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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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若衆入りの儀式。其の十

母の思いで13
横座りした姫島さんは寝間着のすそが乱れない様に気配りしているが、
ピンと張り詰めた部屋の空気を重苦しくしている。

ついに照れ隠しにか、姫島さんは講義のノートを開いて眺めだした。
きっと初夜の心得かなにかメモしてあるのに違い無かった。
「姫島さん、何が書いて有るのですか」
「いいえ、なにちょつと・・・」
と言ってあわててノートを閉じようとした時にパラりと畳の上に落ちたものがある。
見ればガリ版印刷の「性交体位四十八手」だった。
姫島さんはすばやく手にとってノートの間に挟みこんだ。

時計を見ると午後八時五十分である。
私は立ち上がり、押入れから布団を出しかけたら、
「あら、夜のものの出し入れは女の役目よ」
姫島さんが慌ててそれをひったくって部屋に敷き始めた。

シーツの下に出血に備えてか油紙を敷き、枕元にはワセリン、桜紙の束、コンドーム、
コップと水差しといった、こまごまと他ものが準備された。

午後九時になった。合図の魚板の澄んだ音が響いてきた。

愈々三十一歳の高年齢処女のお床入りの時間である。つい三週間前は
三田さんが先生で私が生徒だったのに、今日は私が先生で姫島さんが生徒である。
戦争が無く平和な時代に青春を過ごしたなら、この姫島さんはもうとっくに女衆入りを
果たし、数多くの島の男性と性経験を繰り返し、ベテランになっている年頃である。
もし未亡人にでもなって居れば、若い童貞男に性の手ほどきをするホト親にも成ったで
あろう年齢なのだ。それがまったく男の手付かずのまま放置されているのである。
私は用意の床入りの杯を先輩ぶって自信たっぷり行う。

「私、本当に初めてなのよ。優しくしてね」
姫島さんは固い表情でおずおずと言う。
「では、布団の方に来てください」

私は立ち上がって姫島さんの手を取った。
三田さんのようにいきなり裸体にする訳にはいかない。
布団の上に向き合って座った姿勢のまま抱き合い、耳たぶを口に含んで舐めて見た。
「わあ、くすぐったい」
姫島さんは身をよじった。そこで、そーっと息を吐きかけてみた。
「やめて」
 
母の思いで03
どうやら性感帯には個人差があり、ある女性が快感にのたうっからと、
誰にでも通用するとは限らななかった。
しかし最大公約数的なポイントというものはあり、
陰核はそれの集約されたものであった。

私は姫島さんの赤い唇にキスをした。今度は効いた。私の唇が軽く触れただけなのに、
電流のようなものが姫島さんの体を一瞬にして駆け巡ったか、
まさに青菜に塩のように目をつむりぐったりとなって、私に体重がどっとかかってきた。
私は姫島さんの身体を布団の上に横たわせた。

「全部、脱いで貰いますからね」私の言葉に姫島さんはうなずいた。私は寝間着の帯を
シュルシュルと引っ張るようにして解き、下着も取り去り全くの裸にしてしまった。
私も臨戦態勢になる為裸体になった。すでにペニスは固く勃起していた。

私は姫島さんの胸の二つの隆起を手と舌で愛撫した。円形に舐めたり敏感な乳首を
つついたりすると、姫島さんの乙女のたしなみからきちんと揃えていた膝頭が、
性の快感からやや緩んで来た様である。

右手の指で陰唇を触ると、まだ一度も男性を受け入れた事の無い聖域には
甘い蜜汁が溢れて、土手を乗り越えて太腿を汚していた。

姫島さんの左手を誘導して、私の大きくなったペニスを握らせた。
姫島さんはまるで熱い物でも掴んだかのようにパッと手をひっこめた。その手を再び捕らえて
また握らせた。姫島さんはとうとう覚悟を決めたのか、今度は握ったままだった。

「ずいぶん大きいのね。こんなの、入るのかしら」
「今さら嫌だなんて言うんじゃないでしょうね」
「言わないわ。でも痛くないようにしてね」
「処女膜が破れるんですから、まったく痛くないようには出来ませんよ。
 姫島さん、その握った手を動かしてごらん」
「こんなふうでいいの?」
「もっと軽く握って、そーっと動かすんだよ」
「なんだかまた膨らんで大きく成った様だわ。これ以上大きくするのは止めましょうよ」
「じゃあ、そろそろ・・・」
「ええ、いいわ。でもサックを使ってね」
「じゃあ、サック付けをしてください。これは女性の仕事ですよ」
姫島さんは顔を真っ赤にして私のペニスにおずおずと触った。
「難しいわあ」
でもなんとかサックがはめられた。
若集入りの儀式10
「姫島さん、股を大きく開いてくださいよ」
姫島さんが申し訳程度に開いた。
「だめですよ。そのくらいでは・・・」
私は姫島さんの足の間に陣取り、両足首をつかみ、無遠慮うにぐいっと180度近い
角度に開いた。秘密の部分をこんなに大胆に異性の前にさらけ出すのは、
生まれて始めての経験に違い無かった。
「ああっ、恥ずかしいわあ」姫島さんは両手で顔を覆った。
私は勃起したペニスをピンクいろした肉の割れ目にあてがってずるずると前後に擦った。
亀頭の先端が姫島さんの陰核に触るたびに敏感に反応があった。

私は姫島さんの顔から両手を引き離し肩口を確りと握り締め、
「腰を引いて逃げては駄目ですよ。腰を突き出すぐらいの気持ちで居てください」
姫島さんは真剣な顔をした。私はぐっと腰を前に突き出した。
薄い肉片がまとわりつきピチッと裂ける感触がしたとたん、
「あうっ」姫島さんは顔を歪めた。

私はペニスをゆるゆると奥へ進めた。動かすと傷つけた処女膜が痛むだろうと思って
挿入した侭じっと抱き合っていた。膣の内部は熱かった。

「ふーつ、ふーつ」
姫島さんは大きく肩で息をしていたが、そのうちに膣でペニスを締め付けてきた。
私は(おおっ)と思った。女性の三十一歳といえば実際の体験は無くとも耳学問で
色々なことを断片的に知っているのかも知れないと思った。

やがて恐る恐る腰を動かし出したのは姫島さんの方だった。
下から突き上げるように腰を動かして来るのである。
「遠慮しなくていいのよ」
さすが年上の女である。知らず知らずのうちにリードしている。

「では、痛いでしょうが、我慢してください」
私はグイッグイッと腰に力をこめて抜き挿しを始めた。
姫島さんも私の腰の動きに合わせて動いてくる。
途中から三浅一深のリズムに切り替えた。
戸惑ったのは最初だけで、すぐに私の腰の動きを察してくるのは
社交ダンスで養ったリズム勘の良さかなと思った。

五分ほど二人で抜き挿ししているうちに、接合部分は熱を帯び、快感が次第に
身体全体に広がり、姫島さんは両足を私の両足に絡め締め付け始めた。
「ああっ、死にそう。死にそう」
姫島さんは私の肩に顔を押し当てて強く腰を持ち上げ私にすがりついた。
すごい力だった
  1. 若集入りの儀式
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Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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