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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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見境もなく燃え上がる女の淫情。其の六

◇人間失格の行為(2)◇
画像 340
人でなしの色情狂・・・。このときの私は、そう誹られても仕方なかったかもしれません。
ただでさえ不倫の罪を犯しているうえに、もう一つの背徳を重ねようとしていたのですから。
しかも、その相手が娘の婿ときてはもう言い逃れのしようもないでしょう。

けれど、私にはこうするより他ありませんでした。
恋とは本当に時として人を侠気にさえ追い込むものなのです。
畜生道にすら誘い込むものなのです。

私は母親・・・否、人間失格であることを否定しません。
近藤と結ばれた事を少しも後悔してはいなかったのです。
確かに、不倫の苦しみは業火のようで、二重三重の過ちを生みかねません。
でも、近藤に巡り合えて本当によかった・・・。
それもまた、私の偽らざる心境なのです。

このまま淡々と人生を終えるより、恋愛の歓び、苦しみを味わえて、
私は豊かになったと思っています。
人生が充実したものになった、と図々しくも満足しているのです。

沢山の人に迷惑をかけてはいますが、人生は一度きり、
その人生を花も実も有るものに出来たことに、
私は限りない悦びを感じていました。

「ああっ、うううっ、お、お義母さん、僕もう・・・もうでそうだ・・・」
しゃにむにしゃぶりたてたせいか、久司さんは直ぐに音を上げ始めました。
彼はもう飽和状態で、いつ発射してもおかしくないくらいに追い詰められてしまったようです。
私はパンティを取り去りました。

「ひとつになりましょうね、久司さん」
「上から来て下さい、お義母さん」
うっとりと目をつむり、久司さんはすっかり肉体を投げ出しています。
私はゆっくりと上から股間に狙いを定めました。

許して、益美・・・。彼を濡れたワレメに誘い込みながら、
私は胸の中で娘に許しを乞うていました。
さすがに自責の念がこみ上げ、
気持ちだけでも謝らずにいられませんでした。

 
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「うあっ、あーっ・・・」
真上からグサリとばかりに腰を押し込むと、とたんに鋭利な快感が下腹部を抉り抜きました。
久司さんは根元まで私に埋まり、私は猛烈に尻を回転させ始めたのです。

「おっおっおっ、くーっ・・・」
下から、久司さんもガンガンと突き上げてきます。
亀頭がこれでもか、これでもかと子宮口を叩きまくり、
私はまたたく間にアクメの兆しを覚えていました。

「あーっ、ああーっ、快すぎるわーっ・・・」
とめどなく快美の洪水が押し寄せ、私はさかんに喜悦の喘ぎを発していました。
私にとって、このとき私が組み敷いていたのは久司さんではなく、
近藤隆治に他なりませんでした。

「あなた、あなたァ、私もう崩れてしまいそうっ」
私と久司さんは、一塊になって動いていました。
彼の顔の上に肉体を被らせると久司さんは下から乳房に吸い付いていました。
乳首とワレメの両方を責め立てられて、私ももう虫の息でした。

「い、いくわっ、死ぬっ・・・」
私が堪らず叫ぶと、久司さんも切羽詰まった呻き声で応えました。
そして、私たちは共にタブーのクライマックスを迎えたのです。

「あああああーっ、あなたァ」
目の前がパッと白んで、私は絶頂の階段を昇り詰めました。
生暖かい体液を胎奥に感じながら、燃えたぎる性情を弾けさせていたのです。

本来なら、娘に合わせる顔もないはずでした。
もとより、夫にも、あちらのお母様にも顔向けできない私でした。
けれども、私は何があっても演技し続けなければなりません。
近藤ばかりか、久司さんとも許されない関係を続けるためには、
それくらいは仕方のないことです。

私は今久司さんを相手に月に一度くらいは密会しています。
父親とその息子の狭間で揺れながらも、私の心と肉体は密やかにも
妖しく欲望のほむらに焼かれているのです。
END
  1. 人妻の性欲
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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