ぐうたら息子を改心させた母と妻の謀。其の五
◇上げマンだった我妻恵美子
「ねえ、もういいでしょ」
恵美子が耐え切れぬような声を震わせる。私は黙って彼女の中指を摘むと、
膣口に滑らせてやった。すると彼女は「いや!」と言って、指を外したのだ。
私はついイタズラ心を起こし、母のようにオナニーをさせようと考えたのだったが、
やはり十八歳の恵美子に望むのは無理だったと思い諦めた。
そのかわり、性器に唇を押し当て、舌を膣に突き入れてやった。
「あんッ、駄目ェ!」
と恵美子が腰をヒクつかせる。
「なめて欲しくないのか?」
「もう疑ってない?」
私の大好きなブラウンの瞳をうっとりさせて私を見ている。
「疑ってゴメンな」
「だったら、なめて・・・」
「よし、いっぱい舐めてやるからな。大きな声は上げるなよ」
私は指で濡れたビラビラをこじ開け、とにかく剥き出しになった性器のあちこちを、
ペロペロ舐め出した。
「あっ、駄目よ。そんなにいっぱい、したら駄目ェ」
甘ったるい声を洩らし、私の頭を両手で押さえつけて、腰をくねらせる。
私も恵美子と付き合ううちに、性技の方もかなり上手になっていて、
彼女も満足してくれていると自負はあった。
「恵美子は舐められるのが大好きなんだろう」
「うん、大好き・・・もうグチョグチョだもの。これ以上されるとどうにかなりそう・・・」
恵美子が私の腰に手を伸ばしてペニスをつかみ、ずり寄ってくるなり、
パクリと口に咥えた。まるで、勃起状態を確かめるかのように、
深く咥えて唇をゆっくりとすべらせ、プルルンと吐き出し、
「入れて、早く・・・」と、改めて仰向けに寝て両脚を開いた。
彼女が下ツキだからか、私のペニスが多少短いせいなのか、
普通に交わって激しくピストンしていると抜けてしまうことがあった。
それで私は彼女に腰を少し浮かさせ、その下に座布団を引っ張りいれて、
静かにペニスを挿入していった。
「いいわ。うんと動いて、気持ちよくして」
「どこがいいんだ?」
私は腰を動かしながら聞いてやった。そういう聞き方は中年オヤジみたいで
嫌だったが、つい口から出てしまった。
「どこもみんないい、いいわ、はああん」
鼻で泣くような声を洩らし、一層強くしがみついてきた。
私は其の声に刺激されて、間もなく射精していた。
私は同棲を始めてからも、なかなか仕事は見つからなかった。
大家さんの紹介で印刷工場にも勤めたが三ヶ月とは続かなかった。
私は生来の怠け者で、恵美子が案外稼ぐので、それに甘えてますます働く意欲を
なくしてしまったようだ。それでも何とか続いていたが、
一年後に恵美子は「駄目な人ね、愛想も根も尽き果てたわ」と言い置いて、
部屋を出て行ってしまった。
その時になって私は、
恵美子が自分にとってどれほど大切な人だったか思い知らされたのだが、
時すでに遅く後の祭りだった。
私はそれまでの生き方を心から悔い改め、真面目に働こうと一念発起し、
母の元に戻って店を手伝い、板前としての腕を磨いた。
そして私が二十五歳の時、店を拡張改装するに至った。
母から、
「こんど新しい仲居さんを雇う事にしたからね」と言われて紹介された女を見て驚いた。
恵美子ではないか!
