色ごのみ。其の六
◇メス犬の価値
ああ、何と言う悔辱でしようか。こともあろうに、娼婦と間違えられるなんて・・・。
けれどすぐに(いっそ、私のような女にはお似合いなのかもね・・・)
男に組み敷かれながら、私はそう思い直していました。
夫を裏切り、若い男にトチ狂った果てに、残酷な形で捨てられた私には、
娼婦どころか、道端のメス犬くらいの価値しかないかも知れません。
「へっへっへっ・・・あんた、良いカラダしてるねえ。いままで、何人の男を咥え込んでたんだ」
「三人よ」
男が乳房を舐め始めると、私はハスッパに答えました。
気分はすでに、とことんまで堕ちる娼婦といったところでした。
「嘘をつけ!三人ってこたないだろう。おまえみたいな女のカラダが、
三人くらいで満足するはずはないよ」
「本当よ。ねえ、それよりお金をちょうだい」
思わぬ台詞が、口をついて出ました。私は、堕ちる所まで堕ちる自分を
確認したかったのでしようか。これでは、まるで本来の娼婦です。
「いいよ、幾らかね?」
「そうね、一万円も頂こうかしら」
私は、適当な値段を口にしていました。
「い、一万円、高いな!」
「イヤならいいのよ。私、帰るから」
もちろん、金額などはどうでもいいことでした。
しかし、私は思い切り悪どい女になってしまいたかったのです。
「判った!判ったよ、そら!」
財布から千円札を十枚出すと、男は私の枕元投げつける様に置きました。
お札が、私の頭の辺りに散らばりました。
(これで私も、正真正銘の娼婦になったのね)
そう思ったとたん、どうしたことか私の肉体に倒錯的な歓びが湧いたのです。
同時に、子宮の底から男が欲しい、との激情がこみ上げてきました。
「ああ、抱いて!抱いてェ・・・」
気がつくと、私は男にしがみついていました。
「私を好きなようにして!メチャクチャにしてッ・・・」
「ふふふふ・・・珍しく情熱的なパンパンだな。よしよし」
男は私の下穿きを取り、大きく太腿を拡げました。
そして、太くいきり立った物をグイと押し込んできたのです。
「あっ、はぁ~っ」
一直線に抉られると、私は盛りのついたメスブタのように腰を振っていました。
信じられないことに、湯水のように快美感が湧いてきたのです。
「あああああっ!いい!いいわぁ・・・」
男の動きに呼応して、私は下から必死に尻を突き上げていました。
それは、凄まじいまでに淫らな姿だったと思います。
けれど、私には恥など気にする必要などなくなってしまったのです。
私は娼婦、男に金で雇われた女なのですから、むしろ乱れることが必要なくらいでしよう。
「大きい!大きいわ。子宮がツンツン突かれるの!はぁぁっ、いい気持ち!」
夫にも、小山にも発した事のないアケスケな言葉が、次から次へとこぼれ出ました。
そういった台詞を口走れば口走るほど、快美感がますます煽られます。
「ほーっ、そうかい。自慢じゃないが、オレのマラは、女泣かせなんだ。
しかし、商売のくせにそんなによがってちゃ、カラダが保たないだろ」
「いいの、いいのよォ。もっと、もっと突いて、突きまくって!」
ジンジンと子宮が痺れて、今にも破裂してしまいそうでした。
愛も情もない性交なのに、私にとってこれが今までで一番快い体験でした。
(愛情も何もなくても、女って感じてしまう生き物なのね。
いいえ、女がぜんぶそうではないかも知れない。私が、特別に淫らなのかも・・・)
自分の隠された本性を知った気がして、私は愕然とする思いでした。
しかしそれと同時に、其の思いはいよいよ自虐の歓喜に火を点けたのです。
「ねえ、こんどは後からやって。ケモノみたいに私を犯して!」
小山から仕込まれた後ろ取りを、私は男にせがんでいました。
その体位が、今の私には最も相応しいように思えたからです。
「こりゃ、なかなかの好き者のパンパンだなあ。四つん這いになんなさい」
男に言われるまでもなく、私は布団の上に這い蹲りました。し、すかさず、
「あっ、あひいいーッ」
男が、後からグッサリと私に侵入してきました。
目から桃色の火花がチカチカと散り出て、私は絶叫を放ったのです。
「どうだ、どうだ、いいのか、淫乱売春婦?何とか言ってみろ!」
ギンギンと腰を律動させながら男が私を攻め続けます。
私の方はすでに虫の息、グウの音が出ないほどやり込められました。
「あっあっ、もうダメ!気が、気が・・・いってしまうッ・・・」
たちまち、目の前が紫色に染まっていきました。
深い深い絶頂へ向かって、私は一目散に突き進んでいったのです。
ああ、何と言う悔辱でしようか。こともあろうに、娼婦と間違えられるなんて・・・。
けれどすぐに(いっそ、私のような女にはお似合いなのかもね・・・)
