株式投資をする三夫人。其の九
~鬼に金棒~
「藤原さん、ちょつと痛くないか指のテストしたいんだけど」
「まあまあ・・・、まさか、私のアソコをちょつと貸せと言うんじゃないの?」
「ううん。そのまさかだよ。ここは死角になっているから店員には見えないよ」
私は右側面が壁になっている座席に座っている藤原未亡人の左側に接近した。
「チョツト待ってね。トイレでショーッを脱いでくるわ」
やがて藤原未亡人はハンドバックを握って立ち上がり姿を消した。
五分ほどして戻って来た時の足取りは、ノーパンを意識してか淑やかな足取りだった。
直接性器に触れる触れるショーツを脱いだことで随分と色っぽい歩き方をするものだ。
だから男性の中には女性にミニスカートを穿かせてわざとノーパンで人目の多い街頭や
階段を歩かせる者がいる。また女性の方も其の恥かしさが快感に変わるのだ。
「指のテスト、いいんだね」
「しょうがないわね。好きな様にやって」
私は藤原未亡人のライトブラウンのワンピースの裾をそっと捲って指を入れた。
ジャリジャリした陰毛の手触りが私の興奮を誘った。
秘密の肉の割れ目に静かに中指一本を忍び込ませる。
「どこか爪があたって痛いところがあるかい」
「ううん、ないわ。とっても良い気持ちよ」
「じゃあ、もう一本追加するよ」
まもなく人差し指も入れて二本となる。
「どうお?」
「痛くないわよ」
「じゃあ、爪のテスト成功だ。さあ、今夜はこの指で白河さんをヒイヒイ言わせるぞ」
私は陰裂から指を引き抜いた。指の先にはドロリとした粘液がくっ付いていた。
「まあ、相手が若いとたいそうな入れ込みようね。
さあ、これで指を拭いて頂戴。そろそろ白河さんが来る頃よ」
藤原未亡人はハンドバックから街頭配布で貰ったらしい竹富士のポケットティッシュを
一袋投げてよこした。
私が濡れた指を拭いていると、
「お待たせ・・・」
白河美穂夫人が、清楚で上品に白いワンピース姿に黒いバッグ、
白のレースの手袋に黒のサンダルという、白と黒のツートーンで颯爽とやって来た。
「じゃあ、でかけましょうか」
藤原香織未亡人が立ち上がった。私も立ち上がり、ズボンの内側でも息子が起立しかけていた。
目ざとくそれを見付けた藤原香織がうふっと笑って小声で、
「まあ、気の早い事」
私がレジで払いを済ませている間に、二人の女性は道路に出てタクシーを停めていた。
すでに外はうす暗く、街のあちらこちらの電灯やネオンの色がその存在をクックリ現わしてきた。
案内役の藤原未亡人が助手席に座り、後ろに白河夫人と私が乗り込んだ。
車は走り出した。私は直ぐに転換社債の話を始めた。
白河美穂も直ぐに投資の話題に食いついてきた。
でも内心は別の事を考えているに違い無かった。
一時間三十分ほど走って目的地に着いた。温泉地の高級旅館だったが、
前もって連絡していたのか、和服姿の女将が出迎えに出て来た。
三人に丁重に挨拶するとすぐに年配の仲居に、
「離れの霧島の部屋にご案内して・・・」と指図した。
赤い絨毯が敷かれた廊下をあっちに曲がりこっちに曲がり、
大きな自然石の渡り廊下を通って、
林の中に設けられた小さな一軒家風の離れに案内された。
風呂もトイレも洗面所も完備しているので、誰にも煩わされずに過ごせる
アベックや新婚夫婦向きの部屋だった。
「殿方からどうぞ」
藤原香織の声に押されるようにして、私は風呂に入った。
離れに五人ぐらい入れる小さな露天風呂が設けられていて、
黒い夜の浦賀水路の海と漁船の灯火が見えた。
空には満点の星である。湯質は透明な塩類泉だった。
「ああ、いい湯だったよ」
私が濡れタオルをぶら下げて部屋に戻ると、いつの間にか浴衣姿に着替えて、
髪が濡れないようにアップにしてカバーを冠った二人が熟女らしい淑やかな足取りで
風呂場へと姿を消した。
私は部屋に一人に成るのを待ち兼ねたように、
今夜の主戦場となる隣室との境の襖を開いた。
なんとも目にも鮮やかな綺麗な布団が部屋の中央に敷いてあり、
枕元には和風の合わせた四角い常夜灯がうすボンヤリと部屋を照らしてた。
