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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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若き日の少女の純愛。其の六

◇甘美な不倫の味
純愛6-1
私達は山下公園前の通りを歩き、往来する車の雨飛沫を自然に避けて、
マリンタワーの下から裏道に入った。
街灯は明るいが、人影はない。港で霧笛の音が響き、霧雨に濡れた黒い路面に、
さらに黒い、相合い傘の私達の影が伸びる。

「なあ、あの彼女、もしかして・・・・」
「思いだした?そう、あの日の友達・・・」
朝子がクスッと笑う。
「似てるわねえ、あの夜と・・・霧雨も降ってるし、友達も遠慮して帰っちゃたし、
 あの時と同じ・・・それにね、今夜もあの日と同じ様に彼女がカバーしてくれるから、
 泊まっても平気よ・・・」
「じゃあ、あの時も・・・」私は絶句した。
「そう、兄貴は何も知らないわ・・・」

朝子が足を止めて私を見上げた。
「ねぇ、あの時と同じ様に、あたしを抱いてくれない?思い出したいの・・・」
私は無言で朝子の肩を引き寄せた。

強く彼女を抱き締め、眼を閉じて仰け反る白い顔に、情熱のキスの口を重ねた。
朝子の濡れた唇も舌も、燃えるように熱く私の口に吸い付いて、
狂おしい鼻声のすすり泣きと共に、私の心を激しく揺さぶる。

処女を与えた男を、女性は忘れる事が出来ない、と言う。本当にそうだった。
この濃厚なキスは、彼女の恋慕をはっきりと示していた。震え続ける肌の熱さ、
キスの合間に私を見つめる潤んだリスの眼・・・。

「探したのよ、ずっと探していたのよ・・・中学の時から好きだった・・・
 絶対あなたのお嫁さんになるって、兄貴に頼んでYに入れて貰ったんだから・・・」
その言葉も私の胸を激しく打つ。

私は昂揚してくる彼女の言葉を、深いキスで封じた。もう言葉は要らない。
互いの燃える肉体で語り合おう、と。

ラブホテルで朝子と合体した瞬間、彼女は乱れに乱れた。
激しく身悶えながら涙を流して泣いた。果てても私を離さなかった。
私の精を注がれた豊潤な裸身を快楽の余韻に震わせつつ、
私にしがみついて泣き続ける。
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純愛6-2
私はその頬の涙を拭う。鼻孔からも、幼子のように鼻水が漏れている。
それも愛しかった。わななく唇に軽くキスをし、鼻水と涙を口で啜った。
昔年の甘酸っぱい恋の味だった。

朝子の肌が波打ち、首から解かれた両手がベッドに落ちる。私は身を起こした。
ホテルの浴衣は帯だけが、朝子の波打つ白い腹に巻き付いていた。
形が崩れぬ薄めの乳房の膨らみ。茶っぽい乳首が勃つて揺れている。
私の膝を挟んで開いた朝子の股間には、淡い茂み。
小高く盛り上がる恥丘の割れ目には、赤い恥唇が覗いている。

その恥唇から、私の白濁色の精液が少し溢れていた。
「大丈夫かな・・・」私は朝子の恥唇を指で撫でた。
「馬鹿・・・」朝子が腰をくねらせ、横向きになった。

「あの時の方が危なかったんだよ、あたしは初めてだったんだから・・・」
私はドキンと胸を衝かれた。
「アコ、まさか子供は、俺の・・・」
朝子の照れた笑顔が振り向いた。

「いやあねえ、上の子は十二歳よ!そんなはずは、ないでしょ・・・」
そして表情が静かなものになった。
「でもね、あの時、もし出来ていたら、私、産んでいたわ・・・」
私の身体に衝動が走った。感動だったかも知れない。
私は朝子の背中に抱き着いた。浴衣をむしるように脱がせる。

白い背中に胸板を密着させて、回した両手で朝子の乳房を揉んだ。
柔らかく優しく、愛しさに少しの欲情を交えて、悶え弾む膨らみを揉み弄った。

朝子の肌にさざ波が沸き起こった。声が喘ぎ、その肌の火照りが私に伝わる。
私も熱くなった。白いうなじから滑らせた口を、顎から唇へと移す。
顔だけを仰向けて、キスに応える朝子の息が炎になっていた。

私は乳房にキスを降ろした。乳首を吸い、裸身を仰向ける。
朝子の両手が私の首に巻き付いてきた。その手を跳ね除け、
私は彼女の下腹部に一気に顔を這い滑らせた。
純愛6-3
もやっと淡い陰毛。深い亀裂。赤い恥唇。昔と変わっていない。
いや、恥丘の弾力と、女の蜜臭は熟れて濃くなっている。

私は朝子の性器を貪った。アコ、アコと名を呻きながら、青春時代に戻った喜びに
燃え上がり、恥唇を指で開き、濡れて蠢く桃色の花芯の襞を舐め続けた。

ムッチリとした太腿で私の顔を挟み、朝日は股間を波打たせて悶え狂う。
媚悦を示す甘美の声も高い。蜜は溢れていた。

狂乱の女体に重なり、私は再び朝子を猛るペニスで貫いた。
なぜか、朝子の膣道は最初より狭く、きつかった。私のペニスは軋みながら、
熱く蠢く柔襞に圧迫されつつ、その根元まで深く埋まる。

「ああ・・・これよ・・・」朝子が仰け反った。
「このきつさ・・・」唇をわななかせて、朝子が私の首に両手を回す。
「これを忘れた事はなかった・・・」
朝子の膣が甘美に収縮した。

彼女との不倫関係は月に一度程のペースで二年間続いた。
その間、私は朝子の家庭の崩壊を恐れて、最新の注意を払っていたのだが、
自分の家庭は散漫、いや傲岸だったのかも知れない。崩壊したのは私の家庭だった。

誰かの妻への密告、それも、勤め先のMで私を慕ってくれる女性社員との不倫、
と言う本当は的外れな中傷で・・・。
だが、私は詰問する妻にそれを認めた。そして、一方的な離婚にも応じ、
その女性社員の為に、とMも退社した。
真実の朝子の名を明かし、彼女の家庭をも崩壊させる訳にはいかなかった。

私は建てたばかりの家を売り、妻への慰謝料にした。
無論、その離婚とMの退社を朝子には知らせてはいない。
旧姓で交際した朝子は、もう無関係になるべき人妻だった。
私は朝子の家の電話番号は捨てた。

二年後、私は噂を立てられた、元職場の女性と能登に旅した。
それは私の放蕩の名残でもあった。だが、私は彼女を抱いた後、
直ぐに入籍の手続きを取った。もう今度は卑怯な振る舞いをしない。
それが朝子や、放蕩中に出会った女性達への私の小さな贖罪だった。
END
  1. 純愛ポルノ
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プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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