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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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15年ぶりに味わった涙と性の宴。其の四

◇天にも昇る気持ち
15年ぶり4-1
妻と二人きりに成った時、私はたまらず強引に襲いかかったのです。
妻は抵抗しませんでした。衣服の上から乳房を鷲づかむと、
「脱がせて」と言ったのです。

35歳の女体はとても美しく、若い女には無い官能的な魅力に溢れていました。
私はもう夢中になって妻の全身を嘗め尽くし、顎が疲れてきた頃、ようやくペニスを挿入。
妻の色っぽい声を耳にしながら、私は妻の名を連呼して腰を降り続けたのです。

それからは週に半分はセックスをするようになったのですが、場所はいつも私の部屋でした。
妻は和恵を寝かしつけ、深夜に成ると他の住民に悟られないように、
こっそりと私の部屋のドアを静かに開けて「来たで」と一言声をかけ、
布団にスルスルと潜り込んで来るのです。

壁が薄いため、派手に声を出すことは出来ません。妻はよく枕の端っこを噛んで、
声が出るのを防いでいました。それでも時々声が漏れてしまう事かあり、
後半は彼女が自ら口にタオルを詰め込んでいました。

たまに和恵が、目を覚まして泣くことがあり、そんな時妻は行為の最中であっても、
「ご近所にご迷惑だから」と一旦自分の部屋に戻ります。
どんな時でもまわりに気を使うのが、妻の良いところなのです。

ところで、妻にはひとつの特技と言いましょうか、とっても上手な事がありました。
私がこれまで体験した中で、一番すぐれた技です。それはフェラチオです。

せんべい布団の上で激しく絡み合う前に前菜とばかりに、何時も妻は、
「章くんのチンチン、食べさせて」とフェラチオをしてくれるのです。

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15年ぶりに味わった涙と性の宴。其の五

◇天にも昇る気持ち
15年ぶり5-1
私はどんなに早く射精しても、妻は不満気な顔をしたことがありませんでした。
オーガズムに達しないこともしばしばあったでしょうが、素直に何時も、
「よかったわ」と言ってくれるのです。

行為の後、妻は台所に立ち洗面器に水をたっぷり満たして持ってきます。
タオルに水を浸して、ペニスを綺麗に拭いてくれるのです。拭きながらよく、
「ここ不潔にしていたら、女の子が嫌がるもんね」と、そんなことを言っていました。
妻はまだ私の気持ちを理解していなかったのです。
結婚したいと言う気持ちを・・・。「尚子と暮らしたい」 と言う気持ちがあることをです。

三月の終わり、そろそろ春の気配が感じられるように成ってきた頃、
私は妻にプロポーズをしました。しかし、妻は、
「おばあちゃんをからかうもんやないの」と真剣に受け取ってくれませんでした。
「冗談なんかやない、本気なんや」
「あほなこと言うんやないの!」

いつになく強い口調で私をたしなめた妻。
13歳も歳が離れていて、しかも離婚経験があって、子持ち女とわざわざ結婚する
必要なんてどこにもないと突っぱねます。もちろん、私はそんなことを百も承知です。
そういうことをひっくるめて結婚しようと言っているのです。

私はしつこく求婚し続けました。すると、妻はすっと立ち上がり、
「考えさせてくれる」
と言ったまま部屋に引っ込んでしまったのです。
後になって聞いたところによると、妻は部屋で泣いていたそうです。
うれしくてうれしくて、涙が次から次と溢れ出て止まらなかったそうです。

プロポーズをした翌日、私は貯金を下ろして、百貨店へ行き婚約指輪を買い求めました。
婚約指輪にしたらとても安いものです。見映えもよくありません。
しかし、そこには私の妻への愛が凝縮されていたのです。

私はそれを持って妻の部屋を訪れました。プロポーズをして一週間目のことです。
「今日は、絶対にオーケーしてもらうから」
そう言って、私は妻に指輪を差し出しました。妻は唇を噛み締めています。

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淪落主婦。其の一

◇失って知る家庭の有り難さ◇
淪落主婦1-1
今でこそ北関東の地方都市でスナックの雇われママをして居る私ですが、
その昔は普通の主婦として、ごく平凡な生活を送っていた時期もありました。
短かったけれど三人の子供と真面目な夫に囲まれてそれなりに幸せな一時期でした。

その事を知って居るのは、いまでは私の回りには一人として居ません。
今と成っては、そんな時代も風化した過去と成りつつあります。
おそらく、別れた夫と三人の子供の中にある私の記憶も、
殆ど残っていない事でしょう。

寂しい事です。けれど、六十を過ぎて水草稼業に身をやつしているのも、
夫子供と離れて暮らさなければ成らないのも、もとを正せばみんな自分の
せいなのです。

その昔もう25年前近くに成るでしょうか。
悔やんでも悔やみきれない過ちを犯してしまいました。
それは、夫や子供に対するひどい裏切りでした。

己の身から出た錆で、夫や子供から一生、
恨まれても仕方がないとは重々承知しています。
その上で、還暦をも通り越した今、私は彼らが恋しくて成らないのです。

すべては、年のせいなのでしょう。幸せだった過去が、
懐かしくて堪らない昨今なのです。出来る事なら、あの暖かい家庭に
もう一度、戻りたい・・・

そう願う事が、どれ程虫のいいことか痛いほど判っているつもりです。
自分の手で壊しておきながら、心休まる家庭が欲しいと望むなど、
決して叶えられる事ではないでしょう。
しかし、失ってみて初めて判る家庭のありがたさなのです。

