渡世で出会った女三人。其の四
◇イチモツの吸引◇
それを見ただけで、ほとんどの女の目がトロけ、股間を濡らし、
抵抗するどころかすすんで体を開くのである。
オレは、ヤリたい女にはまずイチモツを握らせることにしている。
たいがいの女は、とんでもない事だと拒む。貞操観念の強い堅気の女は、
汚らわしいもので有るかの様にはねつける。しかし、
「触ってもらうだけで落ち着くんだから、触るだけでいいから」と迫ると、
一度は払い除けた女でも、義理にせよ手を伸ばし来る。
そうさせるのが男の腕なので、ちょつとでも触れたら後はこっちのもの。
女の手の上から、イチモツをギュッと握り締める。
女はまずその感触に驚く。掌に納まっていたのが、ムクムクと膨張して、
やがてはみ出す頃には、女は目を潤ませ息を荒くさせる。
そうなってからは男が手を放しても、女の手は、張り付いたように
イチモツを握り締めたままなのである。
男の味を知らない女には、この手は通用しない事もあるが、男の味を知った女は、
是が自分の中に入れば、どんな事に成るかを想像すると、もうその場を動けなくなる。
後はこちらの言いなりである。ここまで来て逃がしたことはない。
だいたい男と二人だけに成るというだけで、女にはその気があるのだ。あとは、
どうやって踏み切らせるか、それにはいろんな方法があるが、そこが男の腕なのだ。
サクラさんは、既に総てをオレに投げ出していた。イチモツに頬ずりし、
やがて口に咥え、飢えた赤ん坊が母親の乳房を吸うようにしゃぶっていた。
「親分さんは、アッチのほうはどうなんですか?」
「とっくに枯れて、もう煙も出ないわ。だからアタシはもう淋しくて淋しくて・・・」
あとはオボロ、言葉にもならない。
すでに親分は古希を過ぎている。若い頃のご乱行がたたったのか、
アッチのほうはまるでダメだというから、当然アネサンの女陰は男日照りのはず。
サクラさんのように顔と名前が売れると、男のツマミ喰いも難しい。
サクラさんと聞いただけで、土地の男達は尻込みする。
オレたちのような流れ者でも避けて通りたいのが本音だ。
万が一バレたときが怖い。
怖いのはサクラさんも同じはず。
親分の逆麟に触れたら、ただで済まないのはサクラさんとて同じ、
裏切ったと言う事からすれば、サクラさんの方がよっぽど罪深い。
今夜の行動は、サクラさんにしてもよくよく思い詰めたことなのだ。
「アネさんのも見せてください」
サクラさんは、イチモツを咥えたまま、引っかかっていた帯をはずし、肩から着物を脱いだ。
サクラさんは、もう明かりを消せとは言わなかった。
隠された秘所は、ゆで卵の様に照り輝いていた。
触れると、まるで絹のような柔らかな感触。全身がジトっと湿っている。
肌を合わしたら、その湿りが吸盤のような働きをするのか、吸い付いて離れないだろう。
「今夜のアタシはタカイチさんのモノだよ。すきにしておくれ。
アンタの喜ぶことなら何でもしてあげるわ。だからアタシを可愛がっておくれ、
思い切り泣かせておくれよ、あっあー」
オレはいきなり上になってイチモツをぶちこんだ。オレには前戯は要らない。
イチモツを入れることが前戯。逞しいイチモツが、自分の体の一部になったと言うだけで、
何もしなくても女が燃える。その為に触らせ見せているのだ。
サクラさんは、オレの体に両手両足を絡めて口を吸った。
まるでクモが獲物を糸にからめて、喰い尽す様な仕草である。
やがてサクラさんの襞肉が、オレにまつわりついてきた。
そして肌にも似た吸引力で、オレのイチモツを吸い込もうとした。
めったにお目に掛かる事がないぐらいの名器だ。女陰にも色々ある。
広くて締まりがないのは最悪だが、狭くともすぐに突き当たる、
いわゆるオサラというのも具合がよくない。
女がその気になり、分泌が盛んになると、自然に肌も女陰にも粘りが出てくる。
声とか仕草は作れるが、自然の生理だけは誤魔化しようがない。
「アネさんが、上になりなさいますか・・・」
サクラさんは自分から上になった。そして体を揺すらせる前に陰唇をギュッと締めにかかった。
オレは思わず、ウッと声を上げた。
「アネさん、いいモノをしてらっしゃいますね」
「そうかい、そう言って呉れると嬉しいよ。ワタシもアンタのモノを楽しませてもらうから、
アンタもワタシを楽しんでおくれ、あっああ~」
男女の間ではいいと思ったら、その場でそれを口に出して言うことだ。
思っていても、口にして相手に伝えなければ何もならない。
それが気配り、サービス精神というもので、男にも女にも是は必要な事で、
セックスを楽しむのには欠かせない事なのだ。
サクラさんの顔は薄っすらと濡れていた。
髪の毛の生え際から汗が滲み出ているのが判った。
