男の器とチンポのデカさ。其の二
~ハメて見てェよな~
「で、どんな感じだったんだよ?」
私達は、自分達よりもひと足先に“大人の男”になった仲間に訊ねた。
みんな、いやに神妙に成っていたのを、今でもはっきりと覚えている。
「いつもみたいに煙草を買いに行ったら『うちも商売だから売らないでもないけど、
あんたらまだ中学生でしょう』とか言うんだよ。
それで、『いや十分に一人前だ、あんたをイカせる事だって出来る』
って言ってやったら、『あら、そう?もうそういう歳?』って言うから、
そうだよ、って答えてやってさ・・・」
彼は口が立つ方だったから、あれやこれやと話を繋げて、
その晩、彼女に夜這いを掛けると宣言し、彼女に、“部屋の窓を開けておく”
と言う約束をさせる事に成功したのだと言う。
そして、近所や家族の目を盗むようにしてその部屋に近づくと、
彼女は、自分から気配を察して窓を開けて呉れたのだと言う。
「・・・それで?」
彼の“講義”を私達はドキドキしながら聞いた。
「女ってのは、濡れるんだぞ。濡れるってのは、どうなるか分かるか。
ワレメがグチョグチョになるんだ。小便を漏らしたのかと思うぞ、
でも小便とは違うんだ。小便よりもネットリしてて、ヌルヌルだ。
それに、中々乾かない。ワレメの中にはくちゃっとした肉がある。
それが結構大きくて、指で摘むと幾らでも伸びるんだ。
でも、そういうのは痛がるからやらない方がいいぞ」
彼は大袈裟な身振りをしながら、得意げに語り始めた。
「そんで・・・ハメると、どうなるんだよ?」
いつまで経ってもその核心に触れない彼に業を煮やして、仲間の一人が訊ねた。
全員が息を詰めて彼の返事を待った。
「・・・あのな」
彼はまた洋モクを咥え、マッチで火を点けて、
何か独特の臭いのする煙を噴き出しながら言った。
「最高だ」
それだけじゃわからんよ、と私達は彼をなじった。
けれども彼は、落ち着いて私達を見回しながらこう続けた。
「あのな、チンポが勃った時、何と言うか邪魔な感じがするだろう?
面倒くさいものって感じがしないか?」
私達は頷いた。彼はそれを確認すると、さらに言葉を続けた。
「ハメるとな、納得する。ここがその場所なんだ、これでいいんだ、って気がするぞ。
柔らかくって、熱くって、ヌルヌルしてる。此処に収めるのが当然だって気がするんだ。
そのためのチンポだって、しみじみ思う」
柔らかく、熱く、ヌルヌルしていて、チンポが嵌まるのにピッタリのところ。
其の感触を考えると、とっくに勃っていたモノが、さらに膨らんだような気がして、
ズボンの中が痛いくらい、いっそうきつくなったように思えた。
「ま、暫くは俺も、彼女と付き合ってやる積りだからよ。
いろいろと遣ったら又教えてやるからよ」彼はそう言って、話を納めた。
其の晩、私は幾度も自慰に嵌まった。
彼が言っていた感触をあれこれと想像しながら、陰茎を扱いた。
だが、放出して萎えるのは僅かな時間で、ものの数分もすると又陰茎は硬く反り返り、
私は覚えたての頃よりもよほど激しく、まるで猿の様に自慰に耽った。
自分でも呆れるほど、私の陰茎は疲れを知らなかった。
翌日集まった仲間たちは、誰も同じ様にくすんだ顔色をしていた。
其の顔色が何を意味するのかか、互いに言葉を交わさなくても充分に分かった。
私達は、いささか自虐的とも思える笑みを見せ合いながら、
「ハメてみてえよな」とだけ、言い合ったのだった。
「で、どんな感じだったんだよ?」
私達は、自分達よりもひと足先に“大人の男”になった仲間に訊ねた。
みんな、いやに神妙に成っていたのを、今でもはっきりと覚えている。
「いつもみたいに煙草を買いに行ったら『うちも商売だから売らないでもないけど、
あんたらまだ中学生でしょう』とか言うんだよ。
それで、『いや十分に一人前だ、あんたをイカせる事だって出来る』
って言ってやったら、『あら、そう?もうそういう歳?』って言うから、
そうだよ、って答えてやってさ・・・」
彼は口が立つ方だったから、あれやこれやと話を繋げて、
その晩、彼女に夜這いを掛けると宣言し、彼女に、“部屋の窓を開けておく”
と言う約束をさせる事に成功したのだと言う。
そして、近所や家族の目を盗むようにしてその部屋に近づくと、
彼女は、自分から気配を察して窓を開けて呉れたのだと言う。
「・・・それで?」
彼の“講義”を私達はドキドキしながら聞いた。
「女ってのは、濡れるんだぞ。濡れるってのは、どうなるか分かるか。
ワレメがグチョグチョになるんだ。小便を漏らしたのかと思うぞ、
でも小便とは違うんだ。小便よりもネットリしてて、ヌルヌルだ。
それに、中々乾かない。ワレメの中にはくちゃっとした肉がある。
それが結構大きくて、指で摘むと幾らでも伸びるんだ。
でも、そういうのは痛がるからやらない方がいいぞ」
彼は大袈裟な身振りをしながら、得意げに語り始めた。
「そんで・・・ハメると、どうなるんだよ?」
いつまで経ってもその核心に触れない彼に業を煮やして、仲間の一人が訊ねた。
全員が息を詰めて彼の返事を待った。
「・・・あのな」
彼はまた洋モクを咥え、マッチで火を点けて、
何か独特の臭いのする煙を噴き出しながら言った。
「最高だ」
それだけじゃわからんよ、と私達は彼をなじった。
けれども彼は、落ち着いて私達を見回しながらこう続けた。
「あのな、チンポが勃った時、何と言うか邪魔な感じがするだろう?
