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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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吉祥寺に下宿していた頃。其の六

(6)
吉祥寺16
昭和36年にW大学に入って、
最初の内は高校生のように真面目に講義を聴きに出掛けていた私でしたが、
一年もして、やがて学生生活に慣れてくると、次第に講義がつまらなくなり始めました。
それと時を同じくして、父の紹介で小さな貿易会社の手伝いを始めるようになると、
その仕事の方が面白くて、次第に大学をサボルようになりました。

バイヤーのロバーッさんは、日本橋の茅場町にある四階建ての小さなビルの三階の
フロア全部を借り切って、其処を仕事場に使っていました。
彼はある程度の日本語は話し、どこかタイロン・パワーを彷彿させるような二枚目の中年紳士でした。

週に二日か三日、私は大学の講義の少ないような日を選んで、そのビルに出かけて行き、
ミスター・ロバーツが伊勢志摩方面や各地のオークション等で買い集めてきた養殖真珠を、
用途別に選別するのが私の仕事でした。

部屋の採光が悪いのを除けば、賃金も高く、学生のアルバイトとしては他では望めないような
恵まれた仕事でした。 ミスター・ロバーツは週のうち、一、二度顔を出すだけで、
後は日系二世の番頭さん風の人が事務所を取り仕切っていました。

下宿の小母さんとのセックス依然続いていて、
月に少なくとも五、六度は肉体関係がありましたが、
実を言えば、そろそろ飽きが来ていて、そうなると弛んだ肌の感触や、
普通よりも強いオマンコの匂いが文字通り鼻に付き始めてきました。

性欲の旺盛な年代の事ですから、他に良い相手は居ないものかと
自然に若い娘に関心が向けられるのでした。
そんな時期に、二人の若い娘と知り合いに成りました。
その一人が郁子、もう一人は和江でした。

毎朝通学に利用していた中央線の中野駅から乗り込んでくる乗客の中に、
何気なく気が付くと、ジッと私を見詰めている娘がいました。
最初は私の思い過ごしかと思っていましたが、そんな事が何度があると、
私の方も無関心ではいられなくなり、偶然近くに乗り合わせていて、眼があったりすると、
頬を染めて慌てて俯いてしまう素振りが如何にも初心らしく、好感が持てました。

私好みの瞳の大きな中肉中背の一寸愛らしい娘で、或る時、車内で隣り合わせた折り、
「何処かへお勤めですか?」
と、声を掛けてみました。。
「いいえ、新宿の洋裁学校へ行ってるの・・・」
娘は恥ずかしそうな表情を満面に浮かべ、それでもはっきりとした口調で答えました。

それが郁子で、それから顔をあわせると必ず挨拶を交わすようになり、
次第に親しく口を利く様になりました。
暫くはそんな状態が続きましたが、或る時、通学電車で近くへ乗り合わせた機会に、
思い切って映画に誘ってみると、彼女は大きな瞳を輝かせて、躊躇する様子も無く承諾しました。
 
吉祥寺17
(映画「カルメン故郷に帰る」の一場面)

「古い映画なんだけど、私の故郷が舞台になった映画があるの。
 新宿の映画館でやってるから、連れてってくれる?」
其れは10年程前に封切られた高峰秀子主演の「カルメン故郷に帰る」でした。
郁子の故郷軽井沢が舞台に成っていると言うのです。
私も郁子の生まれ故郷に興味が有ったので、承諾して、
見に行く日時や場所を打ち合わせしました。

郁子と約束した日曜日の午後、新宿の三越裏の映画館の前で待ち合わせて、
私がチケットを買って中へ入った時、映画は既に始まっていました。
館内はかなり混んでいましたが、その回の上映が終って休憩に入ると、
近くに空席が出来、私たちは並んで席を取ることが出来ました。

映画が始まって、場内が暗くなったのを機会に、隣の郁子の手を握ると、
そっと握り返してきて、そのまま映画が終るまで離そうとしませんでした。

その時、私は心の中で映画がハネたら近くのラブホテル(当時は連れ込み旅館)
にでも連れ込もうと、股間の一物をおっ勃ていたのでした。
郁子はそんな事は知らぬ気に、画面に現れる故郷の景色に見入っていました。

