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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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高度成長時代の最中に。其の七

神流川砕石場での出会い。
◇屋敷の中で◇
高度成長時代の最中に7-1
六月の梅雨の前あたりだったと思う。
私と裕子が肉体関係を結んでから一月くらい経った頃だった。
現場は雨降り続きで完全休業状態だった。高根も私の部屋に来合わせていた。
お茶の稽古が終わると裕子と叔母が部屋に来た。

日暮れ前と言うのに、酒になり例のビデオの新着版を掛けて、
いつも以上に淫らな雰囲気になっていた。
女二人はお稽古着の和服を着替えて、スカートに薄物のブラウスだった。
ストッキングもブラジャーも、ましてガードルなどは穿いていなかった。

叔母は我慢出来なく成ったらしく、高根のマラをズボンから取り出しフェラチオを
恥ずかしげもなく始め、高根も叔母に合わせ割れ目をくじり始めた。

同室でこんな事に成ったのは初めてだった裕子は、
驚いた様子で私の背中に隠れるような格好だった。
だが、興味はあるらしく、目は叔母たちの絡み合う姿に釘付けだった。

私はさりげなく裕子を寝かせて、
嫌がるのを無理に下着を抜き取って、割れ目に口をつけた。

二組の男女はむっつりと押し黙ったまま、ピチャピチャと淫らな音だけがビデオの、
「オーイエス、オーイエイ・・・」と白人女が絶頂を迎える叫び声に混じって続いた。

叔母はたるみの見え始めた身体から着ているものを全部脱ぎ去って、裸になり、
高根も全裸になって、重なって腰を淫らに上下させていた。

この雰囲気に負けて、裕子も私が脱がせるのに協力して、すっ裸になって、
茶臼で私を受け入れて目を瞑り、熱心に腰を上下させた。

叔母はそんな裕子の行為を横目で見ながら、満足そうだった。
やがて二人の女は絶頂を迎えて、床の絨毯に崩れ落ちた。

プロデューサー役の叔母は高根を裕子に押しやり、
私の脚に太股をからめて、裕子から引き離しにかかった。
これで清楚な未亡人、裕子を自分のレベルに引きずり降ろしたと
満足したのだろう。
 
高度成長時代の最中に7-2
裕子は高根の舌が割目深く抉ったり、サネを摘んでひねり上げたりするのを、
身体をよじって受け入れ、きりもなく沸き上がって来る快感に呻いていた。

私は叔母に芯の抜けたマラをしゃぶらせながら、裕子はもう手の届かない所に
行ってしまったのだと、少なからずがっかりしていた。
「ああ、ああ」と特徴のある啜り泣きの声が大きくなり、高根に挿入をせがんでいる
姿を見ると、男女の繋がりの希薄さを見せ付けられているようで、
淫らな気分が薄らいで行った。

「元、またいい女をめっけてやるから、がっかりするなよ」
叔母は私の心を見透かしたように囁いた。
「ほらっ、元気をだして、早く嵌めてくれいなぁ」

一人で嬉しがっていたのは高根だった。私が上手に調教した裕子を横取りして、
高く低く泣かせながら淫らに白い身体に抱きついて、腰を振っていた。
裕子も我を忘れたように、高根の腰の動きに合わせて腰を振っていた。

其の次のパーティーは裕子が一人で住んでいた町外れのお屋敷の中で繰り広げられた。
私の部屋では突然帰宅する叔父への気兼ねもあったし、
如何にも貧しい舞台だったからだ。
裕子の父親が娘と婿のために造った洋風の建物だった。広い敷地に建てられた
家は大きく、部屋数もあり、こんな淫らなパーティーには相応しかった。

裕子は突然こんな刺激的なパーティーに巻き込まれて、
初めは只うろたえていて、叔母のペースだったが、回を重ねるごとに、
叔母の言うなりには満足できなくなってきたようだ。

しかし回を重ねると、決まったメンバーだと飽きが来るのも必至だった。
次第に集まりも悪くなり、乱交パーティーの回数も減っていった。

其の頃から、次期村長選挙が近付き、叔父が家に居るようになると、
叔母も今までのような自堕落な生活をすることが出来なくなった。
東京の大学に行っていた子供達が夏休みで帰省したこともあって、
四人のパーティーは其の夏には自然に解体されてしまった。
高度成長時代の最中に7-3
夏が終る頃には砕石工場のプラントの形が出来上がり、試験運転の段階に
入っていた。私の会社やゼネコンでも人事異動があった。
それまでの工夫を束ねる現場監督から、電気設備や機械関係の技術者達へ
バトンが引き継がれるのである。

高根は次の現場に移動して行ったし、スケベの限りをともにした相棒を失って、
私も平常の暮らしに戻らなければならなかった。

叔母は村長候補の奥方としての周りの目を意識して、
一年余りも狂っていた性の饗宴などけろりと忘れたようだった。

裕子は大学時代の恩師と再婚して東京に行くと言う。
最後の夜は裕子の屋敷に忍んで行って、薄い陰毛に飾られた若いオマンコに
吸い付き、彼女の満足のいくまで奉仕をした。
「元ちゃんは、女としてのあたしに、目を開かせてくれた恩人だよね」
淡々と遠慮深い婿であった夫との性生活を振り返って話してくれた。

村長夫人と成った叔母は急に太って、私とのあれ程淫らな関係だった事などは
素振りにも見せなかった。淫らで中身の濃い二年チョツトの単身赴任だった。

砕石工場は時代の波に乗り、良質の砂岩を生産したので、
国鉄高崎線には専用の引き込み線が繋がり、新幹線を含む鉄道関係や、
高速道路に、大量に出荷が出来て、会社は膨大な利益を上げた。

私は準備期間の下積みで、苦労したが、時代の花形になる事は出来なかった。
愚かな淫らな遊びに大事な時間を使い切ってしまった罰だった。
END
  1. 若き日の性欲
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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