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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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稀代の名器を持った女。其の六

◇稀有の名器◇
稀代の名器6-1
“グクーン、グクーッ”という彩子の喉の鳴る音を聞いたように思うが、
私の脳中は真白になっていて、定かに認めた訳ではない。
「これからよ、まだしっかりして」
彩子の声が私を励ますように私の耳朶に響く。
私は快感が尾を引いていて、其の言葉を快く受けた。
「ああ、いいよ、もちろん、これからさ」

彩子は私の言葉に勇を得たのか、ゆっくりと身を起こすと、
今度は正面から私の顔に跨った。彼女の淫液を含んだオマンコが、
再び私の顔面を抑え込み、陰裂が私の唇をググーッと塞いだ。

(アッ、それはイヤダと言ういとまが無かった。
 自分のザーメンを啜りこむのは幾らなんでも不快だ)
しかし、そんな拒否権は私にはものの様に、彩子は平然とヒップを据えつける。
正面から男の顔を股座で捉える事で、彩子は別の快感を感じているようであった。

「さあ、しかっかり、オマンコの味見をするのよ。私がいいって言うまでね」
彩子は前屈みになると、両手で私の髪の毛をしっかりと握り締める。
この姿勢では私の顔がオマンコの角度に平衡してピッタリと収まる。鼻も唇もスッポリと
オマンコの中へ埋め込まれ、最早一分の隙もない肉地獄であった。呼吸さえ出来ない。
この生き地獄を抜け出るには、一刻も早く彩子の気をいかせるしかない。

私は舐めて舐めまくった。しかし、その舌戯に比例して粘膜は倍増して、
私の顔半分はおろか、眼まで粘液に侵され、瞼を開けることさえ出来なくなっていた。
しかし、その暗黒に近い世界に入って、私は初めて本当のエクスタシーを知った思いであった。

窒息死するかもしれない、忘我の世界の中で、眩く被虐の悦びに似た快感の渦の中へ
溺れこんでいった。しかし、無意識の使命感に似たものが、私に舌の動きを促している。
私は忘我の中で舐め奉仕を続けた。(アア、窒息して死ぬ。俺はオマンコに圧し潰される)
そんな思いが、暗黒の世界に天国の花園を幻覚させていた。

「ああ、いくわ、あんたもいって」
突如、といった感じでさいこの叫び声が私を幻の世界から現実に引き戻した。
“ウワッー、ウググ、ウワーッ”
嬌声が二階の寝室の壁を震わせ、そして激しい女の腰の動きと共に高らかに響いた。
私の勃起は幻覚の中で萎縮していった。
彩子はドバーッと私の口中へ淫液を迸らせ、崩れるように倒れてしまった。

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新聞配達の女。其の一

~パチンコ土産~
新聞配達の女1-1
「やあ、おはよう!」
「あ、おはようございます。また起こしてしまいましたか?」
「なんの・・・私はもう年寄りだから朝は何時も五時前には起きていますよ。
 あなたも毎朝のことで大変だね、頑張ってくださいよ」

私としては、挨拶がわりに毎朝そんな事を言っている積りなのだが、
髪を後ろで束ねた色の浅黒い女は、この朝も嬉しそうな顔をした。

「ありがとうございます!」
朝霧の中に、元気のいい声が返ってきた。この女性と、朝の挨拶を
交わすように成ってから、私の人生に生きる張り合いが戻って来たのだ。

女性の名前は中山輝子と言った。新聞配達をしていて、年齢は44歳。
私とは20歳も離れている。二人の子供の母親だが、事情が有って亭主は居ない。

新聞が毎朝五時十五分頃、郵便受けに入れられるのはずっと前から知ってはいたが、
其れを配達しているのが女性だったと気付いたのはつい半年前の事だった。

商売の電気工事の仕事を息子達に引き継ぎ会長職という立場でタマに事務所に
顔を出すだけで専ら趣味の花弄りと詩作に一日を紛らせる毎日だった。

其の日、私は夜中の三時に目が覚めて、寝付かれないままパソコンの電源を入れて
メールのチェックやウエブ検索したりして時間を潰していた。妻には五年前に先立たれて
いるので家には誰も居ない。パソコンにも飽きて表に出て見た。四時頃だっただろうか。
外はまだ夜の気配が濃かったが、近所の小さな公園にまで早足に歩いていった。
そこで昔習ったことがあるラジオ体操の真似事をしてみると、意外に気が晴れた。

