PV UU 現在の閲覧者数: /にほんブログ村 小説ブログ ロマンス小説へ
2ntブログ

異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. スポンサー広告
  2. [ edit ]

異形の性愛。其の二

◇進歩的な人妻◇
異形の性愛2-1
ところで、結婚して40年も妻にアナルセックスをせがみ続けてきたのには、
それなりの訳がある。実を言うと私には、妻と見合いする前に知り合った女から
アナルセックスの遣り方と快感をいやと言うほど教え込まれた過去があったのだ。

今から43年前、私が23歳の時だ。ベトナム戦争が本格化しだし、米軍の北爆が
開始された1966年のこと。私も労組に入っていた関係で反米デモに加わったりしていた。
フランス式デモといって手と手をつないで行進しながら反戦歌や労働歌を歌ったり、
"北爆反対”"米軍はベトナムから手を引け”と大声で叫んだりする爽快感に
半ば酔い痴れつつ、私は何度もデモに参加した。

そして、その流れで、深夜レストラン・バーのフロアで、ロックのリズムに乗って、
踊りまくり深夜近くまで騒いで帰宅するという毎日だった。
そこで知り合ったのが同じ会社の資材課に勤める増美という30を幾つか過ぎた
ような人妻だった。そんな場所に居る増美のような年頃の女は珍しかったし、
まして人妻となればなおさらの事だった。

昨今では人妻の一人遊びなど珍しい事ではないが、
当時は未だ、人妻は家を守るもの・・・と言う観念が支配している時代だったからだ。
もちろん、10歳も年上の女に私の方から声を掛ける筈は無く、
声を掛けて来たのは彼女のほうだった。

何時ものように馴染みのバーを出て横浜駅に行き、京浜東北線のホームで
電車を待っていると、
「あら、村岡君じゃない」
さも親し気に増美が声を掛けて来たのだ。
「あ、あなたは・・・」
私は、自分の名前がいきなり彼女の口から出たことに正直、驚いていた。
と言うのは、会社でも店でも一度も彼女と口を利いた事などなかったし、
ましてや、名乗った事も無かったからだ。

「ど、どうしてボクの名を?」
「うふ、村岡君、何時も会社の正門の前で反戦ビラを配っているじゃない。
 その時リーダーのお兄さんが貴方の名前を呼んだりしてるじゃない。
 それにしても村岡君、何時も大きな声で元気溌剌じゃない。
 わたくしね、一目惚れって言うのかしら、貴方にお熱なの・・・ね、
 どこでもいいから連れてって」
信じられない様な積極的なアプローチを増美は私にしてきた。

歳は30半ば、でも目鼻立ちは整い、ブラウスをつんと突き上げた胸元は
魅力的だったし、私は抗し難い何かに引きずられる様に、桜木町で下車して、
増美と連れ込み旅館に入る事に成ったのだ。

 
異形の性愛2-2
増美は悪びれる事も無く、堂々と私の腕に腕を絡めて、連れ込み旅館の門をくぐった。
ばかりか、案内してくれた仲居に、
「お姐さん、一番上等のお部屋にしてね」
なんと注文までつける始末だった。
おどおどしていたのは寧ろ私の方で、奥様のお供をする下男の様にうな垂れて
彼女の豊満な肉体の影に隠れるようにして廊下を私は歩いた。

私たち二人を部屋に案内した仲居は、
「あの今、お茶をお持ちしますから。それからお風呂は先客の方が
 お使いになってますから 空きましたらお知らせにあがります」
と言って去って行った。

当節のようにバスもトイレも各部屋にあるといった時代ではなく、
便所も風呂場も共同という旅館が普通だった時代のことだ。
当然、増美も心得たもので、
「そう、じゃあ、お風呂が空くまで少し御酒でも頂こうかしら、
 仲居さん、一本人肌でつけて下さいな」
なんて、仲居の後姿に声を掛けていた。
仲居が戻って来るまでの間、増美はしどけないポーズで私を挑発してきた。
そして、唐突に、
「村岡君てどんな本に興味があるの?」
と聞いてきた。

