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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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真実の愛。其の四

◇無謀なプロポーズ◇
真実の愛4-1
十六歳の私が愛撫の仕方など知っている筈も無かったが、欲情に突き動かされる様にして、
夢中で彼女の性器に唇をかぶせていた。どこが膣なのか、どこが排尿口なのか、
どこがクリトリスなのかと指で肉ヒダを捲くりながら女体の秘密を探索する。
弄りながら嘗め回し、立ち上がる恥臭も懸命に嗅ぎ取ろうとした。

「だめよ。あん、もうだめ。あ、あはっ・・・」すでに抵抗を諦めたのか、
彼女は口で拒むだけで、頭を時折り左右に揺するばかり成っていた。
実はこの時、彼女は微かだが潤んでいたらしい。だが、当時の私には其れを察するだけの
余裕も知識も経験もなく、抵抗されないことで逆に怖くなってきたのである。
態勢を入れ替えて彼女と向き合う。

「先生、ごめんなさい。俺、本当に先生の事が好きなんです。
 こんな乱暴なことする積りじゃなかったんです。本当です。
 好きだって告白できれば、それで良いって思ったんです。本当です!」
懸命に釈明した。が、彼女からは返事がない。頬を赤く染めて顔を背けているばかりである。
無視されたと思った私の中に再びサディスティックな衝動が込み上げてきた。

手をもう一度股間に伸ばし、肉裂に指を差し込んで膣をがむしゃらに掻き回す。
ぬかるみ始めていた肉壷がクチュクチュと淫らな音を立ててよじくれた。
「乱暴にしないで。優しくして」
彼女が言葉らしい言葉を始めて発した。ハッとした。

「K先生とはなんでもないわ。あたし、こんな事をするの初めてなんだもの。
 本当よ。だから優しくして。抵抗はしないから」

諦めとも挑発ともとれる言葉だった。
後に成って分かったことだが、彼女はそれまで確かに処女だったらしい。
昨今の様に十代半ばでロストバージンを体験する女性は少なかった時代で、
彼女の貞操観念もまた、その時代に相応しいものだったのだろう。
また、これも後になって分かったことだが、彼女がその時、私を受け入れたのは、
やはりもはや抵抗出来ない事を悟ったからだったらしい。

頬を赤らめて諭され、私はキツネにつままれた思いで、ゆっくりと愛撫していく事にした。
主に中指を使った。潤んでいる膣内をゆっくりと掻き回し、潤みが指に纏わり付いた処で
引き抜いて、恥液を肉ヒダや陰唇に塗り広げていったのである。

彼女の腰がピクと震えたのは、指先にコリッとしたシコリの感触が触れた時だった。
「そこ、そこ」
彼女の声が上ずっている。
「これ、クリトリス?」
愚問を平気で口にした。彼女が恥らうように頷いて頬を赤らめる。私は調子づいた。
年上の憧れの女性を気持ちよくさせている・・・
その実感が私に俄に自信をもたらしたのである。
 
真実の愛4-2
「舐めてあげようか?」
思い切って提案した。彼女が恥らってコクリとうなづく。
私も相づちを打って、ゆっくりと態勢を入れ替えていった。

太股を大きく広げていく。驚いたことに、
肉裂に触れていたパンティの股底がジンワリ濡れてシミが出来ていた。
愛液が溢れていたのである。尻からゆっくりとパンティを引き剥がす。
脱がせ易いように彼女が腰を浮かせて呉れたのが嬉しかった。

パンティを足首から抜き取って太股を広げる。肉裂を両手で掻き分けると、
谷間が粘液の糸を引いて広がった。見ると、潤みが格段に増してヌラヌラと光っている。
しかも鮮やかな紅色に充血していたのである。

