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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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北行きの夜汽車で出会った女。其の五

◇死と快楽への衝動
宝珠山立石寺
山寺は松尾芭蕉の奥の細道に出てくる句
「閑かさや 岩にしみいる 蝉の声」で有名なところです。正式名称は宝珠山阿所川院立石寺。
山全体が境内になっているという歴史のある場所なのです。

里美もようやく落ち着きを取り戻したようです。
心なしか晴れやかな表情に見えるのは気のせいでしょうか。

山門を入ると鬱蒼とした杉木立に囲まれた千百段あるという石段が目に入ってきました。
私達は一歩一歩踏み締めるように、其の石段を登っていきました。
早い時間だけに訪れる人はまばらです。

額から汗が噴き出してきました。若い頃なら、この程度の石段は難なく登れたはずです。
しかし息が切れてきてどうしょうもありません。この時ばかりは本当に歳を感じました。

「ちょっと休んでいかないか」
「う、もう疲れちゃったの。もうおじさんなんだから」
里美が笑いながらそう言いました。仁王様が睨みをきかせる仁王門で一休み。
松の木が群生する山肌の、岩を削り取って作った社が見えました。
本堂がある奥の院まではもう少し、ようやく登り切り、二人で並んでお参りです。

そこから少し離れたところに、とても見晴らしがいい場所があると聞いていましたので、
立ち寄ってみることにしました。
五大堂と呼ばれるその場所に着くと、私は一瞬度肝を抜かれました。
眼下に広がる山並み、そして美しい緑の田園。
その雄大なパノラマに私はすっかり魅せられてしまったのです。

(死ぬなら、ここが最高の場所だ・・・)
私は咄嗟にそう思いました。
「ここから飛び降りたら、確実に死ねるよな」
「え?なに言ってるの」
里美の驚く声にまるで反応することもなく、
私は何かに引っ張られるように木の欄干から身を乗り出そうとしたのです。

「やめて!」
身体を押さえながら必死で引き留める里美の声に、私はようやく我に帰ったのです。
 
名称未設定 R0045
「死んでどうなるっていうの。新しい自分に生まれ変わる為って、
 あなたが言ったじゃない。あの言葉は嘘だったの!」
私を急激に恐怖心が襲い、膝ががくがく震えてきました。
そして私は、とっさに里美にしがみついたのです。

「怖い、怖いんだ。助けてくれ」
こんな情けない私を、里美はしっかり受け止めてくれました。
そして死の恐怖から逃れられたと思った途端、
私はどうしても里美が欲しくなったのです。
おもむろに唇を奪い、強く抱き寄せました。

背後から服とブラジャーを脱がし、ショーツをずり下げます。
木の欄干につかまる里美。
露になったむっちりとしたお尻に私はむしゃぶりつきました。
「あぅ、ああ・・・」里美の喘ぎが、私の興奮に油を注いでいきます。

尻たぶを両手で押し広げると、
私は舌先を尖らせて陰裂に差し込んでいったのです。
そこはすでに濡れまみれており、
生々しい女臭と酸味の強い味の愛液で満たされていました。

「お願い、入れてぇ、私の中に入れてぇ!」
そう哀願する里美。私も彼女も、なにか運命的なものに引き寄せながら
交わることを切望していました。
「入れるぞ。いいな」
蜜液でしととに溢れ返った膣口にペニスをあてがうと、
私は後ろからズブズブと埋め込んでいったのです。
名称未設定 X0026
肉襞がキュッと収縮し、私のモノを包み込みます。私は絶え間なく抽送を続けながら、
両手で乳房を揉みしだきました。
すると乳腺がわだかまり、乳頭から幾筋もの乳汁が吹き出てきたのです。
それは白糸のような軌跡を描き、遥か下の方に滴り落ちていきました。

野外でセックスをしたことなど一度もありませんでしたので、その興奮度は可也のもの。
おそらく里美も一緒でしょう。
私の腰の動きは、里美を確実に官能の世界に没入させていったのです。
「もうだめ、いくわ。いくぅ、いくぅ、いくぅ・・・」歓喜の絶叫が聞こえる中、
私も目の前が真っ白になるような壮絶快感に包まれながら射精を迎えたのです。

その日は、山寺の駅前旅館に泊まることにしました。小さな処でしたがなんともいえない
風情が漂っており、此処に決めたのです。
夕飯を終え、お風呂から上がった後、私達は蒲団の上で向かい合いました。
すると里美がこんな事を言い出したのです。

「今度は私があなたを解放してあげるわ。すべてを忘れさせてあげる。
 列車の中でされたことへのお礼よ。さあ、お蒲団に座って」
里美は一体何を始めようとしているのでしょう。さっきまでの彼女とはまるで別人のようです。

「私の身体に指一本触れちゃだめよ。そして全部言う事を聞く事、いいわね」
私にも異論はありませんでした。。是から何が始まるのか全く分かりませんでしたが、
すべてを楽しみたいという気持ちで溢れていたのです。

「まずここよね」
里美が右足の爪先を私の股間に伸ばしてきました。
淡いピンクのマニキュアが艶やかに光っています。
親指と人差し指で、ズボンの上から盛り上がった肉茎をゆっくりなぞっていくのです。
「あら、もうこんなに固くなってるじゃない。ピクピクいってるわよ」
服従を誓った私のペニスは、ズボンの中で痛いほど反り返っていました。
  1. 妻を語る
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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