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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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北行きの夜汽車で出会った女。其の六

◇二度目の人生
m男責め
「さあ、自分で裸になってよ」
私は服と下着を脱いで蒲団に横たわったのです。
「たっぷり感じさせてあげるわ」
全裸で仰向けになった私の身体を、里美の手がゆっくり撫で回してきました。
指の腹で円を描くように、つかず、離れず微妙なタッチで私の肌をざわめかせていくのです。

そして両手の人差し指が二つの乳首をこね回し始めました。
「う、うう・・・」
快感の電流が流れ、私はおもわず声を出してしまったのです。
目は半開きになり、里美の施す性技をおぼろげに追っているだけ。
怒張しきった肉茎は腹部にピッタリと貼り付きそうないきおいで硬直しています。

「ほぅら、こんなに乳首を固くしちゃって。気持ち良いなら良いって言いなさいよ」
「うん、いいよ。気持ちいい」
弱々しく答える私を見下ろしながら、里美の左手はそそり立ったペニスに伸びていきました。

右手で乳首の刺激を続けながらペニスを握り締めると、
ひねりを加えながら上下に動かしていくのです。
「こんなに大きくしちゃって。ねえ、一体これからどうしたいの?」
「・・・・」
「ちゃんと答えなさいよ」
「もう、そろそろ出したい・・・」

里美のしなやかな手でこねられるほど、私のペニスに快美感が広がり、
我慢汁が滲み出てきました。
「こんなに先っぽ濡らしちゃって、次は四つん這いになるのよ」
里美は男を狂わす手の動きを止めてそう言いました。

それに従い、私は体勢を入れ替えました。
後方から私を見つめている里美の目には、肛門が丸見えのはずです。
恥ずかしさのあまり、私の身体は小刻みに震え始めました。

「お尻の穴がしっかりみえるわ。そう、こんな汚いものまで私に見て欲しいの。
 あなたをもっともっと狂わせてあげるわ」
そう言うと里美は化粧用のローシヨンを取り出し、掌にたっぷり垂らしたのです。
 
ブログ用 0125
そして両手でこね合わせると、透明でヌルヌルした粘着液を滴らせた左右の指で、
私の尻たぶの谷間を跳ね上げるように交互に撫でさすっていきました。
「ほうら、気持ちいいんでしょう。ねえ」
「い、いいよ。最高だ」

さらにローションを手に取った里美は、四つん這いになった私のうしろから左手を差し入れ、
股間にぶら下がっている陰嚢をまさぐったのです。
クチュクチュという粘っこい摩擦音が、私の興奮を著しく煽り立てていきます。

粘着奉仕を続けながら、里美は私の肛門にローションを垂らしました。
ヒヤッとする感覚が背筋まで走り、新たな快感を心持にさせます。
「そろそろ私の人差し指、食べてもらおうかしら。さあ、いくわよ」
ブスッという音と共に、里美のしなやかな指が粘りついた肛門に突き立てられました。。

それは徐々に、受け身の快感奴隷と化した私の肛門粘膜を侵犯していくのです。
「う、うぅぅ・・・」
初めて経験する違和感に、私の肛門括約筋が激しい収縮を見せていました。
「もっと力を抜くのよ。ふふ、肛門がパックリ口を開けているわ。
 ほら、もっと深く入れてあげるからねえ」

里美の指がぷっくりした感触がある前立腺に触れました。
彼女は狙いすましたようにそこを擦り立ててきます。
痛いわけでも気持ちいいわけでもありません。
しかし、まるで自分が女になって濡れきった性器に指を挿入されているような気分なのです。
こんな倒錯めいた感覚は初めてでした。

初体験に身をよじる私の表情を垣間見ながら、里美は絶え間なく指の抽送を続けます。
すると次第に、私の違和感は細かい電気ショックへと変わっていったのです。
未だ経験した事の無い快楽の源泉から込み上げてくるような陶酔感。
それはペニスの単純な快感とは比べようも無いほどです。

快感中枢をダイレクトに揺さぶられるような激しい快感。そんな直接的な愉悦が、
前立腺を責め立てる里美の指先からもたらされているのです。
「う、うぅ、あああ・・・」
布団に突っ伏し、尻だけ上げた姿勢で、めくるめく快感に浸りきる私の喘ぎは、
ますます大きくなっていきました。
姉と弟06
里美は前立腺刺激と同時に、私の肉茎をヌルヌルした指で念入りに擦り続けていました。
指の第二間接が、カリ首の裏側に引っ掛かるように何度も往復します。
「ほら、この裏筋が気持ちいいんでしょう。ねぇ」充血しきった肉茎の先からは、
そんな淫声に反応するように透明な粘り汁が滴り落ちています。
 
肉茎と前立腺への責めがもたらす壮絶な悦楽の二重奏に、私の快楽曲線はもはや
頂点に達しようとしていたのです。
「あ、あ、出る、もう出ちゃうよ」
白目を剥きながら恍惚感に浸る私。しかし、里美は責める手を休めようとはしません。

「そう、ほら、思い切り飛ばして。濃いのをたっぷりとね。一滴も残さず全部さあ!」
身体がふわりと宙を舞うような浮遊感。
細い輸精管から無理矢理精液を搾り出される様な甘痒い絶頂感。
それは意識が遠のいてしまうような、想像を絶する凄まじいものだったのです。
「あああああ・・・」
私は布団を指で掻き毟りながら激しく喘ぎ、何度も何度も精を放ったのです。

三日目は上山温泉に宿泊。部屋の窓から雄大な蔵王連邦の姿が見えます。
学生時代に登った蔵王に行かないかと誘いましたが、
「お釜に飛び込んで死のうなんて言われると嫌だわ」
と、里美にやんわりと断られてしまいました。

4日目は米沢。城下町の情緒をたっぷりと楽しみました。
ここはかって、多くの家臣を抱えて窮迫した上杉藩の財政を立て直した藩主・
上杉鷹山がいたところです。ここ米沢で山形最後の夜を過ごしました。

山形に来て五日目。いよいよ金も底を尽き、帰る時がきました。
私は東京に戻り、もう一度一から出直す決心をしました。
一方、里美はどうするつもりなのでしょう。私は彼女の心を計りかねていたのです。

米沢駅の前に佇みながら私は里美に尋ねました。
「これから、どうするつもりなんだ?」
「さあどうしょうかな。判らなくなっちゃった。
 私を待ってくれる人はもうどこにもいない。ねえ、あなたが決めてくれる?」
里美は愛くるしい目つきで私にそう言ったのです。

「そうか、俺と一緒に東京に行こう。そして結婚しょう」
「本当?」
「ああ本当だ。二人とも一度は死んだ身じゃないか。もう怖いものは何も無いよ」
私達はそれから東京に向かい、一年後に結婚しました。
白髪が目立つように成った里美は今、隣で寝息を立てています。
END
  1. 妻を語る
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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