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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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忘れ得ぬ二人の女。其の一

◇覚醒した思い出
星空(天の川と白鳥座)
昔、晴れた日の東京の三多摩地区の夜空は、いつも満点の星空だった。
無数に煌く星々と月の輝きで、夜空はビロードのように滑らかな濃紺色。
天の川もはっきり見えて、家族団欒夕食中の家の中には、
星より近い明かりを求めて、クワガタやカブトムシが迷い込んで来たものだ。

夕食後は、誘い合わせた大人や子供達が三々五々に集い、
木々の樹液の香りが濃密に漂う小学校の土の校庭に向かう。

無料の夏休み納涼映画大会。
化け猫怪談映画で肝を冷やし、ターザンの雄叫びに心躍らせ、
白馬で駆ける鞍馬天狗の登場で、大人も子供も拍手喝采。
その布地のスクリーンに、興奮した子供達の懐中電灯の光輪が蛍のように飛び交い、
大人たちによく怒鳴られていたっけ・・・

「懐かしいですねえ・・・」
その呟くような女性の声に、浸っていた郷愁からふっと戻された私は、
気付かぬ間に横に立っている老婦人に視線を移した。

手入れの良い銀髪、微笑む顔の薄い化粧。淡い紺色縦縞のワンピースも長袖で、
小柄で上品な老婦人だった
「いやあ、まったく・・・」
私は曖昧に頷き、再び眺めていた頭上の映画看板に視線を戻した。

鞍馬天狗。拳銃を手に、白馬に跨る嵐寛十郎。その背後には杉作少年。
「アラカンさんの映画、お好きでしたの?」
アラカン。懐かしい響きの呼び名だ。鞍馬天狗を演じる嵐寛十郎は、
その名でしたしまれた剣劇スターだった。

「ええ、大ファンでしたねえ、この長い顔に黒頭巾が似合ってましたし、
 舞うような立ち回りにも何とも言えない風格があって格好良かった・・・
 もうこんな時代劇役者は出て来ないでしょうねえ・・・」
私はアラカン鞍馬天狗の、独特な含み声まで耳に甦らせながら、
後の方は呟く声で彼女の問いに答えた。

「ふふ、黒頭巾なんて懐かしい言葉・・・」彼女が微笑み、
「そういえば、怪傑黒頭巾の看板もありましたわよ」と、
立っている道路の背後を指さした。
「見ました、大友柳太郎。彼も好きなスターだったんです。あなたも・・・?」
「いえいえ、私は女の子でしたから、あまりチャンバラ映画の男優さんは・・・
 憧れていたのは女優さんの方ですわ」
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忘れ得ぬ二人の女。其のニ

◇忘れ得ぬ二人の女
pic_9.jpg
昭和35年。
私は銀座のある老舗靴店に勤めていた。少々事情があって、
志望していた美大を諦め、前年春に高卒で入社したのである。

入社約一年間は裏方、つまり商売と靴の基本を習うために、
仕入れや在庫管理の仕事を行う浅草の倉庫部で働いて、
やっと華やかな銀座本店に通い始めたころだった。

確か、早春。そう、店長が美大志望の私の稚拙なセンスを買ってくれて、
銀座通りに向けた宣伝垂れ幕を書かせてくれたバーゲン中だったから、二月の末。
外は寒い最中だが、二ヶ所の暖房の石油ストーブを消すほどの暑い混雑の中。
一人の接客を終えた私は、背後から小さな声で名を呼ばれて振り向いた。

「やっぱり、瀬川君だ・・・」
若く綺麗な、見知らぬ女性だった。私は一瞬キョトンとしたらしい。
その私の表情に、彼女の白い頬がプクッと膨れた。
「忘れちゃったの?私は、すぐに君が分かったのに!
 渋谷の○○小学校の同級生の、横山千穂子よ!」

ワッ、と思った。小学校を卒業してミッション系の女学院に進学した千穂子。
淡い恋心をいだいていた少女は、信じられないほど変貌していた。

長い睫毛は同じでも、細い眼は切れ長に澄んで、色黒だった肌も白く、
頬もふくよか、瘠せてた四肢にも肉が付いていた。
「おどろいたよ。綺麗になったんで・・・」
「ばか、こんなに忙しいのに、お世辞なんかいらないわ!
 それより、ねえ母の靴を選んで上げて。
 混み過ぎて外に出ちゃったの、今連れてくるから、ね!」