心も肉体も清々して帰って来たのが、五時過ぎのことだった。久し振りに晴れやかな
顔で家に入ろうとしたら、後ろから声を掛けられた。
「おはようございまーす!」

気分が良かった私は、振り返る前に「おはようございます」と、
久し振りで気持ちのいい挨拶を口にしていた。
「ああ、新聞屋さん、毎朝ご苦労さま」
浅黒い肌の色をした女は、嬉しそうに笑顔を見せると、
「朝のお散歩ですか、お元気ですね」
「なーに散歩というほどでもないよ」
何処かで犬の吠える声がした。

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新聞配達の女。其の二

~緑のシール~
新聞配達の女2-1
こうして私と女は少しずつ打ち解け、互いの家のこと等も話すようになった。
といったって新聞配達の途中で、忙しい最中である。

込み入った話などは勿論出来ない。それが出来たのは、顔見知りになってから
二ヶ月ほどたってから後の事だった。
其の日の朝は新聞が休刊日だったので、私は七時ぐらいに床を離れた。
それから顔を洗って朝飯を食べて、また昼時になると、何時もの癖で郵便受けを
覗きに行った。(うん、手紙がきているようだ)

小さな絵の付いた白い角封筒を手にすると、私はそれを裏返して見た。
差出人の名前は中山輝子となっていた。はて?と一瞬迷ったが、すぐに思い当たった。
(あの新聞配達の女性だ。そうか、名前は輝子と言うのか)

中山という苗字は、前に自己紹介された時チラッと聞いた事があった。
それを部屋に持ち帰ると、私は若造みたいに胸をドキドキさせて封を切った。
中から可愛いマンガの絵が印刷された便箋が出て来た。私は其れを一気に読んだ。

『杉田様。毎朝お声を掛けて頂いて、ありがとうございます。
 お声を掛けて頂く様に成ってから、新聞配達があまり苦にならなく成りました(本当です)。
 会った時に話せば良いのですが、何しろ慌ただしく、
 それに私自身も少し気が引けますので、
 こうしてお手紙を差し上げて杉田さんのご意向を伺うことにしました。
 実はかなり以前から、娘達がチョコレートのおじさん、(すみません、家ではこう呼ばせて
 いただいてます)に関心を抱いているらしく、「デートに誘えば?」などとうるさく言うのです。
 チョコレートの好きな娘達ですが、チョコレート欲しさに言っているとは思えません。
 私の話を聞いているうちに、チョコレートおじさんのことに好感を持ったのだろうと思います。
 そこでお願いです。もし、差し支えなければ本日の午後四時頃、 
 お宅におじゃましたいのです。そして、日頃のお礼にお家の中を掃除させて欲しいのです。
 (奥様がお亡くなりに成ってご不自由ではないかと勝手に想像しました。
 外れていたらお許しください)
 そこで、イエスだったら郵便受けに、この緑のシールを貼っておいていただけると
 ありがたいと思います。それでは失礼します』

封筒を振ってみると、小さな丸いシールが出て来た。
私は興奮しながら其れを手に取ってみた。(あのひとが掃除に来てくれるぞ!)
散らかった部屋の中を見回すと、私は立ち上がって時計を見た。
時計を見るまでもなく正午に近かった。(あと四時間だ)

シールを手に、私はそそくさと玄関に出た。そして郵便受けのよく見える処に
其れを貼っておいた。

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新聞配達の女。其の三

~久しぶりの女体~
新聞配達の女3-1
「いいんです、分かりますよ」私がそう言った直後、彼女は手を握り返して来た。
そして、私の上に覆い被さって泣き崩れたのである。

「ウアアア~ン、私だって淋しいんです。朝は新聞配達をして昼間はスーパーで
 一生懸命に働いていますけど、子供二人を抱えて、もう限界なんです。
 何の楽しみも無い人生なんて・・・もう、いやっ」
彼女が泣くままに私はじっと手を握っていた。そして、泣き声が消えると同時に、
中山輝子は、私と炬燵の中で抱き合っていたのである。