日が暮れる頃まで新宿御苑で遊んで、雰囲気を盛り上げてから、
中村屋の二階で夕食をご馳走しました。
食事中に雑談に紛れて、
「イクちゃんとオマンコしてみたいなァ」
小声でそう言うと、
「エッ?」
と郁子は私の顔を見上げましたが、直ぐに言葉の意味に気付いて、
瞬間顔を赤らめると、はにかんだ表情で俯いてしまいました。

郁子と半日一緒に居て、彼女の様子を観察してみると、既に男を知っている事は
見え見えでしたから、陥落させる自信は有りましたし、処女でない方が気分も楽でした。
「ねえ、何かイクちゃんの欲しい物をプレゼントするから」
こうなると私はかなり強引なほうで、攻撃の手を緩めません。

「デコちゃん(高峰秀子)着ていたような服なんかどう?」
「だって、あんな服は高いわよ」
「イクちゃんが喜んで呉れるなら、オレ、有り金はたいてでも、プレゼントする」
「まあ」
郁子は再び明るい笑顔を見せて、それでOKでした。

二丁目の近くの洋風のラブホテルへ入り、私が先に裸に成ると、
郁子も殆ど同時に何の躊躇いも見せずに、サッサと上着を脱いで着替えを始めました。
横目でチラチラと眺めてみると、郁子は着痩せすると言うのか、
裸に成ると肉付きが良くて、乳房も思ったよりも大きく、中々のグラマーでした。
吉祥寺18
掌で隠すようにしていても陰阜の辺りを覆っている陰毛は外へハミだして、
相当な多毛と見受けられました。先にベッドに入って待っていると、
郁子は枕元の灯を消して、私の隣へ足を滑り込ませて来ました。

すかさず裸の体を抱き寄せて、キッスをしながら背中へ回した手をお尻の方へ下げ、
暫く豊かな肉を撫でて感触を楽しんでから、二本の指を尻の割れ目に沿わせて、
前へ差し込んで行くと、一瞬郁子の太腿に力が入りましたが、程なくそれも緩んで、
徐々に股を開いてきました。

ズルッと滑り込んだ指先に冷たい淫液が触れ、オマンコの中は早くも十分に潤って、
春情は盛んに萌している様子でした。サネを中心に指先で刺激を加えているうちに、
郁子は次第に鼻息を荒げて、早く、と催促するかのように、
そっと私の股間に手を伸ばしてきました。

既にギンギンに勃起していたのを、柔らかい指で握られ、その上、
久し振りの若い女との出会いに、私の方がすっかり興奮してしまって、
勃起したチンポは、一段と硬さを増して、痛いほどに脹れ上がってきました。

今は此れまでと、体を起こして、女を仰向きに寝かせるが早いか、
開いた両股の間に割り込んで、指でチンポの根元を握ると、
二、三度割れ目を上下に擦って、亀頭の周りにオマンコのヌメリを擦り付けてから、
膣口を探り当て、一気にズボッと挿入しました。

まだそれ程男に荒らされていないオマンコとみえて、
グイッと腰を落とすと、少し軋み加減に半分ほど入り、
下宿の小母さんの弛んだオマンコに慣らされていた一物には、
久人振りに味わう、堪えられないほどの締め心地でした。

夢中になって抜き差しすること二十度余り、郁子は時々声を上げるだけで、
それ程感じていない様子でしたが、私の方は限界に来て、
気の遠くなるような快感が睾丸の底に沸き起こり、その波が、
ズキンズキンと全身に伝わる感じになってきました。

陰茎の付け根をサネ頭に押し付けるようにして、腰を「の」の字に廻しながら、
堪り兼ねてドビュッ、ドビュッと射精すると、
「あァ、イイわ、イイわ、あ、ああァ」
と郁子も初めてヨガリ声を上げて、必死に私の背中に抱き付いて来ました。

射精を終えてから暫くその儘の形で抱き合っていましたが、
そろそろ陰茎が萎え始めたので体を離すと、
郁子はハンドバックの中からハンカチを取り出して、私の陰茎の汚れを拭き取り、
今度はそれを自分のオマンコに当てたまま、私の胸へ頬を埋めてきました。

「こんなイイ気持ちになったの、初めてよ・・・ねぇ、これきりにしないで」
甘えるような口調でそう言う郁子の言葉に嘘は無いようでした。
私はもう一度挿入したい気分でしたが、郁子はそろそろ帰りの時間を
気にし始めたので、その日はそれで別れましたが、彼女との関係は
それから私が大学を卒業するまで、三年余りも続いたのでした。
  1. 若き日の性欲
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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