野崎と私の妻。其の三
ある日、私から誘って、何時もの様に四人で町へ飲みに出かけた。
出来るだけ妻の久美子と野崎をくっ付け、私は野崎の妻絹子に密着していた。
スカートを透して絹子の腿の弾力を試したり、
肘の先で硬く張り切った乳房を刺激したり、何時もとは違って積極的に迫った。
二人がチークダンスにフロアに出た時、
『奥さん、浮気しようよ。あんたのアレを欲しがって、こんなに成ってるよ』
私は彼女の手を股間に持って行き、半分勃起した魔羅を絹子に触らせた。
彼女は予想に反して、手を引く事も無く、じんわりと握って来るのでった。
「あたし隆夫さんが好きだから、良いけど、
うちの人や久美子さんには絶対秘密でなければ嫌よ」
と意外なことを耳元で囁いた。
『勿論さ。じゃあ・・・』
二人はその週のうちにデートする約束をした。
私の本当の狙いは、妻の久美子が私に秘密で、
他の男とする情事を盗み見る事にあった。
男に抱かれ、亭主の私に気兼ねする事無く、どんな格好で
のた打ち回るのか見たかった。
それが形骸化してきた夫婦の回春剤に成るのではと、
どちらかと言えば変態じみたMの心理であった。
その相手役には、付き合ってみて安心な野崎辺りがはまり役だと思っていた。
結構真面目な紳士だし、久美子もあの夜から彼に好感を持って居る筈だし、
またセックスをしたいと思って居るのは見ていても判った。
野崎をそそのかして、私の覗き見のお膳立てをして貰い、
出来ればその場に絹子も立ち合わせて見たいものだと思って居た。
こんな遊びは限りも無くエスカレートするもので、
絹子にも参加させる為には、彼女をセックス漬けにして、
神経を麻痺させておく必要があると思った。
私と絹子の約束の日が来た。
不倫をするというのに、絹子はよそ行きの服装でチョツト派手じゃない、
と言いたくなるようなアクセサリーを付けて、目一杯の若作りで、
待ち合わせの場所にやって来た。
同窓会だと言って出てきたと言う彼女を、隣町の郊外まで車に乗せて、
最近出来たホテルに入った。覚悟を決めて来た筈なのに、
初めての経験だと言う絹子は流石に硬く成っていた。
冷蔵庫から酒を出して飲み、ポルノビデオを写したりしてムード作りに
気を使ったが、服を脱がせるまでにかなりの時間を費やしてしまった。
部屋の灯りを全部消して、暗闇の中で抱き合うと、絹子の胸の動悸が
聞こえた。こんなに興奮して呉れるなんて始めての経験で嬉しくなり、
そんな絹子は可愛くてたまんないと言ってやった。
彼女の身体は少し男っぽい顔に似合わず、しなやかで抱き心地の良い物であった。
胸、下腹部、腿などぴったりと合い、尻の丸みは少女の様な柔らかさと弾力があり、
触っただけで勃起してしまった。この事も口に出して絹子に言って遣った。
ベッドに入って裸の肌を合わせてしまえば、いくら初心な人妻でも、愛撫に
応えて欲情し始める。普通の形で挿入して、二人の呼吸が合う様になると、
少しずつ体位を変えて交わりを深めていった。
私は結婚以来妻の性器を口で愛撫する事はなかったが。野崎も同じと見えて、
私のクンニに絹子は驚き抵抗したが、やがて舌の動きや指の愛撫に慣れて、
柔らかい陰毛の生えた恥丘を私の口に擦り付けて、尻を持ち上げて
グラインドしながら、喘いでいた。
「こんなん初めて、すごく気持ち良いわ。ねえ、こんな事して汚くないの?」
妻との性生活を振り返って見れば、クンニだの、身体中嘗め回すとか、
ポルノビデオで見るような事は一度もして居ないのに気が付いた。
夫婦の間で日常茶飯事にあんな事をしていたら、疲れて翌日仕事に成らない。
だから、偶にする不倫や浮気の時に限って相手にしてやれば良いのだ。
妻達も不倫の時に普段経験しないセックスをして、
サービスしたりされたりすれば満足ではないか。
「うちではした事がないんだけど、どうすればいいの・・・」
絹子は髪を掻き揚げながら私の魔羅をお返しに、恐る恐る口に含んで呉れた。
絹子をメロメロにするのが今日の目的なので、私は責めに徹し、
気分を出して射精しないよう心掛けた。
野崎によれば、絹子は不感症では無いかと言う事だったが、
久美子の感じて反応するのと比較すれば、そう思えたのであろう。
そんな訳で私は一つ一つメニューをこなし、
余りアクメを経験していない絹子を徐々に追い上げて行く積りであった。
彼女のオマンコは締りが良く、茶臼(女性上位)から逆手がらみの形に、
持って行くときは、初めてアクメを経験させた。
「いつもと違う、ああすごい。変に成る」
私の身体に後ろ向きに乗って深く嵌って、感じたらしく、
私の脚を抱いて突っ伏して動かなく成った。
「もうだめ。もうだめ」
絹子が悲鳴を上げても、私は体位を変えて、しつこく攻め立てた。
ヌルヌルに濡れたオマンコから魔羅がヌルリと吐き出されてしまった。
オムツを替えるように、ティッシュでオマンコを拭いて遣り、魔羅についた
ヌルヌルの青臭い絹子の愛液を拭き取ってから、再びグイッと挿入した。
「こんな遣り方知らなかった。もう堪忍して、もう終わりにして・・・」
絹子はぐったりとなり、私の魔羅をはめ込んだまま少女の様にキスをねだった。
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。
私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
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此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。
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