株式投資をする三夫人。其の十
~いけませんわ~
宴たけなわの時分に仲居がやってきて藤原香織未亡人に小声で、
なにか急用のお電話が掛かってますよ、と連絡にきた。
「あら、急用って何かしら」
白河美穂夫人は眉を曇らせた。でも今夜の本当の目的は藤原未亡人からちゃんと
説明受けて居る筈であるから内心は、愈々だわ、と身体を緊張させて居るに違いなかった。
やがて戻って来た藤原未亡人は計画通に、
「ごめんね、私、急用が出来たの。あなた達はゆっくりしていってね。
何か注文があったら女将に言ってね。
女学校時代からの友達だからなんでも便宜を計って呉れるわ」
そう言って藤原未亡人はあたふたと帰ってしまった。さあ、愈々である。
私は徳利と盃を手にして白河美穂の横に座を移した。
「どうです。藤原さんが帰ってしまったけど、
料理もお酒も沢山残っているから二人でゆっくりしましょうね。
どうです。もう一杯いかが・・・だなんて・・・」
私は吉田拓郎のフォークソングの“旅の宿”の歌詞に引っ掛けたギャグを言った積りだったが、
「ええ、頂きますわち」と醒めた言葉にギャグは不発に終った。
先ほどまでは明るくゲラゲラ笑っていた白河美穂も私も、何かを意識して無言になった。
いけない、なんとか座の雰囲気を立て直そうと考えたのは
私だけではなく相手もそうだったようだ。
「わあ、松茸の土瓶蒸し、美味しいわ」
白河美穂は何とかシラケタ雰囲気を取り繕うように箸で松茸を挟んで私に笑顔を送った。
私はその時パッと閃いた。松茸と男性の性器。よしイケと思った。
身体が熱くなり唇がカラカラに乾き、巧く声がでなかった。
熟女を目の前にして若い頃みたいなピュアな気持ちは久し振りだった。
「白河さん、俺の松茸も美味しいよ」
私が白河夫人の耳元にかすれた声でささやくと、一瞬彼女はポカンとしたが、
やがて一拍遅れて、「まあ・・・」と言って顔はそれこそ朱を注いだように赤くなった。
なんと耳たぶまで真っ赤になっていた。箸を持つ手が小さく振るえている。
私は頃合良しと見て立ち上がり、白河美穂の背中から右手で抱き付き、
ズルズルと襖の方にひきずった。意外に抵抗はなく、
為すが侭に成っているのは内心ではこの事を待っていた証拠であろう。
「あっ、何をなさるんです・・・」
それには答えず、私は左手で襖を開いて夜の用意が整っている
薄暗い隣の部屋にひきずりこみ、ピシャリト閉めた。
「いけませんわ。おやめになって」
一応形だけの抵抗なのか、私の胸を拳でドンドンと叩く。掛け布団をめくって、
白いシーッで覆われた敷布団の上に白河美穂を連れ込んで押さえ込んだ。
白河美穂は足をばたつかせ乍も浴衣が肌蹴て紐も解けて白いショーツ一枚の
あられもない姿に成っている。どうも抵抗をする振りしながらも積極的に、
衣服を乱している処などなかなかの役者振りである。それに浴衣の紐などは
私が手も触れていないのに解けてしまっているのだった。
「いけませんわ、いけませんわ。児島先生、やめてください」と口では、
抵抗の振りをして居るけれど、身体の動きは早くベニスを入れて欲しい素振りがありありだ。
「白河さん、私は貴女にお会いした時からこうなる事を夢見ていんです」
私は白河美穂の乳房に手を触れた。感じ易いのだろうか、激しく腰をくねらせるのが
まるでベリーダンサーのグラインドみたいに扇情的だった。
「いけませんわ、ほんとにおよしになって」白河美穂の口から出る言葉と、
その元モデルもしたことのある均整のとれた肢体の動きとは正反対であった。
「あなたも一度は結婚生活を送られた事のある経験者ですから、
男性の欲望がどんなものか良くご存知でしょう」
「でもぉ、そんな事を言われましても、困りますわ」
私はショーッの内側に指を入れた。なんと秘所はヌルヌルの大洪水状態である。
「あっあっ、それだけはいけませんわ」私がショーツに手をかけると、
最初は二、三度足をばたつかせて抵抗する振りをしていたが、
私が尚を強引に脱がせようとすると急に抵抗が止んで腰を浮かせて協力的に変わった。
忽ちのうちに白河美穂は丸裸に成ってしまった。
若い頃女性服装雑誌のモデルをしていただけあってスタイル抜群のプロポーションの
肉体に圧倒されそうだった。蜜室に近い、この部屋で裸体にされては、
もう私に料理されるのを待つばかりである。
白河美穂が身体につけていた香水の香りが部屋に漂う。
そして私が妄想していた通に、部屋の隅に両腕を交差して胸の隆起を隠すように蹲った。
