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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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妻の浮気から夫婦交換へ。其の四

◇妻の行動報告書
名称未定 599
私の体内に異様な程の興奮と欲情が駆け回り、猛り狂うペニスを陰門に突き入れた。
普段は湿り気の少ない陰門で、亀頭に唾を塗って挿入するのに、その時の陰門は
バターを溶かしたように滑らかであった。サネも硬く充血している。

燃えるような粘膜に気がいきそうになり、妻の腰を抱き寄せた。
全身が震える歓喜の中で一滴残さず射精した。
妻のアクメも激しいもので、膣壁をうごめかせて精液を吸引していた。
「愛しているよ」と何年ぶりかの言葉を妻の耳に囁いた。
「貴方、ごめんなさい」の言葉は心の中で聞いた。

妻を抱いた夜から3日後、男からの電話が盗聴テープに録音されていた。
「この前は・・・どうなった?」「ええ、気が付かなかったみたい」
「よかった。君のことが心配で仕事も手につかなかったよ」「ほんと慌てたわね」
「なにもなかったの?」「あの人、私を求めてきたの」「えっ?」
「拒んだけど、やはり夫婦なんだし・・・」「セックスしたのか?」
「ええ、アソコ、触られちゃって・・・貴方が匂ったけど・・・気が付かなかったみたい」
「ご主人、鼻が悪いの?」「そんなことないと思うけど・・・でもビクビクものだったわ」
二人の会話を聞いていて思わずニヤついてしまった。

「早く会いたいな」「ええ、わたしも」「明後日はどう?」「身体の都合があるから・・・来週なら」
どうやら妻は生理が始まるらしかった。
「OK、じゃあ来週の木曜日」「ねぇ、昼間がいいな・・・少し心配だし」
「よし、11時にいつもの所で」
デートの約束が成立して電話は切れた。木曜日と判ったので、其の日職場を抜け出して
興信所へ行った。

興信所の応接間で、依頼事項の書類に「妻の浮気」をマルで囲んだ。
二人がデートした木曜日から数日後、勤務先の机の上に大きな封筒が置かれてあった。
急いで封を切り、まず妻の行動報告書を読み始めた。

 
名称未定 647
尾行報告
①日時 ○月○日AM11時頃 場所 ○○デパート東側裏、車両に乗車
同封のカラー写真には銀色のベンツに乗り込む妻が写っていた。
②日時 同日 11時30分 場所 箱根 ○○ホテル レストラン
③日時 同日 PM1時05分 場所 同所 移動
④日時 同日 PM1時45分 場所 御殿場市 モーテル○○○ 入室
これも写真があった。少しブレてはいたが車のナンバーもはっきり判った。
⑤日時 同日 PM3時50分 場所同所出室
写真には車内に居る二人の顔がはっきりと写っていた。
⑥日時 同日 PM4時25分 場所 スーパー○○ 下車
妻が自宅からでて行く姿、そして帰宅する姿も日時入りの写真に撮ってあった。
妻が普段使用しないメガネを掛けているのが可笑しかった。

男の氏名、年齢、職業、年収、学歴、経歴、趣味が書かれ、男の妻、子供達まで
調べ上げられている。どこで入手したのか家族の写真も添付されていた。
男は私より一つ年上で年収は私と略同じ、趣味の一つに水泳とあり、それが妻との接点だろう。
男の妻に興味が湧いた。年齢は私の妻より四つ若い。
都内のお嬢さん学校を卒業、趣味はスキーとある。写真で見る限りなかなかの美形である

興信所に調査を依頼したのは、妻に証拠を突きつける為ではない。
妻の相手を知っておきたかったのだ。
妻が不倫している事実に、私は奇妙な興奮すら感じていたのだから。
興信所の写真を見ているうちに、私は覗き穴から二人の写真を撮ってみたくなった。

若い頃に買い求めたカメラはシャッター音が大きいので、小型で静かなタイプを探し、
広角レンズと一緒に15万円で購入した。
妻が買物で留守の時、天井裏に這い上がりテストしてみると、
おおむね満足する結果を得た。後はチャンスを待つばかり。

しかし、盗聴テープに男からの連絡はなく、妻からの電話も男が留守であった。
妻がイライラする以上に、私も落着かない。そして約一ヶ月後、男から連絡が入った。

「どうしてらっしゃったの、私、心配で心配で・・・」
妻の声は怒っていた。
「ごめん、急にアメリカへ行く仕事が出来てしまって」
「そうだったの、お身体でも悪くされたのかと心配したのよ」
「会いたいな、都合の良い日を連絡してくれ、
 最近、女房が会社へ来るから携帯電話に掛けてくれ」
男がナンバーを言ったので私もメモした。後日、何かの役に立つと思ったのだ。

私は其の夜、妻に日曜日の午後から札幌への出張を告げた。
  1. 夫婦交換
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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