ぐうたら息子を改心させた母と妻の謀。其の四
◇全裸にして浮気検査
それ以降、私たちは恋人の関係になって、頻繁に肉体を交わらせていた。
場所は大体私の部屋で、母が店に出ている隙に、黙って彼女を引っ張り込んでいた。
恵美子は大分前からハイティーンの間で流行っていた、睡眠薬遊びを遣っていた様な
フシがあった。だが、私と付き合うようになってから、ピッタリ止めたようだ。
私との仲を大切にしたいからだろうと思って、私は一人で感激した。
それから一年ちょつと経ったが、私は気が向けば工事現場に働きに行ったりはしていて、
定職は持たず相変わらずブラブラしている事が多かった。
が、日に日に恵美子と一緒に暮らしたい気持ちが募ってきて、ついにプロポーズをし、
彼女も承知してくれたので、私たちは結婚を約束し合った仲になった。
そこでいよいよ彼女を母に紹介しょうとしたのだったが・・・母は頭ごなしに反対した。
「定職も無くてブラブラしている人間が、何が結婚よ!」と、呆れ果てた様に言ったが、
本当の理由は恵美子の母親がパンパンだったと知ったせいだった。
彼女の家族構成を聞かされては、全てを正直に言わざるを得なかったのだ。
「例え母親がパンパンだろうと、俺は気にしないし、
生まれて来た子供に一体何の罪があるんだよ!」
私は母に思いの全てをぶつけた。すると母は、
「いったい何を血迷っているのよ。まだ二十歳そこそこで女の子にのぼせ上がって」
と言うなり、私の頬にいきなり平手打ちを食らわせたのだ。
母に叩かれたのは生まれて初めての事だったから、私は逆上してしまった。
そのため、それから数日の後、恵美子と手に手を取って東京に駆け落ちしたのだった。
恵美子の方の母親はあまり彼女の人生には干渉しないタイプ、というより、
放ったらかしだったので、駆け落ちしょうが、少しも心配しないと恵美子は言っていた。
私たちは下町の、印刷工場の裏手にあるアパートを借りた。
古い木造のアパートで六畳一間の便所は共同だった。
大家さんはメガネをかけた女優の菅井きんみたいな人で、
口うるさそうではあったが、情の厚い人だった。
所帯道具は何も無い私たちに、安い布団を世話してくれ、茶箪笥と卓袱台は
古い物では有ったがタダで譲ってくれた。
恵美子は私に、一日も早く仕事を見つけて真面目に働いてくれと言い、
自分は三、四日もすると働き口を探して来て、バー勤めを始めた。
彼女は其の頃十八歳に成っていたが、大柄だし、何となく色っぽくも有ったので、
二十歳すぎには見られたようだ。
店の方は十二時までと言うことだったが、時には一時を過ぎることも有った。
そんな時は待つ身のせつなさで、とてもやりきれないものだ。私は激しく嫉妬してしまった。
「今の今まで、いったい何をしていたんだ!」
私が怒鳴ると、恵美子は一応「ごめんなさい」と謝りはするが、
「お客さんに誘われ、何時も何時も断っている訳にいかないじゃない。
ママにも注意されているんだから」
と、そのあと、よくブツブツと独り言のように言い返していた。
ある時は「本当に客と食事しただけなのか?」と聞いたら、
「ほら、おみやげよ」と私の前に寿司折を置いた。
其の仕草が私の嫉妬心を軽蔑しているように思えたものだから、私は腹が立ってきて、
その寿司折を壁に投げつけたことがあった。寿司折はグシャッと潰れ、
中の寿司が畳に飛び散った。それらをかき集めながら、恵美子がキッと私を睨んで、
「そんなに私が遅く帰るのが嫌なら、早く職を見つけて働き出せばいいじゃない。
私だって好きで夜の勤めしてる訳じゃないのよ!」
と、ヒステリックに叫んだ。といっても、あくまで隣近所を気にして、小さな声ではあったが。
「とにかく、私はお客さんと寝たりなんかしてないから・・・そんなに疑うなら、
全部調べてみればいいじゃない」
「おお、調べてやるから裸になれ!」
もう売り言葉に買い言葉だった。
「いいわ、調べてちょうだい!」
と、恵美子も立ち上がると、たちまち着ている物を脱いで全裸になった。
そして、私を睨み付ける。怒った顔も素敵だと言うのは恋愛小説によくある台詞だが、