毎日毎日、酔客の相手をして自分も深酒し、身を削るようにして生きている
老いた我が身が哀れでならなくなるときがあります。そんな時、
(もし、ずっと家庭に納まっていたままでいたら・・・)
こんな苦労をしなくても済んだだろうに、夫や子供や孫に囲まれて、
それなりの暮らしが出来ていただろうに、
と詮無い事を如何しても考えてしまうのです。

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淪落主婦。其の二

◇東京の甘美な夜◇
淪落主婦2-1
熟し切った私の肉体は、貪欲でした。いくらでも肉欲を貪りたい、
猛々しいような欲望に取り憑かれていた時期でした。
そんな私に、夫はまったく応えてくれませんでした。

夫は月に一回くらいおざなりのセックスをしてくれるのが、精々でした。
私に対する愛情はひとしを感じて居りましたが、
肉体と体力が付いてこなかったようです。

そんなある日の事でした。
私は、町内会のくじ引きで東京旅行を引き当てたのです。
「僕は、仕事があるからいけないよ。一人で行って来るといい」
ペアでのご招待券でしたが、夫に断られ、
私は子供たちの面倒を実家の母に頼み、一人東京へ旅する事にしたのです。
これが、すべての過ちの素でした。

東京タワーに皇居や浅草、昼間は都内の観光地巡りを楽しみました。
そして夜は、ホテルのレストランで一緒に参加した方々と夕食を摂り、
(夜は、まだ始まったばかり。部屋でTVを観るのもつまらないわ)
と、そのまま一人ホテルのバーへ繰り出す事にしたのです。
それは、地方都市の一主婦にはちょっとした冒険行為でした。バーで、
まともな女が一人酒を飲むなど、地元では考えられない事だったのです。

私はこってりと化粧直しをし、
(めったに無い事ですもの。私だって、たまには冒険したいわ)
ドキドキ胸を高鳴らせながら、薄暗いバーラウンジに入ってゆきました。
重厚な雰囲気に飲まれ、足が竦みましたが、
何とかカウンターの止まり木に座る事が出来ました。

私は年輩のバーテンダーにカクテルを頼むと、
言い知れぬ心地良さがこみ上げてきました。
都会にやってきて柄にもない事をしているのが、快感でした。
自分がお洒落な女に思えてなりませんでした。
私は日頃の憂さを忘れ、うっとりと都会の空気に酔い痴れていました。

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淪落主婦。其の三

◇初めてのアクメ◇
淪落主婦3-1
岸はベッドに私を押し倒すと、問答無用でスカートを捲り上げ、
シームレスストッキングとショーッを一緒くたに引きずり降ろしました。そして、
「これはこれは!上の顔も美人だが、下の顔も中々のもんだ」
と、赤々と明かりの灯った部屋で私の太腿を大きく割り拡げたのです。
これはもう、文字通り顔から火の出る羞恥でした。

見ず知らずの男と初めてベッドを共にしたばかりか、
恥ずかしい処をモロに見られてしまったのですから、
(ああ、穴があったら入りたいとはこのことだわっ)
私は両の手で顔を覆いながら、焼け爛れるような羞恥に身を揉んでいたのです。

岸の視線が湿った柔肉を抉り、もう居たたまれませんでした。
「い、いやっ、み、見ないでっ。そんなに見ないでエっ」
身を左右に捩じり哀願の悲鳴を上げつつ、私は自分が倒錯の境地に追い込まれて
ゆくのを感じていました。見て欲しくないというのは飽くまでも建て前の気持ちで、
本当は死ぬほど恥ずかしいけど奥の奥まで覗いて欲しい・・・。それが、本心でした。

真夏の太陽のような視線でワレメを照射され、私の性感はぐんぐん昂ぶってゆきました。
平素、夫との夫婦生活では感じる事の出来ない、焼け付くような昂奮でした。
「あっ、あふうううっ」
しかし、それはまだまだ快感の序曲にしか過ぎなかったのです。
次の瞬間、目から火花がパチッと飛びました。。
岸の指が、真一文字に膣口を貫いていたのです。

「うううううーっ、あっ、あはっ、ど、どうしましょう、私、どうしましょうっ」
私は、酷く取り乱していました。快感の源泉を直接的に責め込まれ、
完全に我を失ってしまったのです。
岸は指を何本か束にして、スボズボと抜き差しし始めました。

「素晴らしい!素晴らしい濡れ具合ですよ、淑子さん。
 あなたは、ひと一倍感度がいいのかな。
 それとも、余りご亭主に可愛がってもらっていないのかな。
 どちらにしろ、あなたはかなり好きな方ですな。もう、手首までびしょびしょですよ」
「ああっ、そ、そんなことおっしゃらないでぇ、私、私、もう、もうっ・・・」

羞恥と快感は背中合わせ、羞恥が倍増すれば快感もそれに比例するものなのです。
岸が卑猥な台詞を吐き、愛撫の指に力を込めれば込めるほどに、
(あっあっあっ、こ、こんなの初めてっ。こんな気持ちいいの、生まれて初めてよオ!)