ボクシングで言えば一番危険な逃げ場の無いこーなーに移動したのである。
本気で逃げる積りなら襖の方に逃げる筈である。
「いけませんわ、いけませんわ」
白河美穂の演技臭い言葉を聞き流しながら私はゆっくりと服を脱ぎトランクスを取り去った。
もうさきほどからの興奮で海綿体の血管にドクドクと血液が流れ込み、ペニスはギンギンと
高角度に勃起しているのを白河美穂の前に立ったまま突き出した。
白河美穂は蛇に睨まれた蛙の様に金縛り状態になってしまった。上流階級の女性ほど
野性味溢れる男性性器の視覚そして触覚による刺激に弱いものだ。日頃、教養や
マナーなどで押え付けているエロスへの衝動が噴出し抑制が効かなくなるのであろう。
張り裂けんばかりに赤黒く膨張した亀頭はハブかコブラに似てない事もない。
私は立ったままコーナーに近づいた。どうやら覚悟を決めたらしく、
「児島先生ってひどい方ね。とうとう私をこんなにしてしまって」
私が何も言わないのに、白河美穂は敷布団の上にきちんと正座して黙ってペニスを
握り締めたかと思うと、ぱっくり口に含んだ。でも、その格好たるや、まるで三々九度の
盃のお酒を飲む時の様に両方の肘を身体の前に揃えた上品極まるフェラチオだった。
最近の若い女性は男性とベッドを共にすると黙っていても必ずフェラチオをしてくれる。
それが正しいベッドマナーでもあるかのように女性雑誌のセックス技術のマニアルに
書いてあるのだろう。それにアダルトビデオの影響もあるのかも知れない。
白河美穂はあまり場数をこなして居ないせいか、フェラチオは下手だった。
「もういいよ」
「ごめんなさい。私まだこんな事慣れてないんですもの」
「じゃあ、男と女のことを教えてやるから、こっちにおいで」
今は離婚したとはいえ、一時期は前途有望な若手大蔵官僚の夫人だった白河美穂である。
育ちの良さがその立ち居振る舞の随所に出ていてセックスには意外に初心と言より
経験が浅いらしかった。それが離婚後三年という性生活の禁欲に効し切れず、
性のベテラン助コマ師の私にピンク色の秘部をさらけ出す決心をしたのであった。
宴たけなわの時分に仲居がやってきて藤原香織未亡人に小声で、
なにか急用のお電話が掛かってますよ、と連絡にきた。
「あら、急用って何かしら」
白河美穂夫人は眉を曇らせた。でも今夜の本当の目的は藤原未亡人からちゃんと
説明受けて居る筈であるから内心は、愈々だわ、と身体を緊張させて居るに違いなかった。
やがて戻って来た藤原未亡人は計画通に、
「ごめんね、私、急用が出来たの。あなた達はゆっくりしていってね。
何か注文があったら女将に言ってね。
女学校時代からの友達だからなんでも便宜を計って呉れるわ」
そう言って藤原未亡人はあたふたと帰ってしまった。さあ、愈々である。
私は徳利と盃を手にして白河美穂の横に座を移した。
「どうです。藤原さんが帰ってしまったけど、
料理もお酒も沢山残っているから二人でゆっくりしましょうね。
どうです。もう一杯いかが・・・だなんて・・・」
私は吉田拓郎のフォークソングの“旅の宿”の歌詞に引っ掛けたギャグを言った積りだったが、
「ええ、頂きますわち」と醒めた言葉にギャグは不発に終った。
先ほどまでは明るくゲラゲラ笑っていた白河美穂も私も、何かを意識して無言になった。
いけない、なんとか座の雰囲気を立て直そうと考えたのは
私だけではなく相手もそうだったようだ。
「わあ、松茸の土瓶蒸し、美味しいわ」
白河美穂は何とかシラケタ雰囲気を取り繕うように箸で松茸を挟んで私に笑顔を送った。
私はその時パッと閃いた。松茸と男性の性器。よしイケと思った。
身体が熱くなり唇がカラカラに乾き、巧く声がでなかった。
熟女を目の前にして若い頃みたいなピュアな気持ちは久し振りだった。
「白河さん、俺の松茸も美味しいよ」
私が白河夫人の耳元にかすれた声でささやくと、一瞬彼女はポカンとしたが、
やがて一拍遅れて、「まあ・・・」と言って顔はそれこそ朱を注いだように赤くなった。
なんと耳たぶまで真っ赤になっていた。箸を持つ手が小さく振るえている。
私は頃合良しと見て立ち上がり、白河美穂の背中から右手で抱き付き、
ズルズルと襖の方にひきずった。意外に抵抗はなく、
為すが侭に成っているのは内心ではこの事を待っていた証拠であろう。
「あっ、何をなさるんです・・・」
それには答えず、私は左手で襖を開いて夜の用意が整っている
薄暗い隣の部屋にひきずりこみ、ピシャリト閉めた。
「いけませんわ。おやめになって」
