夫婦交換の夜。其の三
◇約束の日ホテルで
それからの一週間家内は連日そうでした。
私は私で、山川夫人のために禁欲したほうが・・・とは思いながら、
夫人のことを考えれば考えるほど興奮して、“手ぶら”では眠れませんでした。
勢い、前日と同じ事の繰り返しをすることに成りました。
私が手を出すと、家内は嫌がるのです。頑なに体を固くしたりして。
ですが、いざ体をまさぐると、乳首は立っているし、クリトリスだってそうですし、
膣の中はとろとろ、溢れるほどに濡れているのです。
ヨガリ方だって、そうでした。こんなに燃えているのだったらどうして拒むのか、
と思うほどなのです。しかし、其れが『女』と言うものなのかも知れません。
そして長くて短くも思われた、約束の日でした。
家にはまだ小さい子供が居て、夜は無理なので、土曜日の午後、
都内のホテルで山川夫妻と会いました。
実際にお会いするのは初めてで、夫婦交換ということもあり、普通はアルコールは
つき物なのですが、ラウンジでコーヒーをご一緒し、夫々が部屋に入る、
と言う手筈にしていました。
山川夫人は、写真で見るよりずっと色が白くて豊満、肌の肌理が細かく、
よく通る声をしていて、私は一刻も早くベッドインしたいと思っていたのですが、
案じていた通り家内が緊張していて、それが心配でした。
突然逃げ出したりして山川ご夫妻に失礼はしないかと心配で、ハラハラしていました。
「ほう、いい指輪してますねえ。いやあ、いいもんです、
よその奥さんが愛の証の指輪をしていると言うのは」
山川氏がふと家内の左手を見て、そういいました。
ウカツでした。スワップにそんな結婚指輪なんかして来させるんじゃなかったと
経験の無さをはじました。
が、そんなことは取り越し苦労でした。山川夫人もプラチナの結婚指輪をしていたのです。
家内のは小さなダイヤで(誕生石なので)とても人様に自慢できるものでは
有りませんでしたが、其れを山川氏は褒めたのです。
「二十年間のご主人の愛が詰まってるんですね。ちょっと見せてください」
山川氏が妻の前に手を差し出しました。
「いえ、あの・・・そんなたいしたものじゃ・・・」
真っ赤になって、それでも家内は左手を差し出しました。
まるで“奥様お手を”という感じで、山川氏が家内の指をそっと握りました。
「あ・・・」と家内が声を上げました。
そんなつもりは無かったのでしょうが、皆に聞こえる様な声だったのです。
「指輪もいいですけど、指の方がずっと素敵ですね」
家内の指を優しくさすりながら、山川氏が言いました。
「いえ・・・そんな・・・」
家内がますます赤くなり、手を差し出したまま俯いています。
これで、家内も事にすーっと入っていけるだろうと私は確信いたしました。
「奥さんはこの指でご主人のこと、いつも愛してあげるのですか?それとも、右手ですか?」
早速山川氏は事に臨んで来たようです。
私は手馴れた山川氏に感心しながら、事の成り行きを見守りました。
「あら、両手に決まってるわよね?」
山川夫人が家内にそう言い、そして首をかしげて私のことをコケティッシユに見て、
ニコッとしました。
「え?そうですか?何時も両手攻撃なんですか?」
山川氏が家内の左手の指、一本一本揉み摩りながらそう聞きます。
「いっ、いえっ、そんなっ・・・」
家内はこれ以上赤くなれないと言う位赤くなり、左手を山川氏に委ねています。
「じゃ、僕のことも両手で愛してくださいね。いいですね?約束ですよ?」
さすが経験豊富な山川氏はそう言って、家内の小指に小指を絡めました。
私はそれを見て、ジーンと、腰から膝の辺りまで熱く痺れて、汗をかきそうになっていました。
嫉妬と言えば、嫉妬でした。が、それと同時に、家内のことがとてつもなく悩ましく、
エロチックに見え、家内が山川氏のものを両手で両手でペッティングしながらフェラする
光景を想像すると、何か居ても立っても居られない興奮に襲われたのです。
「よーし!じゃ、本当に約束ですよ?いいですね?両手で僕のこと愛してくれて、
手じゃないところでも、愛してくださいね?僕は両手両足、口から鼻から、
全身を使って奥さんのこと、歓ばせて上げます。
ご主人には及ばないと思いますけど、ご主人とは別の味があるかも知れませんよ。
楽しみにしててくださいね」
それじゃ、と山川氏は握った室内の手を一刻も離さず、促して席を立ちました。
さすがのリードだと感心つつ、私は山川夫人をエスコートして席を立ち、
そして夫々のルームへと入ったのです。
家内の事が気に成らないと言えば嘘に成りますが、
当面は山川夫人の事を歓ばせてあげなければなりません。
「なにぶん初めてなものでどうぞ宜しく」
言わずもがなかな、とは思いながらも、ついそんなことを言ってしまいましたが、
「よろしくは私のほうですわ」
と、夫人が言って、なよなよした身のこなしをしたかと思ったら、
立ったままもたれかかってきたので、自然、キスということになりました。
唇を重ねると、夫人は唇を緩め、舌を誘ってるみたいでした。
それで私は舌を挿入したのです。それ
は蕩ける様に柔らかい舌が迎えてきて、
私は脳ミソが溶けて流れ出していくような感覚を味わいました。
夫人が豊かな胸を押し付けてくるので、早くも痛い程勃起しています。
夫人の秘密の部分を早く見て、触って、弄くって、舐めて、オマンコして・・・と、
心は焦り切っていますが、そこは一応手順というものがあるので、
私はブラウスの上から乳房を揉みました。
それからの一週間家内は連日そうでした。
私は私で、山川夫人のために禁欲したほうが・・・とは思いながら、