快感は恐ろしいくらいに膨れ上がり、私をとめどなく惑乱させました。
夫との性生活では味わう事の出来なかった強力な愉悦に、
私はカルチャーショックを覚えていたのです。

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淪落主婦。其の四

◇愛欲に溺れた日(1)◇
淪落主婦4-1
当然、岸との関係は一夜のアバンチュールのみでは終わりませんでした。
その翌日、東京から家に戻ったものの、私の頭の中は岸の事で一杯でした。
何も手につかない有様でした。
寝ても覚めても、思うのはたった一夜を共にした年上の男のことばかり、
夫はもちろん、子供たちさえも私の目には入りませんでした。

(岸さんに会いたい。また東京へ行きたい。でも・・・)
不倫相手への思いは募るばかりでしたが、しかし主婦の身の上の私がそうそう
東京へ出かけるわけにはいきません。心は東京へ飛んでいましたが、
(夫や子供たちに、何て言い訳して行けばいいの?ああ、だけどどうしても私・・・)

ジレンマでした。どうしていいのか判りませんでした。夫や子供たちには申し訳も
立ちませんでしたが、どうしても岸への気持ちを抑えることが出来なかったのです。
「実はあなた、埼玉に住んでいる伯母さんの具合が悪いのでお見舞いに行きたいの」
嘘をつくしかありませんでした。

夫は全く疑うことなく、私を旅立たせてくれました。
心の中で夫や子供たちに手を合わせながら、私はまたしても東京へ向かったのです。
(私って、何て悪い母親なんだろう、妻なんだろう。だけど、だけど私は・・・)
妻や母親であるまえに、一人の女でした。どうしょうもなく、女だったのです。
それは、如何に理性で否定しようにも否定しきれない現実でした。

その一方で、家族に対して心苦しくてなりませんでした。
嘘をつき家族を欺いて、男の元へ走る自分が許せませんでした。
女と母と妻の間で、私はもがき苦しみました。

けれど東京旅行から帰って一週間で、私はまた東京へ舞い戻ってしまったのです。
あのめくるめく絶頂が忘れられなくて、ときめく気持ちが抑えきれなくて、
浮気相手の懐に飛び込んでしまったのです。この気持ちは、紛れもなく恋愛でした。

思えば、私には恋愛に対する免疫が余りにも無さ過ぎました。
夫と結婚するまで恋愛らしい恋愛など、ひとつも経験した事がありませんでした。
夫と知り合ったのも見合いがきっかけで、恋愛感情の果てに結婚したわけではありません。
となれば、岸に対するこの思いこそが私の初恋と言うことになるかもしれません。

とにかく、その時の私は盲目でした。何も手につかず、只ひたすら岸に恋焦がれていたのです。
伯母の見舞いに行くと偽って家族を騙し、私は岸に教えられた住所を尋ねました。
罪悪感に苛まれつつも、私の心は昂ぶっていました。

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淪落主婦。其の五

◇愛欲に溺れた日(2)◇
淪落主婦5-1
(私って、こんなにイヤらしい女だったの?これが、私の本当の姿なの?)
朦朧する意識の中で、私は岸の男根をしゃぶっていました。
亀頭の先から根元まで、隅から隅まで味わい尽くさなくては、気が済みませんでした。

全身が、欲情の塊でした。こんなにも凄まじく男を求めたことが、かってあったでしょうか。
私の平凡な人生の中では、考えられないことでした。

私は、ひたすら岸をしゃぶり続けました。頭の中は真っ白で、無心の状態でした。
このときの私はただ、欲望の為に存在していました。
岸の股間も、私の口中で見る見る勃え立ってゆきました。
もう、丸飲みするのは不可能でした。りんりんと屹立した肉棒の先に喉元をつつかれ、
私は吐き気と闘わなければなりませんでした。しかし、その強烈な嘔吐感さえ快感でした。

「よし、合い舐めしようじゃないか。どうせ、もうヌレヌレなんだろう?」
と、岸が私に命じました。
「そのまま、カラダをグルリと回転させなよ。
 マラを銜えたまんまで、オマンコで僕の顔の上に跨るんだ」

私は、歓んで火照った下腹でもって岸の顔面に乗り跨りました。
もちろん、口は勃起を頬張ったままでした。
とたん、痛烈な快感がワレメを直撃しました。

「うわーっ、ひい、いいーっ」
思わず、勃起を吐き出してしまいました。叫びを抑えるのは無理でした。
余りの快感に、私は長屋中に響き渡る大声を打ち放っていたのです。

力任せに吸いたててくる岸の愛戯に、私はもう陥落寸前でした。
肉芽は言うに及ばず膣口まで吸いまくられて、性感が一直線に頂点を目指し
急上昇しはじめたのです。

「うああああーっ、ダメダメっ、イッちゃうわあ~っ!」
「気が早いなあ、淑子さんは。このくらいでイッちゃあ勿体ないよ」
岸は、私の尻を叩きました。
「どうせなら、僕のデカイのを銜え込んでイキなよ。
 さあ、上からハメて、自分の好きなように動くといいよ」

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淪落主婦。其の六

◇惚れた弱み◇
淪落主婦6-1
親戚の結婚式、葬式、介護、使える口実は何でも使いました。
そうやって、岸に抱かれたくて東京へと足を運んでいましたが、
いかに人のいい夫とはいえ、そんな私に疑いを持ちはじめるのは時間の問題でした。
ある日、私の行動を不審に思った夫が、
「こんなことは言いたくないが、おまえ、男でもいるんじゃないか」
と、私を問い詰めたのです。私としても、もう一杯一杯の状態でした。

家族を欺いているのも自分の岸に対する思いを隠し続けるのも、
苦しくて仕方ない限界の状態だったのです。
思い余っていた私は、洗いざらい夫に告白し、
「ごめんなさい、あなた。私その人のことを思い切れないの!」
とうとう、家を出る決心をつけたのです。夫は呆気に取られているきりでした。
「もう、あなたや子供達と偽りの生活を続ける事は出来ないの。
 子供達の事を宜しく頼みます。私を許してっ。私の事は、もう忘れて下さい!」

