株式投資をする三夫人。其の三
~夫婦もどき~
赤と黒で統一されたコスチュームのきびきびしたボーイに案内されて、部屋にはいった。
「どうぞごゆっくり」
なんだか再婚して新婚?旅行に訪れた夫婦みたいなものである。泊まりなので、明日の
午前十時まで勝手気ままにゆっくりセックスの技巧を凝らして遊べるのである。
藤原香織未亡人はもう永年連れ添った槽糠の妻みたいな手慣れた態度で、
部屋に備え付けのお茶を入れてくれた。
「なんだかこうしていると、夫婦みたいですわね」
藤原香織も同じ思いらしかった。
「ちょつとお願いがあるんだけど、僕の目の前で、着物を脱いで呉れないかなぁ」
「まあ、目の前でですかぁ」
「そうだよ」
「・・・ええ、いいわ。どうせ裸になるんですものね」
藤原香織は暫らく躊躇っていたが、すぐにさばさばした笑顔で答えた。
「でも貴方が服を着てらっしゃる前ではなんだかストリップショーのダンサーみたいで、
やりにくいわ。私が脱ぐ前に片岡さんが先に裸に成ってくださいよ」
「ええっ」
「あっ、いい事があるわ。私が全部脱がせてあげますわ。貴方はじっとしてらして良いのよ」
突然の状況の変化に目を白黒させているうちに、背中で乳房の圧迫感を感じ、
甘い香と息のそよぎとともに赤のネールエナメルを塗った白い指先が背後から
首元に絡みつき、ネクタイがはずされた。
背後に回った侭、姿を見せない藤原香織は鮮やかな手付きで背広を、
次にシャツを脱がせ、ズボンを下げて私の武装を解除してしまった。
そしてトランクス一枚の姿にさせられてしまった。
「私の方に向きを変えて・・・」
こんな場合、男の性欲は隠しようもなく、トランクスの前は、
内部で勃起したペニスがハッキリとテントを張っていた。
「まあ、お元気なこと、もう立ててらっしゃるのね」
藤原香織はトランクスの布の上から両手でペニスをそっと捕らえて頬ずりした。
「今度は私が脱がせてあげよう」
私は、すでに自宅で入浴を済ませて来たと言う藤原香織の袋帯を解き、
着物を脱がせ、補正じめや前板、腰ふとん、伊達締めを取り去った。
桜の花ビラをあしらった風雅な長襦袢姿の藤原未亡人は、
余計な脂肪が無くすらりとしていて、均整がとれたスタイルは魅惑的だった。
しかも、なんと本格的な和装で腰巻の下にはパンティなど着けていなかった。
腰巻の内側に手を伸ばすと、ジャリジャリした生の陰毛が手に触れた。
局所にも付けているらしい香水の、男の性欲を刺激する甘い香が漂ってきた。
「奥さん、もう待ち切れません。此処で始めましょう」
私はダブルベットの毛布を剥いで、シーッの上に藤原香織を誘い込んだ。
「ああ、私もよ」
耳を赤くした藤原香織は、淡い桜色の長襦袢に白足袋という艶めかしい姿で
倒れ込むようにして上がってきた。
私は両手でぐっと藤原香織の豊満な女体を抱きしめた。
「目を閉じてごらん」
間近にみる藤原香織の目を閉じさせて瞼を舌で舐めた。
気持ち良いのかウットリした表情である。
今度は瞼の裏側に舌を入れる。耳元にそうっと息を吹きかけ、
「奥さん、股を少し開いてください」
「ええ」
「もう少し開いて」
「こんなんでいいかしら」
私は藤原香織の割れた長襦袢の裾から手を入れて中のピンクの腰巻を左右に開くと、
白い太腿が現れ、其の奥に黒いデルタ地帯が見えた。
其処へ私は足を一本割り込ませて飛来た股が閉じないように絡ませた。
「ねえ、タクシーの中みたいに私のを上下に弄ってくださらない」
「ああ、いいよ」
と言ったものの、彼女の秘部には触れずに、藤原香織をわざと焦らせるために、
乳房の下の快感のツボを擦った。
性行為は株式相場と同じく、長い期間じっくりと底練りを繰り返して何度も
上げかけては下げ、ちょっと上げかけてはさげを繰り返しながら、
次第に下値を切り上げてゆくのは、大相場になる。
急激に上げた相場は一日で下げて、所謂「往って来い」相場になるように、