ぐうたらな私に何とか立ち直って貰いたいと、恵美子は母と密かに会って相談していたと言うのだ。
一度は結婚に反対した母だが、恵美子の献身さに心を打たれた母は、
飲食店組合の会長に「恵美子を預かって仲居としての仕事を叩き込んで欲しい」と頼んだと言う。
そしてあくる年、昭和四十四年に私と恵美子は結婚した。
私は二十六歳、恵美子が二十三歳の時であった。
そして十年後私達夫婦は四人の娘を産み育てながら、店を料亭にまで大きくした。
そして今、娘たちは恵美子の血を引いてか、美人四姉妹と皆から可愛がられ、
長女と三女は板前と結婚し夫々店を構えている。
次女は箱根の老舗旅館に嫁ぎ、四女はアメリカに渡り実業家と結婚した。
仕事に厳しかった母は十年前に亡くなったが、
今、こうして穏やかな生活を送る事が出来るのも、
全ては恵美子が居てくれたからだと心から思う。
恵美子は私にとって、本当に上げマンの女だったのだ。
END
「ねえ、もういいでしょ」
恵美子が耐え切れぬような声を震わせる。私は黙って彼女の中指を摘むと、
膣口に滑らせてやった。すると彼女は「いや!」と言って、指を外したのだ。
私はついイタズラ心を起こし、母のようにオナニーをさせようと考えたのだったが、
やはり十八歳の恵美子に望むのは無理だったと思い諦めた。
そのかわり、性器に唇を押し当て、舌を膣に突き入れてやった。
「あんッ、駄目ェ!」
と恵美子が腰をヒクつかせる。
「なめて欲しくないのか?」
「もう疑ってない?」
私の大好きなブラウンの瞳をうっとりさせて私を見ている。
「疑ってゴメンな」
「だったら、なめて・・・」
「よし、いっぱい舐めてやるからな。大きな声は上げるなよ」
私は指で濡れたビラビラをこじ開け、とにかく剥き出しになった性器のあちこちを、
ペロペロ舐め出した。
「あっ、駄目よ。そんなにいっぱい、したら駄目ェ」
甘ったるい声を洩らし、私の頭を両手で押さえつけて、腰をくねらせる。
私も恵美子と付き合ううちに、性技の方もかなり上手になっていて、
彼女も満足してくれていると自負はあった。
「恵美子は舐められるのが大好きなんだろう」
「うん、大好き・・・もうグチョグチョだもの。これ以上されるとどうにかなりそう・・・」
恵美子が私の腰に手を伸ばしてペニスをつかみ、ずり寄ってくるなり、
パクリと口に咥えた。まるで、勃起状態を確かめるかのように、
深く咥えて唇をゆっくりとすべらせ、プルルンと吐き出し、
「入れて、早く・・・」と、改めて仰向けに寝て両脚を開いた。
彼女が下ツキだからか、私のペニスが多少短いせいなのか、
普通に交わって激しくピストンしていると抜けてしまうことがあった。
それで私は彼女に腰を少し浮かさせ、その下に座布団を引っ張りいれて、
静かにペニスを挿入していった。
「いいわ。うんと動いて、気持ちよくして」
「どこがいいんだ?」
私は腰を動かしながら聞いてやった。そういう聞き方は中年オヤジみたいで
嫌だったが、つい口から出てしまった。
「どこもみんないい、いいわ、はああん」
鼻で泣くような声を洩らし、一層強くしがみついてきた。
私は其の声に刺激されて、間もなく射精していた。
私は同棲を始めてからも、なかなか仕事は見つからなかった。
大家さんの紹介で印刷工場にも勤めたが三ヶ月とは続かなかった。
私は生来の怠け者で、恵美子が案外稼ぐので、それに甘えてますます働く意欲を
なくしてしまったようだ。それでも何とか続いていたが、
一年後に恵美子は「駄目な人ね、愛想も根も尽き果てたわ」と言い置いて、
部屋を出て行ってしまった。
その時になって私は、
恵美子が自分にとってどれほど大切な人だったか思い知らされたのだが、
時すでに遅く後の祭りだった。
私はそれまでの生き方を心から悔い改め、真面目に働こうと一念発起し、
母の元に戻って店を手伝い、板前としての腕を磨いた。
そして私が二十五歳の時、店を拡張改装するに至った。
母から、
「こんど新しい仲居さんを雇う事にしたからね」と言われて紹介された女を見て驚いた。
恵美子ではないか!
ぐうたらな私に何とか立ち直って貰いたいと、恵美子は母と密かに会って相談していたと言うのだ。
一度は結婚に反対した母だが、恵美子の献身さに心を打たれた母は、
飲食店組合の会長に「恵美子を預かって仲居としての仕事を叩き込んで欲しい」と頼んだと言う。
そしてあくる年、昭和四十四年に私と恵美子は結婚した。
私は二十六歳、恵美子が二十三歳の時であった。
そして十年後私達夫婦は四人の娘を産み育てながら、店を料亭にまで大きくした。
そして今、娘たちは恵美子の血を引いてか、美人四姉妹と皆から可愛がられ、
長女と三女は板前と結婚し夫々店を構えている。
次女は箱根の老舗旅館に嫁ぎ、四女はアメリカに渡り実業家と結婚した。
仕事に厳しかった母は十年前に亡くなったが、
今、こうして穏やかな生活を送る事が出来るのも、
全ては恵美子が居てくれたからだと心から思う。
恵美子は私にとって、本当に上げマンの女だったのだ。
END
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プロフィール
Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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