「こういう日が来るのを、ずっと期待していました。アア~、男の人と、
 こ、こんな事するの本当に久し振りなんです」
浅黒い顔を涙で濡らした中山輝子は、私の体にしなやかな四肢をからみ付かせてきた。

「私の様なこんな爺さんでもいいんですか?」
年甲斐もなく緊張して、私は片手で中山輝子の股間をまさぐろうとした。
だが彼女はGパンを穿いていた。
「脱がせて・・・それから今日は輝子と呼んで下さい」

私は強く輝子を抱きしめた。
「あうん・・・」
たよりない吐息を漏らし、柔らかな体が私の胸に収まった。
ふんわりとした体が、芯の抜けた人形のように、ぐったりとしなだれかかってくる。

私は激しく唇を奪った。
「んぐ!んむむ・・・」
健康そうに日焼けした顔が苦しそうに歪む。それも舌を差し込むと、恍惚と目を細める。
私は脱力した体を抱き上げて私の寝室に運んだ。

母親に総てを委ねた赤ん坊のように、ぐったりと全身の力を抜いて横たわる輝子だった。
軽く瞼をとじ、もうどうにでもして下さいと言った様子である。
私は年甲斐もなく荒々しい興奮に囚われ、剥ぎ取るような乱暴さで、輝子の着衣を
脱がせていった。

輝子は瞼を閉じたまま、腰を浮かせたり、身をよこにしたりして、私が着衣を脱がすのを
手伝ってくれた。輝子は、またたくまに一糸纏わぬ全裸姿となり、
私の眼の前に長々と裸身を横たえていた。

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新聞配達の女。其の四

~輝子の膣内~
新聞配達の女4-1
「輝子のオマンコ、凄いじゃないか。こんなにキツィなんて・・・」
「あああ、そんな恥ずかしいこと言わないで・・・」
今でもまだこれほどなのだから、三十代の頃は、どれ程のしまり具合だったのかと、
つい想像してしまう。唾液まみれの乳首を指で弄び、同時に膣の指を動かす。

「あっ、あっ・・・杉田さん、そんな・・・ああんッ!」
指がサネ頭の一点をとらえていた。くねる裸身に快感の汗が滲み、
吐息が甘く乱れてくる。膣肉をクチャクチャとこねくり、親指で快楽のボタンをプッシュする。

「あひっ!」
引き締まった下腹部が、痙攣を起こしたように波打ち、膣襞がまたギュッと指を絞めた。
輝子の内部は、入り口より、中の方が良く締まるようだった。

乳首とクリトリス、そして内襞を三本の指で甚振ってやる。
「ほら、輝子のオマンコがズキズキ言ってるよ。こんなに熱くて・・・」
「あああ、うそ、私、そんなことしてないわ・・・あぁぁん・・・」
指を一本追加して、二本指で輝子の蜜壷をこね立てる。桜色に染まった裸身が
狂おしげにくねり、おわん型の乳房をせわしなく波打たせていた。

私は膝の間に、身を割り込ませていった。
「輝子、もうビショ濡れだよ。ああ、こんなに真っ赤な色をして・・・」
差し込んだ二本の指を、内部でVサインを作るように開いてみる。

「あ、いや、何してるの・・・?」
「輝子のオマンコの穴を広げているんだよ。
 中の方までよーく見えてるよ。真っ赤なお肉がこんなに」
「い、いやだぁ・・・」
輝子は昇り詰めた様な表情で喘ぎ、二本指で横長に拡がった膣口を、
必死に閉じようとしている。花弁の上部から芽吹いている桃色の真珠を、
親指でズブッと押し埋めた。
「あうんッ!」白い喉をピーンと引き攣らせ、輝子が仰け反る。

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新聞配達の女。其の五

~女の淫らな本心~
新聞配達の女5-1
女も一度肌を許すと大胆に成るものの様で、
私は輝子を誘って風呂場に行った。浴槽も、洗い場も輝子の手によって、
綺麗に磨き上げられていて見違えるような風呂場に成っていた。