身を翻して客の間を縫い、外に向かった千穂子が母親の手を引いて、すぐ戻ってきた。
確かに今の千穂子に似た上品な中年女性だった。小学校時代に会っていたら、
あまり似てない母親だと思ったかもしれないが・・・。
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忘れ得ぬ二人の女。其の三

◇素晴らしき肌
渋谷駅の昔
珍しく澄子は酔った。最初にデートした、渋谷のトリスバーだった。
井の頭線下北沢に住む彼女と、東横線祐天寺に自宅がある私は、
勤め帰りに便利なそのバーで飲む事が多かった。

その夜の澄子は何か不機嫌だった。
私や、気心知れたバーテンとの会話も少なく、飲むピッチも早かった。

十時頃、澄子の門限前だが、冗談を交わしていたバーテンが隣の澄子に
顎をしゃくり、首を横に振った。
「変だね、できあがっちゃったよ・・・」
澄子はカウンターに顔を突っ伏していた。確かに変だ。何時もと違う。

私は帰る事にした。酔った澄子を止まり木から下ろし、
抱き支えながらバーの扉を押して、トロリーバスの大通りに出た。
右側は明るく東横デパート、都電のターミナル。左は宮下公園の夜の闇。
抱き支え、密着しているのは、初めて知った澄子のムッチリと温かい柔肌。
私は彼女のふらつく身体を闇に誘った。

「ベンチで、少し休もう・・・」酔眼を覗き込むと、澄子はウンと頷いた。
ベンチに座らせると、澄子の重い身体が、私にもたれ掛かってきた。
街灯の明かりに白い顔。薄手のセーターを盛り上げた、円い胸も大きく波打っている。
私は堪らず、澄子の顔を片手で仰向かせてしまった。

澄子は一度開いた眼を閉じた。赤い唇がキスを誘ってわなないた。唇を重ねた。
澄子は苦しげに喘ぎ、早くも舌をうねらせて、私にしがみついてくる。
赤い口紅は妙に甘ったるく、絡み合う舌にまでその味を移していて、
私を恐ろしく興奮させた。

セーターの乳房に掌を当てた。ムワッと弾む柔らかい膨らみ。興奮は頂点に達した。
乳房を揉まれる澄子も同じなのか、両腕に力を込めて私にしがみついてくる。
狂おしく舌をうねらせ、紅の甘さを私の官能に塗り付けてくる。
勃っていた。私のペニスは痛いほど、ズボンの内で勃起していた。

「澄ちゃんが、欲しいよ・・・」
囁いた私の口の周りは多分、彼女の口紅で真っ赤に染まっていたろう。
その紅が剥げた澄子の唇は、街灯の明かりを受けて艶やかに濡れ光っていた。
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忘れ得ぬ二人の女。其の四

◇最高の女性の悶絶姿
小林ひとみ36
そのように肉体関係になり、さらに親しくなった私達だが、
澄子の門限は未だに生きていて、バーで飲めば連れ込み旅館に入る時間が無く、
飲まずに彼女の媚肉を求めるのは何か飢えている獣みたいな気がして、
私は痩せ我慢の日々を送るようになった。

それでも、初夏を迎える頃までに、私は門限前に二度ほど澄子を抱けた。
しかし、彼女の性感の成長はなかった。
「ねぇ、私と善ちゃんは、何でも話せて、
 いつも仲良く飲める親友でいた方が良いのかもしれないね・・・」

そうなのか、と私も頷きたくなった。だが、澄子の裸身は余りにも魅力的だった。
その肌を抱く事も私の恋の悦びだった。
私は澄子の性器を舐め、そんな味気無い言葉を掻き消そうとした。
でも駄目だった。彼女は嫌悪の表情を浮かべて、その愛撫を拒否するのだった。

五月初旬。澄子は念願かなって、本店に移動する事になった。
その本店の定休日が、銀座の商店街と同じ月曜日。
「今度は休みが一緒だから、映画も観にいけるよね!」
澄子は目を輝かせて、そう言ったが、私にとっても嬉しい事だった。
昼間からデートが出来るし、外食し、映画を観た後で、
門限を気にせず交われば、彼女の反応もまた違うはずだった。

私はその定休日を心待ちにしていた。
その初旬のある日、横山千穂子が一人で私の店に現れた。
この日も買い物ではなかった。
「ねぇ、今度の月曜日は定休日でしょ?歌舞伎座のチケットがあるから、
 良かったら一緒に観に行きませんか、と母から言われて誘いに来たんだけど・・・」

