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異性への恋心を大切にして生きてきた昭和の時代を振り返ってみましょう。

思い出される昭和のあの日あの頃

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初めての夫婦交換。其の三

夫婦交換3-1
「いやよ、私は絶対にいやよ」どんな顔つきで言ったのか、自分では判りませんが、
主人は、にやにやしながら黙って私の顔を見つめていました。その時既に主人は、
私の心の内を読んで居たのでしょうか、
『電話してみるか』
「するなら、勝手にすればいいでしょう、私は知らないから」
こう言った時には、本当は、もう主人のペースに巻き込まれていたのでしよう。

電話口で、主人が話して居るのが聞こえました。
今度の土曜日に新横浜駅の待合室で、午後二時に先方さんと逢うことにした
と言うのです。全く一方的な約束です。
「わたしの意見なんか、どうでも良いのよね?」
何だか胸のときめきを感じながら、一方では腹を立てていました。

『そんな事はないよ、まあ、俺に任せておきななさい』
痴話喧嘩の様な遣り取りがあって、私はお風呂に入りました。

浴槽の中で、手紙の事を思い出され、やっぱり胸がときめくのです。
無意識に指が下のほうへ行き、思わず溜め息が漏れてしまいました。
布団の中で、待ち兼ねていた様に主人は私を抱きすくめ、
激しくキスをすると、やにわに固く勃起しているペニスを入れに掛かりました。
不覚にも私のそこは、しととに濡れていたのです。
亀頭が穴の入り口に宛がわれた瞬間、
『やろうな』という主人の言葉に頷いていました。

約束の土曜日の午後二時に新横浜駅の新幹線待合室に参りました。
私達の住む所からは、市営地下鉄で30分位の所で、定刻より早く着いた
私達は相手の方を待っておりました。約束の時間より五分程遅れて、
お二人がやって来ました。

お二人とも、写真の通りの方々でした。私は何と無くホッとしました。
ご主人はニコニコ笑みを浮かべていらして、実に人なつっこい印象を受けました。
奥様は、私とは全く対照的で、
ほっそりした体躯を上品な雰囲気が包んで居りました。
眼鏡の奥の目は、絶えず笑って居る様で、
それも何と無く悪戯ぽい印象を与えていました。
私には、夫婦交換というセックスプレイを、このお二人からは想像出来ませんでした。
 
夫婦交換3-2
此処ではどうもと言う事で、私達は、駅構内の喫茶店を見つけて落ち着きましたむ。
改めて自己紹介をした所で、夫々を名前で呼び合うことにしたのです。
私達は、隆志と絹代、野村ご夫妻は、浩二さん、晴香さんと呼ばせて貰います。
夫々を名前で呼び合うことで、今日逢ったばかりなのに、
もう長年お付き合いの有る友達の様な感じに成るから不思議です。

私達は始めての体験ですので、
自然に野村ご夫妻のお話を聞かせて頂く事に成りました。
いろいろな体験談を主人も私も興味深く聞かせて頂きました。
私も雰囲気に慣れてきた所で、
「家の主人はアノ時に恥ずかしい言葉を平気で連発し、
 私にも言わせようとするのよ」
と、チョツト主人の悪口を言うと、晴香さんは、
「男って、皆、そんな傾向が有るみたいよ、
 でも好きに成れば、其れが又女にとって刺激に成るみたい、
 どうせ丸裸ですることだから、絹代さん、それ位の事は許してあげなさいよ」
『お宅もそうですか』との主人の問いに晴香さんは首輪振って頷かれました。

主人が言いました、
『今日はラブホテルで泊るより、奥湯河原に何度か行った旅館が有るのですが、
 そこに一泊しませんか、此処からなら新幹線で熱海まで行き
 タクシーを飛ばせば、一時間足らずで着きますよ』
主人は前もって仮の予約を入れて置いた様で、さすが会社では「宴会部長」と
呼ばれるだけは有るなと、飛んだ所で感心してしまいました。

新幹線は空いていて、主人と晴香さん、私と浩二さんがカップルに成って座席に
坐りました。
奥湯河原の旅館は、昔新婚旅行に使った印象が良くて、その後何度か来ていたので
私は其の分リラックスが出来ました、主人が其の辺りを気遣って呉れたのでしょう。

予約して有る部屋は二部屋でしたが、先ず落ち着いたのは八畳二間に風呂も付いた
広い部屋でした。
夫婦交換3-3
野村ご夫妻は、夫婦交換をするところはラブホテルが多かった様で、
この様な純日本風の部屋は珍しかった様で、少々戸惑って居られました。
私達夫婦の寝室も和室だしお布団ですから、ベッドは余り好きでは無いのです。
私は何故か畳の匂いにホットしました。

手荷物を置いて大きなお膳の前に四人で坐りました。浩二さんは備え付けの
冷蔵庫から缶ビール、ウイスキーのミニボトル、ジュース、赤マムシのドリンクを
取り出してお膳の上に並べました。
『じゃ私はビールを』と主人は受け取りました、晴香さんはジュース、私もビールを
頂きました。浩二さんは、
「私は、赤マムシにします。絹代さんを今夜一晩中、イカセ狂わすのには、
 精力剤は絶対不可欠ですからね」
と、私にチラリと視線を送ってこられました。

浩二さんは、
「良い物を持って来ましたので見ませんか?」と旅行バッグから、一冊のアルバムを
取り出しました。主人がパラリと捲ると、
『オー、これは凄い』と声をあげました。
浩二さんと晴香さんのプレイをしている写真ばかりです。全裸で抱き合って居るもの、
フェラチオしているもの、晴香さんが下半身をパックリ晒して居るもの、結合シーンが
写って居るもの、スゴイきわどいシーンばかりが撮られて居りました。
私も思わず見入ってしまったのです。

「恥ずかしいけど、主人の趣味なんです」と晴香さんは続けて、
「撮られる事で、興奮度は凄く高まります。ビデオを撮った事も有るんですよ」
と言われました。主人は、野村ご夫妻の写真を拝見しながら、既に股間の辺りを
モッコリさせ、ゴクリと喉を鳴らして生唾を飲み込む音が聞こえました。

その時、浩二さんが、
「そろそろ、奥様を取り替えて、別々の部屋で寛ぎませんか」
と提案され、
「私は絹代さんと楓の間に行きます」主人は頷いて呉れました。
「それでは六時頃お宴会場で逢いましよう」
と、主人と晴香さんを残して、浩二さんは優しく私の腕を取って、
楓の間に連れて行って下さいました。

部屋に入りましたが室内の電気はわざと点けないようです。
「暗いかも知れませんが」と浩二さんは私の耳元で囁きながら、全く自然に私を抱き、
唇に軽いキスをされました。殆ど無意識に私は腕を浩二さんの首に回していたのです。
そのまま今度は激しいキスをかわしました。
  1. 夫婦交換
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アヤメ草

Author:アヤメ草
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アヤメ草(万屋太郎)です。
演歌の作詞や官能小説書きを趣味とする、
今年72歳に成る“色ボケ爺さん”です。
何時も私のブログを見て頂き
有難う御座います。

私の別ブログ
“詩(うた)と小説で描く「愛の世界」”
も開設から八年目に入り、
多くの作品を公開してまいりました。
此処にはその中から選んだ
昭和時代の懐かしい「あの日あの頃」
の作品をまとめて見ました。

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