もうあとは巧く白河美穂を連れ込むだけである。
枕元にはコンドームから潤滑剤にティッイュが置かれ、新品のコードレス電動バイブと
電池も置かれていた。多分藤原香織の友人だと言う旅館の女将の
私達の目的を十二分に把握しての、心憎いまでの配慮であろうと思った。
これだけの用意が有れば鬼に金棒である。
私はにんまりして部屋の内部を点検した。
三方とも壁で出入り口の襖以外には逃げ場が無い。
私の頭の中では早くも白河夫人を部屋の隅に追い詰めて抱きすくめ、
浴衣の裾を開いてショーッの中に手を入れて赤貝をくじっていた。
そこへどうやら二人が風呂から上がって来る気配を感じたので素早く寝室を出て襖を閉じた。
やがて旅館の仲居が部屋の中央に据えた二つのお膳に三人がかりで料理を運んで
並べ始めた。女性二人が風呂から上がる頃にはすっかり準備が整った。
私の座席に成る場所の背後には床の間があり、山水画の掛け軸がある。
掛け軸の絵に描かれる家というのは決まって日常生活には不便なそうな場所ばかりである。
仙人にあこがれる心境から描かれたのであろうか。
「わあ、凄いご馳走だわ。おいしそう」
鯛の薄造りと生うにの刺身皿、豚肉の角煮にオクラ、揚げ物その他
十皿ほどの料理の中に松茸の土瓶蒸しがあった。
親しい間柄ではあり、私が株で儲けたので皆を招待して食事をスルと言うのが
表面の口実だった。だから挨拶は簡単だった。
まさか白河夫人と寝る為だなんて言えないではないか。
三人組のもう一人である鈴木夫人は夫のいる香港に三週間ほど出掛けて不在だった。
食事をしながら、女性二人は酒も中々強い。それによくしゃべり、よく笑う。
白河美穂はいささか飲み過ぎではないかと思うほどピッチが早い。
もしかしたら意図的に飲んでいるふしがあると私は睨んだ。
お酒に酔って居たのでついつい誘惑に負けて
セックスしてしまったと言うのに違いなかった。
「藤原さん、ちょつと痛くないか指のテストしたいんだけど」
「まあまあ・・・、まさか、私のアソコをちょつと貸せと言うんじゃないの?」
「ううん。そのまさかだよ。ここは死角になっているから店員には見えないよ」
私は右側面が壁になっている座席に座っている藤原未亡人の左側に接近した。
「チョツト待ってね。トイレでショーッを脱いでくるわ」
やがて藤原未亡人はハンドバックを握って立ち上がり姿を消した。
五分ほどして戻って来た時の足取りは、ノーパンを意識してか淑やかな足取りだった。
直接性器に触れる触れるショーツを脱いだことで随分と色っぽい歩き方をするものだ。
だから男性の中には女性にミニスカートを穿かせてわざとノーパンで人目の多い街頭や
階段を歩かせる者がいる。また女性の方も其の恥かしさが快感に変わるのだ。
「指のテスト、いいんだね」
「しょうがないわね。好きな様にやって」
私は藤原未亡人のライトブラウンのワンピースの裾をそっと捲って指を入れた。
ジャリジャリした陰毛の手触りが私の興奮を誘った。
秘密の肉の割れ目に静かに中指一本を忍び込ませる。
「どこか爪があたって痛いところがあるかい」
「ううん、ないわ。とっても良い気持ちよ」
「じゃあ、もう一本追加するよ」
まもなく人差し指も入れて二本となる。
「どうお?」
「痛くないわよ」
「じゃあ、爪のテスト成功だ。さあ、今夜はこの指で白河さんをヒイヒイ言わせるぞ」
私は陰裂から指を引き抜いた。指の先にはドロリとした粘液がくっ付いていた。
「まあ、相手が若いとたいそうな入れ込みようね。
さあ、これで指を拭いて頂戴。そろそろ白河さんが来る頃よ」
藤原未亡人はハンドバックから街頭配布で貰ったらしい竹富士のポケットティッシュを
一袋投げてよこした。
私が濡れた指を拭いていると、
「お待たせ・・・」
白河美穂夫人が、清楚で上品に白いワンピース姿に黒いバッグ、
白のレースの手袋に黒のサンダルという、白と黒のツートーンで颯爽とやって来た。
「じゃあ、でかけましょうか」
藤原香織未亡人が立ち上がった。私も立ち上がり、ズボンの内側でも息子が起立しかけていた。
目ざとくそれを見付けた藤原香織がうふっと笑って小声で、
