思い出される昭和のあの日あの頃

彼女の顔を押し退けて、魔羅を抜き出して射精を堪えた。
一人で白けて居るわけにも行かず、太り気味の身体を抱きしめて、
背中から尻の盛り上がりを宥めるように撫でていた。

彼女は寝間着の下には何も身につけて居なかった。
いま私が知らん顔をしていれば彼女に恥を掻かせる事になる。

それ迄彼女の下心は読めていた事だから、乳首に吸い付き、
手を伸ばしてサネを弄ったり、膣の中に指を入れてクジってやった。
お返しをする積りで、割れ目に顔を突っ込み、慣れない匂いに辟易しながらも
舌と唇で下手な愛撫をした。舌先が滑って尻の穴まで舐め上げると、
『ああ、そんな事までして呉れるん・・・』

裸同然の格好で私を跨いで、魔羅を掴んでオマンコに宛がい、
ほっと溜め息をついて尻をぺたんと落とした。
魔羅はネバネバの膣の中にゆっくりと嵌り込んだ。

『ああ、久し振りだよう・・・』
魔羅を腹の中に納めてから脚を伸ばして全身を重ねてしがみついた。

魔羅が抜けそうに成るので、両手でスベスベした尻の山を引き付けてから、
下から揺り上げてしっくりと肉壷の中に納めた。

「もういったよ。あたしは・・・」
オマンコの口からオツユが溢れ出して、魔羅を伝わって玉の方に流れるのが判った。

叔母の豊子は真野響子と言う女優に似て、あれほど美人ではないが、
あの系統の顔立ちをしていた。
私の母も良く似た体格と顔立ちだったから、自分の母を抱いて居るかのような錯覚に陥った。
「おばちゃんはお袋にそっくりだね」 と囁いた。

『元太郎は母ちゃんともやったんか？』
叔母は正気に返った様に聞いた。
「馬鹿だなあ、そんな事ねえよ」
『いや、わかんねえぞ。姉ちゃんも好きだかんなあ。
　それぐれえのことはし兼ねねえ。なあ、もう、また・・・』

淫臭が母の体臭を思いださせた。姉妹は同じ様な匂いがするものらしい。

叔母は私の身体から降りて、布団に仰向けになり、膝を折って両手を差し出した。
寝間着はよれよれになり、身体の前面を覆うものは浴衣の紐一本だけだった。

元々細い身体だったが、五十になる彼女の身体は脂がついて、
たっぷりと抱き応えのある女体に成っていた。
「おばちゃんとするんは、初めての様な気がしねぇなあ」
くちゃくちゃと粘膜の擦れる音が続き、白くスベスベの股が私の背中に
交差してグイグイと締め上げた。彼女は痙攣して、身体を固くした後で、
『はじめてじゃねえだんべが』とポツリと言った。

三十五歳の時、勤めていた建材会社が、群馬県の私の出身地に砕石工場を作る
事に成り私がその責任者に任命されたのです。
未だ高速道路は出来て居ない時期だったから、直線距離で八十キロ離れた僻地へ
通勤する事はとても無理な状況であった。

母の妹の豊子が嫁いでいた農家の持ち山を基本に計画が進んでいた。
叔母の家に寄宿する事は計画の初めから決っており、
先代が亡くなって空き家に成っていた離れ屋を借りて、
今で言う単身赴任をする事になった。

Ｍ市に建てたばかりの私の家には、妻と子供二人が居たが、
車で三時間半ほどの距離だったから、それほど遠距離という訳ではなかった。

中学生の時分まで母の実家に行くたびに、豊子に遊んでもらった仲だったから
他人の家に寄宿した気づまりはなかった。

村会議長夫人に成っていた豊子は田舎者にしては垢抜けていて、
中々の女っぷりになっていた。十歳も年上の夫の真一郎氏は、次回の村長選挙に
出るという噂があるくらいの役職好きで、家には落ち着かない男だった。

豊子の息子と娘は二人とも東京の大学に行っていて、
大きい屋敷に夫婦二人の暮らしだった。

叔母が嫁に来た時には夫には別に若い愛人がいて、
最初から気苦労が多かった話しは、母から以前に聞いて知っていた。

どうせ、あの夜も叔父は愛人の家に泊りだったのだろう。
『お前はあたしの家に来れば、必ずあたしと寝たんべえ』
「うん、小学校の頃はね」
『ほら、だからお前は自分で忘れてるんだよ』

私は狐につままれた気分だった。確かに叔母とは年が離れていない気楽さで、
姉ちゃんと呼んで一緒にレコードを聞いたり、本の話をしたことは覚えていた。

色気づいた中学生に成ってからの記憶は、舌を出し入れしたデイーブキッスの事だけが
鮮明な記憶で、他は忘れていた。