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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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夢枕に立ったおさげ髪。其の四

~乗らなかった連絡船~
夢枕に・・・08
ただ我武者羅に嘗め回し、弄り回した。蒸れた恥臭がムンムンと漂ってくる。
舌を動かすと二葉の柔らかな肉ビラがウネウネとよじれて纏わり付いてくる。
肉襞の合わせ目舌先で剃り上げると、しこったクリトリスがコリコリと弾けた。

「あふん、そこ、そこ・・・」
彼女が上ずった喘ぎを吐いて私の頭髪を掻き毟る。私の男根はズボンの中で
爆発しそうなほど勃起し、拠り所を求めて暴れ回っていた。

ズボンを下ろし、下穿きを膝のところまでずり下ろす。体を密着させ、
男根の先端で膣穴を探る。だが未熟者の悲しさで、
下から突き上げ様にも中々巧い具合に挿入出来ないのである。

私の未熟さを救って呉れたのは、意外にも彼女の方だった。
右往左往している私がじれったくなったのか、あるいは羞恥のためか、
いきなり私に背を向けて壁に突っ伏し、尻を突き出したのである。ほっそりした体型の
彼女だったが、白い尻は意外にもムチムチに肉付いていて私の欲情を誘った。

私は咄嗟にしゃがみ込むと、尻肉の割れ目を大きくはだけていた。
谷底に可憐なすぼまりが露出する。すぼまりは褐色に色素沈着し、
その周囲もレモン形に色素沈着していた。肛門を夢中で嘗め回す。
微かに排泄物の匂いは残っていたが、それはむしろ官能的で卑猥だった。

「だめ。そんなとこ舐めるなんて汚い」
「だっていやらしいだぞ、おまえの尻の穴」
「だめだってば。あは、いやん、いやーん」
恥らって尻を振る彼女に益々興奮させられた。しかも、視線を少し下にずらすと、
そこには半ば口を開けて赤い内容物をさらす女陰まで見えたのである。

再び立ち上がった私はバックからの挿入を試みた。意外にもスムーズにめり込んでいった。
包皮の付け根に微かな痛みが走ったが、構わずに侵入していく。
ぬめやかな温もりに包まれて、若い男根がさらに硬く怒張していく。

「むぅ。痛い、痛ーい」
彼女の顔が歪む。処女だったらしい。結合部を見下ろす。褐色の肛門がヒクつき、
抜き差しを繰り返す膣穴のとば口は、亀頭部に引きずられて富士山の形の様に
起伏していた。彼女がハァハァと喘いでいる。
 
夢枕に・・・09
射精の予感はじきにやってきた。付け根の辺りにムズムズと衝動が湧き起こったのである。
避妊の知識も経験もない私は、どうしていいか判らず、挿入したままアッという間に
射精してしまっていた。その瞬間、彼女も大きく仰け反ったのを覚えている。

抜き取った後、私達は下腹部を露出させたまま再び抱き合った。
トイレからでた時、二人の男女が壁にもたれかかって抱き合っていた。
そのトイレには個室が一ヶ所しか無かったから、私達が終えるのを待ち切れなかったのだろう。

女が壁を背にして立ち、覆い被さるようにして立った男の手は、女のスカートの中で
モゾモゾと動いていた。

私達は俯いた侭彼らの後ろを通り過ぎていた。同様の行為を終えた後だと言うのに、
他人の濡れ場を見せ付けられるのは妙に恥ずかしかったのである。

彼女は次の連絡船で北海道に向かった。もしあの時、私も乗船していれば、
あるいは私の人生も変わっていたかもしれない。

だが私は乗船しなかった。その時、私の頭に浮かんだのが、あの康子の顔だった。
彼女の住んでいる北海道に、愛情も無く只肉欲だけで肉体を交えた女を伴って、
降り立つのが気が引けたのである。

もっとも、初恋の女恋しさに里帰りしながら、別なおんなと一緒にエロ映画を見、
しかも体を交えてしまうこと自体、神経を疑うが、当時の私はそんな論理観も
フッ飛ばしてしまうほど若く未熟で、女体の温もりに飢えて居たと言う事なのかも知れない。

結局、私は桟橋で恵美を見送ってから、次の便で北海道に向かったのである。

五十年も前の出来事に思いをはせながら、私はついに北海道の地を踏みしめていた。
とはいっても、青函トンネルを列車でくぐっての事だったから、正直な処、何処までが本州で、
どこからが北海道なのかという実感は少なかったが。函館で下車した。

五十年前の私もそうだった。当時の私は、早く父母の顔が見たい、康子に会いたい。
そうは思いながらも志半ばで帰郷する負い目があって、すぐには故郷の栗山町に向かう
気になれなかったのだった。
夢枕に・・・10
函館の駅前をブラブラする。青函連絡船の廃止になってから、すっかりさびれて
しまったのではないか、と思っていた私の予感は見事に覆されていた。当時の面影を残す
路面電車は走っているものの、街は当時よりさらに賑やかに変貌していたのである。

実を言うと、私は道産子でありながら北海道の観光地と言うものを殆ど知らない。
知っているのは小学校の修学旅行で行った定山渓、中学校の修学旅行で行った
洞爺湖温泉、高校の修学旅行で内地に向かう途中に立ち寄った函館の
トラピスト修道院くらいのものである。

そんな私にとって、連絡船の待ち時間にブラついた函館は思い出の地だった。
記憶をたどりながら駅前のむ桟橋横丁に足を踏み入れる。かってかって出稼ぎの
人々で賑わった飲食店街は名物の朝市に集まった観光客でひしめき合っていた。

が、私が目指したのは、その一角にある小さな定食屋だった。
あのオバちゃんまだ居るだろうか・・・と胸が高鳴る。
だが、案の定、其処は洒落たコーヒーショップに様変わりしていて、
店員に聞いても「あのオバちゃん」を知る者は誰も居なかった。仕方なくコーヒーをすする。

かって望郷の念に無駆り立てられて青函連絡船を降り立った私は、
空腹を抱えたまま、あの定食屋の店先をうろついていた。すでに閉店間際の時間だった。
店の中から声を掛けられた。
「あんちゃん、内地の人かい?学生さん?」
思わず振り向きコクリと頷いた。

「内地からの旅人」を装った方が得策だろうという、とっさの判断からだった。
人の良さそうな小太りのオバちゃんが皿を洗いながらニコニコ笑っていた。

「一人旅?腹へってんでないかい?遠慮しないで入ってくればいいっしょ」
「いえ・・・おカネ、余りないんです」
首を横に振ってうつむく。
「はんかくさい。貧乏学生からカネなんか取らないよ」

オバちゃんが苦笑して招き入れてくれた。
昆布巻きだの塩ジャケだのをたらふくご馳走になった。
腹が満ちた処で改めてオバちゃんの顔に目をやる。
三十代半ばといった感じだったろうか。割烹着を着けた姿は、
ムッチリした体型ながら中々の美人だった。

  1. 忘れ得ぬ人
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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