風呂場では指と口の愛撫で何度も声を上げさせ、気をやらせたが、
挿入は我慢した。
「私ばっかり気持ちよくなって・・・アナタはずるい人・・・」

浴槽の中で彼女は私の勃起した男根に手を伸ばしてきた。愛おしそうに触る。
彼女を浴槽の縁に座らせて、足を拡げさせてシャワーを使い、
彼女の秘所を刺激してやると。
「気持ちが良い」といいながらも、「早くお布団にいきましょう」と言う。

ふっくらとした下腹部の肉感と、肉付きのよい太股などは見ているだけでも欲情する。
下腹部の付け根を覆った逆三角の陰毛は、艶やかな黒髪と同じ漆黒の茂みだ。
「ああ、恥ずかしいわ・・・」
シャワーの湯が陰毛伝わって小水の様に股間から流れ落ちる。

湯当たりして朱に染まる裸身を恥らうようにくねらせ、
視姦される悦びにフーフーと吐息を乱していく輝子だ。
「浴槽の縁に立って両脚を拡げてごらん」
「ああ、そんな・・・!?」
私の余裕とは正反対に、まるで一人で高ぶっているかのように、
輝子は熟れた肉体をくねらせる。そして浴槽の縁に乗り言われもしないのに、
私の視線に下腹部が触れるような形で後ろの壁に上体をもたれ掛けた。

「輝子の大切な処を良く見せておくれ」
「オマンコが見たいのね・・・ああ、いいわ、私の全てを見てください・・・」

両脚を立てる格好で太股を割り開く、輝子の陰部は、恥丘周辺に茂みが密生しており、
付け根の周辺はツルリとしていた。肉付くのいい秘裂はそこだけうっすらと赤みを帯び、
小振りなラビアを恥ずかしそうに覗かせ、その内部は妖しい期待にヌラヌラと濡れ輝いていた。

「オマンコの中をよ~く見せておくれ、
 輝子の恥ずかしい穴が見えるくらい、割れ目を拡げてごらんよ」
「・・・は、はい」
恍惚とした面持ちで頷き、指で腫れぼったい割れ目を押し広げる。
粘膜の谷間が一瞬にして菱形に開き、
小さなラビアが内部の鮮やかな桃色を晒して、開花した。

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新聞配達の女。其の六

~刺激的なひと時~
017a.jpg
20歳以上も離れた輝子は44歳とは言え、私からは若いお嬢さんにしか見えなかった。
そんな若い女性を弄ぶも同然に、己の衝動の標的にすることは、
背徳感のこもった高ぶりを私にもたらした。

風呂から上がり布団に入るまでのひと時を私は輝子を全裸で過ごさせた。
もちろん、私はパジャマを着ているままだ。輝子は従順な性格だった。
私の求めには、ほとんど拒まなかった。

早速、丸裸のまま、郵便物を取りに行くよう求める。
輝子はそれだけで、淫らな感情を高め、太股の内側を淫液で汚してしまう。
「さあ、早く郵便物を取ってきなさい。近所の人に見られないよう注意するんだよ」

私の家の周辺は古い分譲住宅地で、隣家同士が離れている。なので人目は少ないが、
玄関からポストのある門までは、3、4メートルはある上、朝刊を配達している輝子の事を
見知って居る人もいる筈である。

私は二階の寝室から見物と決め込んだ。白い裸身を真っ赤に上気させた輝子は、
玄関から顔を出し、辺りをキョロキョロ窺うと、両手で乳房と下腹部を隠して、
身悶えするようにポストまで走り出した。

大きなヒップが恥ずかしそうに脈打つ。今にも転びそうな面持ちでポストから何通かの
郵便部を取り出す。喘ぐ吐息を白くかすませながら、プルンプルンと揺れてしまう大きな
乳房を大きな封筒で押さえ、内股の下肢をくねらせるようにして玄関まで逃げ戻ってくる。

二階の寝室に上がってくると、私に郵便物を渡す事も出来ずに、
の場にへたり込んでしまった。
新聞配達の女6-1
「よく出来たね、ご褒美をあげよう」
心ここにあらず、といった様子の輝子を、うつ伏せに押し伏せ、
大きなヒップをぐいっと引き上げる。
「・・・あ~ん」