こうして私は着の身着のまま長年、住み慣れた家を出て、
岸の元へと出奔したのです。暑い夏の日、私が四十になる少し手前の事でした。
夫や子供には、私など死んでしまったと思って貰うしかありませんでした。
後ろめたさに戦きながらも、 私は岸の長屋に転がり込みました。

「まあ、是からは二人で楽しくやろうじゃないか」
岸は、家族を捨てた私を大歓迎してくれました。
私は離婚届けに署名捺印し、東京から夫の元へ郵送しました。
私には、もう帰るところはありませんでした。

(皆を不幸にしてまで、この人の所へ来たんだもの、何があっても岸に従いていくわ)
ある程度の苦労は、覚悟している積りでした。
しかし、やがて私は夫や子供達を不幸にした報いを受ける事となったのです。
一緒に暮らしてみて初めて、私は岸という男の本性を知ることになりました。

商社に勤めていると聞いていましたが、それは嘘のようでした。
岸は、定職を持っていなかったのです。
「僕は、誰かに使われるというのが性に合ってなくてね」

私が転がり込んでも、岸はまったく働こうとする気配がありませんでした。
それどころか、私が少しばかり持っていた所持金を当てにする始末でした。

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淪落主婦。其の七

◇前夫の深い愛を知る◇
淪落主婦7-1
五年前に岸が肝硬変を患い二年間の闘病生活の末、三年前に亡くなりました。
私は彼の入院費用を稼ぐために、スナックに勤めながら、
月に二、三人の男に抱かれ、お金を稼ぎました。
入院を機に新しい愛人に岸を任せて別れる事も考えましたが、
二十年近く私達は離れたりくっついたりしながらも、ずっと内縁関係にありました。
他の女達は白状なもので岸が身体を壊すと誰も相手にしなくなりました。
私は彼を見捨てる事が出来ず、せっせと売春をして彼の治療費をかせいだのです。

岸が逝って、ひとりになってみて改めて思うことは、今更ながらに後悔ばかりでした。
好きな男に添い遂げたという充実感が微塵もかんじられない所が、
私の人生における最大の悲劇なのかもしれません。

本当に、あのとき東京に行っていなければ、岸という男と知り合わなければ、
私の人生はまったくちがったものになっていたはずです。
こうして年老いてから、淋しい思いをしなくても済んだことでしょう。
しかし、それもこれもみんな己の不徳の致すところなのです。

近頃腰の痛みが激しくて朝起きるのも辛い毎日です。こんな時優しい夫が
側に居てくれたら、痛む腰を優しく擦って呉れるだろうに、とつい一人涙が
零れる毎日でした。

そして心細くなった私は遂に104番に電話して、夫の自宅の電話番号を聞きました。
それは25年前と変わらぬ電話番号でした。
(今もあの人はあの家に居る。でもすでに後添えを貰って幸せに暮らして居るのだろう)

もし電話口に女性の声が聞こえたら黙って電話を切ろう。あの人が電話に出てくれたら、
と願いながら私はプッシュホーンのボタンを0□□-□□ー□□□□と震える手で押していました。
「ハイ、加藤ですが」
「あの・・・わたし・・・」
「淑子か!どうした・・・」
「お久し振りです、お元気そうね」
「私は元気だが、お前は元気ではないのか」
「わかる。今体調を壊していて、心細くなって電話してみたの。
ご迷惑だったかしら?・・・貴方にはもう奥さんが居るんでしょ」

「奥さんて、誰のことだい。そんな女はこの家には居やせんよ、
 女房なら25年前にフラリと出て行ったきり、帰ってこないんだよ。
 今でも待っているんだけどね」
「だって離婚届を郵送したでしょう・・・」
「そんな物は何処かにしまい込んだ侭に成ってるよ。まだ淑子は私の妻のままだよ。
 戸籍謄本を取り寄せた事無いのか?という事はお前は誰の籍にも入っていないんだな。
 独りの侭なんだろう。帰ってこい。
 子供達は皆独立して孫も8人居るが、この家には私一人なんだよ。」
「ウワー!孫が8人も居るんですか。可愛いでしょうね。こんな私でも帰っていいですか?
 帰ったら私も8人の孫のお婆ちゃんなのね。何だか急に年齢を感じちゃんわ」
後は電話口で泣き崩れて其の後の言葉がでませんでした。

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淪落主婦。其の八

◇再び夫婦に成れた日◇
淪落主婦8-1
夫の提案に頷く私でした。愛犬の太郎を後部座席に押し込めて、
夫のクルマは国道に出ました。新婚当時は両親と同居していたので、
良く夫とラブホテルを利用していたのです。其れくらいに仲の良い夫婦だったのです。
三島市外から箱根に向う国道筋に、そのホテルは有ります。

途中私の両親と義父母が眠っている市営の共同墓地に寄って、
親不孝を詫びて、お線香とお花を供えました。
お墓の前では溢れる涙が止まらず。足も震えて歩く事も侭成りませんでした。
そんな私を夫はしっかり支えてくれました。本当に優しい人です。

「懐かしいわ、此処から眺める景色は昔と変わらないわね」
「お前も変わらないよ、昔のままに綺麗だよ」
「うそ、もうおばあちやんよ、貴方に見られるのが恥ずかしいわ。
 電気を暗くしてしてくれる」

「何言ってるんだ、歳を取ったのはお互い様だよ。
 俺はお前の身体を良く見たいんだよ」
二人はホテルの浴衣に着替えてベッドに横たわりました。

二十五年の歳月は確実に女の身体を変えていました。
首の辺りの小じわが目立ち、、頭髪も白髪が目立つて居ます。
豊かだった乳房も垂れ気味で、決して魅力ある身体では有りません。
こんな年に成るまで他の男の性の玩具にされ、崩れた身体を夫に晒すなんて、
申し訳ないやら、恥ずかしいやら、で思わず乳房と陰部を手で隠してしまいました。

