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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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田舎から来た娘。其の六

~二人のクリスマス~
16.jpg
耳に外の暴風雨の音が蘇る。だが、もう君恵はそれを怖がってはいなかった。
落ち着いた動作で、多分処女の鮮血に染められたズロースを丸めて枕元に置き、
布団に身を戻して私の胸に顔を埋めた。

「ちい兄ちゃん、好きだけど、結婚出来なくてもいいよ・・・」
嗚咽のように喉が鳴る。
「あたしが誘ったんだから・・・」
私は君恵を強く抱き締めた。仰け反り返る白い顔に、狂おしいキスの嵐を浴びせる。
背中に回った君恵の手にも力がこもる。

また暴風雨の音が消えて、私と君恵のフイゴのような熱い喘ぎだけが室内を支配し、
愛しさから生まれた欲望の再熱に、私のペニスは鋭く勃起していた。

君恵は性格逞しい娘だった。
翌朝、私が寝覚めた時には彼女はすでに釜の飯を炊き、味噌汁も作り、
きちんとセーラー服を着て登校の用意もしていた。
毅然とした君恵の姿に煽られて、私は性的関係になった甘さも表せない。
そして彼女のその超然とした態度は、夕刻帰宅した両親の前でも、全く崩れなかった。

その後も君恵は、私とふだん通りの接し方をして、
私に性的衝動を起こさせるような隙は見せなかった。
同じ家に住み、肉体関係が生じた若い男女としては信じられないことだが、
私と君恵のセックスは互いが初体験の、その台風の夜の一回だけだったのである。

昭和三十五年三月、無事高校を卒業した君恵は、兄の世話で東京の企業に就職
する事に成った。その企業には女子独身寮もあり、家も出る事になった。

社会人になった君恵は、我が家を実家の様にして、
事ある毎に土産品を持参して訪れてきた。父も母もそんな君恵を、
本当の我が子の様に可愛がっていたが、私の心境は複雑だった。


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17.jpg
君恵は日増しに美しくなり、その肢体や肌が成熟していく、我が家で団欒中に、
彼女の口から会社の同僚の話が出れば、心の奥から嫉妬心も沸いて来る。
昭和三十九年十二月二十五日。雨の中を、君恵がクリスマスケーキを持って
我が家を訪れた。

両親は某歌手のクリスマスデナーショーに出掛けて留守だった。
私は便箋に「僕と君恵も二人でクリスマスをしてくるよ」と置手紙をして、
君恵をホテルに誘った。

ホテルに入ってからは口数も少なく成り、君恵と私は殆ど喋らず、
別々にシャワーを浴びてからベッドにあがった。
バスローブ姿でベッドにあがってきた君恵を抱き締めてキスをした。
漆黒の髪が濡れて、その白い笑顔が官能的だった。
君恵もすぐ舌を絡めてきて貪り合うキスを暫く続けた。

その間に君恵のバスローブを脱がせ、パンティ一枚の裸を優しく撫でながら
程々に大きくて美乳の見本のような乳房やパンティの上から股間を優しく
触って愛撫を加えた。

君恵も素裸の私の躯を撫で回してから勃起し尽くしているペニスをしっとり握ってきた。
私は恋人美代子とのセックスで場数を踏んで、セックスには其れなりに自信が出来ていた。

肉茎を両手で握っても拳から亀頭部分がすべて出るほどの長さと、
松茸のように張り出した亀頭冠の大きなペニスに美代子も夢中に成るのだ。

背丈が美代子より僅かに高く、乳房の大きさや乳首の様子、ウエストのくびれ、
お尻の盛り上がりからスラッと伸びた優美な脚線まで、美代子より君恵は勝っていた。
素肌の肌理も細かく透き通るように白く輝いてとても柔らかい。
初めて出会った頃はチビで笑顔だけが取り柄だと思っていた君恵は、
成熟した女に成って顔も中々の美人顔であり、実年齢より大人っぽく色気を感じた。

初体験の時以上に長い時間を掛け君恵の身体を口と手でたっぷり、
愛撫しながら、パンティを脱がし、君恵の足先まで愛撫してから、
戻って君恵の性器に口を着けていった。

君恵はすぐ泣き叫び始め、 
「待ってた…のぉ…ちい兄ちゃんに…ずっと…こうして欲しかったのぉ…
あぁ~…いぃ~…愛してるのぉ…ちい兄ちゃぁん…」
 
私は君恵を堪らなく愛おしく思い、もう手放したくないと思った。
嵐の夜の初体験の時には暗くてよく見えなかった君恵の性器は色素が薄く
美しいと思えるほど清楚でした。其処から香る体臭も甘酸っぱい処女の侭の香りだった。
陰毛は多毛だが柔らかく生い茂りアナルの近くまで生えていた。
18.jpg
君恵を愛撫だけで一度果てさせてから正常位でペニスを挿入していった。
君恵の膣は一度開通式を済ませているが処女の様に狭く、
無理に押し込むと裂けて仕舞うのではと思うほどきつく窮屈だった。

一度子宮を圧迫するまでに奥に挿入し終えると君恵の膣は、やや緩く成ったように
感じたが其れは愛液が溢れてきたからだろう。
君恵の膣壁がヒクつきながらペニスを強く締め付けて来る。堪らない快感だ。

「あぁ~いい…ちい兄ちゃん…届いてるのぉ…いっちゃうぅ…あぁぁぁん…い、いくぅ~…」
 
君恵は何と、ペニスを挿入しただけで絶頂に駆け昇っていってしまいました。
君恵の膣の強い締め付けに襲われた私もこのままでは長くもたないと感じ
間もなく動き始めた。膣口の括約筋を亀頭で何度も刺戟してから、
子宮を一気に深く突き入れて上下左右に動かしてはまた浅く戻る動きを繰り返した。

君恵はすぐ半狂乱になって暴れ始め、またすぐ絶頂に駆け昇っていった。
眼下では君恵の美しい乳房が忙しく踊っている。私はペニスに感じる快感と
君恵の快感に喘ぐ顔を見ていて、激しく興奮していったのだった。 

君恵が絶頂を極めて狂ったように泣き叫んでいる姿とペニスが滑る締め付けの
凄い快感に襲われた私は、予想より遥かに短時間で限界を越えてしまった。
そして程なく我を忘れて君恵の膣奥に思いっきり射精したのだ。

ペニスに伝えられる凄い快感と、もう何日も美代子とセックスをしていなかった事もあって
長い時間射精したと思う。

私が射精を終えた時、膣だけ別な生き物のようにヒクヒクとペニスを締め付
けてくるが、全身を薄紅色に染めて汗だくの君恵は殆ど動かなくなっていた。

私はあまりの快感に君恵の上に倒れ込んでいたが、
ペニスは不思議と硬さを失わず君恵の膣に留まっていた。
暫く君恵の上で休憩していると、やっと君恵が薄目を開けた。
君恵の目は私への深い愛情と幸福感と満足感に満ちあふれていた。

「あぁぁ嬉しい!本当にちい兄ちゃんと一つに慣れたのね、
 私のオマンコ綺麗だった、もう私を放さないと言って」 
「君恵のオマンコ綺麗だったよ、君恵…愛しているよ…」
君恵は静かに声も出さずに泣いた。

翌四十年正月元旦。私は両親に、君恵との結婚を報告した。
父も母も、その場に呼んだ君恵も、元旦草々なのに泣いてくれた。

その愛妻、君恵がガンで私より先に逝ったのは、三年前だった・・・。
END
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アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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