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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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男の器とチンポのデカさ。其の六

~男の器が大きい~
男の器と・・・13
その後しばらくの間、蜜月とも言える期間が続いた。親に止められた三人も、
いつの間にか親の目を盗み、彼女の家へ訪れるように成っていた。
私達は、それぞれに何か一皮剥けたような気分になった。

だが、それも中学卒業が近づいて来ると変わった。仲間は誰も進学はしない
積りでいたが、仕事を選ぶと成ると、かなり苦しいものだった。
ワルとして名を轟かせてしまったから、それだけで就職先がしぼられてしまう。
夫々が自分のして来たことを、微妙に離れた立場から眺め直し始めていた。
中には高校進学を目指して猛勉強を始める者もいた。

私は親の仕事を継ぐ事に成るのか・・・と思った。
だが、それは今ひとつ釈然としないことの様に思えた。

それと言うのも、あの情けない親父の下で仕事を覚え、また引き継いでいかねば
成らないのかと思うと、どうにも苛立って仕方がなかったのだ。

それでも時間は過ぎ、否応もなく卒業は近づいくる。
そんな頃に成っても私は、相変わらず彼女の家へ訪れていた。

「いっそ、この町を出ちゃったら?」
彼女がそう言ったのは、正月も過ぎてからの事だった。

「私ねえ、なんとなくわかる気がするの。男の人って言うものが・・・ね。
 何人、何十人もの男の人と、こうやって寝てきたわ。
 そうするとね、寝ている間に、ただ話してるだけじゃ判らない事が判る気がするの」

何時もの様に一度目を終えて、暫く休んでいる間に、
彼女はそんなことまで言い出したのだ。

別に私が、何を相談したと言う訳でもない。でも彼女がそんなふうに
私の気持ちを読むことには、不思議と違和感はなかった。
 
男の器と・・・14
「貴方って、結構男としての器が大きいと思うのよ。
 そう・・・この町の、私を抱きに来る男達、あなたの友達はもちろん、
 もっと大人の・・・それこそ、一人前以上の男達と比べても、
 貴方って一回り以上は大きい感じがするの」
私はただ黙って彼女の言葉を聞いていた。

そんなことを言われたのは初めてだった。特にここ数年、グレ始めてからて言うものは
褒められた試しがない。嬉しいような、恥ずかしいような、妙な気分だった。

「でも、この町にいたら、そんな器も活かしきれない気がするのよね。
 この町じゃ、貴方には狭すぎるんじゃないかなぁ」
彼女は私の陰茎をなんとなく弄りながらそんな事を言った。
私はなんだか急に視界が開けてきた様な気がしていた。

「間違いないよ。あなたは必ず大きくなれる。いっそこの町を出てしまった方がいい」
私の陰茎は再び大きくなっていた。

「でもね、ひとつだけお願いがあるの」
彼女の、私の陰茎を撫でる手に急に力が入った。ギュツと握り締め強く扱いてくる。

「私のことを、忘れないでね」
私は起き上がり彼女の上に乗った。慣れた調子で彼女が足を開く。

さっき放った私の精液が未だ残っているのか、挿入は滑らかだった。
奥に“こつん”と子宮の入口が当たる。深々と貫いたままで、
その感触を私が楽しんでいると、彼女がもう一度言った。

「私の事は忘れないでね・・・いつまでも」
そして私は故郷を離れた。その後、彼女の言うように私はそこそこの成功を見た。
あの町にいたら得られなかっただろう成果を私は得られたのだ。

だから私は今でも思うのだ。あの時、彼女が私を認めて呉れたからこそ、
私は私なりに“その気”になれたのだ、と。
それが私の現在に結びついているのだ・・・と思っている。
END
  1. 若き日の性欲
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プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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