戦後を生きた母と私と妹と。其の五
◇佐知子の呟き。其の一
私、佐智子は昭和19年生で今年70歳に成ります。
兄は幸一私より6歳年上の76歳に成りました。
母の君代は12年前85歳で亡くなって居ります。
私は二十五歳の時五歳年上の主人と結婚しましたが、十五年目に離婚し、
子供三人が夫々に結婚・独立したのを機に実家で有る兄の元に戻り、
今は二人で百姓をしながら、兄とは実の兄妹では有りますが、
夜の営みも含めて「夫婦」の様な生活をしています。
私は子供の頃から、只一人の兄が大好きで、
何時も兄にくっ付いて居て離れませんでした。
母子家庭だった私達は、兄が父親の様な存在で何時も優しく、頼もし人です。
二十七歳で戦争未亡人と成って、六十年近く一人身で過ごした母の後ろには
何時も兄の存在がありました。兄は是までに結婚暦は無く、
常に母の身近に居て母を助け、農業を続けていました。
母が再婚もせず六十年近く一人身で過ごせたのも、
そして私が離婚後、子育ての責任を果たした後、此処へ戻って来たのも、
此処には優しく頼りがいの有る兄が居たからです。
そして兄の逸物が、母や私の女の部分を夢中にさせ、
他の男の事を考えさせないだけの魅力が有ったからです。
私の子供の頃の記憶は、何時も兄と遊んで楽しかった事、兄の背中に背負われて、
二キロ離れたお店に買出しに行った事、八歳頃に成ると母の真似して、野良に出る
兄の為にお弁当を作り、夕方兄が帰って来ると、空っぽのお弁当箱を開けて、
「佐智子の作るお弁当、凄く美味しかったよ、
大きくなったら素敵なお嫁さんに成れるね」
と言って呉れるのが、凄く嬉しくて、そんな時には、
「あたしお兄ちゃんの、お嫁さんに成って上げるね」等と言って居りました。
幼い子供が「お嫁さんに成りたい」と言うのは、何時も一緒に居たい、と言う意味でしょうが、
私が八歳位の時は、事実私も其の程度の考えしか有りませんでしたか。
私が十歳に成る頃には「お嫁に成る」とは、抱かれてセックスをする、と同義語でした。
其の頃には私の乳房も膨らみ始め、陰毛が生え始めてきました。耳に入る大人の会話も
セックスに関する話には、聞かぬ振りをして居ながらも、耳を欹て、
何時もアンテナを張り巡らせていました。
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そして大好きな、兄が事も有ろうか、母と「男と女」の関係に成って居る事に気付いたのは、
私が十三歳の時でした。ショツクでした、悲しく成りました、そして母を憎みました。
その後兄とセックスをする様に成って、聞いた話では、「兄と母」のセックスは挿入無しの、
愛撫だけの擬似行為だったと知らされたのです。
27歳で戦争未亡人と成ってからは、再婚もせず、女手一つで私達兄妹を育て、
亡き父のことを思いながら「性欲の赴くままに、一人こっそりオナニー」で済ませていた、
母のを見てからは、「母が不憫に成って放っては置けなかった」というのです。
27歳で戦争未亡人と成ってからは、再婚もせず、女手一つで私達兄妹を育て、
亡き父のことを思いながら「性欲の赴くままに、一人こっそりオナニー」で済ませていた、
母のを見てからは、「母が不憫に成って放っては置けなかった」と言うのです。
兄の優しさと、女として、母に対する労わりと同情の気持ちを芽生えさせた、
兄の言葉でした。
母と兄の関係を認め、
私にも女の喜びを教えて欲しいと、縋りついて居た私でした。
祖父と祖母が相次いで身罷ってから、暫くして我が家は少し改築しました。
風呂場が母屋の中に出来たのです。
母と私が外から覗かれたり、痴漢されては大変だ、と兄が言い出して、風呂場と台所が
近代的に生まれ変わりました。
もう誰かに見られやしないか、と言う心配も無く、五右衛門風呂の時には出来なかった、
足を思い切り伸ばしてゆったり浸かる事が出来る様になったのです。
私が兄に処女をあげた日は、長い梅雨も明けようとしていた7月の初めの休日でした。
この日は台風の接近で、朝から風雨が激しく窓を打ち続けていました。
母はこんな日にも関わらず、かねてから予定されていた為に、仲の良い近所の主婦数名と
高崎の公会堂へ人気歌手のショーを見に出掛けて留守でした。
私は蒸し暑さに閉口して昼間なのにお風呂に飛び込みました。
私、佐智子は昭和19年生で今年70歳に成ります。
兄は幸一私より6歳年上の76歳に成りました。
母の君代は12年前85歳で亡くなって居ります。