滲み出た汗は、額、小鼻を伝って流れ落ち、一旦唇のところで止まる。
溜まった汗をサクラさんの舌が舐めた。どこまでも自然な仕草なのだがこれが色っぽいのだ。
口元は女の性器を象徴している。口元に締まりのない女は、女陰も締りがない。
デリケートな動きを女は女陰もデリケートなのだ。
女を上にすると、こうした女の仕草に、女の内部の変化が現れる。
女の仕草、表情の変化を楽しむのも男の楽しみの一つなのだ。
サクラさんはすぐにアクメに入った。サクラさんの体がオレの上で弾むように揺れた。
オレはサクラさんの体の一部を支えていればいいだけである。良くなるにつれて、
次第にテンポが早くなった。オレのイチモツが、サクラさんの最も感じやすい
箇所を刺激しているのがわかった。
「あ、あ、ああ、あ、あ、あーあー」
あ、あ、と言う声が、一つずつ区切られたように出てきて、所々で尾を引くのが特徴で、
わざとらしくないところが凄くよかった。
テンポが早くなるにつれて、サクラさんの顔付きが変わってきた。
一言で言えば般若顔になったのである。
女はアクメになると顔付きが険しくなる女、つまり怖い感じになる女と、
反対に戎(えびす)顔、つまり崩れた感じになる女とがいる。
般若顔になる女は性格のきついのが多く、戎顔は弱い性格、
どちらかと言うとだらしない優しそうな女に多い。
オレは、どちらかと言えば戎顔のほうが好みだったが、サクラさんのはまさに般若、
男を喰いちぎりそうな迫力があった。オレたちは東の空が白むころまで、
寸暇を惜しんでお互いの体をむさぼりあった。
サクラさんは、オレが感じただけで四回アクメがあった。
「沈んだまま、浮かび上がれないのかと思ったわ。それぐらい深かったのよ。でもよかった・・・」
といって、オレに小指をからませてきた。サクラさんは、ただの普通の可愛い女になっていた。
しかし、別れ際、帯を締め直して、髪型、化粧もし直した。
サクラさんは完全に元のアネさんに戻っていた。
「来年の秋祭りには、また会えるわね」
キリッとした口調でこう言った。決してズルズルと関係を続けないと言う、
一家を取り仕切る女親分のケジメである。さすがだと思った。
それを見ただけで、ほとんどの女の目がトロけ、股間を濡らし、
抵抗するどころかすすんで体を開くのである。
オレは、ヤリたい女にはまずイチモツを握らせることにしている。
たいがいの女は、とんでもない事だと拒む。貞操観念の強い堅気の女は、
汚らわしいもので有るかの様にはねつける。しかし、
「触ってもらうだけで落ち着くんだから、触るだけでいいから」と迫ると、
一度は払い除けた女でも、義理にせよ手を伸ばし来る。
そうさせるのが男の腕なので、ちょつとでも触れたら後はこっちのもの。
女の手の上から、イチモツをギュッと握り締める。
女はまずその感触に驚く。掌に納まっていたのが、ムクムクと膨張して、
やがてはみ出す頃には、女は目を潤ませ息を荒くさせる。
そうなってからは男が手を放しても、女の手は、張り付いたように
イチモツを握り締めたままなのである。
男の味を知らない女には、この手は通用しない事もあるが、男の味を知った女は、
是が自分の中に入れば、どんな事に成るかを想像すると、もうその場を動けなくなる。
後はこちらの言いなりである。ここまで来て逃がしたことはない。
だいたい男と二人だけに成るというだけで、女にはその気があるのだ。あとは、
どうやって踏み切らせるか、それにはいろんな方法があるが、そこが男の腕なのだ。
サクラさんは、既に総てをオレに投げ出していた。イチモツに頬ずりし、
やがて口に咥え、飢えた赤ん坊が母親の乳房を吸うようにしゃぶっていた。
「親分さんは、アッチのほうはどうなんですか?」
「とっくに枯れて、もう煙も出ないわ。だからアタシはもう淋しくて淋しくて・・・」
あとはオボロ、言葉にもならない。
すでに親分は古希を過ぎている。若い頃のご乱行がたたったのか、
アッチのほうはまるでダメだというから、当然アネサンの女陰は男日照りのはず。
サクラさんのように顔と名前が売れると、男のツマミ喰いも難しい。
サクラさんと聞いただけで、土地の男達は尻込みする。
オレたちのような流れ者でも避けて通りたいのが本音だ。
万が一バレたときが怖い。
怖いのはサクラさんも同じはず。
親分の逆麟に触れたら、ただで済まないのはサクラさんとて同じ、
裏切ったと言う事からすれば、サクラさんの方がよっぽど罪深い。
今夜の行動は、サクラさんにしてもよくよく思い詰めたことなのだ。
「アネさんのも見せてください」
サクラさんは、イチモツを咥えたまま、引っかかっていた帯をはずし、肩から着物を脱いだ。
サクラさんは、もう明かりを消せとは言わなかった。
