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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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亭主奪還計画。其の六

~復縁のクライマックス~
36-08.jpg
「もちろん、一番あなたに戻って欲しいと思っているのは、私よ、
 私、こんどこそいい奥さんになる。あなたに歓んでもらえる女に・・・」
私が厚い胸板にしがみつくと、夫は遠慮がちに私の背中に手を回してきました。
肌に触れられただけで、私の下腹はジンと潤んできてしまったのです。

「確かに、花江は見違えるほど綺麗になったよ。それに、僕だって何時までも
 このままじゃいけないと思ってはいたんだ。でも、僕たち、でなおせるかな・・・」
夫は私の変貌ぶりに驚くと同時に、戸惑ってもいるようでした。
私の変わり様が、半信半疑と言った感じでした。
私は、思い切った行動に出ることにしました。

(薫さん、迷ってるんだわ。私とあの女の間で揺れている・・・ここで決めなくては!)
私は夫の腕をすり抜け、その股間に頬ずりしました。
そしてスラックスのジッパーを下げ、中からペニスを掴みだしたのです。
夫は、そんな私に唖然としていました。

「お、おい、花江。い、いったい、何のつもりだ」
「あの女に負けないくらい、私だってあなたを歓ばせて上げる事が
 出来ると言うことを見せたいの。いま、ここで!
 あなたは私のモノよ、薫さんっ」

もう、誰も私を止めることは出来ませんでした。そこが夫の愛人の家であることなど、
私はまったく意に介していませんでした。
それどころか、そこが敵陣であることに私は大いに発奮していたのです。
私は、夫の股間をパクッと呑み込みました。

「うっ、おおっ、は、花江っ」
縮こまっていたのは最初だけ、私の口中で夫はどんどん大きくなってゆきました。
久々に口にする逞しい感触に、私の性感もグングンと上昇していったのです。

 
46-15.jpg
「う、巧くなったじゃないか。おまえ、こんなにやり手だったか?」
春画を参考にソーセージを使って練習したとは、口が裂けても言えませんでした。
肉頭から根元にかけて、私は貪欲にしゃぶりたてました。

見た目も中身も、私は以前の私ではないと言う事を、徹底的に夫に教える積りでした。
私は、持てるテクニックのすべてを駆使して、夫に喜悦の声を上げさせました。

「ああ、いいよ、素晴らしいよ、花江、前のおまえは、いったいどこへ行った?
 いまのおまえは、妖婦だよ。そこらの玄人女より、すごい妖婦だ」

夫は私の頭を引き掴み、グイグイ腰に押し付けました。
夫の股間は、怒髪をつく勢いでした。私は夢中に成って、
スリコギのような勃起を吸い立てました。

私の喉を激しく突きながら、ときおり勃起は重々しくビクつく動きを見せる様に成りました。
それは、夫が限界に迫っているサインでした。
私は勃起を吐き出し、サンドレスを脱ぎ捨てました。

黒いショーツも取り去り、素っ裸になった私に、夫は驚嘆と欲情のこもった眼で眺めました。
「カラダまで、別人に生まれ変わったのかい。これがあの産後太りしていた花江か?」

美容体操のおかげで、私は独身時代以上にメリハリのあるカラダに変貌していました。
そんな私を、夫はあの女のベッドに引きずっていったのです。

「まって、あなた。私にさせて!」
私を押し倒そうとする夫を制し、私は夫のスラックスとブリーフを脱がせてやりました。
女と夫が常日頃セックスしているベッドを使うことが、私をより淫らに煽り立てていたのです。
その体位、女上位も春本から仕入れた知識でした。

セックスは大好きでしたが、私はいつも受け身の立場でした。
夫から求められる一方で、自分から積極的に出る事はなかったのです。
女上位も、その時が初めてでした。
46-16.jpg
「私に任せて、あなた。あなたを極楽に連れてって上げる」
夫を仰向けに寝かせ、私は雄々しく屹立した股間にワレメを宛がいました。
ワレメはヨーグルトようにどろどろに溶ろけ、指の介添えを必要としませんでした。

「うっ、うああああーっ」
ズイッと腰を突き入れた瞬間、子宮の中に花火が打ち上がりました。
文句の付けようの内充足感が膣奥を一杯に満たし、私に絶叫を上げさせたのです。

「おおおおおーっ、よ、よく締まるよ、花江っ。子供を産む前のカラダだっ」
膣の締まりを強化させる術も、春本から仕入れた技でした。
夫は、私の努力のたまものである鍛え上げられた膣の締まりに、
たちまち音を上げていました。

「ホントに極楽だ。奇跡だよ。おまえは、奇跡を起こしたな!」
私は、舟を漕ぐ様に腰を弾ませていました。時に浅く、特に深くハメながら、
夫の欲情を最大限にまで高めていったのです。

私自身も好きな場所を自在に刺激できる女上位の効果で、
またたく間にアクメに押し上げられてゆきました。
「あはーっ、イ、イクッ!あなたのオチンチンでイッちゃうーっ」
「僕もだぁ。いっしょにイこう。そして、終わったらいっしょに帰ろう!」

夫の台詞が、アクメをそそのかしました。私と夫は固く抱き合いながら、
復縁のクライマックスをむさぼったのです。

いまから、もう三十年以上も前の話です。こうして、私は結婚生活最大の
危機を乗り越えたのです。それからの私たちの夫婦生活は、
おおむね順風満帆に過ぎてゆきました。

夫を亡くしてからも、私が夫を忘れたことは一日だってありません。
子供たちや孫がどんなに良くしてくれても、私の胸から亡夫の
面影が消える事は一生ないでしょう。

私にとって、夫は我が人生でたった一人愛した男なのです。
END
  1. 夫婦愛
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プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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