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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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田舎から来た娘。其の五

~嵐の夜の出来事~
13.jpg
明け方、風雨はさらに強くなった。
後に知ったのだが、台風は江ノ島付近に上陸して関東地方を横断したのだ。
静岡県では狩野川が決壊し、東京近郊でも土砂崩れ被害を続発させ、
死者行方不明者千二百人余もの災害をもたらした台風だったのである。

一階に寝ていても、家が吹き飛びそうに揺れているのが判る。
外で何かが壊れる音がしたり、何かが倒れる激しい音が継続し、
とてもじゃないが眠るどころではない。

大学生である男の私でも恐怖を感じる風雨だったから、
まだ女子高校生の君恵が怖がるのは当然と言えば当然だ。

何処かでガラスの割れる音がけたたましく響いた時、
怖い!と小さな悲鳴を漏らした君恵が私の布団の中に転がり込んできた。

大丈夫だよ、と君恵を抱き締めてやったのだが、私も君恵も寝間着は浴衣だった。
寝姿を変えた拍子に裾がはだけ、脚の素肌が触れ合い、
抱いた腕の下で弾む彼女の肉体の温かさ柔らかさが、モロに伝わる。

まずい、と思った瞬間、いきなり私のペニスは勃起してしまった。

その私の股間に、幼児のように身を丸めた君恵の太腿が押し入ってくる。
裸の太腿だった。スベスベとして、肉が充満した燃えるように熱い肌だ。
私はその太腿を股で挟んだ。胸に埋まる君恵の頭を強く抱き締めた。

閉じた瞼の裏に、四年前に覗き見た幼い君恵の性器の形が浮かんでくる。
パンツの中で硬直しているペニスは、その彼女の性器に間近い、
熱い太腿に押し付けられている。頭の中が真っ白になった。

そのとき、君恵の顔が胸から離れた。私は闇の中で眼を開いた。
白さがやっと判る君恵の顔が私を見つめている。
見つめている・・・そう、なぜか私は真っ暗闇の中で、
君恵の眼に光る妖しい潤みを認めていたのである。


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14.jpg
君恵!と名を呼び、私は無我夢中でその口唇に口唇を押し付けていた。

君恵が呻いた。一瞬硬直した肌に激しい震えが走り、
続いてものぐる苦しい力で私の身体にしがみついて来た。口唇が開き、
私の舌はその熱い喘ぎの奥にヌメリ込んでいた。

私は君恵を下に組み敷いた。浴衣の前を肌蹴て、スリップの内の乳房を揉む。
ゴムマリのような乳房だった。君恵が私の顔を仰け反らせ、
「ちい兄ちゃん、好き・・・」小さい声で呟いて、両手を布団の上に落とした。

私は喘ぎながらその帯を解いた。スリップの乳房を剥き出し、裾を捲り上げて
ズロースも剥き出した。
闇に眼が慣れ、その乳房の丸みや太腿の白さは見えるように成っていた。
私は眼に見える乳首に吸い付いた。
ズロースの中に手を入れて柔毛の感触が心地良い下腹部を弄る。

恋人とのペッティングで、女体の性器の位置と嬲り方だけは知っている。
湿った柔肉の襞を擦り、静かにその指を君恵の性器の奥に埋めていった。

もう風雨の音は聞こえない、君恵と私の激しい喘ぎ方の方が荒かった。
パンツを下ろして、いきり立つペニスを剥き出したとき、
『君恵と間違いを犯したら承知しないよ!』と言う母の言葉が、
チラッと頭の隅に浮かんだが、ズロースも脱がせた裸身を前にしては止められない。

私は無抵抗に股を開いた君恵に重なった。ペニスが何とも気持ちが良い
女芯に吸い込まれ、弛緩したように動かなかった君恵の肌が撥ねた。
「うっ、痛い・・・」と悲痛な声を漏らして、
上に被さる私の頭を押し退けようと手を突っ張り、身悶え始めた。
15.jpg
私はペニスを突き上げた。何かの小さな衝撃を感じた亀頭が、
君恵の股間深くにぬめり込んだ。あっ、と小さく叫んだ君恵が大きく仰け反り、
再び両手を布団に落とすと、そして暴れなくなった。

動けなくなったのは私も同じだ。
初めてのセックスは、余りにも気持ちが良かった。
ペニスを絞り付ける熱い柔襞の感触、乳房を潰して抱き締めた女体の弾力、
そして狂おしい女の喘ぎ。動いたら快感が弾けてしまう。それはまだ勿体無い。
弾けたら君恵は妊娠する。そんな怖さもあった。

だが動けぬまま、じっと女体に埋没していても、快感はドンドン昂ぶってくる。
甘美な痺れがペニスに沸いてくる。ついに射精の瞬間が間近になって、
私は耐え切れずにペニスを抜き取った。同時にその快感が弾け、
私は目も眩む快美の放射を放っていた。

私は自分の浴衣の裾で、君恵の肌に散らした精液と汗を拭った。
ごめんな、誤りながら荒い呼吸を繰り返す君恵を抱き締める。
君恵は無言のまま私にしがみついた。

息が静まるまで数分か、君恵の両手が私の背中から前に回った。
「叔母さんには、内緒にしてね・・・」腹部に挟まれた其の手が下に降りて、
まだ半勃起状態のペニスにごく自然に触れた。そして指が蠢く。
「汚れているわ、拭いてあげる・・・」
君恵は身を起こし、脱いだズロースでペニスを丁寧に拭う。

闇の中に浮かぶ君恵の白い裸身、そしてペニスに与えられる優しい指の動き。
私はうっとりと仰向いて、その幻想的な眺めと感触を味わっていた。
  1. 妻を語る
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アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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