夫は優しく其の手を払い除けて、私を抱きしめてくれました。
「もう貴方の傍を離れない、こんなおバァちゃんでごめんなさい。
 後悔ばかりの二十五年だったわ、
 これからは、ずうっと貴方についていくから、捨てないでね」

「俺が愛した女は後にも先にも淑子一人なんだよ。
 二十五年待って居たんだよ、もう離しはしないさ」

「うれしいわ、本当にごめんなさい」

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淪落主婦。其の九

◇これが幸せなのね
61.jpg
二十五年振りに見る我家は外観こそ白いサイディグボードに張り替えられ窓や玄関引き戸は
アルミサッシュに取り替えられて居りましたが、その佇まいは間違いなく我家でした。
手入の行き届いた植え込みや娘達が掃除をしたのでしょうか、
綺麗に掃き清められている玄関先。
玄関引き戸を開けて一歩足を踏み入りると其処には8人の孫と6人の子供夫婦の笑顔が、
重なるように並んでいました。

良くテレビなどで離れ離れに成っていた親子が何十年振りかに再会する場面では、
「涙のご対面」が当たり前のように放映されていますが、
我家のご対面には涙は有りませんでした。
まるで日常に繰り返されているような買い物から帰った母親を迎える様に、
「お帰りなさいお母さん」と娘が言うと「お帰りなさいお婆ちゃん」
と娘の中学生になる孫娘が言いました。
私は返す言葉もなく溢れる涙を只々拭い去るだけです。

今年三歳に成るという8人目の孫が照れくさそうに私に擦り寄ってきました。
「光二ちゃんね、私がお婆ちゃんよ・・・」
後は言葉が出ません。
涙でクシャクシャに成った顔で光二に頬擦りしキツクキツク抱きしめました。
「お婆ちゃんクルシイよ~」
「あら、あら、ごめんねー。光ちゃんが余りに可愛いから・・・」

「さぁ、こんな狭い玄関口に何時までも居ないで居間にいこう」
と夫が言いました。 

25年前の居間は私達夫婦と三人の子供で、かなり広い居間だと思っていましたが、
今の我が家には3倍以上の笑顔が溢れ帰っていて、足の踏み場も無い様子です。
男の子達のお嫁さん二人とも優しそうで皆美人です。

娘のお婿さんはお寿司屋さんの職人で、沼津に自分の店を持つのが夢だとか。
背の高い中々のイケメンです。

孫は高校生を出頭に三歳児まで8人も居るのです。
三歳の光二が二十歳に成る頃は、夫も私も80を超えてしまいます。
(長生きしなくちゃね、あなたぁ)
私は心の中で夫に語りかけました。
END

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14歳年下の女。其の一

愛人芳江。 其の一
愛人芳江1-1
25年前に妻に去られ女性不信になってしまった私は、4年前にS字結腸癌の
手術を受け、精神的にも肉体的にも女性と交わる事は出来ない身体になった。
そんな私がひょんな事から14歳も年下の女に恋をした。其の女の名は芳江と言う。

私は未だ恐れていた。半裸の女を胸に抱きながら、どうして良いのか分からないのである。
「オレ・・・」
「いいの、わかっているわ」
芳江は瞬時にそれを理解してくれた。

芳江は私の首に腕を回した。そして上体をかぶせるようにして、私の上に成った。
最初に触れたのは唇だった。柔らかかった。この世のものとは思えない感触だった。
閉じた唇を、ただ重ねているだけであったが、やがて温もりが伝わってきた。

芳江の舌が私の口の中に入って来た。私は何かにそそのかされたように、強く吸った。
そして芳江の身体を強く抱きしめた。
私を抱く芳江の腕にも力が入った。そして芳江の熱い唾液と舌とが、
もつれながら口の中に入って来た。私は夢中で吸った。25年ぶりのキスであった。

芳江が引くと、私が押し入った。二人の舌が二人で作った空間でからみあった。
キスは私に一体感を与えてくれた。
芳江と一つになったという実感を、キスは私に強く感じさせてくれたのだった。

私は芳江の舌をむさぼった。芳江もまた、私の舌をむさぼった。
キスがこんなにいいものとは思わなかった。

気がつくと、芳江の肩からシュミーズの肩紐が外れていた。
ブラジャーはすでに外されていた。
豊かな乳房が、私の顔を覆った、私は押しつぶされそうな圧迫感を感じたが、
ハイであると同時に、とても満たされた気分になっていた。

芳江は私に乳房を吸わせた。母親が赤ん坊に吸わせるようにである。
私はそれを夢中で吸った。
「痛いわ、そんなに強く吸ったら・・・」
芳江に注意されて私は力を弱めた。
私たちは体を反転させ、今度は私が上に成った。

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14歳年下の女。其の二

愛人芳江。其の二
愛人芳江2-1
幾らか余裕のできた私は、芳江の股間を弄りながら、芳江とまたキスをした。
それは最初のキスとは、比べ物に成らない位濃密なものとなった。
芳江はわななく唇で私の唇をむさぼった。歯と歯が、音を立ててきしんだ。
芳江は私の舌が抜けるのではないかと思うぐらい、強い力で吸った。
私も負けじと吸い返した。私の顔も、芳江の顔も、お互いが吐き出す唾で濡れた。
それが欲情した男と女が吐き出すものである事を25年振りに味わった。

