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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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両手に花の果報者。其の四

◇30%の向上◇
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奈緒美からまた注文が出た。
「上になっても体重を掛けないものよ。肘で支えて、そう、あたしに体重を掛けない様にするのよ。
 さっきは重くて動けなかったわ。そう、そうよ。軽くして、ゆっくり動かしてね」
益々初回は下手くそだったと言うことを痛切に自覚させられが、変だと思うのは、そんな注文は
さっきつけても良かったのに、さっきは何も言わずに終わってしまった事だ。

初会はじっと観察して私を試験していたと言う事か。何事もゆっくりが時間を掛ける事が良さそうだ。
今度はまず膣口に宛がったり、膣前庭の海に泳がせて間をとってみる。
実際、泳ぐと言って良いほど愛液が溢れている。亀頭の先っぽをチョツトだけ入れて、
そこで休む。それから、一気にグィとばかりに彼女のカラダを貫くように入れた。
ウッと彼女は息を詰まらせて受け止めた。

二交目であるから、すべてに余裕がある。先夜、節子に教えられたように、
ゆっくりと女陰の奥の部分をチンポの尖端で掻き回し、時に抜き差しの動作を入れる。
今度は確かに奈緒美の反応はさっきとは違ってくる。
さっきよりも深いところから応じてくるし、さっきよりも押し殺した声が高くなる。

兄夫婦の部屋とは板壁一枚で、奈緒美のヨガリ泣きは充分には遮られない。
布団で彼女の声を塞ごうとするのだが、彼女はそれを撥ね退けてしまう。
相当、無我夢中になっている。奈緒美の密着した肌が汗ばみ、汗が噴き出す。
二人は共に汗にまみれる。奈緒美の唸り声はもう押さえがない。

「イクーッ、イキタイ、頂戴っ」
息せき切って奈緒美が最後のクライマックスを目指す合図をする。
私も気合を入れ直し腰を遣い始める。本腰をいれる。奈緒美はグッと背を反らす。
それから反動的に海老のように背をまるめて私を抱きしめ、獣の咆哮のような声を発する。
私も満を持して一気に発射する。ぐったりとする。彼女の膣肉が別な生き物のようにヒクヒクと息づく。

「いまの、どうだった?」
「そうね、65%、65点かな」
「あんなに、ヨガリ声、あげたのに?」
「あれ、わざとなのよ。兄嫁がセックスなんか致しませんみたいな、
 真面目くさった顔してるでしょ。兄と兄嫁に聞かせようと思ってわざと出したのよ。
 ねっ、ねっ、兄嫁って変なケチよ。一度使ったコンドームを洗って干して、
 シッカロールつけてまた使うの。射精一回三億匹も出る精子って、
 顕微鏡の世界の微生物みたいなもんでしょ。あの薄いゴムをゴシゴシ洗いして目に見えない
 小さな穴が開いたら駄目じゃない。そんな事も判らないバカな女なのよ。
 あたしは独りだから、兄夫婦が遣る時、壁に耳をつけて聞いてることもあるの。
 あれって可笑しいものね。普通の物音が止んで異常に静かになって、
 かえって注意を引いて置いて、それからささやかな衣擦れの音と押し殺した声に混じって、
 おっかしいの。そしてね、明らかにやっちゃってるのに、最後に小さな悲鳴を上げるだけ。
 だから、女のアクメってそんなもんじゃないって事、判らせるのよ。
 それでわざとエクスタシーの声、大きく出したのよ」
 
023azx.jpg
なんと悪魔的な女だろうか。離婚すると言って都落ちしてきていて、その話もどう落ち着くか
判らないのに、兄夫婦に隠しもせず浮気をしている。それだけでも重大な事件なのに、
それを誇示して兄嫁を挑発したと言うのだ。

「65点はチョツト辛い採点よね。
 でも、セックスって奥が深いってこと、知っといた方が貴方の為なのよ。
 本当を言うと、最初の男も二番目の男も大学生で、貴方よりもっと速くてもっと下手だったわ。
 5、6回遣ったけど、何時も同じ50点以下。貴方は最初50点で二回目が65点だもの、
 30%のアップなんて凄いじゃない。だから、素質あると思うのよ。
 亭主は助平男だからとっても上手よ。新婚時代は、まず帰宅して一発。
 風呂へ入って食事して一発。寝しなに一発。真夜中に一発。明け方に一発。
 食事して出勤前にまた一発。まぁ、六発は遣ったわね。オソソがヒリヒリしてたわ。
 貴方の事を65点って言ったけど、当たり前なの。貴方は素質があるわ。
 ねえっ、拗ねないでね。一眠りして、もう一度抱いて」

私は全くの初心者。回数を聞いて習い始めた囲碁の事を思い出した。
師匠核のアマ有段者が、「千局打てば初段になれるよ」と言っていた。
一日に一局なら三年、一日に三局なら一年かかる。セックスに段級位が有る訳ではないが、
相当奥が深いらしい事は良く判った。