いきなりの挿入は余り面白味が無いし女性も歓ばないのである。
私は挿入しないまま女体の各所に分布する性感帯と思われる皮膚を優しく擦り、
性的興奮を少しずつ高めて行った。
最初は快感を感じても声を出すのを躊躇っている節が見えた。
「気持ちいいなら素直に声に出してごらん」
「ええ、じゃあそうするわ。変な声出してもわたしを軽蔑しないでね」
そう言っても暫らくは我慢していた。
「うっうっううっ」
「そうだ、思いっきりよがり声出すんだ。声だせば余計に気持ち良くなるんだよ」
藤原香織は無言で頷くとともに遠慮しいしい小さなよがり声を上げていた。
しかし段々快感がたかまり出すと、色っぽいヨガリ声を上げ始めた。
藤原香織が快感にのたうち腰を捩らせるたびに、長襦袢がめくれて裸体の露出部分が
多くなる。私は頃合を見て邪魔になる長襦袢も腰巻も取り去った。
それとともに私もトランクスを脱いだ。静脈を浮き上がらせて赤黒く勃起し怒張したペニスを
藤原香織に握らせる。
「どうだい」
「太いわぁ。私、近頃随分ご無沙汰してたから、アソコに入るかしら」
「なあに、唾をつければ入りますよ」
「無理に挿入しないでね」
「大丈夫、充分潤ってからでないといれないから」
私は右手を段々藤原香織の秘所に近づけ、掌の親指の付け根の肉丘で
優しくさする。三分ほど擦っていると驚くほどの汁が出て来た。
私はおもむろに中指と人差し指を挿入する。中は無論ズルズルになっていた。
Gスポットと思しき辺りを内側から擦りつつ親指の腹でクリトリスを撫で小指でアヌスを責める。
私得意の三ヶ所責めである。
このテクニックを使えば、どんな不感症の女性でもヒイヒイ泣いて断末魔の蛇の様に
腰を大きくくねらせ、ドロドロの淫汁を吐き出すのだ。
赤と黒で統一されたコスチュームのきびきびしたボーイに案内されて、部屋にはいった。
「どうぞごゆっくり」
なんだか再婚して新婚?旅行に訪れた夫婦みたいなものである。泊まりなので、明日の
午前十時まで勝手気ままにゆっくりセックスの技巧を凝らして遊べるのである。
藤原香織未亡人はもう永年連れ添った槽糠の妻みたいな手慣れた態度で、
部屋に備え付けのお茶を入れてくれた。
「なんだかこうしていると、夫婦みたいですわね」
藤原香織も同じ思いらしかった。
「ちょつとお願いがあるんだけど、僕の目の前で、着物を脱いで呉れないかなぁ」
「まあ、目の前でですかぁ」
「そうだよ」
「・・・ええ、いいわ。どうせ裸になるんですものね」
藤原香織は暫らく躊躇っていたが、すぐにさばさばした笑顔で答えた。
「でも貴方が服を着てらっしゃる前ではなんだかストリップショーのダンサーみたいで、
やりにくいわ。私が脱ぐ前に片岡さんが先に裸に成ってくださいよ」
「ええっ」
「あっ、いい事があるわ。私が全部脱がせてあげますわ。貴方はじっとしてらして良いのよ」
突然の状況の変化に目を白黒させているうちに、背中で乳房の圧迫感を感じ、
甘い香と息のそよぎとともに赤のネールエナメルを塗った白い指先が背後から
首元に絡みつき、ネクタイがはずされた。
背後に回った侭、姿を見せない藤原香織は鮮やかな手付きで背広を、
次にシャツを脱がせ、ズボンを下げて私の武装を解除してしまった。
そしてトランクス一枚の姿にさせられてしまった。
「私の方に向きを変えて・・・」
こんな場合、男の性欲は隠しようもなく、トランクスの前は、
内部で勃起したペニスがハッキリとテントを張っていた。
「まあ、お元気なこと、もう立ててらっしゃるのね」
藤原香織はトランクスの布の上から両手でペニスをそっと捕らえて頬ずりした。
「今度は私が脱がせてあげよう」
私は、すでに自宅で入浴を済ませて来たと言う藤原香織の袋帯を解き、
着物を脱がせ、補正じめや前板、腰ふとん、伊達締めを取り去った。
桜の花ビラをあしらった風雅な長襦袢姿の藤原未亡人は、
