平凡な主婦に何が起こったか?其の三
◇女を狂わす魔物
「本当に貴女は、藤枝さんの言っていた通りの女性ですね」
私を抱え上げ、上田は満足そうに頷きました。
「貴女の様な人が、彼女の友達とは思えない」
「あのう・・・恵美は、私の事を何て?」
私は、少し訝しく思いました。彼女は、私の事をどの様に、そして何処まで上田に
話しているのだろうか。たかが一度食事を一緒にするぐらいで、私の事を上田に詳しく
話をするのはおかしい。彼の口ぶりからすると、私の事をよく知っている感じでした。
「何って、勿論貴女が私の好みだと言っていました。
僕は貴女のような人を捜して居たんです」
「あっ、ああっ、上田さん・・・」
声を上げるより先に、上田の口唇が私の口唇を塞いでいました。
そのまま、私達はベッドの上にもつれ込んで行きました。
「い、いけないわ、やっぱりいけないわ・・・」
「いまさら、それはないでしょう。佳代子さん。貴女は、もう子供じゃない。
私達は大人過ぎるほど大人なんですよ」
口唇を吸い上げられると、だんだんと頭の中が痺れてゆきました。頭ばかりか肉体も
ジーンと甘く痙攣し、まるで金縛りに遭った様な有り様になってしまったのです。
「楽しみましょう、佳代子さん、世の中には、割り切った楽しみと言うものが有るのです。
大人の男女にしか味わえない深い楽しみが・・・」
催眠術師のように囁きながら、上田は私のワンピースを脱がせてゆきました。
裸に剥かれると同時に、理性までむしり取られてしまったような気分でした。
「あーっ、は、恥ずかしいっ!」
ショーッを抜き取られるや、私は羞恥の塊へと変身しました。
私は中肉中背ですが、身体の線はやはり寄る年波には勝てません。
ことに下腹の弛みには、つねづね悩まされていたのです。
「恥ずかしがる事はありませんよ、佳代子さん、綺麗です。とても美しい肌だ。
真っ白でシミ一つなくて・・・眩しいような肌ですよ!」
上田の口調は真実味を帯びていて、まんざらお世辞とは思えませんでした。
私は少し気が楽になりました。
「私が求めているものは、弾けんばかりの若い肉体じゃありません。
若い子の肉体は、それは張りも崩れも少ないでしょう。
しかし、そんなものは私には恐ろしいばかりだ。
彼女達は自信に満ち溢れすぎていて、私には怖いだけなんです」
言いながら、上田は私の乳房に指を這わせました。
「私が好きなのは、こう言う肌です。多少、弾力に欠けるかも知れないが、
円熟した肉体、寛容性のある肉体です。ああ、貴女の肉体は優しい!
こうしていると、気が休まりますよ」
今度は、乳房に頬擦りをはじめました。
上田の言葉には妙な説得力と、魔力のようなものが潜んでいました。
美辞麗句を並べ立てられ、乳房を愛撫されるうち、
私の性感は否応なく煽り立てられていったのです。
「あっあっあっ、上田さん・・・」
「佳代子さんの秘密を見せてもらいますよ。さあ、大きく脚を拡げて・・・」
左右に太股を割り開かれると、羞恥と興奮が頂点に達しました。と同時に
ズキーンと重い疼きが子宮を抉り、私はブルブルと肉体を震わせていたのです。
「いやっ、あんまりご覧になっちゃイヤよあ・・・」
言いつつも、私はとめどない快悦に身を揉みしだかれていたのです。
こんな快美に見舞われたのは久しぶりの事でした。
私は自分の中に猛々しく燃え盛る情欲の炎を発見していました。
女は灰になるまで女・・・。その発見が空恐ろしくもあり、また嬉しくもありました。
不倫を犯すことは私にとっては柄にもなく大胆な行為ですが、
性への情熱はとりもなおさず生きる事の活力ではないでしょうか。
自分の中に生への活力を見出して、嬉しくないはずが有りません。
おまけに、この活力は快いことこの上ないのです。
「濡れてますよ、佳代子さん。びっしょり濡れそぼっています。」
指で柔肉を掻き回されると、愈々情欲が焚き付けられました。
下腹が痛いほど疼きまくり、ジッとしていることが出来ませんでした。
堪らず、私はハレンチなほどに腰を揺すりたてていました。揺すれば揺するほど、
