両手に花の果報者。其の八
◇酔って狂って(2)◇
そして、浮気の罪滅ぼしに燃えるという事も有るらしいと言う事は、
浮気をしている男から聞いた事がある。
「浮気をして帰ると、かあちゃんが可哀想になって、いつもより愛しちゃうんだよな」
奈緒美にもそう言う心理が働いたのだろうか。
いや、自己本位の奈緒美は、それを自己の快楽のために役立てただけだ。
奈緒美は不貞腐れてそっぽを向いた。さすがの私もカッとなって、
思わず往復ビンタを食らわせて、外に出た。
走って、駅前のたった一箇所だけ開いている崖下の終夜営業のおでん屋で安酒をあおった。
北条は精悍な中年男だ。岩崎も小太りの勢力家だ。富永は卑しく貧相だが体格はいい。
男として私が最も若く、肉体そのもので劣り、性技の点でも未熟だ。
しかし、それにしても、私によって半年間の禁欲が解かれた奈緒美が、
私の稚拙な性技に飽き足らないのだとしても、噂だけだとしも、
見境のない何人もの男漁りは、狂っているとしか思えない。
飲んでも嫉妬と怒りは収まらない。コキュと言うフランス語が頭に浮かんでいた。
コキュ、つまり寝取られた亭主。浮気された男。まったく屈辱的事態だ。
ある意外な出来事が意外な出来事を呼ぶと言う事は有るものだと思うのだが、
駅前に出ると、酔っぱらいに絡まれて逃げ回っている娘を見かけて、
私は酔った勢いもあって助けに入り、終列車に乗り遅れて困っている娘に、
切通し横の安い木賃宿を教えると、なんと洋裁学校に通っているという其の娘は、
一緒に泊まっても良いと言うのである。一人泊まりは一室に二段ベッドが
左右にある相部屋だが、二人用の小さな個室もある。
三千円は売春のタイム分だから、素人娘と一晩やれるのなら、悪くない。
「お前、学生の癖に、誰とでも寝るのかよ?」
「酔っぱらいの中年男なんか厭だよ。お兄ちゃんは若くてハンサムだし、
少しヤクザっポイし、好きなタイプだから特別だよ。お礼の気持だよ」
こういう尻の軽い娘も居るのかと驚きながら、その見ず知らずの女を抱いた。
未成年の割には好き者らしく、前戯無しでも最初から濡れており、
だらしない女はオマンコもだらしないのか、締まりの弱い膣の中をこね回し掻き回すと、
女は地声の物凄いヨガリ声を上げる。
「女め、女め、女め、浮気女め、チクショウ」
私は奈緒美への復讐の気持を込めて女を責めた。ところが、責めれば責めるほど、
苛めば苛むほど、益々ヨガルのだから、女と言う動物は始末が悪い。
終わって、チリ紙をみると、血がついている。
「なんだ、お前、月経だったのか?」
「うん、あたし、月経の時、男が欲しくなるの」
私は不意に凶暴な気持に成って、
「お前の血を、お前の口で清めろ」
と強引にチンポを娘の口に押し込んで舐めさせ、そうやって勃起させると、
女の両脚を肩に担いで、荒々しくもう一発嵌め込んでしまった。
女はふたたび狂った様にヨガった。そのまま寝ようと思ったが、
目が冴えて眠れない。奈緒美への怒りが再び湧いてきた。
血に汚れた女を抱いた事が吉か凶か判らないが、其の儘また飛び出し、
おでん屋で一杯ひっかけて、酔ってふたたび元吉田町に引き返し、
怒張したものを強姦まがいに奈緒美にぶち込んだ。
奈緒美と二発やり、見知らぬ娘と二発遣ったあとだが、私の勃起は収まらない。
怒りのボボだ。身悶えする奈緒美を押さえつけ、乳首を千切れるほど吸引し、
下腹部を背中までぶち抜かんばかりの憤怒の抽送で荒々しく責め苛んだ。
私が征服感を感じていると、奈緒美は、ああいいわ、ああいいわあ、と喘ぎながら、
「北条さんっ」
と他の男の名を口にし、私が驚愕して腰の動きをとめると、
「ウソ、ウソ、ウソ。刺激したくってわざと言っただけ。動かして」
と続きを催促し、
「チキショウメ、売女、淫売、淫乱、淫婦」
と怒り狂って突きまくり、また昂まると、今度は、
「岩崎さんっ」
と別の男の名をまた洩らした。
「わざとよっ、わざといったのっ。突いて、突いて、もっと突いて。富永さんっ」
「腐れマンコ、売女、淫売、娼婦、妖婦、これでもか、これでもか」
私の半狂乱の攻撃マラに、奈緒美は是までになく燃えて悶えて乱れて、獣の咆哮を上げた。
それは板壁の隣室はもちろん、戸外にまでとどろく遠慮会釈のないヨガリ声だ。
そして、息が落ち着くとぬけぬけと、
「ああ、快かったわあ、仲直りのボボよね。95点あげるわ」
と抜かしたのだ。
そして、浮気の罪滅ぼしに燃えるという事も有るらしいと言う事は、
