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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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初めての夫婦交換。其のニ

夫婦交換2-1
本当に厳粛な気持ちで主人と行為を重ねて来たかと問われると、確かに動物の本能の
快楽のみを追い求めて交わって来た事の方が多いような気もしたからです。

主人は若い頃から精力家で、他の女性との浮気も数々ありましたし、私もそれに反発
するかように40代の頃、3人程、主人以外の男性に抱かれた経験も有ります。

主人の浮気が収まったのも60の声が聞かれ始めたここ数年前の事で、
私も50を過ぎてからは誰も振り向いて呉れず、今は夫一筋の性生活ですので、
厳粛なセックスなんて、力んで言えば言うほど自分が虚しく感じられるのです。

主人は、私を優しく抱き締めて、耳元に囁きかけました。
『なあ、良いだろう。お前が好きなんだ。判って居るだろう?』
主人の右手の指先が私の太腿の内側を這ってクリトリスを摘んでくるのです。

唇を合わせた時には、舌と舌が絡み合って、実に巧みに私の舌を吸う様にします。
私も夢中で舌を吸い返しました。
主人は黒光りした太目のペニスを指で扱くと、雁首をクリトリスに添えて擦り始めました。

これは、又格別の味わいで、何と申せばよいのでしょうか、兎に角擦られる度に、
身体が細かく痙攣するのです。快感に私は喘ぎ続けました。
どれ位時間が経ったでしょうか。主人のペニスが再び勢い良く私の穴に入って参りました。

抜き差しの度に、雁首が子宮に当たるのです。
「ああ、当たるわ。もっと突いて。もっと深く突いて!」
そう言いながら、私も下から一生懸命腰を使いました。主人は私の両足を高々と持ち上げて
懸命に抜き差しをしています。そして、私がまたいきかけると、すぐさま私に重なるようにして
ペニスを根元まで挿入したままで突き立てるのです、
『ああ、いきそうだ!ああ、締まる、良く締まる、いく!いく!」
と言いながら、グビッグビッ、と出しました。

私も一瞬遅れて一気に頂上に上り詰めて気をやってしまいました。
暫くは二人で重なり合ったまま抱き合って余韻を楽しみながらキスを繰り返しました。
「こんなに息が合って同時に達したのは何年ぶりかしら」
私は心から満足して答えました。
 
夫婦交換2-2
『お前はオマンコするのが大好きなんだよ。
 このオマンコで、まだまだ良い思いが出来るよ、
 ここに、色々なチンポが入る事を想像してごらん。
 夫婦交換で、もっと楽しもうよ』
主人は、例の雑誌「H」を見せるのでした。

『ゆっくり見てごらん。中々いいカップルの写真も有るだろう?』
私は、顔が赤くなるのを感じましたが、どう言うわけか、
目は様々な男女の写真に吸い付けられていました。

気が付くと主人は、またもや指で私のクリトリスを弄っているのです。
『なあ、いいだろう?この中から良いご夫婦を見つけて、
 するしないは別として一度逢って見ようよ。
 スリルも有って面白いじゃないか』

心の奥底では、主人の要求を呑んであげようかしらと思ったりもしていました。

「でもねぇ、やっぱりイヤョ、絶対いやょ、あぁ、いい、そこ、とってもいいわ」
私は今や支離滅裂でした。主人の申し出を口では拒否しながら、
身体は完全に受入れて、もうどうなっても良いくらいメロメロにされていました。

其れから半月ぐらい過ぎたある日、一通の手紙が舞い込んで参りました。
宛名は主人名で、差出人は私の知らない人物でした。
其の夜、主人は送別会が有るとかで遅く帰宅しました。
大分ご機嫌の様子で出迎えの私にキスをして呉れました。

主人がお風呂に入って居る間に、私は、お茶漬けの用意をしました。
これが習慣なのです。風呂上りで主人は、美味しそうにお茶漬けをかき込んでいました。
「ああ、そうだわ。手紙が来てたわよ」と、例の手紙を主人の前に出しました。
『誰からかなぁ』箸を置くと、封を破って中身を取り出しました。

『おお、あれだよ。回答の返事か来たんだ』
「まあ、あなた、手紙を出したのね」
『そうだよ。アレ、写真も入ってるぞ』
綺麗な公園で撮られたのでしょうか。一組の男女が私に微笑んで居りました。
年の頃なら四十代前半ぐらいに見えます。
夫婦交換2-3
健康そうなご夫婦でした。奥様はほっそりした体格の方で、ご主人はがっしりした、
見るからに健康そのもの言った印象を与えていました。
奥様は眼鏡をかけておいでですが、其れが又デリケートな、
何と申せば良いのでしょうか、言ってみればエレガントな雰囲気を漂わせておいででした。

がっしりした体躯に似合わず、ご主人は優しい顔つきです。

まさに私達夫婦とは対象的です。私は中年太りで、其れが恥ずかしくて成りません。
主人はと言えば、私とはまた対照的にスマートな体型です。
「読んでごらん」と、主人は手紙を私に渡すのでした。

手紙は奥様の手になったものか、綺麗な女文字で流れる様に書かれて居りました。

===早速お便り頂き、誠に有り難う御座いました。主人が代わりに、
お返事を差し上げるようにと申すものですから、
私が拙いお便りを差し上げる事に成りました。
私どもは小さな工務店を営んで居ります。私は副社長兼事務員をして居ります。
従業員は三人使って居りますが、社長で有る主人が、「明日は休みにするぞ」と
言えば、いつでも休日に出来るワンマン会社です。「明日は休みにするぞ」と言う
その裏の意味は、私には判っております。「明日はスワッピングに行くぞ!」の
合い言葉なのです。

お宅様のご都合の宜しい休日をお選び頂ければ、当方はそれに合わせて時間を
作る積りで御座います。お写真を拝見致しまして、夫も私も直感的によいご夫婦
だと思った次第で御座います。是非お会いしたく、ペンを取りました。
自己紹介を兼ねまして、私どものことをお話致しております。

過去に、私どもは、もう五組のご夫婦とお付き合いをさせて頂きました。
巧くいった場合も有りましたが、不調に終った事もございました。
これは成り行きで仕方の無い事と存じます。

私どもは、遠慮なしに申し上げますと、ハッキリ言ってセックスが大好きです。
特に私は自分でも恥ずかしく思うのですが、好きで好きでたまらないのです。
初めての方にこんな事を申し上げてお許し下さいませ。
雑誌では詳しい事は書きませんでしたが、主人は四十九歳、私は四十八歳です。
子供は男の子が二人おりまして、大学生と高校生です。

お会いして下さるお気持ちが御座いましたら、私共がよく夫婦交換で利用している
ラブホテル等は如何でしょうか?うちの主人は、私の様な体格の女より、ふくよかで、
温かみの有る女性には目が有りません。奥様にもご満足頂ける事と存じます。

出来るだけ早いお返事をお待ち致して居ります。夜十時を過ぎれば、主人も自宅に
戻って居ると思いますので、電話の方が、手っ取り早くて宜しいかと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。===

と書かれ最後に電話番号が記されて居りました。
  1. 夫婦交換
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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