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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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戦後を生きた姉と弟。其の三

◇大切な商売道具
戦後を生きた姉と弟07(山下公園を行進する米軍兵士)
おまけに私は更にこう言っていた。
「金ならちゃーんと払うよ。アカ売って来たからな。
 なァ、姉ちゃん、オマンコ一発させてくれよ。いくらだ」
とうとう姉の平手打ちが飛んできた。
しかし、そんなことでへこたれるような私ではなかった。鼻たれ小僧の時から、
姉のオマンコをする姿をさんざん盗み見てきた。しかし、オマンコしたくて言うのではなく、
ただの姉と弟のケンカの延長である。どこまでもこじれてしまう。

姉にぶん殴られて、私の方もむかっ腹が立った。
「よっしゃ、ケチは分かった。この金でヨソ行ってやってくるさ。
 ヨソの姉ちゃんなら『アラ、知り合いだもん・・・』なんて言って、
 半額くらいには値切れるものなァ」

さすがの姉も、返す言葉がなく唖然としていた。
「本当に、ヨソで遣る積もり」
急に姉の顔が真面目になって、そう尋ねながら私の顔を覗き込んで来た。
「ああ」
私は平然と、低いバラックのトタン張りの天井を見上げながら
ポケットに両手を突っ込んで答えた。そして内心、
(そうか。ヨソの姉ちゃんと、イッパツかまして来れば良いんじゃねぇか・・・)
其の時初めて本当にそう思いついたのだ。

「ダメ・・・ダメよ」姉が真顔で制止した。
「病気になったらどうするの。基地の入り口にVDって大きく書いた札が立ってるでしょ。
 あれがどうか言う事だかアンタ知ってるの」
姉が尋ねたが、もとより私はそんな事を知る訳がない。
「英語は分からない」
中学生だと言っても、当時は勝手に小学校に隣接する中学校へ席が移っただけで、
出席など殆どしていないし、学校からは誰も迎えに来なかった。
英語など、ABCも満足に分からなかった。
 
戦後を生きた姉と弟08
「あれはねぇ『性病に気をつけろ』ってことなの。
 パンパンと寝ると病気になる事が多いってことよ」
少しは姉らしい事を言う所は、まだ残っていたのである。

「パンパンと一緒に寝ると病気になるんだったら、オレなんか、とっくの昔に病気じゃねぇか。
 姉ちゃんはパンパンで、一緒の布団で寝てるじゃねぇかよ」
何処までもヒネくれたガキであった。へらず口だけは、学校へ行っている連中にも
決して負けなかったのである。

「違うんだってばァ。アレをすると、移るのよ」
「アレって、なに?オマンコ、オマンコするとうつるの。ヘェーッ・・・オッタマゲター。
 姉ちゃんは誰に病気うつしたんだ。じゃ他所へ行って、やる前に聞くからいいよ」
「真面目に聞きなさい」
また姉の声が大きくなって、こちとらはまた、反抗心が一層燃え上がった。

「病気になったら大変だよ。おチンチンの先から膿が出て、
 放って置くとおチンチン腐っちゃんだから・・・」
姉が真面目に成ると、姉と弟と言うことで、つい甘えて我侭になる。
気持ちとは裏腹にますます反抗的に成る。

「じゃぁ、他所へ行ってこう言うよ。『ウチの姉ちゃんは、アソコがビョーキなんだよネ、
 だからさぁ、オマンコできないのよ』って、金払って病気かどうか聞いて、
 病気じゃないて言えば、させて貰ってくるよ。そしたら一人前の男になれるモンな」
さすがの姉も、この屁理屈には参ったらしい。黙っていた。

「でもネ、アタシが病気だなんて云嘘は冗談でも言わないでよ。
 そんな悪い噂が立ったら、私もアンタも、オマンマの食い上げだよ・・・まったくゥ・・・
 アタシはちゃんと定期的に病院で見てもらってるから病気じゃないけど、
 本当に病気持ちの人って多いのよ。アンタが何してもかまわないけど、
 少しくらいはお姉ちゃんの言うことも聞いてよね」
戦後を生きた姉と弟09
これから男漁りに出かけようとしてしていた矢先だっただけに、姉はちゃんと化粧を済ませ、
例の真っ赤なすりっぷ姿で、あとは服を着れば良いだけになっていたが、
その姿で、例の敷きっ放しの布団の上に座り込んで泣き始めたのである。
せっかく化粧した顔は、涙でクシャクシャになってしまった。

そんな姉の姿を見ていると、急にすべてが情けなくなった。
この世の中に二人だけの姉と弟であった。とっかえひっかえ男と寝ては頑張っている、
姉に済まない様な気がして、私の方も急に切なくなって来たのである。

「ごめん、姉ちゃん・・・」
おもわず私は姉の側にへたり込み、姉の泣き顔を覗きこんで謝っていた。
姉は私が布団の上に座っても文句を言わなかった代わりに、いきなり私を抱きしめて、
「ごめんね、ごめんね」
を、泣きじゃくりながら連発したのである。姉の豊かな乳房に顔を押し付けられ、
私の方は息苦しくなっていた。
しかしそれ以上にきつい香水をつけた姉の柔らかな胸に押し付けられて、
初めて姉に女を感じ、股間が熱くなって成って来たのである。

「姉ちゃん・・・」
私は小声で姉に呼びかけた。
「なに・・・」
私をギュッと抱しめながら、姉は小声でたずね返してきた。
「ホンキで・・・してみたい」
「なにを?」
「オマンコ・・・」
だんだん、私の声は小さくなった。それまでは平気で口に出来た言葉だった。
性欲という物を実際に感じた途端に、急に恥ずかしくて言い辛くなったのである。

やがて、声が小さく成るほどに、チンポは大きくなってきた。
「バカね、お姉ちゃんとそんなこと・・・」
「させてよォ」
いつの間にか私は姉の乳房を揉んでいた。

  1. 姉弟相姦
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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