(連れ込み旅館で読書の話とは、この女何を考えているだろう)
訝る気持ちで増美の目を見ると、
「うふ、毎日マルクスやレーニンの本ばかり見てる訳じゃないでしょう。
 謝国権先生のご本お読みになったかしら?」
増美はニッコリと笑った。

「い、いや・・・読んでません」
私が答えると、
「ご本の題名ぐらいはご存知よね。『性生活の知恵』ってご本よ。
 とっても為に成るの、セックスはただ正常位で交わるだけじゃ駄目なんですって。
 色々なポーズで交わることで快感も増すから試して見なさいって、
 そんな内容なの。子供を作るだけがセックスじゃない、
 もっと楽しみなさいって先生はおっしゃっているのよ。なんて素敵なことかしら」
増美は、潤みを帯びた目を私に向け、一気にまくし立てた。

「そ、そんな本なんですか、謝国権の本って?」
私はベストセラーになっていることは知っていたが、
彼女も居ないのに性生活の本など不要と思い手に取った事もなかったのだ。
で、増美の博識?ぶりに感嘆しつつ、つぶやくと、増美は、
「うふ、今夜は、色々教えてあげる。 
 わたくしね、あのご本を読んでから考えが変わったの、
 夫一人に尽くしてるなんて馬鹿みたい、大いによろめかなくちゃって」
と言い、私の胸にしなだれかかってきた。
異形の性愛2-3
プーンと嗅いだ事の無いような香水の匂いがした。
と、その時、襖が少し開いて盆に乗せたお茶二つと徳利、
それに猪口が二つ、スーと差し入れられ、
「それでは後ほどお風呂のお知らせに参りますから」
仲居の声がして、襖が再び閉まった。

思えば随分と開放的な時代だったのだろう。
その旅館の部屋には内鍵すらも付いていなかった。
すると、その瞬間を待っていたように増美は服を脱ぎ始め一気にズロースまで
脱ぎ捨ててしまい素っ裸を私の前に晒した。

豊満な乳房はツンと上を向いていて張りがあり、キュッとくびれた腰つきは
いかにも女っぽく魅力的だった。
私が、あっけに取られたようにボケーと潔い増美の脱ぎっぷりを見ていると、増美は、
「いやねえ、村岡君もお脱ぎなさいよ。あたし一人を裸にさせて、嫌な人」
なんて言い、媚を含んだ流し目を送ってきた。

ゾクッと背筋が寒くなるほど色っぽく、私の欲情は一気に爆発して、
「は、はい!」
上ずった声をだし、急いでワイシャツを脱ぎ、ズボンを下ろして、
ランニングシャツとパンツだけになった。すると増美は、
「後はあたしがぬがしてあげる」
といってにじり寄ってくると、パンツに手を掛け、グイッと一気に膝の辺りまで下ろした。

すると、股間のものが雪に押さえつけられていた若竹のようにピーンと反り返って弾け出た。
「すごいわ・・・村岡君のオチンチン、ずい分と大きいのね・・・
 こんなの入れられたら痛そう・・・」
増美は恍惚とした表情で私の股間を眺めていたが、やがて白魚のような指で竿を
握り込むと、やんわりとしごき始めた。

すると私の一物は自分でも判る程に脈打ち、一層強く弾け反った。
「ほんとうにすごいわ、村岡君の・・・どこまで大きくなるのかしら?」
増美は、年増の人妻とは思えぬ無邪気な顔つきで感心して見せた。
(可愛い女だ)私は、そう思うと、
堪らなくなって彼女の肩を激しく抱き寄せると遮二無二唇を吸いに行った。

「あ、ああ・・・」
増美の口端から吐息が洩れる。私は、半開きになった増美の唇の間に
舌をスラリと差し込んだ。増美は、差し込んだ私の舌を強く吸いながら、
身を揉むように乳房をグイグイと私の胸に押し付けてきた。
得も言われぬ弾力が心地よく、さらに休むことなく手指で股間のモノを扱き
立てられた私は完全に痺れきっていた。
  1. 異常性癖
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]


comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

フリーエリア

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

« 2024 05  »
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -


.