「まあ、気の早い事」
私がレジで払いを済ませている間に、二人の女性は道路に出てタクシーを停めていた。
すでに外はうす暗く、街のあちらこちらの電灯やネオンの色がその存在をクックリ現わしてきた。
案内役の藤原未亡人が助手席に座り、後ろに白河夫人と私が乗り込んだ。
車は走り出した。私は直ぐに転換社債の話を始めた。
白河美穂も直ぐに投資の話題に食いついてきた。
でも内心は別の事を考えているに違い無かった。
一時間三十分ほど走って目的地に着いた。温泉地の高級旅館だったが、
前もって連絡していたのか、和服姿の女将が出迎えに出て来た。
三人に丁重に挨拶するとすぐに年配の仲居に、
「離れの霧島の部屋にご案内して・・・」と指図した。
赤い絨毯が敷かれた廊下をあっちに曲がりこっちに曲がり、
大きな自然石の渡り廊下を通って、
林の中に設けられた小さな一軒家風の離れに案内された。
風呂もトイレも洗面所も完備しているので、誰にも煩わされずに過ごせる
アベックや新婚夫婦向きの部屋だった。
「殿方からどうぞ」
藤原香織の声に押されるようにして、私は風呂に入った。
離れに五人ぐらい入れる小さな露天風呂が設けられていて、
黒い夜の浦賀水路の海と漁船の灯火が見えた。
空には満点の星である。湯質は透明な塩類泉だった。
「ああ、いい湯だったよ」
私が濡れタオルをぶら下げて部屋に戻ると、いつの間にか浴衣姿に着替えて、
髪が濡れないようにアップにしてカバーを冠った二人が熟女らしい淑やかな足取りで
風呂場へと姿を消した。
私は部屋に一人に成るのを待ち兼ねたように、
今夜の主戦場となる隣室との境の襖を開いた。
なんとも目にも鮮やかな綺麗な布団が部屋の中央に敷いてあり、
枕元には和風の合わせた四角い常夜灯がうすボンヤリと部屋を照らしてた。
もうあとは巧く白河美穂を連れ込むだけである。
枕元にはコンドームから潤滑剤にティッイュが置かれ、新品のコードレス電動バイブと
電池も置かれていた。多分藤原香織の友人だと言う旅館の女将の
私達の目的を十二分に把握しての、心憎いまでの配慮であろうと思った。
これだけの用意が有れば鬼に金棒である。
私はにんまりして部屋の内部を点検した。
三方とも壁で出入り口の襖以外には逃げ場が無い。
私の頭の中では早くも白河夫人を部屋の隅に追い詰めて抱きすくめ、
浴衣の裾を開いてショーッの中に手を入れて赤貝をくじっていた。
そこへどうやら二人が風呂から上がって来る気配を感じたので素早く寝室を出て襖を閉じた。
やがて旅館の仲居が部屋の中央に据えた二つのお膳に三人がかりで料理を運んで
並べ始めた。女性二人が風呂から上がる頃にはすっかり準備が整った。
私の座席に成る場所の背後には床の間があり、山水画の掛け軸がある。
掛け軸の絵に描かれる家というのは決まって日常生活には不便なそうな場所ばかりである。
仙人にあこがれる心境から描かれたのであろうか。
「わあ、凄いご馳走だわ。おいしそう」
鯛の薄造りと生うにの刺身皿、豚肉の角煮にオクラ、揚げ物その他
十皿ほどの料理の中に松茸の土瓶蒸しがあった。
親しい間柄ではあり、私が株で儲けたので皆を招待して食事をスルと言うのが
表面の口実だった。だから挨拶は簡単だった。
まさか白河夫人と寝る為だなんて言えないではないか。
三人組のもう一人である鈴木夫人は夫のいる香港に三週間ほど出掛けて不在だった。
食事をしながら、女性二人は酒も中々強い。それによくしゃべり、よく笑う。
白河美穂はいささか飲み過ぎではないかと思うほどピッチが早い。
もしかしたら意図的に飲んでいるふしがあると私は睨んだ。
お酒に酔って居たのでついつい誘惑に負けて
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プロフィール
Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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