私は芳江の乳房を口に含んだ。
吸ったり舐めたりしているだけでは物足りなくなった私は、歯を立ててゴリゴリと噛んだ。
そうする積りではなかったのだが、気がつかない内に歯をたてていたのである。
芳江は私の頭を抱きしめながら、
「あっああ~いいわ」
と、むせぶように泣いた。

芳江は感じて呉れていると思うと嬉しかった。しかし私の逸物は、惨めなほど縮み上がっていた。
十分すぎるほど興奮しているのに、いまだにフニャフニャしているのだ。
私は焦った。ダメかも知れないと思うと、とても沈んだ気持ちになった。

芳江の手が、私の股間に伸びてきた。私は思わず腰を引いた。
これ以上惨めな思いをしたくなかった。芳江は私がダメなのを見て知っているはずだ。
更に触ってもらってもダメだったら、それこそ恥の上塗りである。

芳江の手を払い除ける勇気は私にはなかった。芳江の手のひらが私の逸物を包んだ。
気持ちがよかった。夢見心地とはこの事だと思った。私は我慢しきれず声をあげた。
みっともないと思ったが、どうする事もできなかった。

私の不安は少しずつ薄らいでいった。徐々にではあるが逸物に芯が出来始めてきたのだ。
私の逸物が形になりつつあると、芳江はさらに指で挟んで扱きたてた。

私は堪らず声を上げた。
いきなり来たのである、いきなり射精しそうになったのだ。
私は必死でそれを耐えた。若い男が最初のときに挿入する直前で漏らす事は良くある事だが、
いくら25年振りのセックスだといっても挿入もしないで射精するなど、みっともない話ではないか。

限界に近い事は判っていたが、当然の事だが芳江の中で噴射したかった。
私は他の事を考えたり、尻の穴をすぼめる様にして射精をがまんした。
数分して、私の精液は睾丸の中に押し戻された様に射精感は薄らいでいった。

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14歳年下の女。其の三

愛人芳江。其の三
愛人芳江3-1
其の日の朝も、何時ものように東横線に乗って「学芸大学駅」まで行った。
其処は私と芳江が愛を確かめ合うワンルームマンションが有る町である。
吉祥寺に住む芳江は井の頭線で渋谷に出て、其処から東横線に乗り換えて遣って来る。

部屋に着くと先に来ていた芳江が風呂場を磨いているところだった。
私はソファに座り、タバコに火をつける。テーブルの上にはその日の新聞とポットが置かれている。
私はポットのお湯をきゅうすに注いでお茶を煎れた。心落ち着くひと時である。

風呂場の手入れが終わった芳江が、
「ねえ、こんなもの買ってみたんだけど」と、言いながら私の体に擦り寄ってきた。
女盛りの豊満な肉体の感触を愉しみながら、艶やかな髪を撫でる。
ふと見ると、芳江は手に小さな箱を持っていた。

「なんだい、それは?」
「うふふ、とってもいいものよ」
色っぽい笑みを浮かべながら、芳江が箱をゆっくり開けた。
「こ・れ・よ」
それは黒光りする極太のバイブレーターだった。
実を言うと、私も実物を目にするのは初めてだったのだ。

「お、おい、どうしてこんなものを・・・」
「最近、あなたのモノが中々ゆうことを効かなくなって来たじゃない。
 だからね、通信販売で買ってみたの」
悪戯っぽく微笑む芳江。それは私にとって実に耳の痛い言葉だった。
高血圧に糖尿病の薬を飲む私は、ここ数年、勃起不全に悩んでいた。
バイアグラを試してみようと掛かり付けの医者に相談してみたが、
血圧が高いので危険だ。と言われて断念したのだ。

「もう試してみたのか?」
「まだよ。今日あなたに使って貰おうと思ったの」
物欲しそうな眼差しを私に投げ掛けると、芳江は唇を重ねてきた。
熱っぽい肉厚の間から、ぬめった舌が熱いものを追い求めるうに蠢く。
火照った二匹の軟体動物がしつこく絡み合う。
ヌチャヌチャという粘っこい音が部屋に響いた。

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14歳年下の女。其の四

愛人芳江。其の四
愛人芳江4-1
いゃー歳は取りたくないものです。一度射精すると最低6時間ぐらい間を置かないと
二回戦に臨めないですから・・・。

私がシャワーを使っている間に芳江はベッドのシーツを敷き直した。
「芳江、君がシャワー終わったら、渋谷に買い物に行かないか、好きな物買ってやるぞ」
「え、本当?信じてもいいのかしら」
芳江は嬉しさに溢れた驚きを見せた。
「ああ、本当だとも、実は俺も買いたいものがあるんだ」

その時、私の脳裏には、今朝見たスポーツ新聞のある広告が浮かんでいた。
午後から二人で渋谷に出掛けた。デパートの宝石売り場で芳江が選んだ
30万円の指輪を購入、彼女の誕生日プレゼントに贈って上げた。
まあ、今までに何もしてやれなかった事を考えると、是くらい当たり前だろう。

「ちょっと寄りたい店があるんだ。一緒に来てくれ」
芳江はいつになく上機嫌で私についてきた。
五分ほど歩くと風俗店が立ち並ぶ繁華街だ。
「ねぇ、ちょっと、こんな処へ真昼間から入るなんて、恥ずかしいじゃない」
「いいから、黙ってついてくればいいんだ」
いぶかる芳江をなだめながら歩くと、そこは目的のアダルトショップの前だった。