快美はいや増してきます。
「僕のも握ってみて下さいよ。ホラ、こんなに硬くなってるでしょう・・・」
「あはっ、本当!大きいわっ・・・」
握らされた上田のペニスは、今にも爆発せんばかりの状態でした。
肉頭はガッチリとエラを張り、胴回りも堂々としたものです。
私は、唾液がこみ上げるのを抑える事が出来ませんでした。
「挿入してもいいですか?貴女のここも欲しがってますね」
「は、早くいらして、いらしてっ・・・」
もう、なりふり構っていられませんでした。
喉から手が出るほど、私は上田の挿入を焦れていたのです。
「いきますよ、佳代子さん。ふたりで、天国へ行きましょう」
その途端、上田は私の足を抱え上げました。
「うっねうああああーっ・・・」
子宮の入口から頭の天辺に向かって、太い火柱が立ちました。
それは、息も止まらんばかりの衝撃でした。
「あはーっ、す、すごいーっ!すごいわ、上田さん!」
私はしゃにむに腰を打ち振っていました。上田も、負けじと腰を叩きつけてきます。
私達は、ケモノも同然でした。
人間という名の仮面を捨てて貪る歓喜は、とてもこの世のものとも思えませんでした。
思えば、それまでの私はたいしてセックスの歓びを知らなかったような気がします。
夫婦の営みも半分、義務のように思っていました。ところが上田との交わりによって、
これまでの私の男性観、セックス観は180度変わってしまったのです。
「ああっ、いく!いくわ、私・・・ひいいっ・・・」
怒涛のような悦楽の中、私はしたた絶頂に押し上げられていったのです。
「本当に貴女は、藤枝さんの言っていた通りの女性ですね」
私を抱え上げ、上田は満足そうに頷きました。
「貴女の様な人が、彼女の友達とは思えない」
「あのう・・・恵美は、私の事を何て?」
私は、少し訝しく思いました。彼女は、私の事をどの様に、そして何処まで上田に
話しているのだろうか。たかが一度食事を一緒にするぐらいで、私の事を上田に詳しく
話をするのはおかしい。彼の口ぶりからすると、私の事をよく知っている感じでした。
「何って、勿論貴女が私の好みだと言っていました。
僕は貴女のような人を捜して居たんです」
「あっ、ああっ、上田さん・・・」
声を上げるより先に、上田の口唇が私の口唇を塞いでいました。
そのまま、私達はベッドの上にもつれ込んで行きました。
「い、いけないわ、やっぱりいけないわ・・・」
「いまさら、それはないでしょう。佳代子さん。貴女は、もう子供じゃない。
私達は大人過ぎるほど大人なんですよ」
口唇を吸い上げられると、だんだんと頭の中が痺れてゆきました。頭ばかりか肉体も
ジーンと甘く痙攣し、まるで金縛りに遭った様な有り様になってしまったのです。
「楽しみましょう、佳代子さん、世の中には、割り切った楽しみと言うものが有るのです。
大人の男女にしか味わえない深い楽しみが・・・」
催眠術師のように囁きながら、上田は私のワンピースを脱がせてゆきました。
裸に剥かれると同時に、理性までむしり取られてしまったような気分でした。
「あーっ、は、恥ずかしいっ!」
ショーッを抜き取られるや、私は羞恥の塊へと変身しました。
私は中肉中背ですが、身体の線はやはり寄る年波には勝てません。
ことに下腹の弛みには、つねづね悩まされていたのです。
「恥ずかしがる事はありませんよ、佳代子さん、綺麗です。とても美しい肌だ。
真っ白でシミ一つなくて・・・眩しいような肌ですよ!」
上田の口調は真実味を帯びていて、まんざらお世辞とは思えませんでした。
私は少し気が楽になりました。
「私が求めているものは、弾けんばかりの若い肉体じゃありません。
若い子の肉体は、それは張りも崩れも少ないでしょう。
しかし、そんなものは私には恐ろしいばかりだ。
彼女達は自信に満ち溢れすぎていて、私には怖いだけなんです」
言いながら、上田は私の乳房に指を這わせました。
「私が好きなのは、こう言う肌です。多少、弾力に欠けるかも知れないが、
円熟した肉体、寛容性のある肉体です。ああ、貴女の肉体は優しい!