夫人のことを考えれば考えるほど興奮して、“手ぶら”では眠れませんでした。
勢い、前日と同じ事の繰り返しをすることに成りました。
私が手を出すと、家内は嫌がるのです。頑なに体を固くしたりして。
ですが、いざ体をまさぐると、乳首は立っているし、クリトリスだってそうですし、
膣の中はとろとろ、溢れるほどに濡れているのです。
ヨガリ方だって、そうでした。こんなに燃えているのだったらどうして拒むのか、
と思うほどなのです。しかし、其れが『女』と言うものなのかも知れません。
そして長くて短くも思われた、約束の日でした。
家にはまだ小さい子供が居て、夜は無理なので、土曜日の午後、
都内のホテルで山川夫妻と会いました。
実際にお会いするのは初めてで、夫婦交換ということもあり、普通はアルコールは
つき物なのですが、ラウンジでコーヒーをご一緒し、夫々が部屋に入る、
と言う手筈にしていました。
山川夫人は、写真で見るよりずっと色が白くて豊満、肌の肌理が細かく、
よく通る声をしていて、私は一刻も早くベッドインしたいと思っていたのですが、
案じていた通り家内が緊張していて、それが心配でした。
突然逃げ出したりして山川ご夫妻に失礼はしないかと心配で、ハラハラしていました。
「ほう、いい指輪してますねえ。いやあ、いいもんです、
よその奥さんが愛の証の指輪をしていると言うのは」
山川氏がふと家内の左手を見て、そういいました。
ウカツでした。スワップにそんな結婚指輪なんかして来させるんじゃなかったと
経験の無さをはじました。
が、そんなことは取り越し苦労でした。山川夫人もプラチナの結婚指輪をしていたのです。
家内のは小さなダイヤで(誕生石なので)とても人様に自慢できるものでは
有りませんでしたが、其れを山川氏は褒めたのです。
「二十年間のご主人の愛が詰まってるんですね。ちょっと見せてください」
山川氏が妻の前に手を差し出しました。
「いえ、あの・・・そんなたいしたものじゃ・・・」
真っ赤になって、それでも家内は左手を差し出しました。
まるで“奥様お手を”という感じで、山川氏が家内の指をそっと握りました。
「あ・・・」と家内が声を上げました。
そんなつもりは無かったのでしょうが、皆に聞こえる様な声だったのです。
「指輪もいいですけど、指の方がずっと素敵ですね」
家内の指を優しくさすりながら、山川氏が言いました。
「いえ・・・そんな・・・」
家内がますます赤くなり、手を差し出したまま俯いています。
これで、家内も事にすーっと入っていけるだろうと私は確信いたしました。
「奥さんはこの指でご主人のこと、いつも愛してあげるのですか?それとも、右手ですか?」
早速山川氏は事に臨んで来たようです。
私は手馴れた山川氏に感心しながら、事の成り行きを見守りました。
「あら、両手に決まってるわよね?」
山川夫人が家内にそう言い、そして首をかしげて私のことをコケティッシユに見て、
ニコッとしました。
「え?そうですか?何時も両手攻撃なんですか?」
山川氏が家内の左手の指、一本一本揉み摩りながらそう聞きます。
「いっ、いえっ、そんなっ・・・」
家内はこれ以上赤くなれないと言う位赤くなり、左手を山川氏に委ねています。
「じゃ、僕のことも両手で愛してくださいね。いいですね?約束ですよ?」
さすが経験豊富な山川氏はそう言って、家内の小指に小指を絡めました。
私はそれを見て、ジーンと、腰から膝の辺りまで熱く痺れて、汗をかきそうになっていました。
嫉妬と言えば、嫉妬でした。が、それと同時に、家内のことがとてつもなく悩ましく、
エロチックに見え、家内が山川氏のものを両手で両手でペッティングしながらフェラする
光景を想像すると、何か居ても立っても居られない興奮に襲われたのです。
「よーし!じゃ、本当に約束ですよ?いいですね?両手で僕のこと愛してくれて、
手じゃないところでも、愛してくださいね?僕は両手両足、口から鼻から、
全身を使って奥さんのこと、歓ばせて上げます。
ご主人には及ばないと思いますけど、ご主人とは別の味があるかも知れませんよ。
楽しみにしててくださいね」
それじゃ、と山川氏は握った室内の手を一刻も離さず、促して席を立ちました。
さすがのリードだと感心つつ、私は山川夫人をエスコートして席を立ち、
そして夫々のルームへと入ったのです。
家内の事が気に成らないと言えば嘘に成りますが、
当面は山川夫人の事を歓ばせてあげなければなりません。
「なにぶん初めてなものでどうぞ宜しく」
言わずもがなかな、とは思いながらも、ついそんなことを言ってしまいましたが、
「よろしくは私のほうですわ」
と、夫人が言って、なよなよした身のこなしをしたかと思ったら、
立ったままもたれかかってきたので、自然、キスということになりました。
唇を重ねると、夫人は唇を緩め、舌を誘ってるみたいでした。
それで私は舌を挿入したのです。それ
は蕩ける様に柔らかい舌が迎えてきて、
私は脳ミソが溶けて流れ出していくような感覚を味わいました。
夫人が豊かな胸を押し付けてくるので、早くも痛い程勃起しています。
夫人の秘密の部分を早く見て、触って、弄くって、舐めて、オマンコして・・・と、
心は焦り切っていますが、そこは一応手順というものがあるので、
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プロフィール
Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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