PV UU 現在の閲覧者数: /にほんブログ村 小説ブログ ロマンス小説へ
2ntブログ

異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. スポンサー広告
  2. [ edit ]

色狂い。其の三

~三つの体験
色狂い3-1
私の過去を少し振り返ってお話いたします。
因みに私の今の仕事は天ぷらを中心にした飲み屋の女将です。
彼は日本料理の流れの板前で、定まった処には居着かず、
若い頃には全国各地を旅して居たと言います。

私は辺境の片田舎で生まれて地元の高校を卒業後、二十二歳まで、
地元で勤めていました。二十二歳の秋、都会に憧れ、
姉を頼って田舎を出ました。田舎に居た十八の時に高校の恩師にキスされ、
乳房を触られた事が一度有りましたが、他には何も有りませんでした。

都会へ出て一年後、知人の紹介で見合いをして三ヵ月後には結婚しました。
私が二十四歳、主人は二十七歳でした。
交際期間中に私のアパートで主人と結ばれました。勿論処女でした。
初体験の時は只痛いと言う思いだけでした。

当時の主人はセックスの知識もテクニックも無く、前戯らしいものも無く
挿入時間は三~五分ほどで、専ら正常位で射精するだけでした。
何も知らなかった私は其れが普通の性生活だと思って居ました。

私も三十歳を過ぎる頃から軽いオーガスムを知るように成りましたが、
若い頃から主人は大変お酒好きで、毎晩お酒を飲んで帰宅しました。

主人は年々衰え、私が三十五歳の頃には挿入時間は一、二分、
回数も週に一回位と一層淡白に成りました。
三十七歳の頃には十日に一度位と減り、男根が大きくならなくて
挿入出来ない事が度々ありオーガスムも得られなく成りました。

深酒は更に酷くなり、四十ニ、三歳頃からはとうとうセックスが
出来なく成りました。
今思いますに主人の男根は若い頃から固さが弱く、
長さも小さいものでした。
私が四十八歳の時、ある仕事上の事件に巻き込まれ、
主人は失踪してしまいました。

 
結婚生活二十四年、性的に満たされたものでは有りませんでした。
特に後半は挿入しょうとしても中々出来ず、私が手を使って、
少し固く成ってきても、さあ入れようとしますと、直ぐ柔らかくなり、
結局出来ませんでした。

そう言う事を繰り返して居る内にセックスよりも眠る方が良いと
諦める様に成りました。と言う事は私自身も強い性欲が無かった事も有り、
また私自身がお店を始めた頃であり、好きな料理に熱中して居た為もあり、
またそれまでの私はオーガスムが弱くセックスが重要な要素ではなかったのです。

この間、色々とする事はあっても、
それ程自分の性欲で苦しむと言う事は余りありませんでした。
世間からは仲の良い夫婦だと言われておりました。
主人はよく私の仕事も手伝って呉れました。

そのような結婚生活の中でニ、三の性的事件がありました。
第一の体験は三十四歳の頃でした。
子供の夏休みに里帰りした折、街で偶然かっての恩師に出会いました。
十八歳の時にキスされたあの方です。

当時、先生は他の地区に転勤していらして、是非一度其の地に見物に来るよう
招待を受けました。郷里から少し離れた其の地をかねて訪れてみたいと思って
居ましたので、早速行く約束をしてしまい、再開する事になりました。

そこへは船を利用するのですが、天候の都合もありまして、早朝の四時に着きました。
先生が車で迎えて下さいまして、すぐ家に案内されましたが、
奥様は里帰りされていて、留守でした。
私は朝まで奥の部屋で休むように言われました。
そこでいきなり関係を迫られ、抵抗する間もなく身体を許してしまいました。
ほんのニ、三分位の交わりで快感を感じる間も有りませんでした。

其の朝、顔を合わす事がとっても恥かしくて困りました。
先生も其の事には何も触れず、昔話に花を咲かせ、其の日は見物の
案内をして下さり、お別れしてそれきりの関係で終りました。

第二は私が三十六歳の夏でした。
買い物に良く行くスーパーで顔なじみになってい二十六歳の店員さんと親しくなり、
ある日、ボウリングに誘われました。其の帰りについラブホテルに従って行ってしまいました。

彼も私も無言のままでした。先にお風呂に入って前にタオルを当てて出て来た彼が
いきなり襲い掛かってきてキスをし、セックスをしようとしましたが、
私は服を着たままでしたので、結局うまく行かず、そのままホテルを出て別れました。

そのご、間もなく彼は転職したようで、それだけの事で終わりました。
この二つの体験は、結局私の主人に対して内心持っていた不満がその底流に
有ったため起こったことだと今になって思われます。

第三の体験は私が三十八歳の頃です。
泥酔した主人を家に送ってきた同僚の二十五歳位の男性とでした。
主人が応接間の部屋で眠り込んでしまったのを見て、
突然、抱きついてきて無理矢理性行為を行いました。
行為は一~二分で終わり、勿論快感などありませんでした。
彼は慌てて帰って行き、私は非常に腹立たしい気持ちになりました。

それから四日~五日後でした。家族が夫々家を出た直後、
裏口から突然彼が忍び込んできて、再び襲い掛かり、犯されました。
その時も前回同様で、私は恐怖と怒りを感じただけでした。

更に二週間後、「話があるから会いたい」と言う電話がありましたが、
私は応じませんでした。
主人に打ち明けて問題を公けにしようかと悩みましたが、
結局そのまま誰にも言えず、泣き寝入りとなりました。

此処までが現在の彼に出会うまでの私の性的経験の全てです。
このように私は、娘時代から性的に無知で経験も乏しかったので、
主人が大酒飲みで性的に弱く淡白であっても、不満を覚えなかったのです。
信じていただけないと思いますが、私は女性がオナニーをするということすら
彼に聞くまでしりませんでした。それほど「おぼこ」だったのです。
  1. 人妻の性欲
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]


comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


プロフィール

アヤメ草

Author:アヤメ草
FC2ブログへようこそ!管理人の
アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

フリーエリア

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

« 2024 05  »
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -


.