男に組み敷かれながら、私はそう思い直していました。
夫を裏切り、若い男にトチ狂った果てに、残酷な形で捨てられた私には、
娼婦どころか、道端のメス犬くらいの価値しかないかも知れません。
「へっへっへっ・・・あんた、良いカラダしてるねえ。いままで、何人の男を咥え込んでたんだ」
「三人よ」
男が乳房を舐め始めると、私はハスッパに答えました。
気分はすでに、とことんまで堕ちる娼婦といったところでした。
「嘘をつけ!三人ってこたないだろう。おまえみたいな女のカラダが、
三人くらいで満足するはずはないよ」
「本当よ。ねえ、それよりお金をちょうだい」
思わぬ台詞が、口をついて出ました。私は、堕ちる所まで堕ちる自分を
確認したかったのでしようか。これでは、まるで本来の娼婦です。
「いいよ、幾らかね?」
「そうね、一万円も頂こうかしら」
私は、適当な値段を口にしていました。
「い、一万円、高いな!」
「イヤならいいのよ。私、帰るから」
もちろん、金額などはどうでもいいことでした。
しかし、私は思い切り悪どい女になってしまいたかったのです。
「判った!判ったよ、そら!」
財布から千円札を十枚出すと、男は私の枕元投げつける様に置きました。
お札が、私の頭の辺りに散らばりました。
(これで私も、正真正銘の娼婦になったのね)
そう思ったとたん、どうしたことか私の肉体に倒錯的な歓びが湧いたのです。
同時に、子宮の底から男が欲しい、との激情がこみ上げてきました。
「ああ、抱いて!抱いてェ・・・」
気がつくと、私は男にしがみついていました。
「私を好きなようにして!メチャクチャにしてッ・・・」
「ふふふふ・・・珍しく情熱的なパンパンだな。よしよし」
男は私の下穿きを取り、大きく太腿を拡げました。
そして、太くいきり立った物をグイと押し込んできたのです。
「あっ、はぁ~っ」
一直線に抉られると、私は盛りのついたメスブタのように腰を振っていました。
信じられないことに、湯水のように快美感が湧いてきたのです。
「あああああっ!いい!いいわぁ・・・」
男の動きに呼応して、私は下から必死に尻を突き上げていました。
それは、凄まじいまでに淫らな姿だったと思います。
けれど、私には恥など気にする必要などなくなってしまったのです。
私は娼婦、男に金で雇われた女なのですから、むしろ乱れることが必要なくらいでしよう。
「大きい!大きいわ。子宮がツンツン突かれるの!はぁぁっ、いい気持ち!」
夫にも、小山にも発した事のないアケスケな言葉が、次から次へとこぼれ出ました。
そういった台詞を口走れば口走るほど、快美感がますます煽られます。
「ほーっ、そうかい。自慢じゃないが、オレのマラは、女泣かせなんだ。
しかし、商売のくせにそんなによがってちゃ、カラダが保たないだろ」
「いいの、いいのよォ。もっと、もっと突いて、突きまくって!」
ジンジンと子宮が痺れて、今にも破裂してしまいそうでした。
愛も情もない性交なのに、私にとってこれが今までで一番快い体験でした。
(愛情も何もなくても、女って感じてしまう生き物なのね。
いいえ、女がぜんぶそうではないかも知れない。私が、特別に淫らなのかも・・・)
自分の隠された本性を知った気がして、私は愕然とする思いでした。
しかしそれと同時に、其の思いはいよいよ自虐の歓喜に火を点けたのです。
「ねえ、こんどは後からやって。ケモノみたいに私を犯して!」
小山から仕込まれた後ろ取りを、私は男にせがんでいました。
その体位が、今の私には最も相応しいように思えたからです。
「こりゃ、なかなかの好き者のパンパンだなあ。四つん這いになんなさい」
男に言われるまでもなく、私は布団の上に這い蹲りました。し、すかさず、
「あっ、あひいいーッ」
男が、後からグッサリと私に侵入してきました。
目から桃色の火花がチカチカと散り出て、私は絶叫を放ったのです。
「どうだ、どうだ、いいのか、淫乱売春婦?何とか言ってみろ!」
ギンギンと腰を律動させながら男が私を攻め続けます。
私の方はすでに虫の息、グウの音が出ないほどやり込められました。
「あっあっ、もうダメ!気が、気が・・・いってしまうッ・・・」
たちまち、目の前が紫色に染まっていきました。
深い深い絶頂へ向かって、私は一目散に突き進んでいったのです。
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プロフィール
Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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