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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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マゾ女の誘惑。其の四

◇倒錯の悦楽
m31
世間ではよく、本物のサド男と本物のマゾ女では却ってウマが合わないと言われてる。
サド男は、嫌がる女を無理矢理犯すところに快感があるのだと思うが、
マゾ女は無理矢理犯される事はちっとも嫌じゃない。男であれ女であれ、
サディストは自分を憎んだり軽蔑したりする相手に復讐しようとする気持ちが強く、
マゾヒストは、相手よりも自分自身に復讐しようとしている。
あるいは、復讐されたがっている。
いずれにせよ日本人に本格的なサディストが少ないのは、
農耕民族で連帯意識が強く他人に憎まれたり、
蔑まれたりすることが少ないからだと思われる。

彼女がマゾヒストに成った事は、きっと何かの決定的なセックスの体験が有ったのだろう。
まあ成るべくして成ったという性格的なものの方が強いはずだ。
そういう言う事が50年も前の若造の私が意識していた訳ではないが、
彼女にそれを教え込んだ男よりも、彼女自身が持っている何か深い哀しみの様な
ものが知りたいと思っていた。

しかし、そんなに男に虐められたいのならやってやろうじゃないか、という気分だった。
私のため、と言うより、彼女自身がそれを歓ぶのなら、やるより他無いだろうと思った。
私は、益々彼女を好きになり掛けていたのだから。

これ程の美人なのだから、一夜かぎりしか相手にして貰えないのは仕方ないが、
とにかく、この夜だけは頑張って虐め抜いてやろう、と決心した。

私はアームロックの腕を離し、その代わり背中を蹴ってベッドから床に転げ落とした。
そして仰向けに横たわった彼女の上に立ち、
足の裏でそのたわわな乳房を踏みつけてやった。彼女は、うっとりと目を閉じ、
「あーん」と、甘い声を出して喘いだ。

「とにかく、名前だけは教えて貰いたいな。知らないことには、虐め甲斐がないよ」
「奥田小夜子、よ」
「ふうん、本当か嘘か知らないけれど、如何にもマゾ女らしい名前だな」
「ほんとうよ」
「まあ、どっちでもいいよ。とにかく小夜子さんだな」
「小夜子、て呼んで」
 
m132
「いや、小夜子さんだよ。ボクは、貴女のことを好きになってしまいそうなんだ。
 だから、虐めてるんだ」
「ああ、あなたすてきよ」
「よけいな事は、言わないで良いよ。どうせ本心でもないんだから」
「ううん、本心よ」
「そんなわけ、あるものか。くそおっ」
乳房の谷間の部分からスリップを両手で引き裂いた。
下には、パンティもブラジャーも着けていなかった。

「思わせぶりな事をしやがって・・・」
露になった高く盛り上がって形のよい乳房を、さらに強く足の裏で踏みつけた。
そのシッカリとした弾力と、かたく尖った乳首は、足の裏からでもはっきりと伝わってきた。

私は、涙がこぼれてきてしまった。こんなにも美しい乳房を踏みつけにしているという、
罪の意識と、その逆の倒錯的な悦びが混じって、妙に自分が惨めに思えてしまったのだ。

「ちぇっ、いやな女だよ。どうして普通の女にならないんだ」
「私だって、なりたいのよ」
「ふん、気取ってやがる」
「そんなんじゃないわ」
「うるさいっ!」

乳房の両脇に膝をついて屈み、すばやいストロークで頬に平手打ちを放ってやった。
「ひいっ!」
「感じるのか?」
「感じるわ」
「おまんこ、濡れてるか?」
「お風呂に入った時から、ずっと濡れぱなしよ。あなた、どうして触って呉れなかったの?」
「怖くて触れなかったに決まってるじゃないか。ボクなんて、どうせ其の程度の男さ」
「ごめんなさい。私が悪いのね。ああ、もっとぶってちょうだい」
「まったく、どうしてそう言う事を言うんだ。くそおっ・・・」

涙が止まらなくなってしまった。こんな事をしている自分がよくわからなくて、
そう言うはがゆさもあったのだろう。
m148
今度は、たて続け三度平手打ちを食らわした。
その鋭く乾いた音が、耳を突き刺すように響いてきた。
小夜子は、上体を仰け反らせ、顎を上げて喘いでいた。
唇の端に血が滲んでいた。

ストレートの髪の中に指を突っ込んで鷲掴みにし、頭を上げさせた。
「ほらあ、もう一遍チンポを咥えてくれよ」
「ああ、うれしいわ」
「この世で出会う最後のチンポだと思って咥えろよ」
「そうよね。ああ・・・」

美人が頭を揺らせながら夢中になってペニスを吸い立てている眺めは、
どこか悲劇的で、しかも無理矢理させていると思うと、妖しい後ろめたさが募ってくる。
ここまで来るともう、フェラチオの気持ちよさとはチョッと違ってくる。

若い私にすれば、本来ならすぐまた射精しそうな感覚は来る筈なのに、
それがちょっと麻痺したようになっていた。

そうして小夜子を後ろ手に縛り、髪を掴んで部屋中を引きずり回していった。
隅の壁にもたれさせて置いて、そこでフェラチオをさせ、
それに飽きたら今度はトイレに引っ張っていって自分は便器に跨り、
小夜子には床に跪かせてフェラチオさせる。

引きずり方が乱暴になり過ぎて、時々「痛い」とか「やめて」と訴えてきたが、
訴えられると尚乱暴になって部屋中を引きずりまわしてはフェラチオさせて行った。

しかも小夜子は其の都度益々夢中になってペニスに武者振りついてきて、
ペニスはとても気持ち良いのだがさらに射精の感覚は遠のき、
訳の分からない妖しいときめきだけが身体を駆け巡るのであった。
  1. マゾ女の誘惑
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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