露出の興奮に濡れそぼった秘肉がヒップの真ん中からせり出す。私はズボンを下ろし、
硬直したペニスを輝子のオマンコに打ち込み、尻タブが鳴るほど突き込んだ。

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はぐれ恋。其の一

◇縁の切れ目◇
はぐれ恋1-1
私は来年には古希を迎える男だが、10年前に離婚し、目下やもめ暮らしだ。
別れ話は妻の方から言い出された。
直接の原因は私に愛人がいるのがバレた事だったが、本当はその数年前から
妻が友人と始めたブティックが一応の成功を収め、自立できる自信がついたので、
私が定年になるのを機に別れる事を決心したという。三人の子供たちのうち二人は
独立して居たので、末っ子は妻が引き取った。

有名女子大卒で、頭が良くて何事にも私よりエネルギッシュ。以前から家庭には
納まりきれないところの有る妻だった。愛人問題を正面から詰め寄られては、
離婚に同意するしかなかった。
離婚の直後、愛人は結婚するからと言って、私から去っていった。今にして思うと、
彼女は不倫のスリルを楽しんでいて、家庭を失ったたそがれ老人には、
何の魅力も感じなくなったと言う所だろう。

幸い仕事は定年まで手掛けていた事業の関連会社から、取締役技術部長として
迎えられたので今でも現役で働いている。慣れてしまえばやもめ暮らしも、結構快適で、
掃除、洗濯、料理等なんでも一人でこなせる様になった。
そして何より自由ががある、酒を飲みに行くのも、好きな山登りも勝手気ままだ。

離婚したての頃は、淋しさを紛らわせる為に、毎晩の様に酒を飲んでいた。
自然と馴染みの店も何軒か出来、中でも私はスナック『S』に、一番良く通った。
『S』は女盛りの美人ママ、寛子(当時45歳、今は55歳か)と、
マスターとでやっていて厨房には和美さんという30代のお手伝いさんがいた。

小さなスナックだったが、結構繁盛していた。ママの客あしらいの巧さと、和美さんの
こぼれんばかりの笑顔が客の心を引き付けてやまなかったのだ。

私は10年通つて寛子ママを取り巻く人間関係が幾分か分かって来た。寛子ママは
元プロ歌手という肩書きがあり、某レコード会社から是までにシングルを5枚ほどを
出したがヒットに恵まれず今は専属契約も切れフリーで音楽活動をしていると言う。

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はぐれ恋。其の二

◇奥の座敷で◇
はぐれ恋2-1
そして今年の春寛子ママの亭主が、肝臓癌で亡くなったと聞いた。
人の死を喜ぶのは不謹慎だが、正直是で寛子ママを抱けるチャンスへ
一歩前進したと思えた。

そして夏の或る日、何時ものようにスナック『S』の扉を開けた。
客は誰もいずママとマスターがギターを弾いて、『新曲』の練習中だった。
私は暫く彼等の音楽を、チビリチビリと水割りを飲みながら聞いていた。
そして、ママが「何かリクエストがあればギター伴奏で歌って上げるわよ」
と言った。私は「最近の歌は分からないよ」と言うと。
マスターが「古い歌でも良いですよ」と言う。
私は『さすらいの唄』歌えるかい?」と、自分の好きな大正時代に流行った
北原白秋の作詩になる古い流行歌を、多分若い彼等は知らないだろうと
思いながらリクエストすると、

「随分、古い唄を知ってるんですね、其の唄、俺の親父が好きで、
 子供の頃からよく聞かされていましたよ」
と、マスターは早速イントロを弾き始めた。
「私も知ってるわ」よと
「いこかもどろかオーロラの下を、ロシアは北国果て知らず・・・」
と、惚れ惚れするような美しい澄んだ声で歌い始めた。
それが終わると、「湯の町エレジー」とか「湖畔の宿」と間をおかずに歌い、
古い歌の好きな私の為にカラオケには無い様な歌を何曲も歌ってくれた。