一応形だけの抵抗なのか、私の胸を拳でドンドンと叩く。掛け布団をめくって、
白いシーッで覆われた敷布団の上に白河美穂を連れ込んで押さえ込んだ。
白河美穂は足をばたつかせ乍も浴衣が肌蹴て紐も解けて白いショーツ一枚の
あられもない姿に成っている。どうも抵抗をする振りしながらも積極的に、
衣服を乱している処などなかなかの役者振りである。それに浴衣の紐などは
私が手も触れていないのに解けてしまっているのだった。
「いけませんわ、いけませんわ。児島先生、やめてください」と口では、
抵抗の振りをして居るけれど、身体の動きは早くベニスを入れて欲しい素振りがありありだ。
「白河さん、私は貴女にお会いした時からこうなる事を夢見ていんです」
私は白河美穂の乳房に手を触れた。感じ易いのだろうか、激しく腰をくねらせるのが
まるでベリーダンサーのグラインドみたいに扇情的だった。
「いけませんわ、ほんとにおよしになって」白河美穂の口から出る言葉と、
その元モデルもしたことのある均整のとれた肢体の動きとは正反対であった。
「あなたも一度は結婚生活を送られた事のある経験者ですから、
男性の欲望がどんなものか良くご存知でしょう」
「でもぉ、そんな事を言われましても、困りますわ」
私はショーッの内側に指を入れた。なんと秘所はヌルヌルの大洪水状態である。
「あっあっ、それだけはいけませんわ」私がショーツに手をかけると、
最初は二、三度足をばたつかせて抵抗する振りをしていたが、
私が尚を強引に脱がせようとすると急に抵抗が止んで腰を浮かせて協力的に変わった。
忽ちのうちに白河美穂は丸裸に成ってしまった。
若い頃女性服装雑誌のモデルをしていただけあってスタイル抜群のプロポーションの
肉体に圧倒されそうだった。蜜室に近い、この部屋で裸体にされては、
もう私に料理されるのを待つばかりである。
白河美穂が身体につけていた香水の香りが部屋に漂う。
そして私が妄想していた通に、部屋の隅に両腕を交差して胸の隆起を隠すように蹲った。
ボクシングで言えば一番危険な逃げ場の無いこーなーに移動したのである。
本気で逃げる積りなら襖の方に逃げる筈である。
「いけませんわ、いけませんわ」
白河美穂の演技臭い言葉を聞き流しながら私はゆっくりと服を脱ぎトランクスを取り去った。
もうさきほどからの興奮で海綿体の血管にドクドクと血液が流れ込み、ペニスはギンギンと
高角度に勃起しているのを白河美穂の前に立ったまま突き出した。
白河美穂は蛇に睨まれた蛙の様に金縛り状態になってしまった。上流階級の女性ほど
野性味溢れる男性性器の視覚そして触覚による刺激に弱いものだ。日頃、教養や
マナーなどで押え付けているエロスへの衝動が噴出し抑制が効かなくなるのであろう。
張り裂けんばかりに赤黒く膨張した亀頭はハブかコブラに似てない事もない。
私は立ったままコーナーに近づいた。どうやら覚悟を決めたらしく、
「児島先生ってひどい方ね。とうとう私をこんなにしてしまって」
私が何も言わないのに、白河美穂は敷布団の上にきちんと正座して黙ってペニスを
握り締めたかと思うと、ぱっくり口に含んだ。でも、その格好たるや、まるで三々九度の
盃のお酒を飲む時の様に両方の肘を身体の前に揃えた上品極まるフェラチオだった。
最近の若い女性は男性とベッドを共にすると黙っていても必ずフェラチオをしてくれる。
それが正しいベッドマナーでもあるかのように女性雑誌のセックス技術のマニアルに
書いてあるのだろう。それにアダルトビデオの影響もあるのかも知れない。
白河美穂はあまり場数をこなして居ないせいか、フェラチオは下手だった。
「もういいよ」
「ごめんなさい。私まだこんな事慣れてないんですもの」
「じゃあ、男と女のことを教えてやるから、こっちにおいで」
今は離婚したとはいえ、一時期は前途有望な若手大蔵官僚の夫人だった白河美穂である。
育ちの良さがその立ち居振る舞の随所に出ていてセックスには意外に初心と言より
経験が浅いらしかった。それが離婚後三年という性生活の禁欲に効し切れず、
性のベテラン助コマ師の私にピンク色の秘部をさらけ出す決心をしたのであった。
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プロフィール
Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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