隠された秘所は、ゆで卵の様に照り輝いていた。
触れると、まるで絹のような柔らかな感触。全身がジトっと湿っている。
肌を合わしたら、その湿りが吸盤のような働きをするのか、吸い付いて離れないだろう。
「今夜のアタシはタカイチさんのモノだよ。すきにしておくれ。
アンタの喜ぶことなら何でもしてあげるわ。だからアタシを可愛がっておくれ、
思い切り泣かせておくれよ、あっあー」
オレはいきなり上になってイチモツをぶちこんだ。オレには前戯は要らない。
イチモツを入れることが前戯。逞しいイチモツが、自分の体の一部になったと言うだけで、
何もしなくても女が燃える。その為に触らせ見せているのだ。
サクラさんは、オレの体に両手両足を絡めて口を吸った。
まるでクモが獲物を糸にからめて、喰い尽す様な仕草である。
やがてサクラさんの襞肉が、オレにまつわりついてきた。
そして肌にも似た吸引力で、オレのイチモツを吸い込もうとした。
めったにお目に掛かる事がないぐらいの名器だ。女陰にも色々ある。
広くて締まりがないのは最悪だが、狭くともすぐに突き当たる、
いわゆるオサラというのも具合がよくない。
女がその気になり、分泌が盛んになると、自然に肌も女陰にも粘りが出てくる。
声とか仕草は作れるが、自然の生理だけは誤魔化しようがない。
「アネさんが、上になりなさいますか・・・」
サクラさんは自分から上になった。そして体を揺すらせる前に陰唇をギュッと締めにかかった。
オレは思わず、ウッと声を上げた。
「アネさん、いいモノをしてらっしゃいますね」
「そうかい、そう言って呉れると嬉しいよ。ワタシもアンタのモノを楽しませてもらうから、
アンタもワタシを楽しんでおくれ、あっああ~」
男女の間ではいいと思ったら、その場でそれを口に出して言うことだ。
思っていても、口にして相手に伝えなければ何もならない。
それが気配り、サービス精神というもので、男にも女にも是は必要な事で、
セックスを楽しむのには欠かせない事なのだ。
サクラさんの顔は薄っすらと濡れていた。
髪の毛の生え際から汗が滲み出ているのが判った。
滲み出た汗は、額、小鼻を伝って流れ落ち、一旦唇のところで止まる。
溜まった汗をサクラさんの舌が舐めた。どこまでも自然な仕草なのだがこれが色っぽいのだ。
口元は女の性器を象徴している。口元に締まりのない女は、女陰も締りがない。
デリケートな動きを女は女陰もデリケートなのだ。
女を上にすると、こうした女の仕草に、女の内部の変化が現れる。
女の仕草、表情の変化を楽しむのも男の楽しみの一つなのだ。
サクラさんはすぐにアクメに入った。サクラさんの体がオレの上で弾むように揺れた。
オレはサクラさんの体の一部を支えていればいいだけである。良くなるにつれて、
次第にテンポが早くなった。オレのイチモツが、サクラさんの最も感じやすい
箇所を刺激しているのがわかった。
「あ、あ、ああ、あ、あ、あーあー」
あ、あ、と言う声が、一つずつ区切られたように出てきて、所々で尾を引くのが特徴で、
わざとらしくないところが凄くよかった。
テンポが早くなるにつれて、サクラさんの顔付きが変わってきた。
一言で言えば般若顔になったのである。
女はアクメになると顔付きが険しくなる女、つまり怖い感じになる女と、
反対に戎(えびす)顔、つまり崩れた感じになる女とがいる。
般若顔になる女は性格のきついのが多く、戎顔は弱い性格、
どちらかと言うとだらしない優しそうな女に多い。
オレは、どちらかと言えば戎顔のほうが好みだったが、サクラさんのはまさに般若、
男を喰いちぎりそうな迫力があった。オレたちは東の空が白むころまで、
寸暇を惜しんでお互いの体をむさぼりあった。
サクラさんは、オレが感じただけで四回アクメがあった。
「沈んだまま、浮かび上がれないのかと思ったわ。それぐらい深かったのよ。でもよかった・・・」
といって、オレに小指をからませてきた。サクラさんは、ただの普通の可愛い女になっていた。
しかし、別れ際、帯を締め直して、髪型、化粧もし直した。
サクラさんは完全に元のアネさんに戻っていた。
「来年の秋祭りには、また会えるわね」
キリッとした口調でこう言った。決してズルズルと関係を続けないと言う、
一家を取り仕切る女親分のケジメである。さすがだと思った。
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プロフィール
Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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