「ここだ。さあ一緒に入ろう」
「ちょ、ちょっとあなた・・・」
嫌がる芳江の腕を引っ張って店内に入った。幸い店内には我々の他に客はなく、
店員もブスッとして挨拶すらしない。しかし、私には反対にそれが嬉しかった。

結局いろいろ見て回ったが購入したのはエッチなインナーとピンクローター、
それにソフトSM用のロープとアイマスクと催淫クリームだった。
もっとも芳江は恥ずかしさに顔を赤らめ、ずっと無言で下を向いたままだった。

途中食事をして学芸大学のマンションに帰ったのは午後6時頃だった。
二人で一緒にシャワーを浴び、体を洗いっこして気分を盛り上げ、
濡れた体のままベッドに入り、その上で向き合った。

芳江が胸に巻いているバスタオルを取った。
肌には艶があり、乳房は垂れ気味ではあるが豊満である。
唇を重ねてキスをし、乳房を優しく揉んでからポルノショップで買って来た
品物を袋から取り出した。

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14歳年下の女。其の五

愛人芳江。其の五
愛人芳江5-1
入籍や同居していなくとも、芳江は私の心の妻だと思っています。
そんな芳江と出会った頃の事を書いてみます。

♪夏の雨の慕情・・

作詞 万屋 太郎

-1-
近くで 雷       鳴り響く
にわかに 降り出す  夏の雨

一人 佇む       軒先で
流れる雲を       見上げてた

視界 遮る       赤い傘
笑顔で 差し出す   その人は
井の頭線で       帰ると言う

-2-
時折 見掛けて    居たのよと
見詰める 笑顔に   片えくぼ

小雨の道を      歩き出す
うなじの辺り      濡れている

触れては 成らぬ   人だから
名前も聞かず     言いもせず
言葉すくなく      歩いてた 

-3-
渋谷に 向かって   青山通り
恋人 見たい     と言う彼女

嬉 恥ずかし     相合傘も
改札口で       右左

見送る 姿も     何時か消え
心の高鳴り      増すばかり
心の高鳴り      増すばかり

この詩の様に私と芳江が出会ったのは、私が顧問をしている小さな会社の
事務所がある南青山の雑居ビルだった。そのビルに有る芸能プロダクションに、
芳江は自分の作った「楽曲」を売り込みに来ていたのだった。
そこで私を何度か見かけたと言うのである。

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14歳年下の女。其の六

愛人芳江。其の六
愛人芳江6-1
私芳江と雅敏さんは二人きりになると、クタクタに疲れきった心を癒すように、
狂ったようにお互いの身体を求め合うのです。
彼のペニスの・・少し固くなったり・・また戻ったり・・の感覚こそに。
私は感じる性質なので・・柔らかいままの挿入・・硬軟・・そして・・わたしだから・・・は、
うぬぼれかもしれませんが、私の膣の襞肉に包まれて、彼のペニスは生き生きと成るのです。

「ああ、芳江、芳江は俺だけのものだ」
雅敏さんは別人になったように、荒々しく私の着物のスソを掻き分けて、
潤みきった股間に顔を埋めてきました。

私は和服を着こなすたしなみとして、普段からパンティラインが出ないように、
襦袢の下には何もつけていませんでした。
そのために、彼の荒い鼻息が、直接、敏感なクリトリスに当たってしまいます。

お風呂に入る前なので、いくら清潔にして居るといっても、汗やオリモノで汚れている上に、
多分匂いだってきつくなっています。
「ああ~ん、あなた、ソコはダメよ」
恥ずかしさと気持ち良さが入り乱れて、私は思わず彼の髪を鷲摑みにして、
ソコから引き離そうとしました。

彼は私にそうされることで一層劣情を刺激されるのか、無理矢理に太股をこじ開けて、
その付け根に長い舌を伸ばしてきたのです。
そして辺り構わず嘗め回してから、最後にはすぼめた舌先で肉襞を割って、
膣の中まで押し入って来たのです。

ヌメヌメという、まるでナメクジでも這いずり回っているような感触が快感となってソコから
駆け抜けていきます。そして、その快感をこらえきれずに、私は体を身震いさせて、
切れ切れの喘ぎ声を漏らして高まっていったのです。

「ああ、芳江、お前を誰にも渡さないぞ、お前の体は俺を溶かしてしまう」
彼は私の体に寄り添って帯を解くと、着物の合わせ目を開きます。
そしてこぼれ出た二つの乳房を下から掬い上げると、ゆっくりと揉みしだきながら、
唇を這わせて乳首を吸い始めたのです。

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14歳年下の女。其の七

晩秋の温泉旅行。其の一
愛人芳江7-1
その後二人は「入籍」し正式な夫婦に成った。
と言っても「結婚式も披露宴」も無く区役所に「婚姻届」を出すだけだった。
当初は「入籍」には拘らないと言っていた二人だが、夫々の年齢を考えると矢張り
何かの「確証」が欲しかったのである。
芳江は万屋恵子のペンメームで、演歌の作曲も手がける様になった。

おしどり夫婦としての新たな音楽活動をもスタートを切ったふたりは、
若さも取り戻し、夫婦生活の充実から私のペニスも元気になることがしばしば有った。
セックスの度の至極の満足感は芳江の止まっていた女の月一のものまで
復活させてしまったほどだった。

月に一、二回デート時代の気分になって新鮮なセックスを謳歌した。
私の指示でデートの時はいつもより少し濃いメイクを入念にし、
インナーも私の好みのものを選んで着ける。

化粧の様子を横目にした私はいつもより妖艶な化粧をする鏡の中の芳江の表情と、
年齢より十歳以上は若いスレンダーで括れの有る芳江の肢体、ウェーブの強い
そのロングのヘアーの耳元から匂うような熟した女の後ろ姿に新たな欲情をしながら堪え、
支度を終えた後、大体は午前中に外で食事に出掛けた。、