この時は本当にそうだと思った。
「立っていたんじゃ調べられないだろう、そこに寝て早く股を開け!」
私は嫉妬心も手伝い、恵美子の裸を見ただけでムラムラしてしまった。
「わかったわ、好きにしてちょうだい!」
彼女が仰向けになって両脚を開いた。が、未だ怒っていて、天井をキッと睨んでいる。
「もちろん、恵美子が本当に男とねていないかどうか、オマンコの中まで調べてやるさ」
私は彼女の膝を立てて、それから左右に押し開いた。
その方が性器全体が良く見えるからだった。ワレメが開き、普段はピッタリくっ付いている
ビラビラも離れて、内部の粘膜まですっかりのぞいていた。
「ビラビラを自分で拡げろ!」
私は幼い頃に覗いた、母とパトロンとのセックスシーンを唐突に思い出し、
そう命令口調で言っていた。
「どうして私が拡げなければいけないのよ」
「やましいところがなければ、出来るはずじゃないのか?」
「わかったわよ」
恵美子が左手の人差し指と中指を使って、性器を押し開いた。
肉襞が左右に割れて膣口までがあからさまになった。
「どれどれ・・・男のカスが残っていないかどうかな?」
私は顔を近づけて、性器を覗き込んだ。
するとさすがに彼女も恥ずかしくなったのか、腰をわずかにうねらせたが、
その時に膣口もうねり、押し出されるように愛液がにじみ出て来た。
「ね、ねえ、いつまで調べたら気が済むの」
其の声はそれまでとは違って、怒っている調子ではなくて、潤んで何となく切なげだった。
私に性器をジッと覗きこまれ、性欲が刺激されたのに違いなかった。
「次は臭いだ、もっと開け」
私は鼻を近づけ、クンクンと臭いを嗅ぎ、スーッと大きく息を吸い込んだ。
恵美子のそこは汗と尿の臭いと、そして、かすかな脂粉の香りがした。
トイレで下着を下ろす時に指から付くのだろうか、その辺のところは私にはよく
分からなかったが、とにかく男の臭いは全く無かった。
それ以降、私たちは恋人の関係になって、頻繁に肉体を交わらせていた。
場所は大体私の部屋で、母が店に出ている隙に、黙って彼女を引っ張り込んでいた。
恵美子は大分前からハイティーンの間で流行っていた、睡眠薬遊びを遣っていた様な
フシがあった。だが、私と付き合うようになってから、ピッタリ止めたようだ。
私との仲を大切にしたいからだろうと思って、私は一人で感激した。
それから一年ちょつと経ったが、私は気が向けば工事現場に働きに行ったりはしていて、
定職は持たず相変わらずブラブラしている事が多かった。
が、日に日に恵美子と一緒に暮らしたい気持ちが募ってきて、ついにプロポーズをし、
彼女も承知してくれたので、私たちは結婚を約束し合った仲になった。
そこでいよいよ彼女を母に紹介しょうとしたのだったが・・・母は頭ごなしに反対した。
「定職も無くてブラブラしている人間が、何が結婚よ!」と、呆れ果てた様に言ったが、
本当の理由は恵美子の母親がパンパンだったと知ったせいだった。
彼女の家族構成を聞かされては、全てを正直に言わざるを得なかったのだ。
「例え母親がパンパンだろうと、俺は気にしないし、
生まれて来た子供に一体何の罪があるんだよ!」
私は母に思いの全てをぶつけた。すると母は、
「いったい何を血迷っているのよ。まだ二十歳そこそこで女の子にのぼせ上がって」
と言うなり、私の頬にいきなり平手打ちを食らわせたのだ。
母に叩かれたのは生まれて初めての事だったから、私は逆上してしまった。
そのため、それから数日の後、恵美子と手に手を取って東京に駆け落ちしたのだった。
恵美子の方の母親はあまり彼女の人生には干渉しないタイプ、というより、
放ったらかしだったので、駆け落ちしょうが、少しも心配しないと恵美子は言っていた。
私たちは下町の、印刷工場の裏手にあるアパートを借りた。
古い木造のアパートで六畳一間の便所は共同だった。
大家さんはメガネをかけた女優の菅井きんみたいな人で、
口うるさそうではあったが、情の厚い人だった。
所帯道具は何も無い私たちに、安い布団を世話してくれ、茶箪笥と卓袱台は
古い物では有ったがタダで譲ってくれた。
恵美子は私に、一日も早く仕事を見つけて真面目に働いてくれと言い、