表情が、何かに怒っているように強ばっていた。口調も妙に真剣で早口だった。
私の初恋の女性。その母親からの誘い。心は少し揺らいだが、月曜日。
私はあらぬ理由を考えて即座に、でも丁重に断った。

「そう、じゃあ仕方ないわ、またね!」
千穂子はあっさり頷き、さっと身を翻して店から出て行った。

「おいおい、良いのか、歌舞伎座だぞ?」
そばに居た先輩が苦笑して、
「そうか、歌舞伎座が何なのか、まだ知らないのか・・・」
馬鹿にしたように呟いた。
「知ってますよ、歌舞伎座って、勧進帳の芝居なんかやる劇場でしょう?
 僕の趣味じゃないんですよ、古臭くて・・・」
そうやり返したが、その先輩の苦笑の意味が判ったのは、月曜日の夜。
渋谷の連れ込み旅館で、澄子が教えてくれたのだ。
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忘れ得ぬ二人の女。其の五

◇同時に去った二人の女
ひまわり
虚脱状態になった澄子。美しかった、愛しかった。
「澄ちゃん、本当に結婚しようよ・・・」
私は、寄った時より目の縁を赤く染めている澄子に囁いた。
はぁはぁ、と喘ぐだけで彼女は無言。汗が光る乳房、凹んだ白い腹の、
その汗を溜めた臍も、まだ苦しげに波うっている。閉じる力を失った太腿。
それは真実エクスタシーに達した女体の赤裸な姿だった。

「死にそうになったわ・・・」薄く眼を開いた澄子が、やっと声を漏らした。
そして、重そうに両手を伸ばして、私の抱擁を求めた。
「恐かった、何か、身体も心も何処かに堕ちて行くようで、
 気持ち良いんだけど、恐かった・・・ああ・・・」
澄子が私の胸に顔を埋めて呟く。その息はまだ乱れて、熱い。

「ね、俺と結婚しよう!澄ちゃんと、こんな風に、毎日一緒に暮らしたいんだ!」
汗に濡れた彼女の背を強く抱き寄せた。
「だめよ・・・私ねえ、父親に結婚相手を決められちゃったの・・・
 だから、善ちゃんと、こうなりたくなかったんだ・・・」
「決められちゃった・・・それ、もしかして、あの日だったの?」
澄子は答えなかった。
私の太腿を挟んだ脚に力を込めて、無言で身を擦り寄せてきた。
それが答えだった。

「わかった、俺は澄ちゃんのお父さんに会うよ、必死に頼んでみるよ!」
駄目、と澄子が顔を上げた。眼に強い光りを込めていたが、潤んでいる。
「私のお父さん、堅気の人じゃないの。
 入れ墨背負ってるの、だから、会っちゃ駄目・・・」
堅気じゃない?入れ墨。彼女の父親はヤクザ・・・。

嘘なのか本当なのか。意外な澄子の告白に私の頭は混乱した。
自然に彼女を抱く腕の力が緩んで、するりと私の腕の中を擦り抜けた澄子が、
静かに身をおこした。

「判ったでしょう、気持ちはとても嬉しいけど、結婚は出来ないのよ・・・」
紅が落ちた唇に寂しそうな笑み。明るくヒマワリのような澄子には似合わない。
だが、私は立てなかった。
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短小男の性戯に狂う人妻。其の一

◇主婦の一念発起◇
短小男01
人生80年とは申しますが、50の声を聞きますと、
さすがに女は冬の時代に入った様な一抹の淋しいさを禁じ得ないものです。
十代が春なら、二十代は初夏、三十代は盛夏、四十代は秋、
そして五十代はさしずめ晩秋とでも言ったところでしょうか。

けれども、鏡に映る自分はまだまだ捨てたものでは無いと言う
微かな自負心を消し去れないのも、また事実なのです。
女の五十代とは、ある意味では中途半端な年齢なのかも知れません。

二人の子供は成人し、定年間近の夫もとりあえず健康にやっている・・・。
もともと夫は手のかかる人ではありませんし、ゴルフだ囲碁だと、
自分の趣味に忙しく走り回っています。夫婦仲が悪いと言う訳では有りませんが、
私と夫はすでに空気のような存在になっているのです。

四半世紀以上も夫婦を遣って居れば、どこの家庭もこんなものなのかも知れません。
夫は妻をもはや女だとは思っていないし、妻もまた夫を男だと感じられなく成っているのです。

