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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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遺言状未亡人の歓喜の嗚咽。其の二

◇遺言状の履行◇
お母さん74
私は昼間、菅原家を訪ねました。夜は避けました。
彼の所は息子さんが一人居りますが、まだ独身で自宅から
通勤しているサラリーマンなので、息子さんの居ない昼間を選んだ訳です。

「実は不思議な事に、天国の菅原から手紙が届きましてね」
私は相対すると、雅代さんに言いました。
すると雅代さんは私の予想通り、
「私が四十九日を待ってポストに投函したんです。
 予てより菅原にそうしろと言い使っておりましたので・・・」
と、私の差し出した手紙に視線を落とします。

「内容をご存知ですか?」
「いいえ、全く・・・」
「そうですか・・・だったら、どうぞ読んでみて下さい」
私は彼女の方に手紙を押し出しました。

すると、彼女は、
「よろしいのですか?」と私を見つめ、
私が頷くと、封の中から手紙を取り出して開きました。
私ジッと彼女の表情だけを追っていました。

すると、彼女の表情がみるみる強張り、次にサーッと赤くなりました。
そして、読み終わると、無言で封筒にしまいました。
その指が少し震えているのを、私は見て取っておりました。

「実は、奥さんにみせるべきかどうか私は随分迷いました。
 しかし、これは彼の私への遺言ですから、
 奥さんの意見を伺わなければと思った訳です」
私は思い切って言いつつ、彼女の心の内を探ろうとします。

「私の意見?」
と、彼女がやっと顔を上げました。
「そうです。私は一体如何すれば良いのでしょうか」
私は何日か迷った末に、奥さんに下駄を預けると言う結論に達した訳ですが、
その事を彼女に告げたつもりです。

 
人妻の不倫13
「どうすれば良いかと言われても・・・」
彼女も私以上に、菅原の手紙の内容には戸惑っているようでした。
馬鹿馬鹿しいと笑い飛ばせないのは、自惚れでは無く、
彼女の中に私への思いがあるからだと確信めいたものが沸いてきていました。
彼女の心の内は、夫である菅原が一番良く理解していた筈でしょうから。

私は改めて彼女を見ました。彼女も見返しました。
私達はいっとき見つめ合いました。そして、不意に混乱したような眼を逸らし、
下方に泳がせたのは彼女の方でした。

五十五歳ながら、彼女の白い項に脂が浮いているようでした。
過ぎ行く時の中で、彼女の胸の膨らみが、忙しなく揺れ始めのが私の目に止まりました。
私の中で、欲情が確かな形として現れてきました。

「奥さん、これは菅原の遺言です。私は彼の最後の願いを聞いて遣る積りです!」
私は言うなり、彼女に飛び掛かって畳に押し倒していったのです。
「あっ、大野さん、お止めになって下さい!?」
彼女が声を乱して、私を押し退けようとしました。
しかし、私は節度というものを取り払ってしまった訳ですから、
最早止める気はありませんでした。

いささか乱暴にスカートを捲くり上げ、手を太腿に滑らせて、付け根に捩じりこんでいきます。
「ああっいけません、駄目です」
彼女が懸命に膝頭を閉じ合わせました。
「奥さん、これは菅原の遺言を遂行しているのです。
 菅原はそこまで奥さんを愛して居たと言う事じゃ有りませんか」
私は何とか説得に掛かります。すると、彼女の体が急に弛緩し始めました。
人妻の不倫16
何が彼女の精神に作用したのかは分かりません。あるいわ、一ケ月以上に渡る
(おそらく夫の入院生活でもっと長かったはず)禁欲生活の疼きが、
私の指によって火を点けたのかもしれません。とにかく私はその隙を逃がさずに、
指を女性器に捩じり込みました。

「あっ、ああう・・・」
と、彼女が水面に飛ぶ魚のように、体を跳ね上げます。
女性器は湿っておりました。それに、頼りない程柔らかだった・・・。

「奥さん、私を恨まないで下さいよ」
私は後ろめたさを振り払うと、指を動かして柔肉を刺激したのです。
「ああ、ああ・・・」
彼女が体を震わせました。次に唇を噛んで顔を横に背向けます。

目の辺りを直ぐに乱れた髪が覆って、表情の微妙な処は分かりませんでしたが、
私には彼女の方が行為を許容したようにおもえました。
湧き上がる快美感に飲み込まれてしまったと言うべきでしょうか。
女性器が急速に潤むのを、私の指は確認しておりました。
それとともに、柔肉が指に絡み付いて来る感覚も・・・。

「あああ・・・」
彼女が背向けていた顔を、仰向かせました。
形の良い鼻の穴を膨らませ、緩めた口元から、喘ぎ声を濡らします。
(もうしっかりと快楽に浸っている。やはり、相当に肉体は飢えていたのだ。
 菅原はそれを見抜いていたのだろう・・・死と直面しながら、何という男なんだ・・・)
私は亡き友に舌を巻きました。死に直面して半狂乱になっても不思議ではないのに・・・。

(菅原よ、確かにお前の願いは叶えてやるぞ!)
その思いが指先に力をこめさせました。
無論、彼女の身悶え振りに、強い欲情を覚えていた事もたしかです。

私は指を更に淫靡に動かしました。
それに呼応するように、彼女の喘ぎ声も一段と淫らさを増して高くなりました。
  1. 未亡人の性
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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