そうなると私の方も何時に無くグラスを重ねてしまって、つい度を過ごした感じで、
途中で気分が悪くなってきて、奥の部屋で酔いを覚ますことになった。
客も居なかったからだろうが、寛子ママは私に付き添って親切に介抱
してくれたばかりか、
「ちょつと休んで気分が良くなったら私が送っていくから、
 これを飲んで横になると良いわ」
蒲団を敷き終えると、そう言って常備薬の箱から白い錠剤を飲ませ、
横になった私の額へ濡れタオルを当てたりして、甲斐甲斐しく世話を
してくれたのである。

それでカウンターへ戻るかと思っていると、ママはその後も部屋に居残って、
私の枕元で静かに雑誌か何かを読んでいた。

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はぐれ恋。其の三

◇辛抱出来ない◇
はぐれ恋4-1
『なあ、寛子、これから何処に行きたい、ホテルかい、それとも和風な旅館が良いかい』
「和室はもういいわ、偶にはベッドでやりたいな、
 初恋の涙で萎んだ花びらを咲かせて見ようかしらね」
とか何とか、歌うような口調でそう言う寛子をふと見ると、アップに結った黒髪の束ね目に、
白い綿毛の上に薄いピンクの蘭の花をあしらった髪飾りを付けていて、
其れが漆黒の髪に映えて、彼女の横顔を一際色っぽく見せてた。

そんな寛子を急かせる様に勘定を済ませると、今度は私が車を運転して、
郊外に幾つか並んで建っているラブホテル群の一つへ車を乗り入れた。

「まぁ、暑い事!この部屋、冷房効いていないのかしら」
部屋へ入るなり、寛子はそう言って、慌しく向こう向きになると、
酔った大胆さなのか、サッサと帯を解き、浴衣を脱ぎ始めた。

上だけかと思って居ると、それだけではなく、肌着も脱いで、
ノーブラの白い背中を曝け出し、アレよアレよと思って居る間に、
スッポンポンの真っ裸になってしまった。

私の方を振り向くと、やや垂れ気味ながら見事に盛り上がった巨乳が目に飛び込んで来た。
なだらかな胸下には、両の乳房にそがれたように深い谷間が刻まれてます。

圧倒された思いで視線を下げると、白く張りつめた下腹には、
黒々とした陰毛が渦を巻いたように生え茂り、開き気味の太腿の付け根に
黒ずんだ大陰唇の盛り上がりが覗いている。

人一倍スケベな私の旺盛な性欲をそそり立ててくる眺めであった。

寛子は其れを隠そうともせずに、寧ろ誇らしげに私の目の前へ曝け出して、
コケティッシュに微笑んで居るのであった。

「貴方も、早く裸に成って、お道具を見せて!」此処で押されていては男の恥とばかり、
私も急いで服を脱ぎ真っ裸に成った。

寛子の肉付き豊かな裸の素肌に刺激されて、ペニスは既に痛いほどに充血し、
青筋立ててギンギンに勃起していた。
私はそれを片手で握って、グイと根元の方へ包皮をしごき、
赤黒く膨れ上がって、テカテカと照り輝いている亀頭をみせつけるように、
彼女の目の前へ突き出したのである。

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はぐれ恋。其の四

◇いい眺めだ◇
はぐれ恋4-1
私の言葉に、寛子は小陰唇の端を両手の指を摘むと、それを左右に押し開いて、
モクモクと外へ競り出している膣口を私に見せ付ける様にしながら、
更にシーャァ、シーャァ、シーャァと、大きな音を立てて長い放尿を続けた。

そうでなくとも痛いほど勃起してギンギンに成っているペニスは、湯の中で茹でられて、
真っ赤に膨れ上がってしまったのだ。
「どう、私の放尿シーン。こんな事は、誰にも見せたことは無いのよ」
『そうなんだ、それだけ俺には心を開いてくれたんだね』
「そうよ・・・、でもヤッパリ恥ずかしいわよ」
『良い物見せて貰ってありがとう、もっと眺めて居たいけど、
 俺、熱いお湯とオマンコに当てられて、もう逆上せてきた・・・』
「それなら、私が冷ましてあげるから早く上がってらっしゃい・・・」