狂喜した私は唇をかぶせて膣からクリトリスまで至る谷間に何度も舌を往復させ、
クリトリスに達すると、舌先で先端を転がす様にして舐め立てた。
「あは・・・それ、気持ち良いわよ。すごく上手。ああ・・・あは・・・」
彼女が喘ぎながらつぶやく。今思えば、そこは教室である。
体育祭の日とあって誰かがやって来る危険性は少なかったものの、
私も彼女も随分と大胆な行動をとったものだと、思い出すたびに冷や汗が出る。
若さゆえの大胆さと言うべきか、彼女もまた、教師とはいえ本当に若かったという事なのだろう。

ともあれ、クリトリスを舐め上げるたびに彼女の体はわななき、
溢れてくる愛液はジュブジュブと溢れるほどに成っていた。
クリトリスも硬く勃起して、包皮から赤い顔を覗かせていた。
「先生、ここ、ヌルヌルになっている。クリトリスも硬くなってるよ」
「ばかぁ。恥ずかしい・・・」

彼女がポッと頬を赤らめて私を小突く。可愛いと思った。年上の女性、しかも相手は教師。
その彼女と同等の立場に立ったような気がして、私は有頂天だった。
「俺のアレ、先生のここに入れてみようか」
「う、うん・・・」
彼女が童女のように唇を噛み締めてうなづく。互いに緊張の一瞬ではあった。
運動着を膝の所まで下ろし、怒張した男根を握って潤んだ肉裂に誘導する。
先端で陰唇と肉ヒダを掻き分けて膣口に押し当てる。

「いくよ」
私の言葉に、彼女が唇を結んだまま頷いた。腰をグッと突き出す。
潤みに誘われて、亀頭部が彼女の体内にスッポリと納まった。
温かく滑やかな粘膜に包まれた。
真実の愛4-3
「う・・・」
彼女の顎が浮き上がり、小さな悲鳴がその唇から漏れて出た。
抜き差しさせる。潤みが交じり合う。射精の予感は直ぐにやってきた。
が、ロクな避妊法など知らなかった私は、なす術はなかった。刹那、彼女がとっさに
腰をずらして、すんでのところでザーメンが彼女の運動着の上着に飛び散った。

「ごめん。でも俺、先生と結婚したい。先生を幸せにしてやりたい」
グッタリと横たわっている彼女に呼びかけた。口から出任せではなかった。
こんな素敵な女性と一生を共にする事が出来たらどれだけ幸せだろうと、
とっさにそんな言葉が口をついて出たのである。

「だったら、もっと一生懸命勉強して、立派な人にならなくっちゃ」
「だったら俺、猛勉強して大学入って医者になる。そうしたら結婚してくれる?
 医者になるまで待ってくれる?」
最初から医者になろうと思って居た訳ではない。
立派な人、と言われて咄嗟に頭に浮かんだのが医者と言う職業だっただけの話である。

其れを子供の他愛無い約束と思ったのか、彼女が、
「いいわよ。待っててあげる」
と、フッと笑った。彼女にすれば何気なく答えた積りだっただろうが、
私は彼女の言葉を本気で受け止めた。
大学進学に向けての猛勉強が始まったのはその夜からである。

成績は見る見る内に上がっていった。そして見事K大医学部に合格。
始めのうちは半信半疑だったらしい彼女も、私の合格を知って、
やっと私の本気に気付いたらしい。

私が産婦人科医への道を歩んだのには理由がある。彼女は私より六歳年上。
大学を卒業し、インターンを経て無事に医者になれたとしても、
その時には彼女はすでに三十代に成っているはず。
それから結婚して妊娠出産となれば確実に高齢出産になる。
彼女に難産という危険を犯させない為にも、産科医になって彼女を守りたかったのである。

大学を卒業後、二年間のインターンを経て大学病院の医局に就職。
二十八歳の春に晴れて彼女との愛を結実させることが出来た。
その時彼女は三十四歳。子供は彼女が三十六歳の時に授かった。
それが一人娘の由美恵である。

私は今更ながらに妻に感謝している。私の無謀な挑戦をあの日、
彼女が受け留めて呉れなかったら、私に立派な人に成る事を勧めて呉れなかったら、
そして私が医者になるまでじっと待っていてくれなかったら、今の私は無かったのだと。
END
  1. 妻を語る
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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