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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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生まれ変わっても結婚したい。其のニ

~風俗通い~
林檎姫2-1
其の頃の私は赤線の灯が消えたのを嘆きながら、、其の後に増えてきた
“トルコ風呂”通いに血道を上げていた。

当時のトルコ風呂は私の家から五、六キロ離れた埼玉県に入った国道沿いに
雨後の筍の様に林立していた。「本番は無し」が建て前で「抜く」だけだったが、
何回か通って馴染みになれば「本番」も遣らせてくれた。勿論金次第で初めて
でも本番は遣らせて呉れては居た様だが?

店の休みの前・・・と言っても、月に一、二度しかないのだが、千擦りは控えて、
精嚢を満杯にして出掛けるのである。
閉店と同時に銭湯に行ってひと汗流した後、店のオート三輪を無断で持ち出し
トルコ街に乗り込む。駐車違反でも酒酔い運転でも、警官が大目に見てくれた
いい時代だった。
路上に車を勝手に駐車させて、『ぬけられます』と看板に書いてある路地に入ると、
両側に赤い灯、青い灯の提灯に彩られた酒場やカフェが並び詰め込まれている。

一歩踏み込むと小便臭い。反吐の混じった酒の臭い、
性臭が渾然となって沈殿していて、それが甘酸っぱくて切ないほど鼻をつく。
人が生きている証ともとれる匂いだった。

「若旦那、いい子がいるよ」
ヤリ手婆ァが、媚びた笑顔で袖を引く。それをサラリと冷やかしておいて、
馴染みの女のいる店へと足を運ぶ。

当時のトルコ風呂は、元遊郭だったり売春宿がトルコ風呂と衣替えした様な店が
多く女のコスチュームは長襦袢という和風の店が多かった。
そこで働いている女達は、貧しくて、生きる為に体を売っている者が殆どだ。
少なくとも現代の様に、遊ぶ金や、高級なブランド品を買う為に、体を売る女は
皆無だったろう。

紺染めの暖簾をくぐる。
「おや、若旦那いらっしゃい」
揉み手をしながら、ヤリ手婆ァが前歯の欠けた口を開けて言う。
現役を退いてもなお、ここから抜け出せずに、ヤリ手婆ァとして残っているのだ。


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林檎姫2-2
「小菊姐さんは?」
「姐さんは入ったばかりよ。時間が掛かっちゃうけど、待ってるかい?」
「他には?」と、言いかけたところに、控え室から顔を覗かせた女が、
「若旦那、来てたの?」と、黄色い声を上げて、私を手招きした。駒子だ。
駒子は小菊に負けず劣らず、イイ女で、唯一気が強くて蓮っ葉なことが欠点だった。
が、それはそれで、駒子の床上手には定評があり、抱くことを決めた。

「お酒でも飲んでからにする?それとも、直ぐにしちゃう?」
長襦袢姿の駒子が訊いて来た。正直なところ、直ぐにでもしたかった。
でも、私も江戸っ子の端くれだ。格好をつけて、熱燗を持って来るように頼む。
酒も駒子達の売り上げの一つに成るのだ。
ほんの形だけの卓袱台を二人で挟んで、酒を飲み交わす。

「若旦那、本当は小菊姐さんを抱きたかったんでしょ」
駒子は媚を浮かべて、なじるように言った。ゾクッとする色っぽい目だ。
「最初から駒子姐さんと決めていたよ」
「なに言ってるの。顔に小菊、小菊って書いてあるわよォ。
 お客は皆な小菊姐さんしか、この店に居ないと思ってるみたいね。ああーっ、悔しい」
駒子は本気で悔しがって見せ、卓袱台の下から手を伸ばしてきて太腿を
痣が出来るほどつねり上げた。

「いたたたっ!」
悲鳴を上げ、私は縮み込んだ。二本目の銚子が空になる頃、
隣りの部屋から押し殺した女の喘ぎ声と、ギシギシという物音が聞こえてきた。
「楓姐さんよ。つい最近入ったばかりなの。何でも秋田の出身なんだって。
 ねえ、そろそろ私達もしょうか?」
秋田と聞いて私の脳裏に千鶴の淋しそうな顔が一瞬浮かんだが、それを振り切るように、
「酒は?」
「もういいわよ。さあ、立って」私は駒子に促されて、立ち上がった。

駒子は私の服を脱がせて、衣紋掛けに掛ける。パンツを足元まで脱がせると、
私を風呂桶の近くまで連れて行き、パッパッと手際よくチンポだけを洗って呉れる。
指の動きの中でチンポは少しずつ大きくなり始めていた。
林檎姫2-3
襦袢姿で駒子が布団に入ってから、私も追いかけて布団に潜り込んだ。
胸元から手を入れて、乳房をまさぐる。相変わらず豊かで掌に吸い付くほど柔らかだ。
それに、ぬくもりを伝えてくる。

「ああっー」深い溜め息が首元をくすぐり、駒子の熱い息遣いでそこは湿り始めた。
片手で腰紐を解くとハラリと胸元が開く。肌は酒のほろ酔いと興奮とで、
桜色に上気している。乳房に舌を這わせながら、一方の乳房を愛撫していた手で、
脇腹をゆっくりと辿り、徐々に下腹部へと向かう。すると、それまで仰臥したままだった
駒子は、私の背中を抱きしめて、足を絡めるようにして下腹部を太腿に摺り寄せてきた。

ザラリとした陰毛が、太腿を擦る。チンポが駒子の太腿を滑る。
既に怒張しているチンポは、皮を剥いて捩れ、反り返った。

私は駒子の太腿を押し開いた。掌をシットリとした内腿に張り付かせる様にして、
太腿の付け根へと這わせた。オマンコに近づくにしたがい、熱を帯びて来た。
しかし、性器は潤んでいても、濡れていると言うほどではない。
一日に出せる愛液の量は、限られているのだろうか。指にタップリと唾液を含ませて、
差し入れなければならなかった。

駒子のオマンコは、収縮性に豊んでいた。
生物のように指をヒクヒク締め付けて居るかと思うと、奥に引きずり込む動きをする。
それはチンポを挿入しても同じで、敏感な部分だけに、とてつもない快感を生む。
私はオマンコを指で弄んだ後、体を重ねた。

駒子は私の動きに合わせて、腰を下から煽ってきた。必死で快感を噛み殺そうとしている。
娼婦たちのほとんどはセックスを仕事と割り切り、本気で感じる事はない。
もちろん感じた振りをして、客を早く昇天させるテクニックの一つだが、
本気で燃え上がるのは恋人を相手にした時だけだという。
客を相手にキスをしないのも、彼女たち流の貞操なのかも知れない。

しかし、駒子の感じ方は艶技を通り越していた。眉間に皺を寄せて、髪を振り乱して
苦しげに喘ぐ。そして全身がわななき、それがオマンコにも連動しているのか、
チンポを深々と飲み込んだまま、ヒクヒク締め付けてくる。
「こ、駒子姐さん・・・」
「はっ、はうううっ、イ、イキたいの?」
「う、ううん、もう、我慢できない」
「わ、わたしも・・・ネッ、一緒に、一緒にイッてェ~」
駒子は私の背中に爪を立ててしがみついたまま、激しく腰を律動させ、
私は私で、その動きに翻弄されながら一気に精をはきだした。
オマンコは終わった後も、暫くの間、チンポをしっかりと咥えたまま、
ヒクヒク痙攣を繰り返し続けていた。
  1. 妻を語る
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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