浮気をしている男から聞いた事がある。
「浮気をして帰ると、かあちゃんが可哀想になって、いつもより愛しちゃうんだよな」
奈緒美にもそう言う心理が働いたのだろうか。
いや、自己本位の奈緒美は、それを自己の快楽のために役立てただけだ。
奈緒美は不貞腐れてそっぽを向いた。さすがの私もカッとなって、
思わず往復ビンタを食らわせて、外に出た。
走って、駅前のたった一箇所だけ開いている崖下の終夜営業のおでん屋で安酒をあおった。
北条は精悍な中年男だ。岩崎も小太りの勢力家だ。富永は卑しく貧相だが体格はいい。
男として私が最も若く、肉体そのもので劣り、性技の点でも未熟だ。
しかし、それにしても、私によって半年間の禁欲が解かれた奈緒美が、
私の稚拙な性技に飽き足らないのだとしても、噂だけだとしも、
見境のない何人もの男漁りは、狂っているとしか思えない。
飲んでも嫉妬と怒りは収まらない。コキュと言うフランス語が頭に浮かんでいた。
コキュ、つまり寝取られた亭主。浮気された男。まったく屈辱的事態だ。
ある意外な出来事が意外な出来事を呼ぶと言う事は有るものだと思うのだが、
駅前に出ると、酔っぱらいに絡まれて逃げ回っている娘を見かけて、
私は酔った勢いもあって助けに入り、終列車に乗り遅れて困っている娘に、
切通し横の安い木賃宿を教えると、なんと洋裁学校に通っているという其の娘は、
一緒に泊まっても良いと言うのである。一人泊まりは一室に二段ベッドが
左右にある相部屋だが、二人用の小さな個室もある。
三千円は売春のタイム分だから、素人娘と一晩やれるのなら、悪くない。
「お前、学生の癖に、誰とでも寝るのかよ?」
「酔っぱらいの中年男なんか厭だよ。お兄ちゃんは若くてハンサムだし、
少しヤクザっポイし、好きなタイプだから特別だよ。お礼の気持だよ」
こういう尻の軽い娘も居るのかと驚きながら、その見ず知らずの女を抱いた。
未成年の割には好き者らしく、前戯無しでも最初から濡れており、
だらしない女はオマンコもだらしないのか、締まりの弱い膣の中をこね回し掻き回すと、
女は地声の物凄いヨガリ声を上げる。
「女め、女め、女め、浮気女め、チクショウ」
私は奈緒美への復讐の気持を込めて女を責めた。ところが、責めれば責めるほど、
苛めば苛むほど、益々ヨガルのだから、女と言う動物は始末が悪い。
終わって、チリ紙をみると、血がついている。
「なんだ、お前、月経だったのか?」
「うん、あたし、月経の時、男が欲しくなるの」
私は不意に凶暴な気持に成って、
「お前の血を、お前の口で清めろ」
と強引にチンポを娘の口に押し込んで舐めさせ、そうやって勃起させると、
女の両脚を肩に担いで、荒々しくもう一発嵌め込んでしまった。
女はふたたび狂った様にヨガった。そのまま寝ようと思ったが、
目が冴えて眠れない。奈緒美への怒りが再び湧いてきた。
血に汚れた女を抱いた事が吉か凶か判らないが、其の儘また飛び出し、
おでん屋で一杯ひっかけて、酔ってふたたび元吉田町に引き返し、
怒張したものを強姦まがいに奈緒美にぶち込んだ。
奈緒美と二発やり、見知らぬ娘と二発遣ったあとだが、私の勃起は収まらない。
怒りのボボだ。身悶えする奈緒美を押さえつけ、乳首を千切れるほど吸引し、
下腹部を背中までぶち抜かんばかりの憤怒の抽送で荒々しく責め苛んだ。
私が征服感を感じていると、奈緒美は、ああいいわ、ああいいわあ、と喘ぎながら、
「北条さんっ」
と他の男の名を口にし、私が驚愕して腰の動きをとめると、
「ウソ、ウソ、ウソ。刺激したくってわざと言っただけ。動かして」
と続きを催促し、
「チキショウメ、売女、淫売、淫乱、淫婦」
と怒り狂って突きまくり、また昂まると、今度は、
「岩崎さんっ」
と別の男の名をまた洩らした。
「わざとよっ、わざといったのっ。突いて、突いて、もっと突いて。富永さんっ」
「腐れマンコ、売女、淫売、娼婦、妖婦、これでもか、これでもか」
私の半狂乱の攻撃マラに、奈緒美は是までになく燃えて悶えて乱れて、獣の咆哮を上げた。
それは板壁の隣室はもちろん、戸外にまでとどろく遠慮会釈のないヨガリ声だ。
そして、息が落ち着くとぬけぬけと、
「ああ、快かったわあ、仲直りのボボよね。95点あげるわ」
と抜かしたのだ。
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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