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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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幼馴染の嘉子さんとの秘め事 。其の六

◇ポケットティッシュ◇
ブログ用 0183
先日、朝倉さんのご主人が“糖尿病”の栄養指導を受けるために市民病院に
二週間の予定で入院した。午前11時に私と嘉子に伴われてご主人は9F病棟
の糖尿病内科911号室に入院した。一時間ほど時を過ごし昼食時間になったので、
私と嘉子さんは病院を後にした。

「途中横浜橋商店街で買い物して行くから、付き合って」と言う嘉子さんに
買い物を付き合わされた。お中元を選ぶついでに、あれも買いたい、
これも買いたいと言い出したのだ。

しかしまあ、女と言うものは年を取れば取るほどあつかましくなるもんだ。
嘉子さんも、道端で配られているティッシュなどは必ず受け取る。
渡して貰えなければ、わざわざ近寄って手を差し出すくらいだ。
何もそこまでしなくてもと思うのだが、それを言うと嘉子さんは、
「タダで配ってるんだから、貰わないと損じゃない」などと、のたまう始末。

こう言う時、小生はそれ以上は突っ込まない。たかがポケットティッシュなど如何でも
良い事だ、そんなことで嘉子さんの機嫌を損ねるのもつまらない。
ご主人が入院している二週間は、またとない二人に成れるチャンスなのだから。

帰宅した嘉子さんは、居間に買い物してきた物を置くよう、私に言った。
荷物のうち、食料品は台所へ、衣料品は洋服ダンスへと要領よく嘉子さんは片付けていった。

数時間後、台所から包丁の音が聞こえてきた。
我が家の妻は昨日から娘の所に行っていて、今夜も帰って来ない。
「晩御飯は内で一緒にしていって」と嘉子さんは言ってくれていたので、おそらく、
晩飯の下準備でもはじめたのであろう。

居間のテーブルの上に、その日に貰って来たポケットティッシュが置かれてあった。
私はすることもなく、そのティッシュを眺めていた。

新装開店の美容室のものなどもあったが、貰って来たティッシュの殆どはサラ金か
テレクラのものだった。なんと言うか、テレクラと言っても色々あるものだ。
私は、テレクラというものを遣った事がなく、聞きかじりの事しか知らないが、
こんなに沢山ジャンルが細分化されているとは驚きであった。

 
smac_g035004.jpg
『M男専用』『女王様専科』『マニアコーナー』等など。
『太めの女の子専用』等と言うのもある。まったく世の中一体どうなっているのか・・・。

だが、よく見ると、どれも、女性からの電話はフリーダイヤルになっている。
さらにティッシュを見ていると、『熟女・奥様専用』と言うのが目に付いた。
(ほう、こんなものもあるのか・・・そうだ!)
これを見て、私は面白い事を思いついた。

「おーい、よっこちゃん!」
「なーにぃー?今、手がはなせないのー」
「飯の準備なんか後で良いじゃないか。それより、
 ちょっとこっちに来てよ。面白いこと思いついたんだ」

嘉子さんは、しぶしぶと言った感じで居間にやってきた。
「よっこちゃん、テレクラって遣った事あるかい?」
「いやだわ。そんなの、あるわけないでしょ」
「ねぇ、見てご覧よ、こんなのがあるよ」

嘉子さんは、ティッシュに手を伸ばした。
「なになに、熟した人妻とねっとり、しっとり・・・。アバンチュール奥様専用電話0120・・・。
 もうまったく、まーちゃんたら!」
そう言いつつも、嘉子さんは食い入るようにティッシユをみていました。

「女性用の電話はフリーダイヤルなんだ。タダよ。タダ。どう?一回かけてみないか?」
「なに、バカいってるのよ。いやょ」
「でもさぁ、どんな奴が出て、何を話すのか興味ないかい?」
すると、嘉子さんの目がだんだん輝いてきた。

「さあ、かけてみようょ」
私は、電話の子機を嘉子さんに突き出した。
「だれか来たら困るから、二階でしましょうよ」
いつのまにやら、嘉子さんはすっかりその気になっていた。
北原夏見
私は、嘉子さんと二階の寝室に上がった。そして、早速、嘉子さんがプッシュボタンを押す。
「もしもし・・・」
呼び出し音がする暇も無く、男が電話に出た。
「もしもし、ワイ、大阪から出張にきたものです」
電話の男は関西弁だった。

「あんさん、人妻でっか?」
「え、ええ・・・」
こちらの電話はハンズフリー機能にしているので、受話器の向こうの声は、
電話のスピーカーから聞こえる。つまり、私は、男と嘉子さんの遣り取りを聞くことが出来るのだ。

「ええなあ、ええなあ、ほんで、年はおいくつでっか?」
「えーと・・・43歳ですけど」
これはこれは・・・嘉子さんも中々芝居気がある。随分と、サバをよんだものだ。
(ちなみに嘉子さんの実年齢は63歳である)

「なあ、ちょっと会われへんか?急な出張でこっちの事はよう知らんし、
 一緒に飲みに行ってくれる人さがしとんねん」
「え、それはちょっと・・・今日は主人の帰りが早いので・・・」
それから、暫く世間話が続いた。それにしてもこの関西弁の男、テレクラ慣れしているようで、
話題をうまくエッチな方向に誘導していく手腕は、中々のものだった。

「なあ、奥さん、外に出るん無理やったらせめて、ワイとテレホンセックスしょうな」
「えっ・・・?」
嘉子さんは、戸惑っているようだ。そこで私は男の求めに応じるよう、目で合図した。

「・・・はい」
「ほんなら、まずキスからや」
電話のスピーカーから、チュウ、チュウという音がきこえだした。
おそらく、男は受話器に吸い付いているのだろう。

「奥さん、今どないな服を着とるねん?」
「お風呂からあがったばかりで、バスローブ着てるのよ」
「86のEカップのオッパイは健在かい」
「勿論よ、貴方に揉まれるのを待って居るわ。私のオッパイを力いっぱいわしづかみにされて、
 滅茶苦茶にもまれたいの。優しくナゼナゼもしてほしいのよ・・・」
  1. 幼馴染
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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