小説・おにあざみ。其の五
翌朝武雄は勝子と連れ立って家を出ると、
「勝子、今日は兄ちゃんが用事あるから、二時間目に早引けして帰って来いよ」
「何なの、どんな用事?」
「何でも良いだろう。帰ったら判る。云う通りにしないと酷い目に遭わすぞ」
云い捨てて武雄はどんどん行って了った。
勝子は云われた通り、腹痛だと偽って早退すると、家で孝雄は級友の早川と共に待っていた。
早川は武雄と同年だったが、上背も有り、骨格もがっしりして、
「柳川、これか、妹と云うのは?」
「うん」
「うーん、良い身体だ、これなら大丈夫いける。
貫徹出来なかったのはお前が下手糞だからだ。よし、俺が一遍タップリ通してやる。
おい、勝っちゃんて云うのか、一寸此処に寝てみな」
「何するの兄ちゃん。あたし寝たりするの嫌だわよ」
「中二に成っても、男を知らないなんて女じゃ無いと言われるぜ。
柳川、お前手を押さえていろ」
云うなり飛び掛かった早川は、勝子をその場へ捻じ伏せた。
「あっ、何するの、お母ちゃんに云い付けるわよ」
「喧しい、柳川、そのタオル持って来い」
慣れた手付きで早川がさるぐつわをかますと、武雄はすかさず勝子の両手を押さえた。
肢をバタバタさせて暴れるのを、無理矢理ズロースを抜き取った早川が、太腿をグイッと抱え込み、
「うん、毛も大分黒く色付いて、よく発達した中々良いオマンコだ」
既に準備していたと見え、宙腰になって尻を揺さぶると、パンツ諸共ズボンがずり落ちた。
ぐっと突き出した陰茎は、普通の成人を凌ぐ大きさで、雁高の亀頭はもう赤紫色に光り、
八分通り生え揃った陰毛が、黒く威厳を添えていた。
「柳川、処女膜の破り方、後学の為良く見とけよ」
落ち着いた態度で、ゆっくり何度も唾を掌に受けてはぬり終ると、
抱え上げた勝子の股をぐっと押し拡げて、固く緊った陰唇の割れ目にピッタリと宛がった。
「おい勝っちゃん、もうこうなったらお前も大人しくした方が良いぞ、
暴れてオマンコに傷でも出来たら、本当の傷物になって一生使い物に成らなくなるぞ。
怯えた勝子が、肢の力を抜いてだらりとした途端。
肩先を押さえて乗り被さった早川が、腰を捻って突き立てた。
額の艶を失くした勝子はさるぐつわの下で呻きながら、
腰をよじって外そうとするのをすかさず亀頭が嵌り込んだ。
引き裂ける様な痛みに、勝子は畳を蹴り身体を捻じ曲げて死物狂いに暴れた。
「柳川、しっかり捕まえていろ。もうじきだ」
勝子の顔に逆さに乗り被さった武雄が上四方固めに抑え込むと、上体を起こした早川は、
股ぐらを覗きながら腰を抱え上げてぐっと引きつけ、一声喚いて力の限り突き上げた。
陰唇を大きく巻き込んでズルズルっとその半分近く迄滑り込んだ。
激しい膣痙攣で、捩れる程陰茎を締め付けられると、涎を流した早川は、
眼を吊り上げて早腰に抜き差しした。血糊の付いた茎胴が、軟らかい陰唇を巻き返し、
凹ませ、揉みくちゃにしながら、次第に深々とその姿を没して行く淫虐の快感で、
一気に頂上へ押し上げられた早川は、
「うーん、堪らん。おい、やるぞやるぞ」
と、喘ぐ様に云いながら、睾丸の際まで、一杯に押し込んで、どっとばかりに気を遣った。
「よく締まる中々好いオマンコだ、俺は耳が遠くなった様な気がする。
おい柳川、お前が替わって遣れ」
ツルッと陰茎を引くと、無惨に食み出た陰唇の間から血糊の混じった乳白の粘液が、
ヌラヌラと会陰に伝い流れていた。
ぐったりと死んだ様になった勝子は、そそげ立った横びんの生え際に涙を伝わせながら、
両脚を投げ出したまま動かなかった。
勝子を抑え込みながらも、始終の様子を上目遣いに眺めていた武雄は早川が立ち上がるのを
待ちかねた様に慌ててズボンのベルトを外した。武雄に替わって勝子の頭上に座り込んだ早川は、
血と淫液で濡れている陰茎を、ピクンピクンと振り立てながら、腕組みをして睨み据えていた。
武雄は、勝子の股を一寸押し拡げただけで、さっと乗り掛かり、ぐっと押さえた陰茎でサネ頭を
擦り下り、割目を突き拡げたかと思うと、肢を押して身体を伏せた。
早川に比べて小さく、犬に似た先端の陰茎は濡れた膣孔に音も無く滑り込んだ。
「あっ、這入った這入った」
躍り上がらんばかりに歓喜の声を上げた武雄は、片手突きに背を丸めて股間を覗きながら、
四、五遍抜き差したかと思うと、
「あっ、もうイクイクイク・・・」
と、勝子の胸に両手をついて、腰を浮かしたまま呆気なく射精して了った。
「おい、俺また遣りたくなった。替れ」
「うん、俺もその後でもう一遍遣るぞ」
頭は蒼白く、カサカサに成り、全身の毛孔が粟立って、息遣いも絶え絶えな勝子に、
再び乗り掛かった早川は、胸を肌蹴て固く膨らんだ乳房を引き出すと手で揉み、
口で吸いながら、陰茎を巧みに操作して、永々と大人も顔負けする程脂っ濃い、
三所攻めの技巧を見せ、心身の痛手に打ちひしがれた勝子の頬をほんのりと
紅潮させた程だった。
「お母さんが帰って来てから、今日の事を告げ口したら学校で皆に言いふらすぞ」
起き上がり、茫然と座っている勝子に、こう云い棄てておいて早川は帰って了った。
「勝子、お母ちゃんも兄ちゃんと毎晩こんな事を遣ってるんだよ、
お前と俺とがその真似をしたって別段不思議な事は無いんだよ」
勝子は武雄の言葉を虚ろな気持で聞きながらも、それが別段悪い事でも無ければ、
不思議な事でも無い様な思いに堕ちて行くのであった。
それから毎晩の様に、狸寝入りの空鼾をかきながら、肘で突き、眼で肯き合った
武雄と勝子が、眼前に展開される母と兄との情痴の図を盗み見ては、
静代達が眠るのを待って、その姿態を真似た性戯を繰り返す様になった。
END
- 近親者との性行為
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プロフィール
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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