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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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淪落主婦。其の八

◇再び夫婦に成れた日◇
淪落主婦8-1
夫の提案に頷く私でした。愛犬の太郎を後部座席に押し込めて、
夫のクルマは国道に出ました。新婚当時は両親と同居していたので、
良く夫とラブホテルを利用していたのです。其れくらいに仲の良い夫婦だったのです。
三島市外から箱根に向う国道筋に、そのホテルは有ります。

途中私の両親と義父母が眠っている市営の共同墓地に寄って、
親不孝を詫びて、お線香とお花を供えました。
お墓の前では溢れる涙が止まらず。足も震えて歩く事も侭成りませんでした。
そんな私を夫はしっかり支えてくれました。本当に優しい人です。

「懐かしいわ、此処から眺める景色は昔と変わらないわね」
「お前も変わらないよ、昔のままに綺麗だよ」
「うそ、もうおばあちやんよ、貴方に見られるのが恥ずかしいわ。
 電気を暗くしてしてくれる」

「何言ってるんだ、歳を取ったのはお互い様だよ。
 俺はお前の身体を良く見たいんだよ」
二人はホテルの浴衣に着替えてベッドに横たわりました。

二十五年の歳月は確実に女の身体を変えていました。
首の辺りの小じわが目立ち、、頭髪も白髪が目立つて居ます。
豊かだった乳房も垂れ気味で、決して魅力ある身体では有りません。
こんな年に成るまで他の男の性の玩具にされ、崩れた身体を夫に晒すなんて、
申し訳ないやら、恥ずかしいやら、で思わず乳房と陰部を手で隠してしまいました。

夫は優しく其の手を払い除けて、私を抱きしめてくれました。
「もう貴方の傍を離れない、こんなおバァちゃんでごめんなさい。
 後悔ばかりの二十五年だったわ、
 これからは、ずうっと貴方についていくから、捨てないでね」

「俺が愛した女は後にも先にも淑子一人なんだよ。
 二十五年待って居たんだよ、もう離しはしないさ」

「うれしいわ、本当にごめんなさい」

 
淪落主婦8-2
私は起き上がって夫の股間に手を伸ばしました。
「ねえ、貴方のおオチンチン元気だった、何時も夢に出てきていたのよ。
 そして、貴方を求めて一人濡らして泣いて居たわ」

私は夫の浴衣の裾を押し開き、ブリーフを引き摺り下ろす様にして取り払いました。
未だうな垂れたままのオチンチンの根元を左手で握り締め、
右手で、しこしこと、しごいてあげました。。
半立ちに成ってきたオチンチンを私は口にくわえてカリの辺りを嘗め回してあげました。
その感触は二十五年前と変わっていませんでした。

「ねぇ貴方のおオチンチンの毛も随分白いものが目立つわね」
「俺も六十七歳だぞ、何時までも黒いままじゃ居られないさ」
「そうよね、私も六十四歳だものね、私の毛も同じかしら、
自分じゃ気づかないけど、貴方よく見てくれる」

私は大胆にも自ら浴衣の腰の辺りをたくし上げ、
夫の顔の上に陰部を宛がっていきました。
こんな大胆な事が出来る私は本質的に淫乱なのかも知れません。
でも、いいんです25年間の夫婦生活の隙間を埋めるには、
私が少しぐらい淫乱に成って夫をリードしてあげなければなりません。
だって夫は元々淡白な人でしたから・・・。

「いぃぃぃ・・・すてきょ・・・・もっと強く吸って」
「あぁぁぁぁ・・・うぅぅぅ・・・・」

私は夫に陰部を押し付け腰を回転するように揺すりました。
二十五年前はこんなラーゲは絶対に許してくれなかった夫です。

二十五年前女としての成熟期に入っていた三十八歳の私の肉体は、貪欲でした。
幾らでも肉欲を貪りたい、猛々しいような欲望に取り付かれて時期でした。
お金の苦労は我慢出来ても、体の渇きは我慢出来ませんでした。
そんな私に、夫はまったく応えてくれませんでした。

夫は週に一度のセックスも淡白で、前戯もなく濡れても居ない膣に
義務的にペニスを挿入して数回の抽送で射精して終わりだったのです。
私に対する愛情はひとしおでしたが、肉体と体力がついてこなかったようです。

でも今は違うようです。夫は、
「年を取って回数はこなせないが射精までの時間は如何にでもコントロール
 出来るようになったよ。
 ソープやテレクラでお前を見返して遣ろうと思いながら、散々修行したからね」

私はすっかり感じてしまいました。
淪落主8-3
私は浴衣を取り払い、全裸になり、
夫の着ている物を全て脱がせてしまいました。
そして私が上に成る69の形に持ち込んだのです。

私は夫のペニスを二十五年振りに、貪り尽くしました。
夫の舌と指による愛撫も絶妙でした。

「あぁぁぁ・・・きもちいい・・・」
「貴方の舌使い、気持ち良いわ・・・・」
「貴方私のオ○ン○昔と変わってない」

「いや、変わったよ昔より一段と助平なオマンコに成ってるよ」
「舌を吸い込む力が昔より格段と強くなったように感じるよ」
「名器になったのかな、之も武者修行の成果かい」

「いやね、貴方に逢った時、ゆるまん、何て言われたくないから、ひそかに
締め付けるトレーニングしてたのよ」

「あぁぁぁ・・・・もういきそうよ」
「もう私のオマンコ、貴方のオチンチンを飲み込みたくってウズウズしてるのよ」
「早くぅ・・入れてちょうだい」

こうして二人は二十五年振りの再会と、
夫婦としての儀式を、満足のうちに済ませたのでした。

ホテルから帰る道すがら夫は、
「今夜は家に泊って行くだろう!」と言いました。
私ははにかみながらも頷いていました。夫はクルマを路肩に停めて、携帯電話を取り出し。
「もしもし、あぁ、佐和子さん、私だ。隆志居るかい。ーー
 あぁ隆志。今から母さんを家に連れていくら夕飯の支度佐和子さんに頼んでくれないかな・・・」
「判ってるよ、恐らくこうなるだろうと思って、兄貴や姉貴にも電話掛けて召集を掛けたよ。
 もう皆来て、女達三人でご馳走作ってる最中だよ。子供達もお袋に会いたがってるから、
 早く帰っておいでよ」
「そうか。わかった、すぐ帰るよ」
夫は携帯を切って、
「正則の家族も文恵の家族も皆集まって居る様だよ。今夜は久しぶりに賑やかな
夕餉になりそうだな」
「孫達が皆来るのかしら、何かお土産買って帰らなくちゃ。何がいいかしら?」
「急のことだからお年玉のように5千円が二人、3千円が三人、1千円が三人に包んで上げれば。
 金は俺が出すからいいよ」
「すみません、手元に余裕が無くて・・・」
「気にするな」
  1. 熟年夫婦の色々
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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