こうしていると、気が休まりますよ」
今度は、乳房に頬擦りをはじめました。
上田の言葉には妙な説得力と、魔力のようなものが潜んでいました。
美辞麗句を並べ立てられ、乳房を愛撫されるうち、
私の性感は否応なく煽り立てられていったのです。
「あっあっあっ、上田さん・・・」
「佳代子さんの秘密を見せてもらいますよ。さあ、大きく脚を拡げて・・・」
左右に太股を割り開かれると、羞恥と興奮が頂点に達しました。と同時に
ズキーンと重い疼きが子宮を抉り、私はブルブルと肉体を震わせていたのです。
「いやっ、あんまりご覧になっちゃイヤよあ・・・」
言いつつも、私はとめどない快悦に身を揉みしだかれていたのです。
こんな快美に見舞われたのは久しぶりの事でした。
私は自分の中に猛々しく燃え盛る情欲の炎を発見していました。
女は灰になるまで女・・・。その発見が空恐ろしくもあり、また嬉しくもありました。
不倫を犯すことは私にとっては柄にもなく大胆な行為ですが、
性への情熱はとりもなおさず生きる事の活力ではないでしょうか。
自分の中に生への活力を見出して、嬉しくないはずが有りません。
おまけに、この活力は快いことこの上ないのです。
「濡れてますよ、佳代子さん。びっしょり濡れそぼっています。」
指で柔肉を掻き回されると、愈々情欲が焚き付けられました。
下腹が痛いほど疼きまくり、ジッとしていることが出来ませんでした。
堪らず、私はハレンチなほどに腰を揺すりたてていました。揺すれば揺するほど、
快美はいや増してきます。
「僕のも握ってみて下さいよ。ホラ、こんなに硬くなってるでしょう・・・」
「あはっ、本当!大きいわっ・・・」
握らされた上田のペニスは、今にも爆発せんばかりの状態でした。
肉頭はガッチリとエラを張り、胴回りも堂々としたものです。
私は、唾液がこみ上げるのを抑える事が出来ませんでした。
「挿入してもいいですか?貴女のここも欲しがってますね」
「は、早くいらして、いらしてっ・・・」
もう、なりふり構っていられませんでした。
喉から手が出るほど、私は上田の挿入を焦れていたのです。
「いきますよ、佳代子さん。ふたりで、天国へ行きましょう」
その途端、上田は私の足を抱え上げました。
「うっねうああああーっ・・・」
子宮の入口から頭の天辺に向かって、太い火柱が立ちました。
それは、息も止まらんばかりの衝撃でした。
「あはーっ、す、すごいーっ!すごいわ、上田さん!」
私はしゃにむに腰を打ち振っていました。上田も、負けじと腰を叩きつけてきます。
私達は、ケモノも同然でした。
人間という名の仮面を捨てて貪る歓喜は、とてもこの世のものとも思えませんでした。
思えば、それまでの私はたいしてセックスの歓びを知らなかったような気がします。
夫婦の営みも半分、義務のように思っていました。ところが上田との交わりによって、
これまでの私の男性観、セックス観は180度変わってしまったのです。
「ああっ、いく!いくわ、私・・・ひいいっ・・・」
怒涛のような悦楽の中、私はしたた絶頂に押し上げられていったのです。
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プロフィール
Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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