私は二十五歳の時五歳年上の主人と結婚しましたが、十五年目に離婚し、
子供三人が夫々に結婚・独立したのを機に実家で有る兄の元に戻り、
今は二人で百姓をしながら、兄とは実の兄妹では有りますが、
夜の営みも含めて「夫婦」の様な生活をしています。
私は子供の頃から、只一人の兄が大好きで、
何時も兄にくっ付いて居て離れませんでした。
母子家庭だった私達は、兄が父親の様な存在で何時も優しく、頼もし人です。
二十七歳で戦争未亡人と成って、六十年近く一人身で過ごした母の後ろには
何時も兄の存在がありました。兄は是までに結婚暦は無く、
常に母の身近に居て母を助け、農業を続けていました。
母が再婚もせず六十年近く一人身で過ごせたのも、
そして私が離婚後、子育ての責任を果たした後、此処へ戻って来たのも、
此処には優しく頼りがいの有る兄が居たからです。
そして兄の逸物が、母や私の女の部分を夢中にさせ、
他の男の事を考えさせないだけの魅力が有ったからです。
私の子供の頃の記憶は、何時も兄と遊んで楽しかった事、兄の背中に背負われて、
二キロ離れたお店に買出しに行った事、八歳頃に成ると母の真似して、野良に出る
兄の為にお弁当を作り、夕方兄が帰って来ると、空っぽのお弁当箱を開けて、
「佐智子の作るお弁当、凄く美味しかったよ、
大きくなったら素敵なお嫁さんに成れるね」
と言って呉れるのが、凄く嬉しくて、そんな時には、
「あたしお兄ちゃんの、お嫁さんに成って上げるね」等と言って居りました。
幼い子供が「お嫁さんに成りたい」と言うのは、何時も一緒に居たい、と言う意味でしょうが、
私が八歳位の時は、事実私も其の程度の考えしか有りませんでしたか。
私が十歳に成る頃には「お嫁に成る」とは、抱かれてセックスをする、と同義語でした。
其の頃には私の乳房も膨らみ始め、陰毛が生え始めてきました。耳に入る大人の会話も
セックスに関する話には、聞かぬ振りをして居ながらも、耳を欹て、
何時もアンテナを張り巡らせていました。
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そして大好きな、兄が事も有ろうか、母と「男と女」の関係に成って居る事に気付いたのは、
私が十三歳の時でした。ショツクでした、悲しく成りました、そして母を憎みました。
その後兄とセックスをする様に成って、聞いた話では、「兄と母」のセックスは挿入無しの、
愛撫だけの擬似行為だったと知らされたのです。
27歳で戦争未亡人と成ってからは、再婚もせず、女手一つで私達兄妹を育て、
亡き父のことを思いながら「性欲の赴くままに、一人こっそりオナニー」で済ませていた、
母のを見てからは、「母が不憫に成って放っては置けなかった」というのです。
27歳で戦争未亡人と成ってからは、再婚もせず、女手一つで私達兄妹を育て、
亡き父のことを思いながら「性欲の赴くままに、一人こっそりオナニー」で済ませていた、
母のを見てからは、「母が不憫に成って放っては置けなかった」と言うのです。
兄の優しさと、女として、母に対する労わりと同情の気持ちを芽生えさせた、
兄の言葉でした。
母と兄の関係を認め、
私にも女の喜びを教えて欲しいと、縋りついて居た私でした。
祖父と祖母が相次いで身罷ってから、暫くして我が家は少し改築しました。
風呂場が母屋の中に出来たのです。
母と私が外から覗かれたり、痴漢されては大変だ、と兄が言い出して、風呂場と台所が
近代的に生まれ変わりました。
もう誰かに見られやしないか、と言う心配も無く、五右衛門風呂の時には出来なかった、
足を思い切り伸ばしてゆったり浸かる事が出来る様になったのです。
私が兄に処女をあげた日は、長い梅雨も明けようとしていた7月の初めの休日でした。
この日は台風の接近で、朝から風雨が激しく窓を打ち続けていました。
母はこんな日にも関わらず、かねてから予定されていた為に、仲の良い近所の主婦数名と
高崎の公会堂へ人気歌手のショーを見に出掛けて留守でした。
私は蒸し暑さに閉口して昼間なのにお風呂に飛び込みました。
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プロフィール
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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