私は急いで湯船から上がると、
立った侭で寛子の前へホカホカと湯気を立てているペニスを突き出した。
「まあ、本当に茹蛸みたいに真っ赤に成ってるわ」

一旦縮みかけて居たペニスは、寛子の手の中で直ぐに勢い良く勃起してきて、
隆々とした胴回りに青筋を絡ませていた。

「まあ、どうしょう、・・・こんなに大きくなっちゃって、
 私まで変な気分になってきちったわょ」
寛子はそう呟いて、潤んだような瞳で私を見上げていた。

セオリー道理に遣るならば、そのまま女の前へ腰を落ち着けて、先ず竿の先から
根元まで、根元からタマ袋、肛門まで十分に石鹸を擦りつけて、
良く泡を立たせた上で、万遍なく揉むと言うよりは愛撫するように洗って貰うのだが、
その夜はそんな余裕もなくて、早々に掛かり湯をして、
「寛子もオマンコだけ洗って早く部屋においでよ」
そう言い残して、浴室をでた。

ギンギンに勃起したペニスを指で軽く扱きながら、ベッドへ寝転んで待っていると、
程なくして全裸のままで、前も隠さずに寛子が遣ってきて、いきなりベッドへ
上がると、仰向けに成っている私の胸へ跨って来ました。

腰を落とすと、湯で温まったオマンコがベッタリと胸へ吸い付くように触れてきます。
下から眺めていると、静かに裸体を倒して、垂れ下がった左の乳房を両手で
抱くようにして、私の口許へ近づけ、乳首を口の中へ押し付けて来た。  

「ねえぇ、オッパイ吸って頂戴」
そう言って乳首を口に含ませながら頻りに腰を振っていた。

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はぐれ恋。其の五

◇小さな紙包み◇
はぐれ恋5-1
八月の末近隣の町内会の合同祭礼の打ち上げの後、元料亭の海鮮料理屋で
寛子を伴って高校の時からの友人と夕食を一緒にとる事にした。
友人も私も、二人とも車で来ているので、殆んどさけを飲む積りは無かったが、
それでは余り愛想が無いと思い、ビールを取って、飲みながら会話を楽しみ、
寛子にも勧め、そうなるとビールの数が増えて、殆んどは寛子の口に入っていった。

「この間、熊本に出張が有ってな、こんなものを買ってきたから、 
 君にも一つ進呈するよ」
食事の途中で急に思い出したように、友人は持っていた鞄の中から、
小さな紙包みを取り出して、私に呉れました。

何を呉れたのかかと、目の前で早速包装紙を破って中を見ると、
肥後ズイキで出来た性具のセットだった。

「まあ、何なの、これ?厭らしい恰好してるわね」
寛子はしってか知らずか、ズイキを竹の芯か何かに巻きつけて加工した「張形」を
手にとって、伺うようにそっと私の顔を覗き込みます。
「物知りの寛子ママでも知らないことがあるのかなぁ、
 これが有名な肥後ズイキだよ」
「まあ、これが肥後ズイキ?私が知ってるのはこんなものじゃなくて、
 それ、男のお道具にグルグル巻くの・・・」
「それなら、是だよ、これを、酒に浸して使うんだよ」

私は箱の奥の方に入っている一本成りの長いズイキを取り出して見せた。
友人はそんな私たちの会話を、ニヤニヤしながら聞いていたが、
不意にトイレへ立って行った。

「あぁ、暑いわ・・・」
私と二人きりに成ると、寛子はそう言って、浴衣の胸をはだけ、
乳房の深い谷間をちらつかせながら、掌を扇子代わりにしてて風を入れ始めた。
どうも寛子は酒が入ると、肌を見せたくなる性癖が有るらしい。
其の儘にして置いたら、裸にでもなりかねない気配だった。

何時かの夜の寛子との事を思い出していると、その心中を読んだように、
「ねぇ、此処が終わったら、何処かへ連れてって」
と、不意にしな垂れ掛ってきた。

そんな訳で、食事の後、再び郊外のラブホテルへ出かけて行った。

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はぐれ恋。其の六

◇小さな紙包み◇
はぐれ恋6-1
それから寛子とは月に二、三度身体を交える付き合いが始ったのであるが、私の長い
性生活の中でもこれ一回だけという、最初で最後の珍しい体験をしたことがあり、 
最後に其の事を書いて置きたいと思う。
其の日、所用があって寛子の住むマンションの近所を通り掛かると、
美容院から帰る寛子に偶然出会い、徐行しながら車のクラクションを鳴らして
合図をすると、彼女は小走りに近づいてきて、手お上げて停まるように合図するので、
路肩に寄って停車した。