そして子供は子供で母親を必要としなくなり、気が付けば家庭の中で
孤独を噛み締めている妻であり母親である女がひとり・・・。
私もまた、そんな空虚さを味わっていました。
日々を漫然と過ごして、時間が無為に流れて行くような虚ろに浸っていたのです。
こんな毎日が楽しい訳はありません。

何か生き甲斐のようなものを見つけなくてはならない。
私がこう言う考えに行き当たったのは、まさに必然中の必然でした。
趣味でも仕事でも何でも構わない、兎に角時間を有意義に使う
方法を見つけなければ・・・下の子供が大学を卒業したのを機に、
私は思い切って社会飛び出してみる決心をしたのです。

社会に出るとは言っても、結婚してこの方ずっと家事と育児しか知らない私でした。
それで無くとも、この不況です。簡単なパートでいいと思いつつも、
中々仕事には巡りあえませんでした。

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短小男の性戯に狂う人妻。其の二

◇誰にも言えない秘密◇
短小男03
気持ちの張りは、すぐに表に表れて来る様でした。
初めは不慣れでしたが、だんだんと仕事のコッも掴みはじめました。
心身ともに生き生きしているのが、自分でも判りました。
(生き甲斐を持つって、素晴らしい事だわ)

パートに出るようになってから、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。
時給は800円ほどで、たいして家計の足しに成る訳でもありませんが、
お金はさほど重要なことではなかったのです。

仕事は家事に比べてやり甲斐のあるものでした。職場の雰囲気も明るく家庭的で、
何より私は“上司”に恵まれていました。
「ねえ、大江さんてステキよねえ」
「ホント。私たちよりかなり若いけど、グッときちゃうわ」
「あと二十若かったら、色目使うとこなんだけど・・・」
「ふふっ、あんたも好きねえ」

他のパート主婦の間でも、大江信彦の人気は中々でした。
人柄の良さは勿論の事、大江の外目・雰囲気は生活に疲れた主婦達の
女心をくすぐらずに止まないものだったのです。

「ほら、ちょつと朝の連ドラに出てる俳優に似てるじゃない」
「背が高いけど、ガッチリしてる。あれは女泣かせだよ、きっと」
「いかにも、女っ蕩しって感じもするのよね。亭主にするのは危険だけど、
 遊び相手にはバッチリじゃない」
「セックスも強そうじゃない、持ち物も、立派そうよ・・・」

お昼の休み時間など、私達は大江の噂話に花を咲かせていました。
何時しか私も、他の二人に負けない位大江に興味を募らせる様に成ったのです。

しかし、所詮興味は興味でしかありませんでした。大江は私よりも二周り近くも
年下で、独身とは言えかなり遊んでいる様子です。
そんな男とどうこうなろうと考えるほど、私は図々しくはありません。
つまり、大江は私たちパート主婦のアイドル、職場の花?に過ぎなかったのです。

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短小男の性戯に狂う人妻。其の三

◇これが我がムスコです◇
短小男06
私には返す言葉が見当たりませんでした。
短小・・・大江さんは、男としては致命的とも言える欠点を持っていたのです。
「そんなカラダが恥ずかしくて、いままで素人の女性とは寝たことがないんです。
 とは言ってももちろん僕も男だから、欲求もありますよ。
 どうしょうも無くなった時は、自分でやるか、ソープランドへ行くんです」

やる瀬無い表情で、吐き捨てるように大江さんは続けました。
「ソープなら商売だから、どうってことない。僕は金を払ってるんだ・・・
 そうやって虚勢を張っていても、やっぱり惨めに成るんです。
 どうしょうもないコンプレックスなんですよ、短小ってのは。
 ソープの女もね、僕のペニスを見ると軽蔑した顔をする。
 実際そんな時はやり切れなくなるんですよ」

大江さんのピッチが早まりました。一方、私はグラスを持つ手も止まりがちでした。
「どうしたんですか・・・何か言って下さいよ、智子さん」
「私・・・何て言っていいのか、でも・・・」
大江が短小だからと言って、決して私は落胆しませんでした。
また、そんな筋合いでもないでしょう。

「人間って、誰も欠点を持ってるものじゃないかしら。
 努力ではどうしょうもない欠点って、確かにあるわよね。
 それなら、長所で欠点をカバーすればいいんじゃないですか?」
「ふふ、優等生的な答えだな。それじゃあ智子さん、
 僕が長所で欠点を補うと言ったら、一緒にホテルへ行ってくれますか?」
「・・・」