余計な脂肪が無くすらりとしていて、均整がとれたスタイルは魅惑的だった。
しかも、なんと本格的な和装で腰巻の下にはパンティなど着けていなかった。
腰巻の内側に手を伸ばすと、ジャリジャリした生の陰毛が手に触れた。
局所にも付けているらしい香水の、男の性欲を刺激する甘い香が漂ってきた。
「奥さん、もう待ち切れません。此処で始めましょう」
私はダブルベットの毛布を剥いで、シーッの上に藤原香織を誘い込んだ。
「ああ、私もよ」
耳を赤くした藤原香織は、淡い桜色の長襦袢に白足袋という艶めかしい姿で
倒れ込むようにして上がってきた。
私は両手でぐっと藤原香織の豊満な女体を抱きしめた。
「目を閉じてごらん」
間近にみる藤原香織の目を閉じさせて瞼を舌で舐めた。
気持ち良いのかウットリした表情である。
今度は瞼の裏側に舌を入れる。耳元にそうっと息を吹きかけ、
「奥さん、股を少し開いてください」
「ええ」
「もう少し開いて」
「こんなんでいいかしら」
私は藤原香織の割れた長襦袢の裾から手を入れて中のピンクの腰巻を左右に開くと、
白い太腿が現れ、其の奥に黒いデルタ地帯が見えた。
其処へ私は足を一本割り込ませて飛来た股が閉じないように絡ませた。
「ねえ、タクシーの中みたいに私のを上下に弄ってくださらない」
「ああ、いいよ」
と言ったものの、彼女の秘部には触れずに、藤原香織をわざと焦らせるために、
乳房の下の快感のツボを擦った。
性行為は株式相場と同じく、長い期間じっくりと底練りを繰り返して何度も
上げかけては下げ、ちょっと上げかけてはさげを繰り返しながら、
次第に下値を切り上げてゆくのは、大相場になる。
急激に上げた相場は一日で下げて、所謂「往って来い」相場になるように、
いきなりの挿入は余り面白味が無いし女性も歓ばないのである。
私は挿入しないまま女体の各所に分布する性感帯と思われる皮膚を優しく擦り、
性的興奮を少しずつ高めて行った。
最初は快感を感じても声を出すのを躊躇っている節が見えた。
「気持ちいいなら素直に声に出してごらん」
「ええ、じゃあそうするわ。変な声出してもわたしを軽蔑しないでね」
そう言っても暫らくは我慢していた。
「うっうっううっ」
「そうだ、思いっきりよがり声出すんだ。声だせば余計に気持ち良くなるんだよ」
藤原香織は無言で頷くとともに遠慮しいしい小さなよがり声を上げていた。
しかし段々快感がたかまり出すと、色っぽいヨガリ声を上げ始めた。
藤原香織が快感にのたうち腰を捩らせるたびに、長襦袢がめくれて裸体の露出部分が
多くなる。私は頃合を見て邪魔になる長襦袢も腰巻も取り去った。
それとともに私もトランクスを脱いだ。静脈を浮き上がらせて赤黒く勃起し怒張したペニスを
藤原香織に握らせる。
「どうだい」
「太いわぁ。私、近頃随分ご無沙汰してたから、アソコに入るかしら」
「なあに、唾をつければ入りますよ」
「無理に挿入しないでね」
「大丈夫、充分潤ってからでないといれないから」
私は右手を段々藤原香織の秘所に近づけ、掌の親指の付け根の肉丘で
優しくさする。三分ほど擦っていると驚くほどの汁が出て来た。
私はおもむろに中指と人差し指を挿入する。中は無論ズルズルになっていた。
Gスポットと思しき辺りを内側から擦りつつ親指の腹でクリトリスを撫で小指でアヌスを責める。
私得意の三ヶ所責めである。
このテクニックを使えば、どんな不感症の女性でもヒイヒイ泣いて断末魔の蛇の様に
腰を大きくくねらせ、ドロドロの淫汁を吐き出すのだ。
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プロフィール
Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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