互いに理想に近い相手に出会えた幸運と、
交際と結婚を果たして、今なお盛んに求め合うふたりは、
セックスにおいては、文字通り、互いにまさしく理想の性の相性を得ていた。
飽くこと事のない夫婦の性生活の中、私は締りの良い名器を持つ
愛妻芳江の体にどっぷりと溺れた。

入籍をした後、芳江はしきりに「フルムーン温泉旅行」がしたいと口にしていた。
私も心には留めていたが、仕事も忙しかったりで、今日まで実現出来ずに来た。

其れが偶々内定していた仕事が先送りになり10月の連休は休める事に成った。
そして二人は「会津芦の牧」と「奥土湯」に二泊三日の温泉旅行に行く事に計画した。

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14歳年下の女。其の八

晩秋の温泉旅行。其の二
愛人芳江8-1
私は、まずは女陰全体に満遍なく塗り込んだ。ついで、ビラビラを摘んで、そこにも塗り込んだ。
「ああん・・・」
芳江の反応が少し変わってきた。勢いづいた私は、包皮からむき出しにさせた
芳江のクリトリスにも塗り付けた。薬を塗ったクリトリスを指で転がす。
芳江の中心部から、じわっと淫汁が滲み出て来た。

「あんっ!ど、どうなってるの?あなた、あそこが熱いわ・・・」
私はクリトリスを口に含みながら、塗り薬をたっぷりと自分の指に塗りつけて、
其の指を芳江の陰門に押し入れた。そして、膣中の襞々に擦り込む様にしながら、
指を出し入れした。

「あぁんっ!あなた、すごいっ!中まで熱くなってきたわ」
芳江の女陰の中から怒涛のように、淫汁がとめどなく溢れ出て来た。
透明でさらっとしていて、まるで汗のようだ。
私はしつこく指を出し入れした。クリトリスを舐め続けていると、
やがて、淫汁は粘り気を帯び、白っぽくなってきた。子宮からの本気汁のようだ。

「あん、あん、あん、あんっ」
芳江は私の逸物をしゃぶるのを忘れて、あられも声を上げている。
芳江の粘膜襞の一部が隆起したようになっているを、私の指が感じ取った。
Gスポットと云われている所か?私は指を一旦抜くと塗り薬を塗り直し、
隆起した部分を中心に責め続けた。

「来て、来て、あなたーっ」
「いや、まだまだだ、辛抱しなさい」
と、其の時だった。ピュ、ピュピュピュッ!芳江のそこが潮を吹いた。

芳江が潮吹きだったとは、恐るべし媚薬、私は芳江が潮を吹く光景に酷く欲情し、
甘い痺れを腰に感じてしまった。此の侭では、挿入する前にイッテしまいそうだ。

「もうダメ、あなたーっ!オチンチン、オチンチン頂戴ぃーっ!」
私は芳江の腰を抱え込むとエイヤとばかりに自分の腰を突き出した。

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14歳年下の女。其の九

晩秋の温泉旅行。其の三
愛人芳江9-1
私は今回の温泉旅行に付いて、芳江には秘密の企みがあった。
それは芳江も良く知っている、業界仲間の藤木夫妻のの協力をえて
スワッピングを芳江に体験させたいと言う事である。

機嫌の直った芳江に
「体が冷めちゃったね、もう一度風呂に入ろうか」
と誘って風呂場に向かった。

此処「奥土湯温泉」の旅館の佇まいは、「昔からの湯治湯」の雰囲気が残り、
旅館の裏手には「滝」が落ちていて、湯船は殆どが「貸切の露天風呂」である。
貸切と言っても入り口が別々に有るだけで、中は“よしず”で仕切られているだけで、
行こうと思えば隣の湯船にも行けるのである。

私と芳江が湯に入った時は、辺りには人の気配は無かった。
二人は向かい会ってつて、湯に沈み、早速お互いの身体を弄り始めた。

私は芳江の乳房を握り、芳江は私のペニスを握り弄り回している。
私は手頃な岩場に芳江を寄たれ掛け、ユックリと乳房を揉み始める。

「今日も駆け足で色々処見てきたけど、疲れたろう」
「私は大丈夫貴方の横に座ってるだけだから、其れより貴方の方が、
疲れて居るんじゃない」
「おチンチンも何か元気無いみたいよ」
「夕べあれ程大量に射精したんだもの、毎晩はキツイよ」
「でも今日は最後だから頑張ってね」
「ハィ頑張らせて頂きます」

その時だった、誰も居ないと思っていた、
隣の湯から話し声が聞こえて来たので、二人は一瞬たじろいだ。
そして反射的に芳江を庇う様に、私の後ろに回した。

隣も声の様子から「夫婦者」らしい、暫くすると、
女の呻き声が聞こえて来た。

その声に刺激を受けた二人は「負けては居られない」とばかりに、
私は芳江を再び引き寄せて。乳房にむしゃぶり着いた。

芳江も刺激を受けてか、一際悩ましげな声を上げる

「あぁぁぁ・・・・気持ち良いわよ・・あなたぁ・・・・」
「愛して居るよ、芳江のオッパイ大好きだよ・・・・」

多分に隣を意識しての叫びで有る。隣からもそれに対抗する様に。

「あぁぁぁ・・・・もっともっと強くやって・・・・」
「そこ気持ちいい・・・・・はあぁぁ・・・・・」と一段と高い声で呻きだした。

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プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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