思い出される昭和のあの日あの頃

「ねえ、少し気持ちが良いみたい」姉が言いました。
口唇を合わせて、即席の覚えたてのキスをしたり、乳首を吸ったりする余裕も
出来ていました。しかし、初心者はそう長く持ち堪えられませんでした。

「姉ちゃん。出るよ、出るっ」
陰茎を一番奥まで押し込み、ドクドクドクッと射精しました。
割れ目の入口が痛いくらい締まって、姉は脚を私の背中に組んで締め上げました。
「あたしもいったみたい。すごくいい気持ちだったんよ。オマンコの真ん中から、
　回りにふわぁっといい気持ちが広がって、息が止まりそうだったん」
「ふううっ、おれも最高にいい気持ちだったよ。
　やっぱし姉ちゃんとするんが一番いいや。
　あいつらなんか、姉ちゃんに比べれば月とすっぽんだよ」
「本当？あたしのオマンコそんなにいいん？」
「いいとも、おれ、毎日嵌めてえな」
「いいよ、あたしもしたいよっ」

ひょんなことで、姉と本式の性交をすることになりました。
彼女も好奇心でセックスをしたくてたまらない年頃だったのです。
従姉妹達はまだ身体が未成熟で、形だけは性交しましたが、
何と言っても姉の肉体には適いませんでした。
子供たちは接触の快感はあっても、
本当の性の快感からは程遠いものだったのです。

私は夜がしらじらと明けて来るまで、指を割れ目に這わせて、オサネや陰唇の
ビラビラを弄り回し、姉がその気に成ると陰茎を挿入しては射精しました。

クンニから始まって、指が最後になったのですから、無知と言う物はおかしなものです。
姉も全くの初心者だったので、その順序など全く意に介しては居なかったのでした。

「清、ほらっ、自分の布団で寝てなよ」
姉に揺り動かされた時は日が昇って、すっかり明るくなっていました。
「いつまで寝てるんだよ。朝飯を片付けちまうよ」
母が階段の下から大声で呼んでいました。
二人は忙しく寝巻きを身に着けて、寝ぼけた顔で下に下りて行きました。

私は姉と関係してからは、従姉妹たちとは全然したくなくなりました。
やっと生え始めた陰毛が姉の柔らかい陰毛と絡み合い、
下腹部が重なり擦れ合う感触が何とも気持ちよかったのです。

夜に成るのを待ちかねて、早々に二階に上がり、階段の上の戸を閉じて
姉の部屋に入り浸りに成りました。

姉は学校での成績は常にトップで、両親の自慢の娘でした。
私には厳しく、勉強しろ勉強しろと煩い姉でしたが、
日頃はおとなしく控えめな女学生でした。
読書が趣味で、年齢よりはませていて、
大人の男女関係についての知識は十分あったのだと思います。

姉は日頃の口喧しさも影を潜め、年上の男のように私を扱い、
甘えて愛撫をされたがるのでした。
「月経が終わって一週間ぐらいは安全日で、其の後は妊娠するんだと。
　お前、サックを買って来ておくれよ」
「おれがか、厭だよ、恥ずかしいもん」
「だって、あたしが買いに行く訳にはいげっこねえだろう」

姉は是から先の心配をしていました。
ずうっとこの遊びを続ける積もりだったのだと思います。
確かにこの頃の新聞や雑誌広告に、家族計画だとか、ペッサリーだとか、
ゼリーだとか避妊用具の宣伝が目についたと記憶しています。

私はふと思い出しました。
叔母の家の押入れにサックが沢山隠して有るのを知っていたのです。
「姉ちゃん、叔母ちゃんちの押し入れに、一杯隠してあるよ。盗んでくるか」
「そうだねえ、泥棒するんかい？」
「仕方がねえよ、薬屋に知り合いの居る友達にも聞いてみるけんどね」