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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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家族愛―私と母と妹と……其の八

5.jpg
のちに母から聞いたその頃の母の心境です。
…………………………………………………………………………………………………
母、純子は時に不思議な思いにとらわれていた。
こんなに身体が調子が良いのは嬉しいけど、何かがおかしい。
以前は仕事のストレスと充たされない女体をアルコールで紛らわしてはいたが、
決してそれは癒される事は無かった。それがこのところ、
いつも自分の女体が満足しているのだ。なにもしていないのに……。
それに、ハッとすることがあった。

なんでもないときにひろしの股間がちょっと目に入った途端、
女体の奥がジュンと濡れ疼いたのだ。どうして? 
私の息子よ。男らしくはなったけど、自分が産んだ子じゃないの。
意識は、決してしていない。なのに、ひろしに食卓などで見つめられると、
それだけで女体が勝手に疼くのだ。

決定的だったのはこの前仕事から帰ってきて、
家の前で二階のひろしと目を合わせたときだった。
ひろしの目を見ただけで、股の奥がジュンと一気に濡れ、
腰がブルブルッと震えた。
まるでひろしの吐精を身体の奥で受けとめたみたいだった。

どうして、なぜ?
純子は、訳が判らなかった。そりゃあ、ひろしは男らしい。
サッカーをしているだけあってたっぷり筋肉もついている。

だけど、それは他人が言うこと。
ひろしが充分女を悦ばせる事のできる男だなんて、
母親の私が言うことじゃない。じゃ、どうして見ただけで、
見られただけで私の女体が疼くの?
『母さんお酒のせいで、いったん寝たら何が有っても起きないのよね』
ふと、久美の言葉が脳裏に浮かんだ。
アッ、まさか!
そんな! ひろしが?
だって、私たち親子よ。あんなに親孝行で聞き分けのいい子が、
自分の母親の身体に悪戯するって?
ありえない! そんなこと絶対に……。
そうかしら? でも、でも、そうとしか……。
純子は悩んだ。どう考えてもわからない。
結果はいいのだが、どうしてなのか知りたい。
もしひろしが……ひろしが眠っている私に悪戯しているとしたら、
それは悪戯かしら?
 
家族愛8-2
母を慰めてくれたのかも?でも、でも……。
そんな恐ろしいことを、ひろしがするわけがない。なにか他のせいよ。
でも、あのすがすがしい日曜日の朝の、私の寝室に漂うあの香りは?
甘酸っぱく、なんだかわからないけど夕べの余韻のような、
なんとも優しく身体を包みこむあの香りは?

純子は決心した。
今度の土曜日、確かめよう。ちょうど久美も家にいない日だ。
そうであっては決してならない。
だけどそうであっても欲しい。複雑な気持ちで純子は土曜日の夜を迎えた。

純子は酒をいつものように飲んだ“ふり”をした。
酒を飲まずに寝床に入る週末は、いつ以来だろう。
もし純子の考え違いでひろしが来なかったら……。そのときは飲んじゃう。
純子は胸をドキドキさせながら、股間の花びらの右左を交互に摘んだ。
花びらを一枚一枚ちぎって占うように、そんなこと、いやそうだわ。
いえありえない。いえありうる。と悶々と時の流れに身をまかせた。

ひろしは来るのか、来ないのか。母の蜜を探しに来るのか、来ないのか!
来た!
電気がつく。薄目で見た。
裸だ。すごい! 逞しいひろしの体の中心に、鉄のような棒が突き立っている。
おっきい! 亀頭をテカテカに濡れ光らせ、肉竿に筋肉をみなぎらせ、
血管が青筋だって脈打っている。

それが、ヒクヒク揺れながら近づいてくる。
「母さん、僕だよ。今日もよろしくね。いっぱい楽しもうね」
純子は、思わず返事をしてしまいそうになった。
もう身体が待ち焦がれているのだ。ひろしを。
ひろしのそれが、純子の口に差しだされる。純子はむしゃぶりつきたくなった。
じっと我慢する。
家族愛8-3
ひろしは馴れている。母の身体を扱い馴れている。すべてに手際がよい。
あれよあれよという間に、純子は素っ裸にされていた。
とてつもない解放感が、純子を襲った。いま、純子の心も解放された。
逞しく愛しい息子に身も心も、すべてゆだねたい気持ちになっていた。
どういうわけか息子に対して全幅の信頼感が湧いてくる。

作業をつづけるひろしの股間を、純子は必死に追いつづける。
ひろしに決して気づかれないように……。
母の身体のすべてが、息子に晒されている。
息子のすべても母に晒されているのだ。

ひろしの肉棒が、右に左に、ときにはピクンピクンと上下に揺れる。
あぁ、欲しい。咥えたい! お口でも下でも。純子は心底思った。
ひろしの股間のいななきが、母の性感を激しく揺さぶった。
もうたまらなく身体が欲しがっている。でも行動には移せない。じっとこらえる。

ひろしのいつもの動きが続けられる。純子は記憶にないのに、
なぜかひろしの次の動きが判ってしまっていた。身体がしっかり覚えているのだろう。
でもそれを迎えるわけにはいかない。黙ってひろしのするままにさせる。
でも身体は正直だ。とめどなくあふれてくる。
「母さん、今日はすごいね。まだなにもしてないのに大洪水だよ。
 母さんの身体が今日が土曜の夜だってわかってきたんだね」
ひろしが、股間に目を凝らしながら囁いている。
ああー、ひろし! 母さんたまらない。早く入れて!
その硬いので思いっきり貫いて!純子はそう叫びたかった。

でもできない。ひろしの愛撫を受けながらジリジリと挿入を待つ。
そのとき純子の脳裏に、どういうわけかこれまでのひろしの愛撫の数々が、
まるでかげろうのように浮かんできた。
それが、愛撫を受けるたび、だんだんと鮮明になる。
(ああ、ひろしったら、こんなことも、
 あんなこともして母さんを愛してくれてたのね?)

その愛撫のひとつひとつが、意識の奥底から顔を出してきた。
アルコールの酔いに閉じこめられていた数々のこれまでのひろしとの情事が、
いま意識の世界に蘇ってきたのだ。
二重人格らしかった二人の純子がいま一つになった。

ひと通りの土曜日の儀式が終わった。ひろしは満足し、二階に戻る。
純子はうれしかった。すべてがはっきりした。ひろしが、母さんのひろしが、
母さんをいつも慰めてくれていたのだ。
純子は、しっかりとした意識のなかでひろしの体を思いだした。
その下半身の躍動も思いだし、快感の余韻に浸った。
…………………………………………………………………………………………………
  1. 近親者との性体験
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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