自分は三、四日もすると働き口を探して来て、バー勤めを始めた。
彼女は其の頃十八歳に成っていたが、大柄だし、何となく色っぽくも有ったので、
二十歳すぎには見られたようだ。
店の方は十二時までと言うことだったが、時には一時を過ぎることも有った。
そんな時は待つ身のせつなさで、とてもやりきれないものだ。私は激しく嫉妬してしまった。
「今の今まで、いったい何をしていたんだ!」
私が怒鳴ると、恵美子は一応「ごめんなさい」と謝りはするが、
「お客さんに誘われ、何時も何時も断っている訳にいかないじゃない。
ママにも注意されているんだから」
と、そのあと、よくブツブツと独り言のように言い返していた。
ある時は「本当に客と食事しただけなのか?」と聞いたら、
「ほら、おみやげよ」と私の前に寿司折を置いた。
其の仕草が私の嫉妬心を軽蔑しているように思えたものだから、私は腹が立ってきて、
その寿司折を壁に投げつけたことがあった。寿司折はグシャッと潰れ、
中の寿司が畳に飛び散った。それらをかき集めながら、恵美子がキッと私を睨んで、
「そんなに私が遅く帰るのが嫌なら、早く職を見つけて働き出せばいいじゃない。
私だって好きで夜の勤めしてる訳じゃないのよ!」
と、ヒステリックに叫んだ。といっても、あくまで隣近所を気にして、小さな声ではあったが。
「とにかく、私はお客さんと寝たりなんかしてないから・・・そんなに疑うなら、
全部調べてみればいいじゃない」
「おお、調べてやるから裸になれ!」
もう売り言葉に買い言葉だった。
「いいわ、調べてちょうだい!」
と、恵美子も立ち上がると、たちまち着ている物を脱いで全裸になった。
そして、私を睨み付ける。怒った顔も素敵だと言うのは恋愛小説によくある台詞だが、
この時は本当にそうだと思った。
「立っていたんじゃ調べられないだろう、そこに寝て早く股を開け!」
私は嫉妬心も手伝い、恵美子の裸を見ただけでムラムラしてしまった。
「わかったわ、好きにしてちょうだい!」
彼女が仰向けになって両脚を開いた。が、未だ怒っていて、天井をキッと睨んでいる。
「もちろん、恵美子が本当に男とねていないかどうか、オマンコの中まで調べてやるさ」
私は彼女の膝を立てて、それから左右に押し開いた。
その方が性器全体が良く見えるからだった。ワレメが開き、普段はピッタリくっ付いている
ビラビラも離れて、内部の粘膜まですっかりのぞいていた。
「ビラビラを自分で拡げろ!」
私は幼い頃に覗いた、母とパトロンとのセックスシーンを唐突に思い出し、
そう命令口調で言っていた。
「どうして私が拡げなければいけないのよ」
「やましいところがなければ、出来るはずじゃないのか?」
「わかったわよ」
恵美子が左手の人差し指と中指を使って、性器を押し開いた。
肉襞が左右に割れて膣口までがあからさまになった。
「どれどれ・・・男のカスが残っていないかどうかな?」
私は顔を近づけて、性器を覗き込んだ。
するとさすがに彼女も恥ずかしくなったのか、腰をわずかにうねらせたが、
その時に膣口もうねり、押し出されるように愛液がにじみ出て来た。
「ね、ねえ、いつまで調べたら気が済むの」
其の声はそれまでとは違って、怒っている調子ではなくて、潤んで何となく切なげだった。
私に性器をジッと覗きこまれ、性欲が刺激されたのに違いなかった。
「次は臭いだ、もっと開け」
私は鼻を近づけ、クンクンと臭いを嗅ぎ、スーッと大きく息を吸い込んだ。
恵美子のそこは汗と尿の臭いと、そして、かすかな脂粉の香りがした。
トイレで下着を下ろす時に指から付くのだろうか、その辺のところは私にはよく
分からなかったが、とにかく男の臭いは全く無かった。
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プロフィール
Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
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