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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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愛情一杯の茶封筒。其の四

◇鏡に映る民子
パンストを穿く女
過去に私は、女を三人ほど知っていたが、彼女達はパンストを穿いていなかっものだ。
「これ、どうするんだい?」
私の手はツルツルした妙な手触りのする、パンストの表面を撫でるばかりで、
それをどう脱がせればいいのか判らなかった。

パンツと同じだとは判っていたが、何しろゴムの処も含めて、
パンストは民子の腰と太股にぴったりと張り付くように密着している。
指の入る隙間さえなさそうに思えた。

「うーん、たみこ・・・」
じれったくなって、私はパンストの上から彼女の盛り上がった部分を撫でた。
すると民子は「んん、あんんーっ」と呻くような声を上げて身悶えた。
私はなおも民子の股間を撫でさすった。

「うっ、うっ、あううう」
じんわりと温かいものが、私の掌に伝わってきた。
温かいと言うよりも、そこは他の肌に比べてはっきりと体温が高く、
熱いと感じるほどだった。

(火照っている!)
それだけで私は興奮し「民子は私に発情しているんだ」と単純に思った。
「脱げないよ、これ」
「ああ、ごめんなさい」
ファッションは都会的になっても、中身は純真な田舎娘のままの民子は、
目を開けてすまなそうに謝った。

「あの・・・」
民子は半身を起こすと、手をパンストにかけ、はっとしたような目で、
私を見つめた。
「・・・ん?」どうかしたの、と私は聞いた。
「これ、取るから・・・」
民子は恥じらいを見せてうつむいた。
「ああ、そうか・・・ごめん」
その仕種だけで、言いたいことが分かった。
「あっち向いて、見なければいいんだな」
私はちょっと戸惑いつつ壁の方を向いた。

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a4-2
なす術もなく前を見ていると、私の目の隅に小さなキラキラが映った。
「あ、そうか、あそこに鏡があったんだ」
と私はその時に成って思い出した。そしてよく見ると、
柱に掛けられた小さな鏡には民子の姿が映っていた。

(だめだ、こんなこと)
そう思いながら私は鏡に映る民子を見ないではいられなかった。
民子はスカートの下に両手を入れ、うつむいたままでごそごそとやっていた。

それから座り直すようにしたかと思ったら、ひょいと腰を浮かせた。
白い太股がにょっきりとスカートの外に出た。
私はそれを見てぐぐっと勃起した。それまで興奮はしていながらも、
充分には勃起していなかったのだ。多分、緊張していたのだろう。

(ああ、あの中に・・・)
スカートを穿いている時の民子の足はスラリと長く見えたが太股は
驚くほど肉付きがよく、むっちりとして白かった。
その付け根のところに勃起したものを入れるのだと思うと、
私はすんでのところで射精しそうだった。

「・・・すみません」
民子のか細い声が聞こえたので私は振り向いた。
民子は座ったまま、両手を胸のあたりで交差させ乳房を隠していた。
パンストはもうなかった。

「民子、いいんだね」
頷くのを見てから私は彼女を抱きしめ、再びその場に押し倒した。
もう躊躇いはなかつた。私は冷静に彼女の服を脱がせてやり、
自分も脱いで裸の体どうしを重ね合った。

「こわい・・・ああ、そっと・・・やさしくして」
両足を広げる時、民子の体は強張った。
「そんなに恥ずかしがらないで、ね、ほら、もっとここの力を抜くんだ」
挿入するまでに十分や二十分はかかったろうと思う。
挿入したらしたで、私はすぐに精液を漏らしてしまった。

民子はそれから二年後に私の妻となった。子供には恵まれなかったものの、
私達は幸せだった。だが、運命は残酷である。彼女は四十六歳の若さで
ガンに倒れて、帰らぬ人となったのである。去年が民子の十三回忌だった。
私は今、一人で民子の思い出と共に生きて居る。
END
  1. 妻を語る
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プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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