私は返事に詰まりましたが、もう驚きはしませんでした。
「あなたの方こそ、このオバアチャンをからかうつもり・・・」
「そのつもりだったら、こんな話はしませんよ。
 僕は智子さんに望みを賭けていたんです」

私達はスナックを出て大岡川沿いを暫く歩いて、
最近改装工事の終わったばかりのシティーホテルへと足を踏み入れました。

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短小男の性戯に狂う人妻。其の四

◇生涯の思い出セックス◇
短小男08
まず私が大江にサービスしました。可愛らしいペニスを口に含み、
心を込めて吸いはじめたのです。
「う、う~ん、いいなぁ。智子さんは上手だよ」
すぐに大江は反応を示しました。心地良さそうに腰を振り、
ペニスにも芯が通ってきたカンジでした。

(やっぱり、ここまでかしら、五、六センチってとこね)
最大にまで勃起しても、精々私の薬指ていどにしか膨張しません。
これでは大江が自信喪失するのも無理からぬことでしょう。

「ああ、いい!こんなに優しくして貰ったの久し振りですよ」
私の気持ちを察したのか、大江は早々にフェラチオを切り上げようとしました。
「もう十分です。こんどは、僕が智子さんをよくしてあげる番ですよ」
「あっ、あら!そんな・・・」

ベッドに組伏せられ、大きく両腿を割られました。
ぼんやりと明るいところで秘部を淫らな視線に抉り抜かれて、
子宮をワナワナと震わせていたのです。

「あんまり見ないで、見ちゃイヤよ!」
子供も二人生み、それでなくとも年齢のせいで色素が沈着している性器です。
カラダにだって自信がある訳でも有りません。それなのに、大江は飽きずに
食い入るように私の全身を・・・とりわけある一部分を眺めているのです。

「そう言うわりには、濡れてますよ。だんだん、ヌルヌルが出てきた・・・凄いぞ」
「ああっ、ああっ、はぁーっ・・・」
指一本触れられて居る訳でもないのに、私は切ないほど高まっていました。
どうにかしてほしい、此の侭だと気が違ってしまう・・・。
限界まで追い詰められたとき、ようやく大江は私に触れてきたのです。

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短小男の性戯に狂う人妻。其の五

◇狂い咲きの戯言◇ 
短小男11
仕事に就き、大江という愛人を手にした私は、いよいよ人間として女としての
輝きを取り戻すようになりました。五十代からはじまる人生もある、
世の中そう捨てたものでもない。私は第二の人生を謳歌し始めたのです。

年増女が若い男に血道を上げるというのは、よくある話です。
けれど、其の反対はまず稀だと言っていいでしょう。
狂い咲きの女の戯言だ、と人は笑うかもしれません。けれど私たちの場合、
私に負けず劣らず大江の情熱も烈火のごとく燃え上がっていたのです。
ノロケさせて下さい。つまり、この五十女と三十男のカップルは相思相愛だという訳です。

ペニスが大きいだけが男じゃない、と私が言うように、若いだけが女じゃない、
と言うのが大江の持論です。大江が求めていたのは、酸いも甘いも噛み分けた女、
大陸的な包容力を持つ女だったそうです。
「こんなふうに自分を晒け出せるのは、智子さんだけだ。
 僕の第一印象は当たってたよ。君を面接したとき、この人しかいないと直感したんだ」

大江の私に対する想いは、相当のものでした。これほど想われて、
心を動かされない女などいないのではないでしょうか。
私もまた、彼の気持ちに応えるべく、求められるがままに彼と情事を重ねています。

平々凡々な生活をしてきた自分が、まさか若い男との情事に身を焦がす事になろうとは、
夢にも想っていませんでした。けれど、人間なんて判らないものです。人生、一寸先は闇、
そして光明をえることもあるようです。

不倫をする主婦が自分を正当化する為に、自分の夫との夫婦生活の不満をあげる
人が多いものですが、私は敢えて夫を悪く言う積もりはありません。
私達は見合いで結婚したのですが、夫は今も昔も変わらず優しく真面目で、
家族の為に一生懸命に働いてくれました。家も持ち家でローンの支払いも終わり、
今は老後の為にと、一生懸命貯金もしていますし、万が一の為にの生命保険も
私が終生食べていけるだけのものは用意してくれています。

性生活は世間並みと言えば言えるでしょうが、月に何度かの交接は今も欠かしません。
大江のような執拗な愛撫はありませんがそれなりに女の歓びを感じさせてくれます。
真面目で浮いた噂もなく、堅実な家庭を築いてくれた夫と一生をともにする気持ちは
決して代わる事はないでしょう。