「ねぇ、急用じゃなかったら、これから私につきあって?」
「もう俺の用事は終わったから、良いけど、寛子はこれからお店だろう」
「私のことなら後で何とでもなるわ、マスターに電話しとけば済むことよ
 ねぇ、はやく、車に乗せて」

ドアを開けてやると、寛子は急いで助手席に乗り込んできた。
「前回抱いてもらってから、もう十日目よ、私もうしたくて、したくて」
あっけらかんとした口調でそんな事を言い、片手をツイと私の股間へ差し出して、
ズボンの上から萎えマラを撫でてきた。
「そう言われても、俺、寛子のオマンコはもう仕飽きた感じだしな」
私のそんな憎まれ口に寛子は負けずに、
「何言ってんの、お前は俺の女房だ他の男とするなと言ったじゃない。言った事には
 責任持ってよ。オマンコ仕飽きたと言うんなら、オカマ掘らして上げても良いわよ」
と、言い返してきた。

「ほんとか?」
「嘘じゃないわ。その代り、私の言うことも聞いて頂戴」
「よしよし、何でも聞いてやるぞ」
冗談半分にそんな事を喋りながら、車がドラッグストアの近くを通り掛かると、
寛子は慌てたように其処へ車を停めさせて急いで店に入り、
何やら小さな紙袋を提げて戻って来た。

「慌てて、何買ってきたんだい?」
寛子は私の問いには、フフフと笑って答えず、やがてホテルに着いたのだった。

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はぐれ恋。其の七

◇入らないよ◇
はぐれ恋7-1
さて、これからどうなる事かと、私は興味津々で、寛子の一挙手一投足から
目を離さずに眺めています。
寛子は何時の間に用意したのか、綿棒の束を取り出し、それを五、六本、
輪ゴムで束ねて、それにもローションを塗りつけると、クルッと四つん這いの
恰好になり、綿の方を肛門に宛がい、グイグイと奥へ差し込んで行きました。

「さあ、アンタにもさせてあげようか?」
寛子は一寸はにかんだような笑いを口許に浮かべて私を見上げてそう言い、
促すように目で合図をした。
「俺、如何したらいいんだ?」
「その綿棒でお尻の中を掻き回す様にして穴を広げるのよ」

事も無げにそう言うので、私も興味半分で彼女の背後に回ると、
半分以上肛門の中へ入り込んだ綿棒の束を持って、回転させるように動かしてやった。
「大事無いから、もっと外へ広げるようにして頂戴」

言われるままに彼女の暗示に従うと、穴の入り口は思ったよりも大きく開く感じでした。
やっているうちに興味を覚えて、時間を忘れて綿棒を使っていると、
「さァ、それていいのよ。ねぇ、今度はあんたのチンポを入れて!」

と、寛子はゆっくりと仰向きになって、尻を持ち上げた恰好になった。
私は「犬取り」のように背後から挿入するものだとばかり思って居たので、
フト戸惑いを覚えて、躊躇していると。
「さあ、早くぅ、入れて・・・オマンコへ入れるのと同じ要領でいいんだから・・・」

寛子は尻の穴の縁へ両手の指を掛けて、左右に大きく押し広げるようにして、
待っています。私は思い切って彼女の股間へ近づき、亀頭の先を肛門へ当て、
グイと腰を押しましたが、跳ね返るような感じで、容易に挿入出来そうにない。
「入らないよ・・・オマンコに入れるのとは勝手が違うぞ」
「柔らかいチンポの方が簡単に入るんだけど・・・
 アンタのは固い上にカリが人より大きいから・・・
 もっとローションをタップリ付けて、思いっきり腰に力入れて、差し込んでぇ・・・」

言われた通り、私は一旦身体を離して、エラを張った亀頭から胴中かけて
ローションをベットリと付け直して、肛門の口へ押し当て、体重を掛けてグイッと
押すと、今度はズボッと亀頭の首まで入り込み、あッ、入ったと思った途端、
カリ首を喰い締めるような強い力で締め付けられた。

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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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