪の意識に苛まれて居る様です。
何だか可哀想な気分に成って来ました。

併し女ってこう言う場面に成ると強いですね、絹代さんも私も端から見れば、
複数の男を手玉に取って官能の世界に浸りきって居るのと見れるでしょう。
私も絹代さんも、酷い悪女です。

食堂から部屋に戻ると、相変わらず元気の無いお父さんに抱き付き、
布団の上に倒れる様に横に成りました。私はお父さんの浴衣の裾を捲くり
パンツを引き抜くように脱がすと、元気なくうな垂れているペニスを握り
しごき始めました。上に下にしごいても元気に成りません。
私は柔らかいペニスを握り締め亀頭の辺りを口に含んで舌で擦ってあげました。
こんな事何年ぶりでしょうか。

夫のペニス少しだけ硬さが増して来ましたが、手を放すとグニャと倒れてしまいます。
「おとうさん、この前の晩、頑張りすぎたから、未だ元気に成らないのね」
『うん、駄目だな』
「すこし休んでお風呂にでも入って来れば大丈夫よ、
 此処のお風呂は“子宝を授ける”効能もあるんだってよ」

お父さんは絹代さんとの事を一言も喋りません。
私はお父さんの手を私のオマンコに触らせ、お互いに触りあいながら
黙って横に成っていました。八時ごろに成りました。

「お父さん、お風呂に行ってきたら、私は奥さんと一緒に入りに行くから」

主人がお風呂から帰って来ると同時に、私は絹代さんとお風呂に行きました。
念入りに身体を洗い、上がってから脱衣所の鏡の前に座り、
絹代さんと一緒にユックリ顔を直してから、私は佐山さんの部屋へ
絹代さんは、夫の居る部屋へ入って行きました。
この時有る作戦を絹代さんから授かって居りました。
私は今までに無い興奮を感じていました。

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湯治場の情事。其の九

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お風呂を出て部屋に帰ると、お父さんは鼾をかいて寝ています。
昨日は着いてから二回も精を出したんだもの、疲れてるわよね、
朝食の時間までその侭寝かせて置きました。

食堂では昨日の夕食の時よりも主人はすっかり打ち解けて、
佐山さんや山口さんと挨拶をしていました。部屋に戻ってから、
「お父さん、御免ね、こんな事に成っちゃって」
『謝らなくともいいよ、俺も少しは良い思いさせて貰ったし、
 何しろおまえが元気に成って、明るくなって成って呉れた事が
 何よりだよ、此処は本当に良い湯治場だね、
 身体も心も直して呉れるんだから』
「お父さん・・・」
私はお父さんに抱きついてキッスをしてやりました。

「お父さん、疲れたでしょう。今日は一日寝ていたほうが良いよ。
 今晩又佐山さんの奥さんが、この部屋でお父さんと、
 寝たいといってるわ」
『そうかい、まあ嬉しいような困ったような複雑な気持ちだな。
 それじゃユックリ休んでおこうかな・・・
 あっ、それと夕べ佐山さんのご主人、すぽかして、
 おまえも未だ未燃焼だったんだろう、俺が寝て居る間
 完結させてきなよ』
「いいの?そんなに理解の有る事言って、
 妻が他の男に抱かれに行くのを勧めるなんて、
 貴女も絹代さんが好きになったんでしょう、
 私が一生懸命チンポしごいて遣っても立たないのに
 絹代さんが相手なら一晩に二回も可能なんて許せない・・・
 この助平オヤジ・・・」
『ハッハッハ、おまえの気持ちは先刻お見通しだよ、
 俺には毎晩愛せる程のエネルギー等ないからな、
 俺の長生きの為にもおまえの性欲を、誰かに
 抜いて貰わないと俺は早死にするよ』

私は主人に絹代さんから貰った栄養剤を夫に渡すと、
主人は其れを飲んで横に成りました。

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湯治場の情事。其の十

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どの位経ったのでしょうか。目が覚めると彼の胸に抱かれていました。
「治代気が付いたかい、素晴らしかったよ
 最後にあんなに良いオマンコが出来て、
 本当に死んでも良いと思ったよ」
『私だって、死ぬかと思ったわ』
「明日は愈々お別れだね、
 是で永遠の別れに成るなんて嫌だな、
 是からもご主人と一緒に年に何回か
 逢いませんか」
『私もあなたとは、是っきりになんてしたくないわ
 帰ったら主人と良く話し合って、
 又来れるようにしますね』
「そうして下さい、家内の奴もご主人に、
 ぞっこんのようだから」
『何だか山口さんに悪いは、今頃、彼
 如何して居るのかしら』

私はフト山口さんが一人ぽっねんとして居る姿が想像できました。
彼とも此の侭何も無く別れてしまうのは、何だか気の毒に成って。
「ねぇ、私是からお風呂に入って来るから、
 一時間ほどしたら、此処に来るように言ってくださる
 何だか彼が可哀想に成って・・・」
『治代は優しいんだね、判った山口さんも
 治代に会いたがってたよ、と言うか遣りたがってよ』
「いや、そんな言いかた、あの人も
 お友達なんだから仲間はずれにしちゃ可哀想よ」
「わかったよ」
私は立ち上がり浴衣を掛けて、浴場へ下りていきました。

私が部屋に戻ると佐山さんは居ませんでした。
山口さんの部屋からなにやら話し声が聞こえます。
暫くして山口さんがヤヤ赤い顔をして現れました。
一人お酒を飲んでいたようです、急に山口さんが
可哀想になり、私は彼に抱き付きキッスをしてやりました。
お酒の匂いがしましたが、気は確かなようです。

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プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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