けれども人間なんて弱いものです今、私のカラダは女盛りの活力に溢れています。
大江と言うパートナーを得て、瑞々しい活力を湛えているのです。
夫も「勤めに出るように成ってから綺麗に成ったな。いい男でも出来たか」
と冗談めかしに言うほどに、カラダの方は満ち足りています。

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短小男の性戯に狂う人妻。其の六

◇雪の夜の思わぬ出来事◇  
短小男13
ある夜、家に電話が掛かって来ました。その夜は珍しく、夫も子供達も家におり、
みんなで居間で談笑していたのです。
「智子さん・・・僕だよ、大江だよ」
電話を取った私は、顔色を変えました。家には連絡しない約束なのに、
と足が震える思いでした。

「ちょつと出られないかしら、いま、君の家の直ぐ近くまで来てるんで」
「いま?いますぐはちょつと・・・」
「来てくれないのなら、これから君の家へいくよ。それでもいいのかい?」
「わ、わかったわ。行くわ」
「脇の路地に、車停めてある。待ってるよ」

それは大変危険な行為でした。けれど、行かない訳にはいきません。
家族には、近くまで来た友人に会って来ると嘘を言って家をでました。
大江の車は、家とは目と鼻の先に停まっていました。
腹立たしい気持ちと会いたい心が絡み合って、何とも複雑な心地でした。

「困った坊やね。こんな夜遅く、私を呼び出すなんて・・・」
「とにかく乗ってよ、寒いだろう」
冬だというのに、私はコートを着て来るのも忘れていました。
「急に会いたくなったんだ。君の家も一度、見てみたいと思ってたし・・・」

取り合えず、私は車の助手席に乗り込みました。
即、走り出すかなと思いきや、車は動こうとしませんでした。
「どこかへ行くんじゃないの?」
「いいや、どこへも行かない」
「あっ、ダ、ダメよ、こんなところで・・・」

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短小男の性戯に狂う人妻。其の七

◇肉体のきずな◇
短小男16
素敵なシティホテルで、恋人と過ごすクリスマス・・・。
こんなクリスマスを迎えるのは、生まれて初めての事です。
ホテルのグリルでディナーを満喫したあと、
私と大江は最上階の客室に引き篭もりました。

私が一晩、家を空けると言っも、夫は何の疑いも持たず。
「行っておいで、35年ぶりの同窓生が田舎から出て来たのなら、
 一晩ゆっくり話をしてくればいい」と全く私の言葉を信じて疑わないのです。
そんな夫に甘える私は本当に悪い妻です。

今夜は時間を気にせずに愛し合う事が出来ます。
「智子さんに、クリスマスプレゼントを持ってきたんだ」
部屋へ入ると、大江は私に小包を手渡しました。
プレゼントを貰うなんて、何年ぶりのことでしょう。私は感激しました。

「まあ、嬉しいっ、何かしら」
早速包みを開けると、私はパッと顔を赤らめました。
中から、大・中・小合わせて三本のバイブレーターが出て来たのです。
「大江さんたら・・・。私、こんなもの私初めて見たわ」
「いいだろう?僕、もっと智子さんに歓んでもらいたくて、
 こいつを選んだんだ。こいつを使って一晩中遣りまくろう!」

一番大きいのは真っ黒で、黒人のペニスを連想させました。
中くらいのは肌色をしていて、イボイボがたくさん付いています。
ピンク色の小さいバイブは、見掛けはこぶりだけど、
動きが細やかでリモコン操作ができるのだそうです。

私達は一緒に風呂に入りながら、お互いのカラダを思う存分、
愛撫し合いました。そうやって十分に下準備をすませてから、
ベッドに潜り込んだのです。

「この黒いやつは、僕の百倍もありそうなでかさだな」
「大きすぎて、何だか怖いわ」
言いつつも、やはり私の胸は期待に膨らんでいました。それは、
長さ二十センチ、太さは四~五センチ位の信じられない程の巨大さでした。
短小男17
「いいから、足を開いて、スイッチを入れるよ」
大江がスイッチを入れると、黒いバイブは何とも嫌らしくくねりはじめます。
ヴィーンヴィーンと唸りながら、肉の割れ目に徐々に没入してきたのです。

「うっ、ううう・・・」
大ぶりな振動が柔襞を震わせ、思わず私は腰を泳がせました。
人間技では絶対に真似の出来ない、力強く規則的な律動でした。
「あああーっ、大きいわァ・・・凄いっ」

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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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