目を閉じながら、三回目はどうやって遣ろうかと考えていた。
明け方、ほとんど同時に目が覚め、同時に相手のカラダに手を伸ばしていた。
「朝はね、挨拶程度でいいの。夜、寝床に入った最初の時はまあ中位ね。
 一休みして、二発目は濃厚で激しくて、大ね。朝は軽くて小でいいのよ。
 キスして、軽くボボ慣らしして、濡れたらすぐ嵌めていいわ」

何もかも教えて貰っている。たしか『青い麦』と言うフランス映画があった。
成熟した人妻が教師で純真な青臭い少年が生徒の話だ。
24歳と22歳ではそんなに開きはないが、女の方が早熟なのだし、
既婚女と独身男の経験差は大きく、人妻教師と未熟生徒には違いないのだ。
言われた通りの手順をこなしつつ、サックを装着する。

「ねっ、後ろから入れて」
奈緒美は背を向ける。でっけえなぁと感嘆してしまう尻の側から肛門越しに挿入する。
朝はエネルギーの浪費を省くのだという。後側位というのか、こんな体位も初めてだった。
膣口の抽送と膣奥の回転を続ける。彼女は右手を導いてクリトリスに宛がわせる。
擦ったりせず、中指を当てて置くだけで良いと云う。スーハースーハーと彼女の息遣いが
変化してゆく。

この横着な姿勢は楽で良い。重なった上下関係の時はそうでもなかったが、
この横向きの前後関係だと、奈緒美がしきりに臀を動かしてくれる。
女性優位のリズムとかペースとか膣内のチンポの当たり所とか捏ね回し方とかが
自由に調節出来るらしい。私は悠々と応じていれば良い。持続力には自信が出てきている。

初回は90%独り善がりで果てたとすれば、裏を返した二回目は60と40の関係、
馴染んで出来た三回目は奈緒美が80%熱中し、私は20%で大きな女体を背後から
チンポ一本で操って居ると言う優越感がある。そんな具合にして、奈緒美にませにして、
同時に果てた。果てる時だけ、奈緒美は声を発した。
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日曜日、日直の日だった。その日は私の主宰すね素人劇団の稽古日で、
会社に亜矢子と恭子の二人が来て、応接室で登場人物が女二人だけの一幕物
田村秋子作「断崖」の稽古をしていると、奈緒美がふらりと入って来た。
「ちょつと赤のれんのご主人に会う約束があって、時間があるから見学に来たの」

露骨に蔑みと言うのではないが、東京女は優越感をもって見学している事が明らかなのだ。
なんといっても地方の訛りがある。それだけで、アガってしまう。それだけなら我慢も出来るが、
奈緒美はなんとソファーに、まるでゴヤのマヤのように横たわったのだ。
他人である男の前で見せる姿勢ではないし、田舎娘を挑発する小悪魔的な所業である。
亜矢子と恭子は鼻白む思いだったろう。帰るという奈緒美を階段まで送ると、
「あなたにキスマークつけたのはどっち?貴方の好みはスラッとした恭子さんみたいだけど、
 キスマークは、女の直感では、グラマーな亜矢子さんって言う女よね。
 今日はあたしお客さんだから、夜来てもダメよ」

そんな事を囁いてそっさと急な階段を下りていった。兄夫婦の居候の奈緒美にお客?
どうにも良く判らない。稽古が終わって、亜矢子と恭子は連れ立って帰っていった。
奈緒美の挑発的な態度を見て、亜矢子は腹を立ててしまったかもしれない。
独りの日直だから誰を憚るこもない。私はチンポを勃起させる。勃起させようと思えば、
開けゴマの合図のように我が息子は簡単急速に応じてくれるのだ。

皮を捲ると赤い、爛れのブツブツが不気味だが、サックを被せれば性交可能だった。
ピースの空き箱を丸めてそこに我が息子を嵌めてみると、なんと楽々と入ってしまう。
ピッチリが標準だと言うが確かに私のは太さに於いては標準以下だった。ならば長さは如何か?
計測の為に物差しを当てるのだが、これは根元のどこにどんな具合で当てれば良いのか。
上部と睾丸側の下部では大きな違いがあるし、上部でも、
軽く当てると14センチ強といった程度だが、きつく根元に押し当てると、16センチ弱位になる。
強だの弱だの4、5ミリ程度の差は当て方次第でなんとでもなってしまう。
中途の抽送状態ではなく、最後の最後にこれ以上は入らないとばかりにグイッと奈緒美の
オマンコに突き入れ密着させた状態を想像する。奈緒美に寄れば12.7センチが
日本人男性の標準だというから、これは無理せずとも長い部類に属するようだ。

そんなふうに独り埒もなく遊んでいると、亜矢子から電話が掛かってきた。
ちらし寿司をつくるから、食べに来てね、アレも買ってきてね、と言う。
亜矢子のちらし寿司は画家の端くれらしく赤・青・黄などの配色が鮮やかだ。
旨かった。酒も飲んだ。話も弾んだ。彼女は地方画壇の閉鎖性を批判した。
県展などの選考は作品の善し悪しよりも、人脈と情実と金が絡み、厭に成っていると言う。
  1. 年上の女
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アヤメ草

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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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