面倒くさいものって感じがしないか?」
私達は頷いた。彼はそれを確認すると、さらに言葉を続けた。
「ハメるとな、納得する。ここがその場所なんだ、これでいいんだ、って気がするぞ。
柔らかくって、熱くって、ヌルヌルしてる。此処に収めるのが当然だって気がするんだ。
そのためのチンポだって、しみじみ思う」
柔らかく、熱く、ヌルヌルしていて、チンポが嵌まるのにピッタリのところ。
其の感触を考えると、とっくに勃っていたモノが、さらに膨らんだような気がして、
ズボンの中が痛いくらい、いっそうきつくなったように思えた。
「ま、暫くは俺も、彼女と付き合ってやる積りだからよ。
いろいろと遣ったら又教えてやるからよ」彼はそう言って、話を納めた。
其の晩、私は幾度も自慰に嵌まった。
彼が言っていた感触をあれこれと想像しながら、陰茎を扱いた。
だが、放出して萎えるのは僅かな時間で、ものの数分もすると又陰茎は硬く反り返り、
私は覚えたての頃よりもよほど激しく、まるで猿の様に自慰に耽った。
自分でも呆れるほど、私の陰茎は疲れを知らなかった。
翌日集まった仲間たちは、誰も同じ様にくすんだ顔色をしていた。
其の顔色が何を意味するのかか、互いに言葉を交わさなくても充分に分かった。
私達は、いささか自虐的とも思える笑みを見せ合いながら、
「ハメてみてえよな」とだけ、言い合ったのだった。
- 若き日の性欲
- / trackback:0
- / comment:0
- [ edit ]
comment
プロフィール
Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
カレンダー
フリーエリア
最新記事
- 広告のページ (12/31)
- 小説・おにあざみ。其の一 (01/14)
- 小説・おにあざみ。其の二 (01/14)
- 小説・おにあざみ。其の三 (01/14)
- 小説・おにあざみ。其の四 (01/14)
- 小説・おにあざみ。其の五 (01/14)
- 小説・秋の夜話。其の一 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の二 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の三 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の四 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の五 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の六 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の七 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の八 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の九 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の十 (12/13)
- 小説・秋の夜話。其の十一 (12/13)
- 入院顛末記。其の一 (11/16)
- 入院顛末記。其の二 (11/16)
- 入院顛末記。其の三 (11/16)
- 入院顛末記。其の四 (11/16)
- 入院顛末記。其の五 (11/16)
- 入院顛末記。其の六 (11/16)
- 入院顛末記。其の七 (11/16)
- 昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其の一 (11/10)
- 昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其のニ (11/10)
- 昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其の三 (11/10)
- 昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其の四 (11/10)
- 昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其の五 (11/10)
- 昭和のメルヘン・ゆびさきの詩(うた)。其の六 (11/10)
カテゴリ
月別アーカイブ
- 2017/12 (1)
- 2015/01 (5)
- 2014/12 (11)
- 2014/11 (28)
- 2014/09 (10)
- 2014/06 (7)
- 2014/01 (1)
- 2013/07 (5)
- 2013/05 (14)
- 2013/03 (4)
- 2012/12 (9)
- 2012/11 (5)
- 2012/10 (312)
- 2012/09 (42)
- 2012/08 (95)
- 2012/06 (6)
- 2012/04 (5)
- 2012/03 (11)
- 2012/02 (21)
- 2012/01 (33)
- 2011/12 (7)
- 2011/10 (6)
- 2011/09 (4)
- 2011/08 (5)
- 2011/07 (13)
- 2011/05 (44)
- 2011/04 (125)
- 2011/03 (55)
- 2011/02 (12)
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード