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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其のニ

◇土地の風習(夜這い)Ⅰ
指先の詩02
昭和四十年前頃まで夜這いはこの地方の風習として青年の特権であった。
夜這いとは、宵闇の中の他人の家でも歩きもならず、
這って女の許に近寄る事から生まれた言葉である。
現在の様に不法侵入だとか、婦女暴行とかで兎や角の問題は起こらない。
娘持つ親達も身に覚えのある事なので文句の付けようが無いのだ。

夜這いも隣り部落への遠征ともなるとあらかじめその部落の
青年団幹部に酒の一、二升も届けて筋を通しておかないと、
時たま青年団対抗の乱闘事件となる。
乱闘と言っても切ったの刺したの殺したのと言う殺伐なものではなく、
口角泡を飛ばしての言論戦から始まり、最悪の事態に立ち入った時でも、
タンコブの一つ二つ出来るか、目の下に黒いあざをつくる程度の
犠牲者を出して物別れになる。

十六歳の春、村の中学校を卒業すると、男子は部落の青年団に、女は処女会に入る。
部落には青年宿が有って気の合った者達がグループを作って宿泊し、
見よう見まねによる性教育が施されて、その達人達を生み出すのである。

初歩の手始めは陰毛の長さ比べに始まり。
反り具合、太さ、長さが品評され、リンリンといきり立つ男根の障子の穴ほがしに始まり。
男根の根元に紐を掛けて、火鉢をつる重量揚げに至る室内競技の練習が行われて
其の成果に依って外征時の順位が定められる。

夏、スイカのシーズンともなると青年達はスイカ畑の番小屋に移動する。
夜中、十二時頃ともなるとスイカの番人の活躍時と成る。
他部落の青年が素裸で前進攻撃して来る。
こ奴等は、細い竹の先を削いだ筆の軸の様な物を持っており、
其の先をスイカに突き立て、かき回して中の甘い汁だけを
チュウチュウと吸い取って満腹すると、
愈々夜這いの本業に取り掛かるのである。
油断した青年達を尻目に村の娘達の穴を掘りまわして
風の様に引き上げてゆく。

翌日の夜半、やられた村の青年達に依って復讐攻撃が開始されるのである。
夜中の十二時頃、六人の青年が素裸になり越中ふんどしの前を外して、
チンポを夜風に吹かせて、無言でタッタッタッと駆け出す。
ふんどしは夜目にも白くハタハタとはためき源氏の旗印宜しく風になびいて居る。

 
画像 265
農家の戸締りは割りに簡単である。
先輩の先導で家に入るのだが新人は下駄を持たされて戸外に残る。
若者達は高鳴る胸を押さえて、女の寝ている辺りにポイポイと熱心に小石を放る。
もぞもぞと女が起きて来ればしめたものである。

其の日の一番乗りだけを残して他の者は皆、戸外に出て待つのである。
前もって意志を表示した女の許に夜這いするのに暗い部屋の中を
歩けないので息を殺してガサゴソ這い回って女の傍へ行く。

静かに女の傍に滑り込んで、安らかな寝息を立てて居る女の下に
そーっと手を延ばし寝間着の裾から指先をしのばせて其の奥の
ジャリジャリの藪を探り当て、下の割れ目に軟く指を当てて
心静かに陰核を弄ぶと、ウウッー。と女は呻く。

若者の息は弾み、その興奮でチンポがリンリンと痛いようにいきり立って来る。
はやる心を抑え、ねばっこく成った唾を指先に付けて陰唇を掻き分けて
膣の中に突き入れてスコスコとくぢる。女はピクンと震える。

この時、叫び声を立てなければ九分通り成功である。
二本の指に力を込めて掻き回しながら一杯押し込むと
コリコリとした子宮口に当たる。
ここをズルリと撫でると、女は身を震わせて
「ウウッー」と熱い吐息を漏らして、
さも寝返りを打つかのように受け入れ態勢を整えて、ウーンと股をひらく。

男はにたりと唇を歪めて女の股に腰を入れヌルヌルに濡れた陰門に
はやりにはやったチンポの先を覗かせて、
ブスーッと根元まで力強くさしこむ。
「アアッー」女は男の首に腕を巻きつけ、
さも今、気が付いたと言わんばかりに、
「イヤ、イヤ、イャ、イャーやめて、ダレ・・あんた・・ダレ・・」
上半身だけを横に振ってお尻を、もじもじ動かして持ち上げる。
「W村のSだ・・・な・・・よかろうが・・・サセナイ・・・」
お互いに入れつ入れられつして、カップルが誕生するのである。

この様なケースが有るかと思うと又、次の様な笑えぬ話がある。
画像 403
村の青年団で、その道の達人を以って鳴り響く茂男が、
柱時計がボーンと一つ鳴ると、おもむろに起き上がり、裸に成って、
村外れの温泉旅館の志津子の許へ、夜這いに出掛けた。

志津子の家は、村に只一軒しかない小さな旅館であるが、
「売家と唐様で書く三代目」の川柳通り、お人よしで、
のんき者の父親は、人に担がれては騙され続けて、
近頃ではもう茶屋遊びの道楽も出来ず、女房の目を盗んでは、
一人しか居ない女中のお咲さんに半年越しで、
ちょっかいをかけているが、当のお咲は女房のお春が恐くて、
中々射落とす事が出来ない。

母親のお春さんは小柄で可愛い顔立ちの女だが
中々のしっかり者で何時も、こまねずみの様に良く働く。
福岡のデパートに勤めている姉の佐和子は父親に似て二十歳の娘盛り、

志津子は母親に似て村の若者に騒がれる程の美人である。
小柄で可愛い顔立ちなので、まだ小娘と思っていたが十七を迎えた
志津子の乳房はふくよかに張り、お尻がくりくりとよく動いて、
男心をそそる。

兼ねてからそれとなく秋波を送って意志表示をしていた茂男は、
今宵こそはと決意も固く、昂ぶる呼吸を整えながら兼ねて
確かめておいた彼女の寝室に、そろりそろりと忍び込んだ。

女の体臭が、ムッと鼻口をこそぐり、五体がカッと燃え立つ様な
興奮で膝が、ガクガクと震えている。
暫らくあたりの様子を窺って、蹲って居ると極度の興奮に
喉がからからにかわく・・・

そーっと布団の裾から潜り、手探りで女の恥部を求めて、
気付かれぬ様にそーっと、裾を開く。
“してやったり”
指先が陰唇を割って上下にピクピクと動くと、
女の体がピクピクと動く。だが別に声も出さない。

茂男は、ごくっと生唾を飲み、指先に、たっぷり唾を含ませて
陰核をクリクリと撫でる。
「ウウン」女は両足を踏ん張って股を拡げた。
茂男の男根はいきり立ちピクンピクンと脈を打っている。
  1. 小説・指先の詩(うた)
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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